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てらまち・ねっと



 先日、ロイター通信の記事「焦点:米政府の精鋭『ツイッター軍団』、つぶやきで世論形成」というものが興味深くて留めておいた。
 オバマ政権の幹部によるツイッターを利用した情報操作の現状を分析しているわけだけど、文末には、「度を越した発言が飛び出すのは時間の問題だとみている」とのコメントを採用していた。

 政治とネット利用といえば、先日、講座で、自民党が下野した後、自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC)というものができたと聞いた。
 下野した当時、全国にパンフレットを手弁当で配布した人たちから形成されたという。
 確かに、あのころの「自民党のネット」には、配布者の募集や宣伝があった。
 民主党を徹底気に批判する超過激なパンフ。念のためにと、ネットデータは保存してある。

 そんなことで、ネット関連のアメリカのネット事情と「J-NSC」のことを記録しておく。

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● 自民党, 自由民主党, 自民党ネットサポーターズクラブ, j-NSC, 日本を立て直そう, 日本をいちばんの国へ
        J-NSC 自民党ネットサポーターズクラブ
       ソーシャルメディアを駆使したJ-NSC会員限定サイト。豊富な情報をスマートにチェック。参加型コンテンツも充実。
       党とサポーターを結ぶ、新世代コミュニケーション、始動!

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●焦点:米政府の精鋭「ツイッター軍団」、つぶやきで世論形成
              [ワシントン 3日 ロイター]
 -オバマ米大統領の看板政策、医療保険改革法(オバマケア)をめぐって様々な報道が飛び交う中、ホワイトハウスは見過ごせないある1つのニュースを目にした。
NBCが報じたそのニュースは、オバマケアの下でも加入済みの保険は継続できるとされていたのが、実は大統領による「行き過ぎた約束」であり、多くの国民が保険の変更に迫られることを大統領はあらかじめ知っていたという内容だ。

これに対し、政府高官らは即座にツイッターで一斉に反撃を仕掛けた。
ツイッターはすでに、世論形成やメディア報道への反論という点で、米政府の有力な武器になっている。

約9500人のフォロワーを持つアーネスト大統領副報道官は、複数のツイートを展開して反論。ホワイトハウスのスタッフらもこれに続き、NBCの記事に関して十数回以上ツイートやリツイートを繰り返し、保険会社が現行のプランを変更しない限りは、オバマケアで国民に何らかの変更を求めることはないなどと訴えた。

ツイッター分析ツール「ツイトノミー」によると、アーネスト副報道官のメッセージは166回リツイートされ、さらに16万4000人の目に触れたことになるという。

大統領がオバマケアをめぐって国民をミスリードしてきたのか議論は尽きないが、ツイッターは米政府にとって、日頃の記者会見と同様に重要な情報伝達の手段になった。
プレスリリースよりも迅速で、ケーブルテレビでコメントするよりも多くの人に直接メッセージを投げかけることができるからだ。


米政府は7月以降、追加で十数人のスタッフに公式アカウントを与え、ツイッター上での露出をこれまでの倍にした。米政府の「ツイッター軍団」は、議員や官僚を巻き込んで過熱する「つぶやき戦争」において、中心的な役割を担っている。

ソーシャルメディア関連で大企業へのコンサルタント業務を行うLevickの専門家、ピーター・ラモッテ氏からは「組織としてホワイトハウスほどツイッターに卓越した集団は他に類を見ない」との意見も上がった

<無益なつぶやき>

オバマ政権のツイッターアカウントの中で最も有力な「@BarackObama」は、3900万人以上がフォローしている。実際の管理運営は、オバマ氏自身でもスタッフでもなく、政府と密接な関係を持つ大統領の支援団体が行っている。

他にもカーニー報道官は2010年以降、「@PressSec」のアカウントでつぶやきを開始し、これまでに45万人以上のフォロワーを集めている。またホワイトハウスの専属カメラマン、ピート・ソウザ氏にも9万2000人のフォロワーが付いている。

エリック・シュルツ副報道官は、政府はツイッターをリアルタイムの情報伝達手段として認識しているとし、これによって多くの国民に政府の考えを示すことができるコメント。先月16日間にわたって政府機関が一部閉鎖された際には、政府は共和党のベイナー下院議長が事態打開のための投票に応じるよう求める機運を高めるため、ツイッターを利用した。

ベイナー下院議長はABCの番組に出演していたが、ベイナー氏のインタビュー放送中からホワイトハウスはツイートを開始。この日、同氏のインタビューに関しての米政府のコメントはこのツイッターのみだった。

大統領の上級顧問ダン・ファイファー氏がベイナー下院議長を批判したツイートは5万5000人のフォロワーに届き、126回リツイートされてさらに7万人以上の目に触れた。カーニー報道官も同様のツイートをし、何度もリツイートを重ねて20万人以上に届いた。

ただ、前述の専門家ラモッテ氏は「本質的には(相手に)公衆の面前で恥をかかせているのと同じ」と指摘。確かにツイッターでの攻防によって、国民の間で政治に対する議論が盛り上がることはほとんどないようだ。

<ツイッター戦略の危険>
ブッシュ前政権時代にアドバイザーを務めたこともあるテビ・トロイ氏は、ツイッター戦略には危険もはらんでいると指摘。ツイッターは国民に何かを訴える際の大切なツールである一方、「一定の礼儀作法は必要だ」とし、ホワイトハウスの品位を守ることも重要だと話す。

同氏によれば、以前はホワイトハウスから発信する全てのメッセージに、複数の承認手続きが必要とされていた。

ラモッテ氏によると、ツイッターに詳しくないホワイトハウスのスタッフには、「個人攻撃はするな、面白くウィットの利いたツイートをせよ、知性豊かで情報に富んだ情報発信をせよ、大統領や政府を問題に巻き込む発言はするな」といった指示が与えられている可能性が高い。

セキュリティ面でのリスクもあるという。ハッカー集団のシリア電子軍は先週、オバマ政権のアカウントの1つを管理する団体が利用するURL短縮サービスを一時的にハッキングした。


今のところホワイトハウス関係者らによるツイートはバランスを保っているようだが、ラモッテ氏は度を越した発言が飛び出すのは時間の問題だとみている。「いずれ誰かが政府の方針とは異なるメッセージを発信し、報道官が撤回するという一幕が繰り広げられるだろう」と述べた。
(原文執筆:Roberta Rampton、翻訳:梅川崇、編集:宮井伸明)

●ツイッター、ますます高まるその影響力
       AFPBB News 2013年11月04日  発信地:ワシントンD.C./米国
【11月4日 AFP】米国の若者が最も好むソーシャルネットワークになりつつある米マイクロブログ「ツイッター(Twitter)」──スポーツ番組やバラエティー番組を観る視聴者たちにとっては重要な「第2の画面」で、また政府転覆を目指す活動家たちにとっても有用なツールだ。

 誕生からの短い歴史の中で、ツイッターは意見交換のための簡易ツールとしてだけでなく、国際政治や文化、エンターテインメントの中にもしっかりと根付くことになった。政治的な場面では、アラブ諸国での民衆運動をはじめ、米国その他の先進諸国においても民主化を推進する力となっている。

■「アラブの春」に及ぼした影響
 米ジョージタウン大学(Georgetown University)のコミュニケーション学教授でアラブ研究者のアデル・イスカンダル(Adel Iskandar)氏は、「(アラブ諸国においては)ツイッターの影響で国家による世論の支配が極めて困難になった」と語る。「(権力側は)公式な声明を発表することはできても、即座に確固たる世論の反応にさらされる。権力の力学と構造が変わった」

「アラブの春」の発生がツイッターによるものとの考えについては「単純化しすぎ」と話すイスカンダル氏だが、ツイッターが「物事を加速させた」との考え方には同調する。「(本来なら)これらの抗議運動が起きるまでには、6~7年掛かったかもしれない。だが数日のうちに、数千キロメートル離れた人々も、何が起きているのかを知ることができた」

■民主化運動の重要なツール
 イスカンダル氏は、米国やその他の国々にも同じことが当てはまると指摘する。ツイッターでは、政治指導者たちが自分たちのメッセージをコントロールしようとしていても、大勢の人々が即座に反応したり、そのメッセージの偽りを暴いたりすることが可能だからだ。「(ツイッターには)いとも簡単に体制を妨害する術が内包されている」

 米ワシントン大学(University of Washington)のデジタル行動主義研究プロジェクト(Digital Activism Research Project)を率いるフィリップ・ハワード(Philip Howard)氏は、独裁国家が米SNSフェイスブック(Facebook)を使う反体制活動家らの取り締まりには成功しているものの、「ツイッターではコンテンツがより速くに流れるため、そのような取り締まりが困難になっている」と指摘する。

 米ウェルズリー大学(Wellesley College)のメディア芸術科学科を率いるパナヨティス・メタクサス(Panagiotis Metaxas)氏は、フェイスブックなどのプラットホームとは違い、それぞれのツイート(つぶやき)が等価であることをツイッターの優れている点として挙げた。またツイッターには、フェイスブックにはないやり方で、うわさや虚偽の主張を沈静化できる特徴もあるとしている。

■幸福度チェックやインフルエンザ流行の監視も
 ツイッターの即時性はテレビでも活用されている。生放送のダンス・バラエティー番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ(Dancing With The Stars)」では視聴者の即座の反応を得る目的で用いられ、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル(American Idol)」では出場者への投票に使われている。

 またその利用者が増えるほど、ツイッターは「流行」や「気分」などの重要な社会的なデータの分析に活用できるようになるとされている。すでにインフルエンザなどの感染症の流行や食中毒などの監視に用いられているほか、「幸福度指数」にツイッターを利用する研究者や、1日や1シーズンのスパンで変化する気分をツイッターで分析している研究者もいる。

 研究者がツイッターを好む理由は、ほとんど全てのツイートが公開されており、ツイッター運営企業がデータをダウンロードするための簡単な方法を提供しているからだ。

 米ノースイースタン大学(Northeastern University)の計算機科学研究者アラン・ミスロブ(Alan Mislove)氏は「(ツイッターでは)一国全体や複数の国々に広がる大規模なデータサンプルを得ることができる」と話す。「文章から気分やパターンを解析することができる。これらのデータは心理学や社会学、政治科学、地理学などの研究者によって利用されている」

 ツイッターは組織化のために有用なツールである一方、選挙で誰が当選するのか、ある映画がヒットするのか、などの事象を予測するのに役立つ日常会話の場でもある。

■「親の監視から逃れる」若者たち

 ソーシャルメディアが数多く存在するなか、米国の若者には現在、ツイッターを好む傾向がみられるという。米証券会社パイパー・ジャフリー(Piper Jaffray)が行った調査によると、ツイッターを好んで使っていると回答した若者は26%に上った。

 米独立系世論調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)のアマンダ・レンハート(Amanda Lenhart)氏は「ツイッターはシンプルさというニーズに合致している」と指摘する。「140文字の制限があり、たくさん書く必要がない。また若者たちはツイッターのプライバシー設定も好んでいるようだ」

 レンハート氏によると、若者たちはフェイスブックよりもツイッターのほうが管理が少なくて済むと考えているという。ツイートは「流れ」であり、「まるで消えていくかのように感じられる」のがその理由だ。

 他方、ある専門家は「フェイスブック上での親の監視から逃れるため」にツイッターを使う若者も多いと指摘している。(c)AFP/Rob Lever



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