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てらまち・ねっと



 11月30日に東京電力が公表した福島第一原発の事故の原子炉の現在の様子の推定。
 絶対あってはならないことが起きている、そんな推定ともいえる。

   1号機の核燃料棒が完全に溶融・・・
   溶けた核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器の床にまで落下・・・
   堆積した燃料によってコンクリートの床のかなりの部分を浸食・・・

 もちろん、事態を「軽傷」にとらえたがることがこんな時の常だし、東電の過去の例からしてもそう考えるのが自然。
 しかも、放射能が危険すぎで、その現場を”目視”することすらできないので、
  ”推定”するかしかないという、原始的な世界。

 今回の評価についても、多方面の専門家が解析すべき、との意見が外から述べられている。

 ともかく、「期待に満ちた”現状認識”」を知るために、東電の公表した「現状の推定」を見てみた。
 資料は28ページほど。
 一部を記録。あとは下記のリンク先をどうぞ。

 なお、今日も、東電の公表案件があるらしい。

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 ●東京電力福島第一原子力発電所 1~3号機の炉心損傷状況の推定について/平成23年11月30日/東京電力株式会社
   平成23年11月30日/東京電力株式会社 公式発表資料

 1-1.圧力容器内の状態を解析コードで推定(1号機)

解析の結果、燃料は地震発生前の位置から溶融して下方に全て移動したと評価。

損傷燃料によって、圧力容器の破損も発生している可能性が高いと評価。


4-1.1号機の損傷燃料の状態に関するまとめ
 
燃料は、地震前にあった位置から溶融して下方に全て移動。

さらに、圧力容器の破損も発生している可能性が高く、格納容器の底部に相当量滴下していったと推定。

現在、注水は給水系配管より実施中であり、圧力容器底部及び格納 容器内の温度は100℃以下で安定。

よって、格納容器に落下した燃料も注水により概ね水に接する状態 で冷却されているものと評価。


 1-1.圧力容器内の状態を解析コードで推定(2・3号機)


水位計の不確かさを考慮した保守的なシナリオでは、燃料の大半は原子炉圧力容器下部に溶融して移動したと評価。

水位計の指示値を基にしたシナリオでは、燃料は損傷したもののほとんどは元の炉心位置に残っていると評価。


4-3.格納容器内の状態に関するまとめ(2・3号機)
 
燃料は損傷・溶融したものの、一部は炉心部に残り、一部は原子炉 圧力容器下部プレナム又は原子炉 格納容器ペデスタルへ落下。

評価結果は、「地震発生前に燃料 があった位置にほぼ残っている状 況」 から「損傷燃料の一部が格納 容器底部に滴下」まで推定の幅が ある。

現在、注水は給水系配管と炉心スプレイ系(CS系)配管から実施中 であり、格納容器内の各箇所の温 度は100℃以下で安定。

よって、いずれに移動した燃料も注水により概ね水に接する状態で 冷却されているものと評価。



●東電、原発事故のデータ解析を発表―チャイナ・シンドロームに近かった
        ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2011年 12月 1日 7:58 JST
【東京】東京電力福島第1原発事故の際に1~3号機で起きた炉心溶融(メルトダウン)は、東電のこれまでの分析よりはるかに深刻だった。同社が30日に発表したデータ解析結果で明らかになった。ただ、損傷がさらに大きくなる恐れはないという。

 1号機から立ち上る煙(3月)

 東電と政府は1号機の核燃料棒が完全に溶融した可能性の高いことを初めて認めた。溶けた核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器の床にまで落下。堆積した燃料によってコンクリートの床のかなりの部分を浸食したと推定される。

 溶けた燃料が格納容器を突き抜け、その下の地面に達する壊滅的なシナリオは「チャイナ・シンドローム」と呼ばれることもある。炉心溶融が発生し、溶けた燃料棒が地中を突き進み、地球の裏側の中国にまで達するという話がその由来で、同名の米国映画によって世の中に広まった。そして、福島原発1号機の炉心溶融はこれまで考えられていた以上にチャイナ・シンドロームに近い状況だったと思われる。

 東電はこれまで、1号機の核燃料の50%超が溶け、その一部が格納容器に落下したとの見解を発表するにとどまっていた。格納容器の鋼鉄製の壁の外にはさらに厚さ7.6メートルのコンクリート床が設置されている。

 今回の解析結果によって、今年3月に発生した福島原発事故が非常に危険な状態であったことや、解明されていないことが依然として多いことが改めて浮き彫りにされた。解析は原子炉の放射線および温度の測定データに基づき、東電と政府が個別に実施したもので、部分的な炉心溶融を起こした3基の原子炉内における核燃料の状態を一層正確に把握することができた。

 東電は2、3号機の損傷について、1号機ほど深刻ではないものの、一部の核燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器に落下した状況に変わりないと発表した。ただ、政府当局者によると、3基全てで核燃料が100度未満に冷却されており、事態がこれ以上悪化することはないという。

 政府当局者はこれまで、核反応や放射性物質放散のなくなる冷温停止状態を年内にも達成すると発表している。

 大阪大学名誉教授の宮崎慶次氏は、「上から水が掛かっていれば、燃料がコンクリートを大量に突き抜けることはない。水が長い間、入れられなかったことを示している」と指摘し、なぜ1号機の冷却開始が遅れたかが疑問だと述べた。
記者: Mitsuru Obe

●溶融燃料、コンクリ床浸食=格納容器内で最大65センチ-東電が推定公表・福島第1
      時事。2011/11/30-20:54
 東京電力福島第1原発事故で、東電は30日、炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機について、溶けた核燃料の位置の推定を公表した。データ解析の結果、1号機は「相当量」、2、3号機は一部の溶融燃料が原子炉圧力容器から格納容器に落下したと推定。床面のコンクリートを1号機では最大65センチ浸食した可能性があるが、いずれも格納容器内にとどまっており、注水で冷却されているとしている。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日の記者会見で、「燃料の状況はほぼ推定できた。冷温停止状態の判断に変更はないが、10年先、20年先の燃料取り出しはこうした条件を加味して考えないといけない」と述べた。
 原子炉内の状況は直接確認できないため、東電は核燃料の崩壊熱などを基に計算。経済産業省原子力安全・保安院が開いた「炉心損傷推定に関する技術ワークショップ」に同日提出した。


 東電の解析によると、非常用炉心冷却装置が十分機能せず、注水停止時間が長かった1号機では、ほぼ全ての燃料が本来の位置から溶け落ち、圧力容器底部を破損したと推定。燃料が全て格納容器内に落ちたと仮定すると、高熱で格納容器床のコンクリートを最大65センチ浸食するという。ただ、床の厚さは最も薄いところで約1メートルあり、東電は容器を突き抜けていないとみている。

 また、一定時間冷却が続いた2、3号機では、燃料の約6割が溶け落ちたと推定。そのまま格納容器に落ちたとしても、床コンクリートの浸食は2号機で最大12センチ、3号機で同20センチにとどまるとした。

●炉心損傷の詳細解析結果は… 燃料落下も冷却は維持
            電気新聞 2011/12/01
 東京電力が30日公表した福島第一原子力発電所1~3号機の炉心損傷状況の詳細な解析結果--。
1号機では燃料が完全に溶けて大部分が格納容器内の原子炉本体基礎(ペデスタル)まで落下しているとの推定を示したほか、2、3号機でも溶融した燃料の一部は格納容器へ落下していると評価。5月に推定した炉心状態よりかなり大きな損傷の実態が明らかになった。確認された現場の状況から、現在は各号機とも十分に冷却されていると見られ、東電は「圧力容器、格納容器全体が冷えているという見解は以前から変わりない」と説明している。(古川 愛弓)

圧力容器内の状態については、原子炉トラブルの解析コード(MAAP)を用いた解析のほか、注水実績、温度評価モデル、水位計指示値に基づく推定を行った。

解析の結果、1号機は地震発生から約15時間後には燃料が完全に溶け、下方にすべて移動したと評価した。1号機は2、3号機に比べて注水できなかった時間が長く、海水が注入されるまでの間、原子炉で発生した崩壊熱量が圧力容器内の水や構造材で吸収可能な除熱量を大きく上回る状態だったためだ。

高温で溶融した燃料は圧力容器下部に移動した後、圧力容器を損傷しながら相当量が格納容器に滴下したと推定される。

1号機では4月上旬から原子炉の温度が下がり始め、2、3号機で見られたような温度計指示値のふらつきはほとんどなく、一様に低下した。8月には圧力容器底部の温度が100度を下回り、10月に注水量を増加させると急速に冷却が進んだ。このことからも、損傷燃料は既に格納容器に落下しており、圧力容器内には発熱体が少ない状態と推定できる。

2、3号機は水位計のの不確かさを考慮した保守的なケースと水位計指示値を基にしたケースの2通りで解析を実施。保守的な推定の場合、地震発生後100時間前後で燃料の大半は圧力容器下部に溶けて移動したと評価した。水位計の指示値が正しい場合、燃料は損傷するものの、ほとんどは元の炉心位置に残っていると推定。東電は「現実にはこの2つのケースの間ではないか」としている。

2、3号機はで注水が停止している間の崩壊熱量は圧力容器内の水の蒸発で吸収できる程度だったため、多量の燃料が格納容器の底部に滴下するような大きな損傷は生じていないと見られる。炉心スプレイ(CS)系を使ってシュラウドの内側に直接注水を始めた際の温度低下傾向から見ても、2、3号機の損傷の程度は1号機より小さく、燃料の大半は圧力容器内に存在していると推定される。

MAAP解析で得られた各号機の炉心落下割合は、最も保守的な値で1号機で100%、2号機で57%、3号機で63%。特に1号機の損傷が大きい点について、東電は「津波の影響の度合いが各号器で少しずつ異なる。1号機では直流電源を設置しているバッテリー室が浸水し、津波の来襲とほぼ同時に高圧で原子炉に注水できる手段を喪失したことが損傷の早さにつながった」と説明した。

格納容器内の状況については、ペデスタルにたまった燃料がコア・コンクリート反応を起こした可能性があることから、燃料の落下量や体積状況を保守的に仮定してコンクリートの浸食量を推定した。

解析の結果、燃料の落下割合が最も大きい1号機では燃料が堆積する厚さが81センチメートル、コンクリートの浸食深さが65センチメートルと評価した。コンクリートの厚みは最も薄いところで102センチメートルあるため、格納容器鋼板まで最大37センチメートルの部分まで浸食が進んでいる可能性があるが、浸食は格納容器内にとどまり、ペデスタルの構造健全性も確保されていると見ている。

コア・コンクリート反応ではCO2(二酸化炭素)が発生するが、格納容器内のガスに含まれるCO2の濃度はコア・コンクリート反応で発生する気体発生割合とは異なっているため、現在でもコア・コンクリート反応が継続していることはないと結論づけた。

現時点の原子炉については、1号機は格納容器の床面から30~40センチメートル程度が水に浸かっている状態で、燃料はその中で十分に冷却が成されていると見ている。3号機は格納容器のフラスコ部分のほぼ半分あたりに水位があると推定される。2号機は格納容器内の水位がはっきりしないが、およそ1、3号機の間にあるものと見られる。

東電は「廃炉に向けた中長期的なロードマップを考えるにあたり、損傷燃料がどのくらいあるのか、どのような技術開発が必要か検討するため、今後もこのような試みを継続的に行いたい。依然として2~3割の誤差はあると思うので、他の評価機関や専門家の意見を聞きながら精度を上げる必要がある」としている。

●福島1号機の溶融燃料 底部コンクリ65センチ侵食
     東京 2011年12月1日 07時04分
 東京電力は三十日、最も早く炉心溶融が進んだ福島第一原発1号機では、溶けた核燃料の大部分が原子炉圧力容器から格納容器に落ち、床面のコンクリートを最大六十五センチ溶かしているとする解析結果を公表した。
核燃料は格納容器内にとどまっているが、外殻の鋼板まであと三十七センチに迫っていた。

 2、3号機でも溶けた核燃料の一部が同様に格納容器内に落ち、コンクリート床を侵食している可能性があるとの解析結果だった。廃炉で最重要なのが核燃料の回収だが、困難さがあらためて浮き彫りになった。

 炉内は直接観察できないため、シミュレーションソフトを使って解析した。

 1号機は冷却できなかった時間が最も長いため、核燃料のすべてが溶融して圧力容器を壊し、格納容器内に落下したと想定して解析した。

 落ちた核燃料の高温で、球形をした格納容器の底に施されたコンクリートを熱分解する「コア・コンクリート反応」が起きたとの結果になった。

 ある程度の時間は炉心を冷却できた2、3号機では、それぞれ最大で57%と63%の核燃料が溶けたと説明。この場合、底部のコンクリートの侵食は、2号機で最大十二センチ、3号機で同二十センチになるとした。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日の会見で「格納容器内は水位が三十~四十センチあり、落ちた核燃料は水に漬かっているとみられる。仮にコンクリートが侵食されていたとしても容器の強度面での問題はない」との見解を示した。

 解析結果は経済産業省原子力安全・保安院が開いた研究会で報告した。参加した岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「コンクリートの侵食の度合いについてはなんとも言えないが、格納容器に落ちた燃料が冷やされていることは確実だと思う。複数の機関の解析を持ち寄ることで炉の状態が少しずつ分かってくる」と話した。

●1号機の全燃料、床に落下・侵食も…東電解析
       (2011年11月30日20時49分 読売新聞)
 東京電力は30日、事故を起こした福島第一原子力発電所1~3号機について、原子炉の温度や水位などのデータをもとに、炉心の状況の解析結果を発表した。

 1号機では、最悪の場合、溶けた燃料すべて(100%)が圧力容器を突き抜け、格納容器の床まで落下し、堆積した恐れがあるとした。2号機では燃料の57%、3号機では63%が落下した可能性がある。

 1号機が厳しい解析結果となったのは、3月の事故直後、原子炉への注水が約14時間中断し、2、3号機の6~7時間と比べて長かったため。燃料は一時3000度近い高温に達して溶融し、鋼鉄製の圧力容器の底に穴が開いただけではなく、格納容器のコンクリートの床(厚さ1・4~2・6メートル)も、最大65センチ侵食したとみられる。空だき状態となった核燃料から発生した熱は、燃料や制御棒など圧力容器内の全設備を溶かすのに必要な熱量の2倍に達した。

●東日本大震災:福島第1原発事故 1号機燃料85%超落下 格納容器内、東電など解析
         毎日新聞 2011年12月1日 
 ◇コンクリ65センチ侵食
 東京電力福島第1原発1号機で、炉心溶融(メルトダウン)によって原子炉圧力容器が破損し、85%以上の核燃料が格納容器に落下したとの解析を、経済産業省所管のエネルギー総合工学研究所が30日発表した。東電の解析でも相当量の核燃料が格納容器に落ちてコンクリートを最大65センチ侵食したと推計。核燃料は格納容器の外に漏れていないが、事故の深刻さを改めて示す結果で、政府や東電は廃炉作業などに活用する。

 同研究所は、詳細に原子炉内の状況を追跡できる方法を使用し、核燃料の損傷状態を試算した。その結果、1号機では地震による原子炉の緊急停止から5時間31分後に核燃料の被覆管が壊れ、7時間25分後に圧力容器の底が破損。核燃料の85~90%が格納容器に落下したと算出された。2、3号機でも約7割の核燃料が溶けて格納容器に落下した可能性があると推定した。

 また、東電は別の方法で解析。1号機では、溶け落ちた核燃料の量は不明だが、「相当な量」とした。2、3号機も一部の核燃料が落下したと推定。いずれも落下した溶融燃料が格納容器の床のコンクリートを溶かす「コア・コンクリート反応」が起き、1号機では最大65センチ侵食。燃料から格納容器の鋼板までは最悪の場合、37センチしかなかったことになる。ただし、格納容器の下には厚さ7・6メートルのコンクリートがあり、地盤に達していないとしている。汚染水が大量発生している原因は、配管の隙間(すきま)などから格納容器の外に漏れているためと考えられる。

 一方、2号機での侵食は最大12センチ、3号機で同20センチと推計した。

 今回の解析が冷温停止状態の判断に与える影響について、経産省原子力安全・保安院は「原子炉の温度などの実測値を基にしているので関係ない」と説明。岡本孝司・東京大教授(原子力工学)は「燃料が格納容器の底に落ちていても、水につかって冷やされており原子炉は安定している。さらに情報を集めて解析精度を上げ今後の作業に役立てる必要がある」と提言する。【河内敏康、西川拓】

●燃料溶融 廃炉には厳しい課題
       NHK 12月1日 5時19分
 東京電力は、福島第一原子力発電所の事故でメルトダウンが起きた1号機から3号機について、溶け落ちた燃料が原子炉の底を突き破り、格納容器の底を浸食するまで広がったという解析結果を示しました。今後の廃炉に向けて、格納容器の底にまで広がった燃料を取り出さなければならないという世界でも例がない厳しい課題を突きつけられたことになります。

東京電力は、福島第一原発の1号機から3号機で、メルトダウンで溶け落ちた燃料の状態を調べるため、原子炉への注水や温度の変化から解析しました。このうち1号機では、最悪の場合、溶け落ちた燃料のすべてが原子炉の底を突き破り、格納容器に落下して、格納容器の底にあるコンクリートを溶かし、65センチの深さまで浸食したと推定しています。

コンクリートは最も薄いところでは、格納容器の鋼板まで37センチしかないということで、事故の深刻さが改めて浮き彫りになりました。また2号機と3号機でも、最悪の場合、それぞれ57%と63%の燃料が格納容器に落下し、2号機で12センチ、3号機で20センチの深さまで格納容器の底のコンクリートを浸食したとしています。

1979年に起きたアメリカのスリーマイル島の事故では、溶けた燃料が原子炉にとどまっていて、今回の解析結果は、福島第一原発の今後の廃炉に向けて、格納容器の底にまで広がった燃料を取り出さなければならないという世界でも例がない厳しい課題を突きつけたことになります。

 東京電力は、格納容器の底には水がたまり、燃料は冷やされているので、コンクリートの浸食は止まっていて、年内を目標にしている原子炉周辺の温度が100度を安定して下回る「冷温停止状態」の達成に影響はないと説明しています。しかし、1号機の格納容器の底には水が40センチほどしかたまっておらず、燃料を安定して冷やせるかどうか不透明で、「冷温停止」の判断ができるか疑問を残す形になっています。

●福島第1、圧力容器にも窒素注入開始 1~3号機に
       日経 2011/11/30 22:20
 東京電力は30日、福島第1原子力発電所1~3号機で、原子炉圧力容器への窒素注入を始めたと発表した。圧力容器にたまっている可能性がある水素を追い出し、水素爆発を防ぐのが狙い。これまで外側の格納容器には窒素を封入していたが、さらに安全を確保するための措置としている。

 1、3号機には30日午後から、毎時5立方メートルの窒素を入れ始めた。2号機では窒素を入れる装置を起動したが、うまく入らないためいったん停止し、原因を調べている。

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いつの間にか12月になった。うちでは冬の暖房は薪ストーブが基本。今年は薪ストーブの補助として「紙(かみ)薪」を作ってみることにした⇒◆面白くて、はまった 「新聞紙での『薪』作り」/「紙薪(ペーパーログ)」/今年の薪ストーブ⇒http://t.co/QnZUC9A0
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