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てらまち・ねっと



 昨日、一昨日と出張でネットニュースは見ず、テレビのニュースはちらっと見た。
 相変わらずの飲食関係の偽装が新たに公表されていた、

 例えば、何年か前、大阪のしにせの「船場吉兆」で起きた牛肉の産地偽装事件。
 他社には反省や改善がなかったということか。

 今回の公表は、オークラ、松坂屋、不二家の老舗に、新進の「コメダ」コーヒーも。
 不二家といえば、何年か前、不正があって経営危機になったところ。

 ★ ホテルオークラは・・二〇〇七年以降、虚偽表示で販売した総数は約三十八万六千食で、販売額は約八億七千万円に上る。 (東京)
 ★  洋菓子の不二家が8日、首都圏を中心に展開する63のレストランで、小さい肉を寄せ集めてかたまりにした「成形肉」を、説明なく「ステーキ」として提供していたと発表した。(時事)

 その品数も金額も、継続した年数からも、もう、犯罪というべき。
 先日のブログで、
  「でも、もう、びっくりでは済まされない段階。 誰か、詐欺か何かで告発してくれないかなぁ。」
 と書いた。
    (関連)★ 2013年11月6日 ⇒  ◆偽装中の「おもてなし」/高島屋で食材偽装表示 9年半、18万点販売/額は「3億円」
     ★ 11月3日ブログ⇒ ◆「ホテル食材偽装 後絶たず だます意図なくても違法」(東京新聞)/「ミシュランも騙された」(産経)

 ともかく、その後、「zakzak」というネットには、記事が出ていた。
 ★ 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、「条件さえ満たせば、詐欺として刑事告発できる」と断言する。

 ふむふむ。
 なお、ロイターには「食メニューの食品表示めぐり大きな物議―日本の食文化に傷」という記事があった。

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●虚偽表示さらに拡散 オークラ、JAL系ホテル
       東京 2013年11月8日

 ホテルオークラは七日、全国で運営する十三ホテルと関連会社三社のレストランなどで提供した計二百三十五品目の使用食材とメニュー表示が異なっていたと発表した。
二〇〇七年以降、虚偽表示で販売した総数は約三十八万六千食で、販売額は約八億七千万円に上る。

 ホテルオークラの子会社JALホテルズも七日、運営する十三ホテルで食材とメニュー表示が異なっていたと発表。〇六年三月以降で販売は約十三万食、約二億円相当。二社は「法令の認識が不足し、内部のチェック機能も働いていなかった」と謝罪した。利用が確認できれば、施設利用券や現金で返還に応じる。

 両社によると、ホテルJALシティ田町東京(東京)とホテル日航姫路(兵庫県姫路市)では、ロコ貝をアワビとして提供。フカヒレスープに春雨と湯葉でできた人工フカヒレを混ぜていた。JALホテルズは「偽装と言われても仕方ない」としている。

 ホテルオークラの全国のホテルとJALホテルズの七ホテルで、バナメイエビをシバエビと表示。オークラ系の茨城県つくば市と千葉県木更津市のホテルなどでは牛脂を注入した肉を加工肉と表示せず「牛肉ステーキ」などとして提供した。

 二社はそれぞれ社長の報酬を当面50~30%カットするなどの処分を発表した。

●食品偽装、ホテルオークラでも 刑事告発はできるのか?
       zakzak 2013.11.08
虚偽表示で38万食以上の料理を販売していたホテルオークラ
. 食材偽装の問題は、大物政治家も通う名門ホテルにまで広がった。ホテルオークラ(東京)で38万食以上に及ぶ食品の虚偽偽装が新たに発覚。ホテル日航東京などを運営するJALホテルズ(東京)でも偽装が見つかった。消費者をだまして高い代金を取るのは詐欺に等しい行為。企業倫理に反する不祥事を刑事告発することはできるのか。

 ホテルオークラは全国で運営する13ホテルと関連会社3社のレストランなどで提供した計235品目の使用食材とメニュー表示が異なっていたと発表。
2007年以降、虚偽表示で販売した総数は約38万6000食で、販売額は約8億7000万円に上る。ホテルオークラの子会社JALホテルズも、運営する13ホテルで食材とメニュー表示が異なっていたと発表。
06年3月以降で販売は約13万食、約2億円相当。
2社は利用が確認できれば、施設利用券や現金で返還に応じるという。

 オークラは2000年に自民党の加藤紘一衆院議員(当時)らが仕掛けた「加藤の乱」の舞台となったほか、国際通貨基金(IMF)総会など国際会議の会場にも使われた名門ホテルだけに、衝撃度も大きい。詐欺まがいの行為が業界で横行していたわけだが、悪質な偽装表示を法で罰することはできないのか。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、「条件さえ満たせば、詐欺として刑事告発できる」と断言する。

 どんな条件なのか。
 「ひとつは、被害日時が特定されていること。料理にかかったコストと表示価格との間の差異が大きいと詐欺に問いやすい。たとえば、2万円払ったにもかかわらず、実際のコストが1000~2000円だった-といった場合だ。被害者の会が結成され、詐欺の因果関係がはっきりすれば、刑事罰に問われる可能性は十分ある」(若狭氏)

 仮に詐欺罪で業者が立件されれば、業者側の責任者が10年以下の懲役刑に問われる事態もあり得る。波紋はさらに広がりそうだ。


●食材偽装、ホテルオークラも エビや牛脂注入肉
       朝日 2013年11月7日

●食材虚偽表示、底なし オークラ・大丸松坂屋も発覚
           日経 2013/11/8
 食材の虚偽表示問題は7日、有名ホテルや百貨店で新たに発覚、さらに拡大している。

 ホテルオークラ(東京)は7日、全国で運営する13ホテルと関連会社3社のレストランなどで、計235品目のメニューで虚偽表示があったと発表した。2007年以降に約38万6千食、8億7千万円相当を販売した。

 13ホテルでバナメイエビを芝エビと表示。2ホテルで牛脂を注入した肉をステーキとして出した。ルームサービスのソーセージで自家製をうたいながら、外部に製造を委託したホテルもあった。

 子会社のJALホテルズ(同)は同日、運営する13ホテルでメニューの虚偽表示があったと発表。JALホテルズは06年以降に約13万食、2億円相当を販売したとみられる。アワビとして別の貝を提供したり、フカヒレスープに春雨と湯葉でできた人工フカヒレを混ぜたりした事例もあった。同社は「安く提供したいと思ったためだが、偽装と言われても仕方ない」としている。2社は利用が確認できれば返金に応じる方針。

 J・フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は7日、同社の9店に入居するレストラン17店で、表示と異なる食材を使った料理を提供していたと発表した。20年間にわたり虚偽表示を続けた店もあり、メニュー44種類で計11万8千食、1億7千万円分に上った。

 7日、記者会見した本多洋治取締役常務執行役員は謝罪した上で、「安いコストでよく見せたいという心理があったのだろう」と話した。

 松坂屋上野店(東京・台東)の「赤坂飯店」では20年間、「車海老のチリソース煮(ピリ辛)」は車エビではなく、ホワイトタイガーを使用。大丸心斎橋店(大阪市)の「鈴丸屋」では「お造り御膳」で鮮魚と表示していたが、冷凍品だった。松坂屋名古屋店(名古屋市)の「銀座トリコロール」では「フランス産栗だけをぜいたくに使いました」と表示した「季節のパイ ~マロン~」に韓国産を使用していた。

 また、東武百貨店の池袋本店(東京・豊島)と船橋店(千葉県船橋市)ではレストラン6店のメニューの虚偽表示は11種類に上った。松屋も銀座本店(東京・中央)のカフェで、既製品のアイスを「自家製」と販売。東急百貨店も本店(東京・渋谷)など6店のレストランや食品売り場で虚偽表示があった。

 丸井グループが展開する3店舗の飲食店3店でも、同様に表示と異なる食材を提供していた。

●洋菓子の不二家も虚偽ステーキ=高速道SA産地偽る
               時事 。(2013/11/08-22:11)

 食品表示の偽装が相次ぐ中、2007年に期限切れ原材料の使用が判明して経営危機に直面した、洋菓子の不二家が8日、首都圏を中心に展開する63のレストランで、小さい肉を寄せ集めてかたまりにした「成形肉」を、説明なく「ステーキ」として提供していたと発表した。

 同社は払い戻しなどの対応はせず、東日本大震災の被災地の子供たちの活動に寄付することで「贖罪(しょくざい)」するとしているが、消費者が理解を示すか不透明だ。
●不二家、首都圏63店舗で偽装表示 成形肉「ステーキ」
            朝日 2013年11月9日

●不二家レストラン/成形肉をステーキと表示
        商品店舗経営戦略/2013年11月08日
不二家は11月8日、運営する不二家レストランで提供しているメニューで、表示と異なった食材を使用していたと発表した。

「ステーキ」と表示している肉に、取引先工場で下ごしらえした牛肩ロースの成形肉、牛フィレ肉の成形肉を使用していた。

対象のメニューは、ガーリックステーキの焼きごはん、スパイシーグリルトリオ、ガーリック牛フィレステーキの焼きごはん、牛フィレステーキ&オムライス、ビーフステーキで、店舗によって販売商品は異なる。

●コメダ珈琲店も不適切表示 ホイップを「生クリーム」
          朝日 2013年11月7日

●ホイップ→生クリーム コメダ珈琲店で虚偽表示 
          産経 2013.11.7
 コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)は7日、飲み物用のクリームなどに虚偽表示があったことを明らかにした。

 社内調査の結果、メニューの表記と実際の食材が異なることが判明。本来は植物性由来の「ホイップクリーム」とすべきところを、動物性の脂肪分を含む「生クリーム」と表記するなどしていたという。

 コメダは「メニュー作成者の誤認識があった」と説明。産地偽装などではなく、返金はしない方針としている。

●食材偽装問題 森消費者担当相、表示適正化の報告求める考え
      FNN 11/08
 食材の偽装が相次いでいる問題を受け、森消費者担当相は8日午後、日本百貨店協会などに対し、表示適正化の取り組みについて、1カ月以内に報告するよう求める考えを明らかにした。
食材偽装問題では、7日も、ホテルオークラや大丸松坂屋百貨店などが、メニュー表示と異なる食材を使っていたことを公表した。

森消費者担当相は「ホテル関係団体、および日本百貨店協会に対して、本日、直接、私自身から、適正化に関する要請を行う予定」と述べた。
森消費者担当相は午後、日本百貨店協会などを呼び、表示適正化の取り組みについて、1カ月以内に報告するよう要請すると表明した。
消費者庁は6日に、ホテルなどの業界団体へ、同様の要請をしている。

また、菅官房長官の指示を受けて、今後の対応方針を協議するため、週明け11日に関係省庁の会議を開くという。
一方、林農水相は、所管する外食小売関係の34団体に、表示を適正化するよう周知したことを明らかにした。

●食メニューの食品表示めぐり大きな物議―日本の食文化に傷も
           ロイター 2013年 11月 08日
  【東京】日本の大手百貨店の1つ、大丸松坂屋の本多洋治取締役常務執行役員は7日午後、1時間にわたる記者からの厳しい質問攻めにあった。茶をすすり、口元をハンカチで拭いながら質問に答える本多氏に対し、記者からは「声が小さい」との指摘が何度も入った。「偽装という認識でいいか」と記者の1人。

 本多氏は「お客さん側から見ればそういう認識で捉えられてもしかたがないと思っている」とし、「よりよく見せたい、よりおいしいものであり、より高級なものである、そういう心理がベースにあったのは事実」と答えた。

 大丸松坂屋が犯した過失は次のようなものだ。同店に入居する一部レストランでメニューに日本産芝エビと表示していたにもかからず、輸入バナメイエビを使用していた。さらに、デザートページのモンブランの説明には「フランス産栗だけを贅沢に使いました」と記載していたにもかかわらず、実際は、雪をかぶった山に似せたクリーム(こちらはフランス産の栗)の頂点を飾ったのは韓国産のクリだった。

 本多氏は記者会見の最初と最後にそれぞれ5秒間頭を下げて謝罪した。

 メディアが「虚偽表示」と報じるスキャンダルで、非難の矢面に立たされた日本企業は大丸松坂屋だけではない。

 7日だけで、少なくとも5社の大手ホテルやレストランチェーンが同様の過失を謝罪するため記者会見を開催、あるいは声明文を発表した。格式高い老舗のホテルオークラは、9ページに及ぶニュースリリースを発表し、メニューに有機と表示していた一部トマトが農薬を使用したものであったことや、2種類のズワイガニを混同していたことを明らかにした。

 また、名古屋に本社を置き、500店のコーヒーチェーンを展開するコメダは、公式ホームページに文書を掲載し、メニューの一部表記に不適切なものがあったとして謝罪した。例えば、「100%みかんジュース」と表記されていたものはオレンジで、「生クリーム」は植物原料を使うホイップクリーム、「自家製チョコレートクリーム」は委託製造されたものだった。

 菅義偉官房長官は7日の記者会見で、「次から次へと明らかに偽装と思われる事例が具体化し、国民の信頼を大きく損なっている」と述べ、消費者庁に厚生労働省など関係省庁による緊急会議を開催するよう指示したことを明らかにした。

 過去2週間にわたり、毎日のように新たなレストランやホテル、百貨店を巻き込んだ不適切な食品表示問題が発覚し、新聞の一面や夕方のニュース番組で大々的に報じられた。

 メニュー表示をめぐる報道が本格化したのは、大阪を本拠地とする阪急阪神ホテルズの出崎弘社長が引責辞任を発表した10月28日。17のホテルと111のレストランを傘下に持つ同社は2010年4月から12年7月までの間、実際はトビウオの卵であるものを「レッドキャビア添え」と表記するなど、47種類の食材を誤表示していたことを明らかにした。

 辞任の4日前、出崎社長はテレビで全国放送された記者会見で、自身の報酬2割カットと他の役員の報酬1割カットを発表したが、国民の怒りをなだめることはできなかった。それをきっかけに、批判を強めるメディアによって暴露されるのを恐れ、日本中の10数社がこぞって自ら非を認めた。

 日本のこれまでの食品にかかわる不祥事は、もっと深刻な結果を引き起こしていた。今回は、誤表記が原因で消費者の体調が悪くなったり、健康が脅かされたりしている兆しはなく、味の違いに気づいた人さえもほとんどいないようだ。

 例えば、芝エビとバナメイエビは中国料理店ではよくチリソースを絡めて調理されている。芝エビはバナイエビよりも5割ほど価格が高いが、「見た感じが非常に似ているし、味の差が分かる人はそうそういない」と、エビの輸入を手掛ける海老の大丸の職員は述べる。

 しかし、虚偽表示の発覚は、世界に通用する食文化と高水準の「おもてなし」を誇る日本にとって、がくぜんとする出来事だ。日本経済新聞はこの一件を「日本が世界に誇る「おもてなし」への信頼が揺らいでいる」と報じ、福井新聞には「止まらぬメニュー偽装 誇れる日本食文化が泣く」と題する論説が掲載された。

 なぜ、これほど多くの一流店が窮地に立たされることになったのか。

 1つには、長引く深刻なデフレで節約志向が高まったことが影響しているようだ。例えば、ブラックタイガーは車エビの価格の2割の安さ、車エビの代わりにしばしば使用されていた。また、時期によっては値段はほぼ同じでも、国内産の食材が手に入りにくい場合に、輸入品を国内産品としてメニューに表示していた例もあった。

 いずれにしろ、こうした慣行は随分前から行われていたようだ。大丸松坂屋は7日、誤表示が1993年から行われていたことを認めた。本多氏は「これは20年続いている。全くみっともないことだ」と述べた。

 こうした事実が明るみに出たのは今年5月。都内のプリンスホテルで食事をしていた目の肥えた顧客の1人が、「ホテタ貝」と表記されていた食材が実際はイタヤ貝であることに気づいたことがきっかけ。イタヤ害はホタテ貝に似ているが、やや小さく、値段も安い。その顧客が、この発見についてレストラン予約サイトに投稿したことを受け、プリンスホテルチェーンでは日本全国の傘下レストランで調査に乗り出した。

 6月17日に公表された3ページの報告書には、今年4月と5月に3596人の顧客にホタテ貝と偽った料理が提供されていたとあった。さらに、6月24日に公表された6ページの追加報告書には、32カ所の傘下のレストランと施設で2005年から55種類の食材についてメニューに誤表記があったとして、その詳しい内容が記載されていた。例えば、茨城県産のホウレンソウが信州産と表示されていた。

 プリンスホテルはこれまでに、誤表記のメニュー料理を食べたと訴えた顧客に対し、合わせて約1億1000万円を返金している。また、社内マニュアルを作成し、約70種類の形容詞をどのように使い分けるかを規定した。

 プリンスホテルの過失はさほど注目されなかったが、それをきっかけに阪急阪神のチェーンで調査が行われ、同社が10月に事実を明らかにしたことで、この問題が日本全国で大きな問題となった。

 各企業は現在、騒動に巻き込まれないよう全力を尽くしている。ウェスティンホテル東京は、16種類のパンを実際に焼いているにもかかわらず、公式ホームページから「焼き立て」という表記を削除した。その理由について同社の広報担当者は、「焼き立て」という概念は一人一人異なり、顧客が口にするときまでに冷たくなっていれば、そのパンは「焼き立て」とみなされない可能性があるためだと説明した。

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