古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

消費税引き上げ論の裏側

2008-12-27 | 経済と世相
 以下、小生の推理する消費税引き上げ論の裏側です。

なぜ消費税のアップに熱心なのか?経団連には前述の「あわよくば減税?」があります。

お役所には?

官僚は自分の権限を減らされるのが嫌いです。権限とは何か?というと、人事権とお金の配分権です。

 役人は社会保障費が増えること自体が困るのでなく、社会保障費が増えるために、自分たちの配分できる予算額が減るのが困るのです。

だから、消費税を上げてくれと言う。年金に回すためと言うが、お金に色は付いていないから、年金に使ったか、他に使ったかは、実際は分からないのです。

 たとえば、今、社会保障に年間20兆円を使っているとする。そして消費税のアップで5兆円税収入が増えたとする。年間25兆円を社会保障に使うのなら、増税分を年金に使ったといえるが、役人は、22兆円使ってそのうちの5兆円が消費税増税分だと言っておいて、自分たちの配分できる税金が3兆円増えたと満足するシナリオになりそうです。

 (人事権についてもそうです。公務員制度改革で、人事権を内閣府に一元化されたら、自分たちの人事権がなくなるので猛反対。

骨抜きにされそうなのに、麻生さんはやる気なし。

へそを曲げた渡辺前行革担当相は、「衆院解散」の野党決議に与党議員でただ一人賛成した。気持ちは分かりますね。)