「スパーコンピューターの計算速度に「京」という単位があり,
10の16乗で、万京つまり、10の20乗が "垓(がい)"だそうです。
「京」とか「垓」などという数字は、日常使うことはないので、縁のない数字だと思っていたのですが、原発事故で、その数字が出てきました。
武田邦彦さんによると、
【福島原発から上空に漏れた放射性チリは、約70京ベクレル。
海に流れた方はハッキリしないが10京ベクレル程度と考えられる.
つまり、福島原発から環境へ漏れた量はおおよそ100京ベクレルだった。
この量を少し落ち着いて考えてみよう。
福島第一原発には1号機から4号機まであった。
1号機、2号機、3号機は運転中だったので、原子炉の中に合計6亥4000京ベクレル(亥は本当は土偏で、ガイと呼ぶ)、
プールに1400京ベクレルの放射線量があり、
4号機は原子炉の点検中で、原子炉の中はゼロ、プールが2100京ベクレルだった。
つまり、原子炉に6亥4000京、プールに3500京だから、合計6亥7500京ベクレルの放射線量があった。
この内、100京が漏れたのだから、全体の0.15%が漏れたに過ぎない.
もっとも、放射線量は運転が止まる(核分裂が止まる)と急激に少なくなるので、どこの時点をとるかで大きくことなる。
とにかく、ザッと言うと、福島原発が持っていた放射線量の1%未満が大気中にでたことになる。 】
(1 s(秒)間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1 ベクレル(Bq)である。
例えば、毎秒ごとに370 個の原子核が崩壊して放射線を発している場合、370 Bqとなる。)
という具合に京やら垓という数字がふんだんに出てくる。
だからどうなのだという話は、武田先生のホームページを見ていただくとして、
(http://takedanet.com/2011/06/post_40aa.html)
私が思うに、3月11~15日の時点で、「何をなすべきか」について東電も政府も根本的な判断ミスを二つしたのではないか。
一つは、何をおいても住民を避難させるべきだった
( ソ連は事故の翌日に1100台のバスで住民を大量に避難させたが、日本政府はなにもやらなかった)。
もう一つは、原子炉からの放射能漏れを如何にして少なくするか?を考えるべきだった。(海水で冷却することは、放射能漏れを防ぐ最良の策だったのか?)
なんのために原子炉を冷却するのか?
私はメルトダウンを防ぐためと思うが、既にメルトダウンをしてしまっているのに、冷却をする意味はあるのか?
冷却しないと核爆発を起こすというのか?私はそうは思わない。
海水で冷却したために、大量の放射能汚染水を太平洋に流す結果になった。
むしろ、メルトダウンさせて、土やコンクリートで埋めてしまうという手はなかったか?
放射能が飛散しなければ、フクシマだけに被害を限定できたと思うのだが・・・
以上、素人(ゲス)のカングリなのでしょうか?
10の16乗で、万京つまり、10の20乗が "垓(がい)"だそうです。
「京」とか「垓」などという数字は、日常使うことはないので、縁のない数字だと思っていたのですが、原発事故で、その数字が出てきました。
武田邦彦さんによると、
【福島原発から上空に漏れた放射性チリは、約70京ベクレル。
海に流れた方はハッキリしないが10京ベクレル程度と考えられる.
つまり、福島原発から環境へ漏れた量はおおよそ100京ベクレルだった。
この量を少し落ち着いて考えてみよう。
福島第一原発には1号機から4号機まであった。
1号機、2号機、3号機は運転中だったので、原子炉の中に合計6亥4000京ベクレル(亥は本当は土偏で、ガイと呼ぶ)、
プールに1400京ベクレルの放射線量があり、
4号機は原子炉の点検中で、原子炉の中はゼロ、プールが2100京ベクレルだった。
つまり、原子炉に6亥4000京、プールに3500京だから、合計6亥7500京ベクレルの放射線量があった。
この内、100京が漏れたのだから、全体の0.15%が漏れたに過ぎない.
もっとも、放射線量は運転が止まる(核分裂が止まる)と急激に少なくなるので、どこの時点をとるかで大きくことなる。
とにかく、ザッと言うと、福島原発が持っていた放射線量の1%未満が大気中にでたことになる。 】
(1 s(秒)間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1 ベクレル(Bq)である。
例えば、毎秒ごとに370 個の原子核が崩壊して放射線を発している場合、370 Bqとなる。)
という具合に京やら垓という数字がふんだんに出てくる。
だからどうなのだという話は、武田先生のホームページを見ていただくとして、
(http://takedanet.com/2011/06/post_40aa.html)
私が思うに、3月11~15日の時点で、「何をなすべきか」について東電も政府も根本的な判断ミスを二つしたのではないか。
一つは、何をおいても住民を避難させるべきだった
( ソ連は事故の翌日に1100台のバスで住民を大量に避難させたが、日本政府はなにもやらなかった)。
もう一つは、原子炉からの放射能漏れを如何にして少なくするか?を考えるべきだった。(海水で冷却することは、放射能漏れを防ぐ最良の策だったのか?)
なんのために原子炉を冷却するのか?
私はメルトダウンを防ぐためと思うが、既にメルトダウンをしてしまっているのに、冷却をする意味はあるのか?
冷却しないと核爆発を起こすというのか?私はそうは思わない。
海水で冷却したために、大量の放射能汚染水を太平洋に流す結果になった。
むしろ、メルトダウンさせて、土やコンクリートで埋めてしまうという手はなかったか?
放射能が飛散しなければ、フクシマだけに被害を限定できたと思うのだが・・・
以上、素人(ゲス)のカングリなのでしょうか?