古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

男性ホルモンを断つ

2017-03-29 | Weblog・人生・その他

3月29日、今日は前立腺がんの再診で西部医療センターに自転車を走らせました。9:09、受付をして、早速、尿と血液の採取。9:45泌尿器科の受付をしました。ここからが待ち時間、いつもなら持参した本を読むのですが、今日はTVで甲子園の野球を見ていました。11時過ぎに順番がきました。
「NOZUEです」。入室すると、「PSAは0.005でした。尿は異常ありません」
「前回のPSAは0.004でしたから増えているのですか?」と小生。
「それくらいは順調とみなせます」。0.001ぐらい増えても誤差の内ということか。
「異常はありませんか」、「とくにありません」。「では予定通り今日は注射をします。次回は5月17日にしましょう」。ベッドに横たわりお腹に皮下注射。
「この注射の目的は何でしょう」。「脳から睾丸に男性ホルモンを出させる指令が出るのですが、その指令をブロックするのです」。
「では、飲み薬と同じ狙いですか?」
「人間の身体はわかっていないことが多くて、脳からの指令をブロックすれば男性ホルモンが出なくなる筈ですが、なぜか睾丸以外から男性ホルモンが産出されるので、それも防ぐには飲み薬が必要です」。
「3か月おきに注射ということは、1回注射すると3ヶ月効果があるということですか?」、「そうです」。
この注射。めっちゃ高くて1回およそ70000円だ(自己負担は7000円)
飲み薬(ピカルタミド)の処方箋を貰い終了。会計を済ませたら11時半。今日は早かった。お腹が空いていたのでレストランに行きランチを頂き、12時帰宅できました。
「新潮45」の4月号にジャーナリストの大江舜さん(68歳)が前立腺がんの闘病記を載せていた。
 男性ホルモンを摂って前立腺がんは大きくなるので、治療では、男性ホルモンを断つ工夫をするということらしい。
『重粒子線照射治療を受けるのだが医者にこういわれる。
「照射前の2か月間ホルモン治療を受けてください。男性ホルモンを断ち、癌を小さくします。照射後も2年間継続です」
「1ヶ月効果のあるリューブリンの注射とピカルタミドという錠剤を毎日飲んでください」
医療費の明細をチェックすると、睾丸切除と同様の効果のある、この化学的去勢注射液、薬価は何と1本約7万円。韓国では性犯罪者の去勢に使われるという。あんまりじゃないかと恨んだが、最近のニューヨークタイムズによれば「大幅な延命効果が実証された」。それなら我慢だ。』
俺って去勢されてる?


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