Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

最近見た映画シリーズ。

2007-04-29 15:57:35 | movie
Pちゃんは大の映画好き。
夢は、大きなcosyな家で一日中好きな映画を見ること、だそうだ。
夢には程遠いけれど、ここのところ近くのショップでDVDを借りてきては夕食がてら映画鑑賞会をするのが週末のならわし。
ということで、最近見た映画で面白かったものの備忘録をば。


『Flags of Our Fathers』(父親たちの星条旗)
あの『硫黄島からの手紙』のアメリカ(サイド)バージョン。硫黄島のすり鉢山で勝利の星条旗を立てたあの伝説の戦士たちが、帰国後Heroにまつりあげられ愛国運動にさんざん借り出されて利用された挙句、さびしく生涯を終えていくさまを詳細な取材をもとに描いていく。
今までアメリカ映画で描かれていた“Hero”像を覆す、クリント・イーストウッド渾身の作品。やっぱりアメリカではいまいち人気出ず。しゃぁないか・・。


Man In The Year
アメリカを代表するコメディアン&俳優、ロビン・ウィリアムス主演のちょっとシリカルなコメディー。
人気コメディアンでテレビの人気ホストをつとめる男が大統領選に立候補、勢いに乗って当選してしまう。しかし、この票の集計には大きなトリックが仕掛けられていて当選したのは彼ではなかった・・・。2000、2004年のあの悪夢の大統領選挙を髣髴とされるストーリー。
だが、これを知った彼が選んだ道は・・・??

ロビンの出演作品は、結構好き。『Dead Poets Society』(邦題:いまを生きる)は、今まで見た映画の中で5本の指に入る。(Pちゃんは何回見たかわからないとか)日本のすべての学校においてみんなで見ろ!といいたい。泣けます。

『Mission Impossible 3』
PちゃんはMIシリーズが大好き。(私はあんまり・・)
初めて見たけれど、あまり深く考えずに楽しむには痛快な映画。
がんばってアクションにチャレンジするトム・クルーズがちょっと痛々しいが。

Adaptation』(邦題:めくるめく妄想)
いかにもスパイク・ジョーンズ監督作品らしい、難解かつ見たあと脱力してしまうような物語。邦題のとおり、めくるめく妄想に翻弄される人間たちが陥る罠と悲しい結末。ニコラスケイジ、メリル・ストリーブ、クリス・クーパーという個性派+演技派の俳優たちが人間の内面の怖さを見せつけてくれます。
しかしこれは日本語で見たい~!英語じゃ難解な話が余計にわからん。自分が妄想に落ちいりそう。

The death of a president
シカゴ訪問中のブッシュ大統領が暗殺されるという架空のストーリーに沿って、すぐに容疑者の拘束(もちろんモスラム。もちろん潔白)され、その後の裁判ですべての陪審員が彼を有罪にしてしまう・・・と身の毛もよだつような、しかしいかにもアメリカで起こりそうな話が展開されていく。
実際の映像を巧みに処理して、ブッシュが本当に撃たれる衝撃のシーンやなんと国葬(!)シーンまで、と~ってもリアルに再現している。現大統領を映画で殺してしまうなんて、さすがやることがアメリカ・・。オススメです。
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今週のめしシリーズ

2007-04-26 15:24:07 | cooking
最近のふたりの大のお気に入りのメニューがこれでおます。

 

それは、カタプラーナ(鍋)を使った、“カタプラーナリゾット~”
そもそもカタプラーナでは魚介や野菜をたっぷり入れた煮込みシチューを作っていたのだけれど、ある日ここにお米を入れてみたらどうなるだろうと試しにやってみたところこれがバリうま!
気をよくして、それ以来我が家ではカタプラーナといえば「リゾット」と決まっている。
本日の中身は、あまりもののチキン、頭つきえび、ジャガイモ、オレンジピーマン、しいたけ、ダイストマト、仕上げに香菜(コリアンダー)。お米が水分を吸い取るので、お米を入れるときは水分を多めにするのがコツ。




カレーが無性に食べたくなった火曜日は、タイ・グリーンカレー。
タイのグリーンカレーペーストとココナッツミルクで野菜を煮込んで仕上げました。
ご飯がいくらでも食べられるからキケン。ちなみにお米はジャスミンライス。


そして、ネタに困ったらこれ。水曜日は野菜の天ぷら。
しいたけ、かぼちゃ、にんじん+いんげんのスプリングロール風
味噌汁はほうれん草とわかめ。
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2007-04-26 08:16:14 | アメリカ生活雑感

春爛漫に咲き乱れる庭の木々をちょっと失敬して生けてみた。
家の中はすっかり春色。







 


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またまた、Jam

2007-04-25 06:41:43 | music/festival
日曜日の午後恒例となった、jam session。
今日はベーシストにトーマス、ドラムにガバーンを迎えての新鮮な顔合わせ。ベースとドラムが変わると、まるで違うバンドみたいで楽しい。
リズムセクションが変わったせいか、みんないつもより生き生きしていた気がする。曲目もバラエティーに富んでいて、勉強になった。


ガバーン(Ds.)とトーマス(Bs.)


この二人はいつ聞いても楽しい。
アルのサックスとドゥエインのトランペット


全体はこんな感じ。こじんまりと。

song list

1. I Thought About You
2. I Fall in Love So Easily
3. I'll Remember April
4. Speak No Evil
6. Just In Time
7. This Masquearade
8. Equinox
9. Birk's Works
10. What Are You Doing The Rest Of Your Life?
11. Stolen Moments
12. Sidewonder
13. Tokyo Blues
14. Poincaiana
15. I Love Being Here With You
16. Pent-Up House

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マイブーム

2007-04-25 05:41:20 | アメリカ生活雑感


この何の変哲もないデニム製のバッグが、最近私の大のお気に入り。
これは、この間久々にUCキャンバスをうろうろしていたとき学生会館のshopで見つけた、リサイクル買い物袋。
“Reuse This Bag - Save A Tree”と書かれた袋には、協賛会社やショップのロゴがプリントされている。大きすぎず小さすぎず、肩に掛けられる紐の長さも具合よく丈夫で使いやすい(ちなみに写真には写っていないけれどワインの瓶がすっぽり入っている)。しかも、このバッグをもって買い物すると、ディスカウントチケットをもらえるチャンスもあるらしい。

資源・環境問題がアメリカでもまじめに議論され初めて以来、このあたりでもいろいろな試みが始まっていて、スーパーではプラスティックバッグ(ビニール袋)が近々廃止になるという。やるときは有無を言わさずドラスティックにやるアメリカ方式は、ことこういう問題に関しては大賛成だ。(おかげで喫煙にもきびしいし
面白かったのは、これを持って買い物にいくといろんな人から「それはどこで手に入れたの?」だの「それ、いいね」だの声をかけてもらうこと。
このあたりが、いかにもアメリカという感じ。
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Happy 66歳。

2007-04-22 07:28:30 | アメリカ生活雑感
今日4月20日は、故ヨシオさんの66回目の誕生日。
スシカルでささやかな誕生会をやりましょうというお誘いを受けて、ワインとお花を手にヨシオさんの形見のギターを抱えてPちゃんと10時過ぎにお店にうかがった。
すでに営業を終えた店内では、いつものようにリョウジさん、ナオさん、セイヤさん、ヒデオさんらが一杯やり始めていた。
思い起こせば去年のこの日、同じようなメンバーで同じように飲んでたっけ・・。

たとえヨシオさんの姿はなくても、去年と同じようにバースデーケーキをカットし、みんなで“カントリー・ロード”や“ラブ・ミー・テンダー”、“テネシー・ワルツ”、“知床旅情”、“Jet Plane”などなどを思いつくまま歌い続けた。



みんなでヨシオさんに向かってHappy Birthdayソングを歌う。


私もヨシオさんギターで久々にナオさんと一緒にフォークを歌う。


“酒泪”で盛り上がる、リョウジさんとジミーさん。

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引き金。

2007-04-20 09:55:28 | アメリカ生活雑感
週の初めに起こった衝撃の事件で、全米が陰鬱な気分に陥っている。
テレビではどのチャンネルも報道特集を組み、やれ犯人像はどうだの学校側の初期対応に問題があっただの、もううんざりごめんだ。
言ってしまえば、どこでいつ起きてもおかしくない事件だった。被害者の数を数えて“過去最大の悲劇”と大騒ぎしてはいるけれど、人数比較の意味など無に等しい。「学生による学校での銃撃事件。犯人は自殺」という、怒りと裁きのもっていきようのないパターンは、根本的な社会の仕組みを変えない限りこれからも続くだろう。そこに触れる報道はこれもまた、無に等しい。

今回の事件でまっさきに頭にうかんだのは“Hate Crime”の連鎖だった。
ヘイト・クライムとは、人種や宗教などによる差別・偏見からくる憎悪犯罪。9・11の直後、ターバンを巻いた人たちが何の理由もなく襲われ、あるいは命を落としたことを思い起こした。「犯人は○○人」とアメリカ以外の国名が入ると、そこに入るすべての人たちが居心地の悪い思いを強いられる。これが、人種寄せ集めの“自由な”社会でありながら目に見えないヒエラルキーが存在するアメリカという国の宿命なのかもしれない。(事件後の犯人に関する第一報は「昨年、学生ビザでサンフランシスコから入国した中国人留学生」だった。何を根拠にここまで決めつけたのかはいまだに定かではない。)バークレーのような全米一のリベラルな街でも、9・11後のHate crimeは存在したのだ。私は少し、身をすくめた。

次に思ったのは、銃社会のこと。
同様の事件の背景には、身分証明書ひとつで簡単に銃が買えるという社会のしくみが潜んでいる。そして何度同じような事件が起ころうと、アメリカは銃規制を決してやめようとしない。Gun Lobby(銃規制反対団体)がアメリカ社会を牛耳っているからだ。のどもとすぎれば熱さを忘れてしまう、いや忘れさせようとしているのかもしれない。「銃所持は自己防衛であり正当だ。(殺された)被害者はたまたま運が悪かった」という悪魔の声が、そうだそうだという闇の合唱にのって聞こえてくる。アメリカが繰り返している戦争もまたそっくり、同じこと。
銃が存在する限り、この手の事件は決してなくなりはしない。少なくとも、銃という武器を手に入れることがなければ彼(犯人)があそこまで大胆な行動を起こす勇気はなかったかもしれない。凶器が銃でなければ被害者も交戦することができただろう。

ここでふと、昨今の日本社会のことが頭をよぎった。もし日本に銃規制がなかったらどうなっていただろう、と。
陰湿ないじめや学校でのストレスで鬱積した気持ちを一気に晴らせる簡単な武器が手元にあったとしたら・・・子どもたち、いや大人でも一瞬の衝動にかられる可能性は高い。もしかすると、病み果てた日本はたちまち世界一の犯罪国になってしまうかもしれないと思うとぞっとした。



水曜日の新聞(Sanfrancisco Chronicle)には、被害者ひとりひとりの顔写真とプロフィールが紹介されていた。読むのもつらい内容だった。
被害者のひとり、Liviu Librescu教授はナチスの迫害をのがれた生き残りだった。
彼は犯人を教室に入れまいと自らが扉の前で楯になり、教室内の生徒全員を窓から非難させ息絶えたという。


今日、久々に大学(UCバークレー)構内を歩いてみた。
新学期の新入部員の勧誘があちこちで盛んに行われていた。平和そうには見えてもVirginia Tech.事件も人ごとではない。


UCバークレーは現在、学生の50%超がアジア系。


手前が“モスラム学生会”、その横は“パレスチナにおける正義研究会”。
いかにもバークレーらしい図。

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Anneの雄姿

2007-04-18 08:40:54 | アメリカ生活雑感
日曜日のJamのあと、あるパフォーマンスを見に行った。
それは、バークレーアダルトスクールのTapダンスクラスの発表会。アダルトスクール時代の恩師であるアンがこのTapクラスをとっていてこの日が発表会だと以前聞いていたのでこっそりと見に行く予定にしていたのだ。
実を言うと、事前に見に行くよと本人に連絡をしたところ「そんなに見せられるようなもんじゃないしお金の無駄だから来ないほうがええで」(注:もちろん英語です)とあまり見られたくない様子だったのでいったんは行くのをやめにしたのだが、ちょっとした連絡違いでPちゃんが会場に行ってしまったためあわてて追いかけた、というのが事の顛末。

そんなことをな~んにも知らないPちゃん、会場に私がいないので何を血迷ったか出演者のドレスルームに探しに行ったというではないか!
驚いたのはアンだけではなくそこらで着替え中のおばさま、失礼、レディーたち。そこにてっきり私がいると思っていたPちゃんも相当あわてたらしく、事情を説明しようとアンに挨拶にいったところ当のアンはPちゃんをよく覚えておらず(だって1年以上会ってないんだもん・・)「アンタ誰?」状態。「ショーコのダンナです」と言って初めて思い出し、来ないはずの私が来るのがバレてしまった。まったくよ~。

さて、ショーのほうは大きく分けて2部構成。前半はTapダンス、後半はウクレレ&フラダンス。出演者はバークレーアダルトスクールのTapチームのほかに、サンフランシスコTapチーム、ノースバークレー・シニアセンターTapチーム、オークランドTapチーム、そしてベイエリア・ウクレレアンサンブル、サンフランシスコ・フラダンサーズという面々。お察しのとおり、平均年齢は軽~く60歳を超えるだろうという方々。一言で言うと「シニアセンター発表会」のようなもので、期待していたようなセミプロTapパフォーマンスとはかなりのギャップがあったのは言うまでもない。観客も100%が家族の人たち。やばい、かなり場違いな私たち・・・でもいったん入ってしまったものは後には引けない。こうなりゃ最後まで二人で楽しむっきゃない。
「何でこれだけのプログラムで2部構成なんだろうね」と私が言うと、Pちゃんが名言。
「やっぱり酸素吸入が必要なんじゃない?」。


で、これがその一部。


本人は謙遜してたけど、なかなかサマになってたAnneの雄姿。


・・・このへんが、日本人には真似できない勇気。


後半はフラとウクレレ。
老人による大ウクレレ大会をみて何かを思い出した。そうだ!これはまさしく「大正琴発表会」!
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Jam Sessionの週末。

2007-04-17 11:22:18 | music/festival
近頃はすっかり暖かく、というより汗ばむほどの陽気が続き日も長くなった。
それつられるように、週末はもっぱら外に出かけていくことが多くなった。
先週、今週と日曜日はマサコのところでJam Session。
先週は、ベースのセイヤさんを初めてお迎えしての3人で初の日本人チームセッションをした。いつもは大人数なうえにコミュニケーションは英語なので、なかなかかかゆいところまで手が届かない練習も、3人だと余計な気を遣わず何度も同じところを繰り返しながら練習することができる。
ベースとピアノという最小限の音に集中できるせいか、今年初めてのJamにしては意外とリラックスして自由にできたような気がする。こういう少人数のごまかせない練習、これからもちょくちょくやっていかなきゃ。

うって変わって今週のJamは大所帯。
ピアノ、ベース、ドラムに加えてトランペット、Saxという6人体制。これだけメロディー楽器が多いとやっぱり音が深くなって楽しい。即興ソロを聴くだけでその人となりもよくわかる。特にこの日初めてお会いしたSaxのアルは、私の大好きな“直感型演奏”タイプ。あまり冒険をせずきっちりと演奏するドゥエインのトランペットとは好対照で、だからこそふたりの掛け合いは聴いていてとても面白かった。
「以前、友達のセッションで“枯葉”を演ったんだよ。そのときの演奏は自分でも今までで一番イケてたんだ。で、終わってから譜面をみたらみんなとは違うキーで演ってたことに気づいたんだ。でもそんなこと、知るもんか!だってsounds goodだったも~ん。ワッハッハ」とアル。
こういう人、待ってたのよね!


ドゥエイン(Tp)とアル(Sax)

「“コルトレーンみたい”な演奏をしたところで、それは自分じゃないだろ?だから怖がらずに自分を出すこと、そして自信をつけることさ。」

アルに勇気をもらった日だった。

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めで鯛。

2007-04-15 16:12:04 | cooking
3年前のクラスメート、もうひとりのSHOKO(通称SHOKOブラック)に待望の姫が誕生した。
いやぁ、実におめでたい。勇気と希望を与えてくれるニュースだ!
というわけで今日は鯛の姿煮。じっくりと甘辛く照り煮にしてみた。


題して「祝姫誕生!ブラック&テリ煮」
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