古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

伊藤博文と憲法9条

2012-12-24 | 経済と世相
12月20日の中日新聞「中日春秋」欄に面白い記事が出ていました。

明治の元勲伊藤博文が、『 明治憲法が制定される際、枢密院議長の伊藤博文と文相の森有礼(ありのり)の間で論争があった。
草案にある臣民の「権利」を「分際(責任)」と改めるべきだとの修正案に伊藤は
「そもそも憲法創設するの精神は、第一君権を制限し、第二臣民の権利を保護するにあり」と反論した』と言うのです。
憲法が、国民でなく、統治者を縛るものであるなら、憲法9条の改定を目論む政治家がいるようだが、
9条の「交戦権の否認」は、
愚かな政治家の誤りで、日本が戦争の惨禍に遇わないように、政治家から戦争を始める権利を奪ったものと私は解釈している。
原発事故や尖閣諸島の政府の対応を見ていると、とても今の政治家に「戦争開始の判断」を任せる気にはなりません。

よろしければ、伊藤博文の明快な論理をお読みいください。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2012122002000085.html