古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

6月29日は株主総会

2010-06-30 | 経済と世相
6月29日は株主総会の集中日。10年余前の株主総会と比べると隔世の感があります。

D社の株主総会に出席しました。以下、その顛末。

市バスに乗り、会場の名古屋銀行協会の大ホールには、9時20分ごろ着きました。頂いたジュースを飲みながら資料を見ていました。顔なじみの方々が見えます。D社総会の特徴はOB(元従業員)株主が圧倒的に多いことです。現従業員も含めると7割ぐらい?

定刻10時に始まる。

事業報告の始まる前に、会長以下取締役と監査役が全員立ち上がり、頭を下げた。今期、赤字で配当を無配にしたお詫びです。

質問の時間、冒頭はこのところ恒例になっている小生の質問。

「インターネットからダウンロードした決算短信によると、地域別にみた収益が、欧州では6億円余の赤字、前年度で4億円余、つまり2年間で10億円の損失になっている。今後の欧州市場の見通しはどうなのか?」

社長が、欧州では市場開拓の先行投資がかさんで赤字になっているが、来年度以降収益は改善されると言う。会長が「今回フォルクス・ワーゲンから受注できることになりました」と補足説明。

この辺りまでは静かだったが、次に爆弾質問が出た。

「過去5年間の収益を見ると、累計で、146億円の利益を上げている。ところが、この5年間の特別損失がなんと170億円になる。ほとんどが、北米の子会社の失敗による。これは、国内で懸命に働いている従業員や管理職の所為ではない。経営者の判断の誤りによるものだ。その責任をどう考えるか?」

質問者の発言は事実認識としては全く正しい。今回の無配転落も海外事業の失敗によるものだ。会長が、北米進出当時の事情について説明をしたが、経営者は結果責任を問われる存在だから、批判されて止むを得ない。

稼いでも稼いでも、米国に吸い取られる日本の縮図みたいな会社だ!

さらに質問者は「これだけ赤字を出しているのに、法人税を払っている。会長は税務署から表彰状をもらったのか?」と、続ける。

財務担当の役員が「税法と会計法の違いで、子会社の評価損が税法上損金扱いを認められないのです」と、懸命に説明した。

次々に批判の発言。「役員報酬が高すぎる。赤字なのだから、役員報酬をゼロにすれば、1株3円の配当が出来るのでは?」

「役員の枠が8人なのだから、現在の5人から増やせる。若い人を昇格させて、経営層に新しい血を入れるべき」(この発言をしたのがOBではなく、中年の女性なのでびっくりした)

結局、質疑は延々2時間半に及んだが、発言する方も元従業員で、答える役員の元同僚や先輩だから「この辺で勘弁しようか」と、審議事項の役員選任などは、あっさり承認された。それでも、「こういう時期、会長の他社社外取締役は辞任すべきでは」と厳しい意見が出たが)

昔の株主総会は、従業員株主を動員して、議長の前に陣取らせ、「異議なし」を連呼。発現株主を威圧するみたいだった。時代は変わったのだ。

総会終了後、株主懇談会に移る前の休憩。ロビーに出ると、ソファーに執行役員のM君とU君。

『みんな元気にやってる?』と聞くと

M「元気ですよ。 NOZUEさんほど元気じゃないけど」(これって、嫌味かな?)

U「まだ走ってみえるのですか?」

『あぁ、今年の2月には熊本県の玉名市でハーフを走った』。熊本出身のU君は「へぇー」という顔

懇談会の冒頭、司会者「昨年の総会は2時間4分で、名古屋地区の総会で長い時間の第四位。今年は2時間31分ですから、3位以内確実と思います。」

これは、遅くなったことのお詫びかな?それとも嫌味?

会長の今年度の経営方針と質問に対する社長の回答を聞いて、その後の予定があったので、1時45分失礼することにした。

以上、現代株主総会の記です。

‘10第2四半期私撰10大ニュース

2010-06-30 | 経済と世相
‘10第2四半期私撰10大ニュース

いやぁ、3ヶ月にこんなにも事件が起こるものですか!

1. 鳩山首相辞任、菅内閣誕生。

何で、この後、消費税が出てくるの?

2. 普天間問題、日米政府間合意。トラストミーってこういうことだった。

3. 福島大臣更迭、社民党連立離脱 まぁその方が社民党には良かった!

4. 韓国哨戒艇沈没。北朝鮮が撃沈?

北は満州事変前後の日本みたいらしい。

5. 東京地裁、日米密約文書の開示を命令、国の敗訴(4/09)。

6. 中国GDP、1~3月期11.9%成長。

どこまで続く高度成長、もうGNP世界2位の座は中国に。

7. はやぶさ7年ぶりに地球帰還(613)。金星探査機あかつき打ち上げ(5/21)

日本の宇宙技術は立派なものです。

8. 牛のこうてい疫騒動。

東国原知事大活躍

9. 大相撲、野球賭博に揺れる。

10. マツダ宇品工場で、元従業員による殺人事件。

マツダだけでなく、他の会社でも起きそう。その意味で、10大事件に相応。日本をこんなに治安の悪い国にしたのは誰?

番外 6月30日、.東証今年の最安値 もはや株安はニュースでないかも。