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未唯宇宙2.1

2.1 数学は全て
 ・自分を存在を超えるものとして、真理を求めた。真理は、不変で、全体の空間を規定するもの。数学は、宇宙のように全体が見え、アナロジーで展開できる。近傍系を規定することで、多様体を発見した。社会の不変を規定することで、多様体として解析できる。
 ・数学のおかげで上からの視点を得た
 ・「数学で考える」から「数学とは何か」
 ・今の数学はどこに向かっているのか
 ・数学とは空間論

1 数学とは何か
 ・数学のすばらしさは全体が見えてくること。全てのモノが数学の対象になる。空間は考える手段を与えてくれる。四方教授からは数学は自分でつくるモノと教わった。解析概論には証明の後に感嘆符があった。実り豊かな世界です。
 ・全体の中に人間を含む

1-1 数学とは何か
 ・「数学とは何か」これは教養部封鎖中の自主講座のテーマでした。テーマの大きさが好きでした。数学とは創るもの。空間を創れば、全体が見えてきます。不変なものを軸にするだけで作れます。数学とは最後まで考えることです。
 ・なぜ、数学を使うのか

1-1.1 定義する
 ・他者の存在を前提にしないのが数学
 ・数学は不変なものを定義する

1-1.2 全体が見える
 ・考える範囲を広くする
 ・小さな存在だから、全体を見たい
 ・数学の基礎体力不足
 ・大学に入った時のこと

1-1.3 シンプルにする
 ・考えるための手段としての数学
 ・一生をかけて考えるテーマ

1-1.4 数学を進化させる
 ・今、「数学」をやっている

1-2 全てが対象
 ・1年間かかって、コンプリート・インバリアントと空間との関係にたどり着いた。全てが数学の対象になる。考えるための手段として、数学は役に立ちます。不変・無限を身近にでき、空間との関係が見えてくる。集中と分散、具体的と抽象的の間で揺らいでいきます。

1-2.1 全てが対象
 ・わたしたちが相手にしているのは、無限なんだからね エルデシュ
 ・何となく、ブルバキとマンデブロウ

1-2.2 考える手段
 ・数学がベースである
 ・『ファインマン物理学』で物理学を教える新しい方法
 ・ブルバキは記号だらけ
 ・四方教授との再会
 ・真理は不変である
 ・数学には空間配置がある

1-2.3 無限が身近になる
 ・全て、数学として考えている
 ・認識の七段階

1-2.4 空間を扱える
 ・「コギト」は教養部1年のクラス新聞の題名
 ・概念を感性化し、直観を概念化する
 ・純粋理性批判 哲学のやり方と数学のやり方
 ・四方教授「自分の数学を作れ!」
 ・数学による思考のレッスン
 ・数学を考えるということ

1-3 範囲を規定
 ・大学生活は四方教授のおかげで有意義だった。数学とは何か? 考えるとは何か? そして、真理とは何か? を教わりました。シンプルに考える癖がついた。歴史も理科もゼロから考えたので、思考につながった。数学は自分で創るものと教わった。

1-3.1 有意味なもの
 ・数学まなびはじめ

1-3.2 考えるプロ
 ・カタストロフィー数学問題
 ・なんでも素因数分解

1-3.3 真理に近づく
 ・こんなので真理に辿りつけれるのか
 ・リーマン『幾何学の基礎にある仮説について』
 ・ゼミは『リーマン面の概念』

1-3.4 多元数理の世界
 ・数学教室から多元数理に名前が変わった

1-4 数学者とは
 ・時間があれば、解析概論を眺めていた。こんな世界があるんだ。公式証明の後に、感嘆符が書かれていた。それに感激した。楽しく、数学をやることが可能であること、思考を積み上げること、そして、美しいものであることを教わった。

1-4.1 証明に感嘆符!
 ・高木貞治の解析概論とは
 ・常に一人の世界にいた

1-4.2 実り豊かな世界
 ・古代ギリシア科学の終焉 ヒュパティア
 ・右脳だけで合格した

1-4.3 こんな世界がある
 ・数学の旅人 ポール・エルデシュ
 ・日本数学の前史(一九〇〇-一九五〇)
 ・アメリカの影(一九五一-一九六五)
 ・新しい数学スタイル(一九六〇-一九七五)
 ・教養部封鎖中は解析概論だけの世界
 ・考えることで見えてくる

1-4.4 数学者になろう
 ・1996年7月19日 四方さんを訪問したこと
 ・教授みたいな言い方
 ・数学者になるということ

2018年01月24日(水) 未唯宇宙2.2

2 不変で規定
 ・真理があるとしたら、数学にある。真理とは不変であり、全体を作るものです。数学は絶対的な孤独に居た私にとっては楽しいものだった。数学は不変から空間を作り出せ、自在に対象を設定できた。哲学も存在と認識から真理に迫る。
 ・何に対して、不変なのか

2-1 不変の価値
 ・まずは、不変であること。次に、価値があること。そして、超越していることです。それらを最後に知りたい。真理はいくつもあるのに、なぜ、数学を選んだのか。多様なモノを対象にできることとシンプルさに魅せられた。

2-1.1 不変に価値がある
 ・真理とは何でしょう

2-1.2 不変が範囲を設定
 ・インバリアントを探せ
 ・ホモロジー入門 不変量の計算

2-1.3 存在を超越

2-1.4 最後にわかる
 ・知りたいことが全てです

2-2 全体を考える
 ・数学を規定するのは不変です。トポロジーなら、不変から空間が構築できる。それは循環のなかに存在する。数学は対象物を変えられる。具体的なものから抽象的なものへ、抽象的な概念から、具体的な事象に変えられる。ダイナミックな世界です。

2-2.1 空間を構築
 ・数学に存在に対する答を求める

2-2.2 循環で圧縮
 ・グローバルとローカルで関係づける

2-2.3 全体が点になる
 ・全体を考え、先を見る

2-2.4 点が全体になる
 ・数学は全体を見るためにある
 ・全体と先と根源を知るのが数学

2-3 先を考える
 ・数学は楽です。こんな楽なことで、なぜ苦しむのか分からない。数学は楽しい。シンプルにすることで、色々な事がわかる。真理を求めて、数学に行くということは、当時の経済事情ではムリでした。自分の能力に賭けた。考えることだけをして、本質的なことを知りたくて。そこには空間・思考で広がる世界があった。

2-3.1 シンプルな仮説
 ・数学は楽で楽しかった

2-3.2 思考実験
 ・数学知識の少なさ

2-3.3 未来は非連続

2-3.4 先の先の視点
 ・考えることは先のことに役立つ
 ・なかなか、先に進まない

2-4 存在そのもの
 ・意識として、認識があって、対象が生まれると思っている。これは数学とカントの思考を適合する。哲学は、人間を根源から考えていく。数学の発想に活用できる。存在と認識が真理に導く。認識から対象が生まれる。

2-4.1 存在と無が同居
 ・哲学は数学のアプリオリにひかれる

2-4.2 数学で存在確認

2-4.3 哲学における無
 ・哲学のベースの数学的概念
 ・カントの認識と対象との関係
 ・数学と哲学の認識方法の違い

2-4.4 宇宙に拡大
 ・一年間の浪人生活は充実していた

3 空間は武器になる
 ・数学は物理に従属していたが、幾何学は独立し、リーマンはアインシュタインに先行した。位相幾何学でローカルの概念が生まれた。近傍を規定すれば、位相空間ができ、疑似空間を使って、空間を解析できる。ローカルからグローバルを設定する考えはチャレンジだった。
 ・多様体の空間配置と認識

3-1 リーマン面
 ・クラインのエルランゲンプログラム以降、幾何学は物理学からの独立を果たした。リーマンの考えがあったので、アインシュタインは相対性理論の裏付けができた。ローカルとグローバルとその間の関数があれば、集合が空間にできる。

3-1.1 エルランゲン
 ・物理の世界から数学の対象を拡大

3-1.2 相対性理論に先行
 ・アインシュタインの相対性理論
 ・リーマン幾何学

3-1.3 無限小から展開
 ・リーマンの学位論文
 ・リーマン幾何学 無限小の事態からの展開

3-1.4 局所に全体がある
 ・歴史・社会への拡大

3-2 インバリアント
 ・不変は真理の一部だけど、不変は絶対的なものではない。人間が決めたものだから、社会の変化、環境の変化で変えられる。インバリアントとは、その空間を規定するものです。組織の規則から、抜き出したルールで空間を創造する。

3-2.1 不変を定義

3-2.2 不変を組合せ

3-2.3 空間を創造
 ・インバリアントを規定する

3-2.4 社会は常識が不変

3-3 近傍系
 ・グローバルから見た時に、ローカルの空間が同じような動きをする時に、空間をつなげることができる。近傍系をつなげるものはグローバルとその関係です。グローバルは空間の性質を規定します。近傍系を接続することで、同一ルールの空間が規定される。

3-3.1 ある点から始まる

3-3.2 点の周辺
 ・グローバルから見ていく

3-3.3 同じものに伝播

3-3.4 カバーリング
 ・数学に向かったから、存在と無を空間化できた

3-4 カバーリング
 ・社会を多様体と見なして、解析していく。ローカルとグローバルに分ける。数式モデルで理解できれば、いくらでも応用がきく。対象も自由に変えていける。集合は組織、つまり、位相構造を厳密にすると、融通が利かないものになる。

3-4.1 社会という空間
 ・ベリクソンの多様性
 ・近傍系で、新しい空間を作る

3-4.2 地域が近傍
 ・社会をグローバルとローカルに分けた

3-4.3 近傍で社会を覆う
 ・四方教授の最期のメッセージ

3-4.4 柔軟な構造定義
 ・数式モデルで理解できれば、応用がきく

4 次元を旅する
 ・多様体の考え方は画期的。インバリアントで空間が規定し、ローカルとグローバルの構造にすることで、発想をカタチに変えることができます。リーマン予想から無限次元空間を手に入れた。存在の無から私の居場所ができ、自由を手に入れることができた。
 ・無限次元空間は救いの道

4-1 空間をつくる
 ・近傍系は、任意の点を観察して、周辺で同じ規則が成り立つ点の集まりを規定します。それらを連鎖させる。近傍系は点であると同時に、周辺を取り込んで、グループを作りあげる。何を同じと見るかで、多様な表現が可能になる。
 ・なぜ、この世界はディスクリートなのか

4-1.1 近傍系を規定
 ・個人が出発点

4-1.2 位相空間と見做す
 ・論理的法則トートロジー
 ・位相空間論の概説

4-1.3 多様な空間
 ・無線LANアルバは近傍系

4-1.4 シミュレート
 ・ローカルとグローバルの視点

4-2 挙動がわかる
 ・ローカルの点に対して、グローバルの座標に対応させ、グローバルが同一のローカルで擬似空間を作り出す。近傍(ローカル)で考えることで全体(グローバル)を超えられる。邪魔な特異点はネグればいい。大きな可能性を持つ。

4-2.1 挙動予測
 ・{TL、AL、TG、AG}という次元で考える

4-2.2 特異点を回避
 ・私の思考の武器は多様体

4-2.3 疑似空間

4-2.4 性格を決定

4-3 無限次元空間
 ・リーマン予想が成立すると、{整数}を空間とする、我々が住んでいる実空間が無限次元空間であることになります。リーマン予想は無限次元の中の三次元で、規定すれば、自分専用の空間になることを証明してくれた。次元から離脱できた。

4-3.1 リーマン予想
 ・リーマン証明は正しい

4-3.2 整数で構成
 ・リーマン予想から無限次元を見る

4-3.3 自分の空間
 ・次元の歪みは多くある
 ・多次元の世界をありのままに理解する

4-3.4 マルチバース

4-4 旅する心
 ・他者は三次元空間しか、住めない。私は無限次元空間に住んで、旅することが出来る。これは数学者の特権です。それは気持ちがいい。自由の証しです。そして、存在の無が私の居場所です。

4-4.1 三次元は窮屈

4-4.2 無限次元の旅
 ・ドーナッツを食べてみる
 ・無限次元に住んで、旅している
 ・無限次元空間が私の救い

4-4.3 数学者の特権
 ・無限次元空間に住み付く

4-4.4 無の居場所
 ・4次元空間でのドーナッツの穴
 ・自分の居場所は求めない
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