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てらまち・ねっと



 噴出する各方面の偽装問題。
 食材の区別がつかない「料理人」や「シェフ」なんて偽物、そんな声が巷。
 昨日は、高島屋の食品。 
 車エビをブラックタイガーで代用、しかも、商品開発当初からブラックタイガーを使って車エビと称してきた、というから悪意も甚だしい。

 弁明は次。
 ★「高島屋は『ブラックタイガーは、クルマエビ科に属する。形や味が似通っている上に、価格も安く車エビに代わるものとして選ばれた』と説明する。」(産経)

 しかも、長年のことで「3億円」という。
 ★「恣意(しい)的なものはなくですね、虚偽の表示というふうには、理解はいたしておりません。ざっと計算をいたしますと、3億円程度になるんではないかと」と話した。」 (FNN)

 偽装としては、あまりに高額。
 別の会社の件では、
 ★(北海道のJR系ホテルでは)「同ホテルの担当者は「誠実に対応したいが、確認できない事案への返金は難しい」と打ち明ける。」(読売)

 というから、基本的に、領収書やレシートがない限り返金されないらしい。
 消費者は騙されっぱなし。

 2に前のブログで、「早く『自ら公表し謝罪』した方が『受ける”傷”は浅い』と考えるところは公表を急ぎ、躊躇するところは遅くなる、ということかもしれない。」と書いた。
       11月3日ブログ⇒ ◆「ホテル食材偽装 後絶たず だます意図なくても違法」(東京新聞)/「ミシュランも騙された」(産経)

 でも、もう、びっくりでは済まされない段階。
 誰か、詐欺か何かで告発してくれないかなぁ。

 と、今朝は、寒さの強かった川べりをノルディックウォークしながら、そんなことも考えた。
 ところで、今日は、来週13日(水)の名古屋高裁での裁判の書面、文書提出命令申立・補充書を提出する日。
 裁判は、選挙ポスター代の水増し事件。
 これなど、偽装の典型というべき。
 それを明らかにさせたい、再発防止の思いでやっている。

 岐阜地裁では、1人目、2人目の裁判長(裁判長はだいたい3年で交代する)はこちらの証拠調べの申し立てを受けて、認める方向で手続きを進めてくれた。
 しかし、3人目の裁判長になって「認めないとの決定」。当然、判決は「却下・棄却」。
 もちろん、こちらは控訴。
 名古屋高裁の裁判長は、「積極的に判断し」て証拠調べの「申立を認める」としてくれたことで、今、その仕上げの手続き中。
 その仕上げ的な書面を今日、提出する。

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●高島屋6店で食材偽装表示 最長9年半、18万点販売
       朝日 2013年11月5日

●高島屋が虚偽表示を発表、商品18万点販売額3億円で
       サンスポ /(共同)3.11.5 21:17
 高島屋は5日、百貨店5店舗とショッピングセンター1施設のレストランや売り場で、表示とは異なる材料を使った食品計62品目を提供していたと発表した。期間は最長9年半に及ぶ。販売した商品数は18万点を超え、販売額の合計は約3億円に達する。

 この日は、大丸松坂屋百貨店(東京)や東急ホテルズ(同)、ホテル京阪(大阪市)なども虚偽表示の事実を発表。食品の虚偽表示問題は、さまざまな業界を巻き込んで全国的な広がりをみせてきた。

 高島屋で虚偽表示が発覚したのは日本橋(東京)、横浜の各店と、岡山高島屋(岡山市)、新宿高島屋レストランズパーク(東京)、タカシマヤフードメゾン新横浜店(横浜市)、さらに子会社が運営する柏高島屋ステーションモール(千葉県柏市)。 虚偽表示が行われたのは2004年4月から13年11月1日までで、「車海老のテリーヌ」の材料にブラックタイガーを使用したり、ステーキと表示している肉に「牛脂注入した加工肉」を使ったりした例などがあった。虚偽表示のあった商品を買った顧客には、購入を確認した後、店舗で返金する。

 問題のテリーヌは、おせちとしても販売されており、高島屋はことし分のおせちを正規の材料を使用した商品にして対応する方針だ。

 5日夕には、大丸松坂屋百貨店が愛知、福岡両県にあるグループの計3店で昨年、同じおせちを販売したと発表した。同社はことしも同じおせちの予約を受け付けていたが中止し、既に予約を済ませた顧客には他商品への切り替えか、返金で対応する。

 さらに問題となったおせちは、阪急、阪神の両百貨店や、近鉄、小田急、京王、東武の各百貨店などでも販売されており、各社が対応に追われた。

 東急ホテルズやホテル京阪はメニューに正しい表示をしていなかった。

●高島屋でも偽装表示 日本橋、横浜など5店舗1施設のレストラン エビなど62品目
   産経ビズ 2013.11.5 14:26
 高島屋は5日、百貨店5店舗とショッピングセンター1施設のレストラン、売り場でメニュー表示と異なった食材の使用が判明したと発表した。合計62品目で確認され、「車海老」と表示したエビに「ブラックタイガー」を使用した例や、ステーキ表示の肉に「牛脂注入した加工肉」を使った例などがあったという。

 見つかったのは高島屋の日本橋店(東京)、タカシマヤフードメゾン新横浜店(横浜市)、岡山店(岡山市)、横浜店(横浜市)、新宿店(東京)の5店舗と柏高島屋ステーションモール(千葉県柏市)。百貨店内のレストランはテナントや業務委託という。

 不適切表示は平成16年4月から25年11月1日まで。高島屋の増山裕常務は東京都内で会見し、「恣意的ではないが、従業員の意識が低かった」と説明。「お客様に大変なご迷惑をお掛けし、心からおわびする」と謝罪した。顧客には利用状況を確認した上で、代金を返金して対応する。

●【食材偽装表示】名門百貨店に波及 相次ぐ「エビ」偽装…消費者は判別可能? 専門業者でも「見分けつかない」
             産経 2013.11.5 22:30
 高島屋や大丸松坂屋が5日、明らかにした食材の不適切表示。消費者が信頼を寄せる百貨店の総菜売り場やおせち料理にまで拡大した。

 不適切表示が確認されたうち、総菜売り場(高島屋日本橋店)で販売されていたのは、フランスの高級食品店フォションの「車海老のテリーヌ」(税込み578円)。実際には、ブラックタイガーが使用されていた。同種のテリーヌは大丸松坂屋でもおせち料理の中に入っていたとされる。

 高島屋によると、フォションのレシピは車エビを使用する内容だったが、日本でのライセンス契約を持つ高島屋のグループ会社などがさまざまなエビで試作を重ねた結果、ブラックタイガーを使うことになったという。

 高島屋は「ブラックタイガーは、クルマエビ科に属する。形や味が似通っている上に、価格も安く車エビに代わるものとして選ばれた」と説明する。

 担当者は名称を変更することを忘れた上、その後交代。「車海老」が使われ続けることになった。

 エビの大手卸会社「海老の大丸」(神戸市)によると、車エビは冷凍品が少なく、ほぼ全部が冷凍輸入のブラックタイガーに比べて甘みや風味が強いという特徴があるが、区別は非常に難しいという。担当者は「細かく切ったり、すり身にすると、専門業者でも見分けはつかない」と話す。

 問題のテリーヌもブラックタイガーを細かく切ってペースト状にしていた。高島屋の担当者も「恐らく消費者が判別するのは不可能だ」との認識を示し、再発防止の徹底を図るとする。

 高島屋によると、売り場やおせち料理として販売された、このテリーヌは1万5千点に上る。

●百貨店に飛び火 品質への期待裏切る 年末・年始商戦に影響も
             産経 2013.11.5 21:19
 「食材偽装」の連鎖が止まらない。5日には、百貨店に飛び火。高島屋、大丸松坂屋百貨店で問題が発覚し、商品の品質の高さで売ってきた老舗への信頼は大きく傷ついた。安倍政権の経済政策「アベノミクス」効果でようやく薄日が差した業績に影を落とすだけでなく、消費税増税前のかき入れ時と位置づける「年末・年始商戦」への影響を懸念する声も出ている。

 「認識が甘かった」-。

 高島屋の増山裕常務は5日の記者会見で謝罪を繰り返した。業務委託していたレストランの食材の定期確認を怠り、増山氏も「業者任せのメニューが多かった」と悔やんだが、失ったものはあまりに大きい。

 百貨店業界は今年、景況感の改善で高額品を中心に販売が好調で、中間決算も好業績が相次ぐ。好調の背景にあるのは「高い品質の商品を求める動き」。それだけに、今回の不適切表示の発覚が「どこまで影響するか」と不安視する。

 年末・年始商戦への影響も深刻だ。特に、各社が商戦の目玉の一つとするおせちで、高島屋が車エビと表示しながらブラックタイガーを使用していたと発表。同じおせちは、複数の百貨店での販売が確認された。

 昨年19点を販売した大丸松坂屋百貨店では今年も同種のおせちを販売予定だが「予約分について、取り換えや返金に応じる」(広報)方針。小田急百貨店も同日、このおせちの販売中止を決めた。

 一部百貨店では、関西のホテルで食品の不適切表示が発覚して以降、社内調査を実施。レストランの運営会社などに「製法、産地、銘柄に関するトレーサビリティ(履歴管理)資料の提出を求める」(松屋)など体制強化が図られているが、一度失った信頼を回復するのは容易ではない。(松岡朋枝)

●食肉偽装でも殺到…確認できない返金要求に苦慮
     (2013年11月5日17時54分 読売新聞)
 メニュー表示と異なる食材を使っていた問題が、北海道内でも明らかになってから、4日で1週間。不適正表示があった道内のホテルと中華料理店計14か所のうち、一部で問い合わせや苦情が相次いでいる。

 一部のホテルは、誤表示の料理を注文したと確認できれば返金する方針だ。ただ、企業の返金を巡っては、北海道西友元町店の食肉偽装問題で、無関係の人々が返金を求めて殺到したことがある。今回、利用者かどうか確認できないケースも多いが、各ホテルは慎重に対応している。

 「JRタワーホテル日航札幌」(札幌市中央区)では、レストランなどのメニューで、外国産サーモンを日高産としたり、バナメイエビを芝エビとしたりするなど10件の不適正表示があり、返金する方針だ。

 4日夕までに問い合わせや苦情が25件あり、同ホテルは食事をした日付や人数、名前などを聞き取って、確認している。

 ただ、中には道外在住にもかかわらず、領収証もないまま、「1年でレストランを数十回利用した」と申し出る人もいるという。同ホテルの担当者は「誠実に対応したいが、確認できない事案への返金は難しい」と打ち明ける。

 市内の別のホテルでは、返金の問い合わせが約60件に上った。レシートや予約名などで利用状況を確認中だ。中には、「食べた料理にエビが入っていた。食べたかどうか調べて返金してほしい」というケースや、「何回か利用した覚えがある」と言いながら、料理名や人数を言わず、尋ねる度に訪問時期が変わった事例もあった。

 担当者は「日ごとにクレーマーのような問い合わせが増えてきた。言われたまま支払えばきりがない」と話した。

 一方、問い合わせが少ないケースもある。

 バナメイエビを芝エビと誤表示した「シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ」(札幌市北区)も、返金の要望には個別に判断する。10月30日の発表後、5件ほど問い合わせがあったが、いずれも誤表示した料理とは違った。「ホテルライフォート札幌」(同市中央区)も同様にエビの誤表示があったが、返金するかどうかは検討中。1日に対応窓口を設けたが、4日夕までに問い合わせはゼロ。同ホテルは「エビ料理の価格は1000円前後で比較的安い。要望がないのは価格も影響しているのでは」としている。

 ◆北海道西友元町店の食肉偽装問題=札幌市東区の「北海道西友元町店」(現・西友元町北二十四条店)で2002年、前年から輸入肉を国産と偽って販売していたことが発覚した。同店は、購入したという人たちの自己申告に基づいて返金したが、購入したという人たちが店に殺到。返金額は実売の3倍以上に達した。

●揺らぐ「おもてなし」 食材虚偽表示、全国に拡大 違法性高いケースも
           2013/11/6 2:05 日本経済新聞
 食材の虚偽表示が全国の著名なホテルや百貨店に拡大し、日本が世界に誇る「おもてなし」への信頼が揺らいでいる。牛肉やエビなどの食材が目立ち、高価な品種を安価なもので代替していた。一部は景品表示法が禁じる「優良誤認」に当たる可能性もあり、消費者庁などが調べている。

 虚偽表示の発表は5日も相次いだ。ホテルでは東急ホテルズとホテル京阪、百貨店は高島屋と大丸松坂屋百貨店が表示と異なる食材を使用していたことを…

●食品偽装表示問題受け、そごう・西武など百貨店も対策に乗り出す
      FNN (11/06 00:10)
食品の偽装表示は、ついに百貨店まで広がった。大手百貨店「高島屋」は、店内のレストランや食品売り場で、表示と異なる食材を使っていたと発表した。
止まらない偽装表示問題。
今度は、高島屋で発覚した。

高島屋の増山 裕常務は「心からおわび申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

日本橋高島屋など、5つの百貨店と、1つのショッピングセンター内にあるレストランや売り場で、商品に、メニュー表記や商品名と異なる食材が使われていたという。
増山常務は「恣意(しい)的なものはなくですね、虚偽の表示というふうには、理解はいたしておりません。ざっと計算をいたしますと、3億円程度になるんではないかと」と話した。
日本橋高島屋で販売されていた「車海老のテリーヌ」に、実際に使われていたのは、ブラックタイガーだった。

日本橋高島屋の洋食レストランでは、ビーフヒレステーキを結着剤でつなぎ合わせた加工肉を客に出していたが、その表示はなかった。
横浜高島屋のレストランでは、メニューに「和牛メンチカツ」と表示されていたが、実際は、合いびきミンチ肉を使用。

ほかにも、「稲庭うどん」と表記していたうどんは、本来の秋田産ではなく、稲庭風うどんだったという。
こうした偽装表示のメニューは、合計62点で、その期間は最長9年以上。

2012年販売したおせちにも偽装があったという。
増山常務は「表示に対する認識の、当社の社員、ならびに、お取引先の皆様方への周知徹底が、まだまだ不十分であったというふうに、認識をいたしております」と話した。

毎年、この時期、高級おせちの予約でにぎわう人気だった高島屋。
発覚した偽装表示に、消費者もあきれ顔になっている。

消費者は「嫌ですね、ショックですよね。裏切られた感じがありますよね。なんか最初、1つだけだったのが、どんどん出てきたら、あっちもこっちもでしょう。もうなんか信じられないっていうのがありますよね」、「百貨店ですので、そういったことはないかなと思っていたんですけども、ちょっと心配になりますね」などと話した。

さらに、大丸松坂屋でも、名古屋店などで、異なる食材を使用していたことが5日、発表された。

日本橋高島屋と同じく、「車海老のテリーヌ」と表記していたおせち料理の内容が、実際は、ブラックタイガーを使用していたという。
相次ぐ偽装表示問題を受け、ほかの百貨店も対策に乗り出しているところが多い。

ニュースJAPANの取材に対し、そごう・西武では、「通常の業務としてやっている表示のチェックをさらに強化していく」と回答した。

三越伊勢丹では、「偽装がないかの調査を、引き続き全26店舗でやっている」としている。

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