Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

猫のいぬ間に夜遊び。

2006-09-24 06:05:47 | アメリカ生活雑感
ひとりでさびしいでしょう、とマサコ&ポール夫妻が家にご招待してくれた。
「全くそんなことはなく、むしろひとりでうれしいくらいだ」という気持ちは、マサコには理解できてもポールにはわからないらしい。いや、わかりたくないのか?女よりも男のほうが生来さびしがりやなのかも。

マサコ宅では、今度演奏したい練習曲の打ち合わせ。
7000枚は下らないというポールの膨大なレコード・CDコレクションのなかから、あれも聴きたいこれも聴きたいと飛び火して、リビングは昼間からJazz喫茶状態。今度の練習曲を選ぶはずが、すっかり鑑賞会になってしまった。
ポールは今まで自分のコレクションを自慢して披露できる相手がいなかったので、超ゴキゲン、次から次へととっておきのCDを持ってきてはかけてくれる。ついでに歌の背景や歌詞の意味も教えてくれるので、私にとってはありがたい先生だ。

そして日も暮れかかり、夕飯のしたくにかかる。
今日は私のお気に入りの、あの「ポルトガル・カタプラーナ」をやることにし、家から鍋を持参。今日の具は、白身魚、えび、チョリソー、そして野菜(玉ねぎ、じゃがいも、ピーマン、コリアンダー)。味付けは白ワインとオリーブ油と塩コショウのみ。
これだけで3人がもうおなかいっぱい。ふたりとも「おいしい」を連発、マサコさんはこのお鍋を大層気に入り、こっちで手に入らなければポルトガルに発注しようかとまで真剣に考えていた。




<後日談>
このところ頭痛とめまいに悩まされていたマサコさんはこの鍋以来体調がいいらしい。
ポールも「翌日目覚めたらおなかの調子が良くて気分が爽快だった」と喜んでいた。
あまりに気に入ったのでポール鍋+ポルトガル鍋にひっかけて「ポルちゃん鍋」と命名。



9時ごろ、ポールに送ってもらって今度はスシカリフォルニアへ。
今日は、ブルースマン・ヒデオとヨシオさんがベース入りでプレイしていた。送ってくれるだけのつもりだったポールも、ついつい音楽につられて店に入り、しばし演奏を楽しむ。
そしてまた、いつものように閉店後の飲んだくれ状態になだれ込み・・・
帰宅は1時過ぎてましたとさ。すっかり羽伸ばしきってちょっと飲みすぎ。

ちなみに、シカゴのPちゃんからは「今回初めて、まじでトルネードアラームがでて、シェルターに避難させられた。スシカルのみなさんによろしくね~」とメールがきていた。
Pちゃんも口うるさい嫁はんに「もう寝なさい」と言われることなく、4時ごろまでなんやかやと夜更かしをしているらしい。まぁ、こういうのもたまにはいいよな。

というわけで、シカゴのあとモントリオール(カナダ)のワークショップに参加するPちゃんに誘われて、私も明日からモントリオールに行くことになった。
初のカナダ上陸。ちょっとわくわく。

詳しくは帰ってからまたゆっくりと・・・
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猫のいない間に納豆。

2006-09-21 17:07:21 | アメリカ生活雑感
こんな解放感は何ヶ月ぶりだろう。
空に“自由”と大きく文字を書きたい気分。
何故かって?大きな声では言えないけれど、今日からPちゃんがシカゴに行ってしまったから。今回は短期間なので、一人で行ってもらった。そして今日から土曜日までは私ひとりきりの生活。わ~い!!

鬼のいぬ間になんとやら、は英語では"when the cat's away the mice will play."(猫のいぬ間にネズミが遊ぶ)"
行ってらっしゃい、の次の瞬間からもう気分は子ネズミ。ぴょんぴょん。
普段も日中は自由じゃないかと言われればそうなのだけれど、気分的には段違い。晩御飯を考えずに思いつきで出かけることはできないし、物理的に「待ってしまう」状態になることは避けられない。
おなかがへっても、もうちょっとで帰ってくるしなーと思って我慢しているうちに待ちくたびれて、帰ってくるころには機嫌最悪ということもしばしば(すまん、Pちゃん)。うちでは待っていなくても全然かまわないことになっているものの、やっぱり晩御飯くらいは一緒に食べながら一日の報告をしたい。かと思えば、やれやれと自分の仕事をし始めたとたんにカエルコールがあると、かなりむかつく。
主婦って相当フラストレーションたまるものだったんだ。外で働いて、好きな時間に自由に飲み食いしていたお気楽な昔がなつかしい。きっとPちゃんもそう思っているんだろうな。

そんなわけで、今日はカンタン超質素な食事。
冷凍庫に眠っていたアジのフライを揚げて、あとはこれも冷凍のあさりでお味噌汁。
そして本日のメインはこれ!



納豆!!
ああ~~。食べたかった。
さすがにPちゃんが嫌がるだろうと思って一緒のときはずっと我慢していたけれど、昨日日本のスーパーで買っておいたのだ。買うときはうれしさのあまりにやにやしてしまった。
もう、これだけでおかずいらないもんね、私だけなら。

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ばか高い医療費

2006-09-19 13:34:31 | アメリカ生活雑感
6月に滞在先のシカゴで初めて病院で診察を受けるという体験をした。
そのときの請求額にはすっかり驚かされたが、アメリカに住んでいる人たちからすれば当たり前の額ということがわかってきた。

数年前、Dedeが道で転んで鼻を強く打ち、その後も血が止まらなくなって救急病院に飛び込んだことがあった。そのとき、血が滴り落ちる彼女を見て看護婦はひとこと「命にかかわる人を優先しますから今すぐは対応できません」と言い放ち、Dedeはその後待合室で2時間近く待たされるうち出血多量で倒れたのだった。さすがにやばいと思ったのか、そのあと緊急手当てを受けたそうだが、そのときの合計の請求額は400万円だったという。
ケタまちがってんじゃないの?とPちゃんと一緒に何度も問いただしたが間違いではなかった。

マサコさんの場合。
彼女は現在、近くの大型ディスカウントストアーで社員として働いているので医療保険はその会社がカバーしてくれている。ご主人のポールはすでにリタイアしており、彼女の会社の保険が頼みの綱。それもあって、ポールのためにも仕事はやめられないらしい。会社がカバーしてくれなければ、保険も医療費も高すぎて個人で簡単に支払える額ではないからだ。仕事の内容はともかく「保険のために職に就く」という人が多いのもうなずける。

「私もいつまで仕事を続けられるかわからないから、今のうちになるべく悪いところは直しておかなきゃって考えてるの」とマサコさん。
最近、子宮の定期検診でちょっとした異常がみつかり詳細の再検診をしたそうだが、そのとき「It's up to you(やるかやらないかはあなた次第ですよ)」と病院に言われたそうだ。
そう、ここでは何でも「up to you」。
言葉を返せば、「お金の払えないやつは、はじめからやめときなさい」と言っているようなものだ。要するに、貧乏人は死ね、ってこと。

私の場合、現在はPちゃんの職場のおかげで安く保険に加入することができている。
保険に入ったとたんに気が緩んだのか2回も医者に行ってしまった。もし保険に入っていなくて何かが起こっていたら・・と考えると空恐ろしくなる。学生生活をしていた3年間、よくぞ何の保険もない状態で何事もなくすごせたものよと思う。と同時にぞっとする。

悲しいかな、トシとともに病院にお世話になる機会が増えるのは現実。もし病気になったら、即日本に帰って治療を受けたほうが精神衛生面でも金銭面でも絶対安心だと思う。
つくづくアメリカでトシはとりたくないよな~、と思う今日このごろ。

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<おまけ>

2006-09-19 10:18:08 | アメリカ生活雑感
先日のライブ参加のお礼にと、ポールがギャラでランチをごちそうしてくれた。
Emeryvilleにある“Bucci's”という、洒落たイタリアンレストラン。なんでもかなり歴史のあるレストランらしく、店内はちょっとおしゃれをしたビジネスマンらしき人たちで大賑わいだった。
値段も高すぎず、味もまぁまぁ。
ごっそさんでした。
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初ライブ(どさまわり)

2006-09-16 13:41:19 | music/festival
最近よくJamをして遊んでいるマサコ&ポール夫妻のお住まいは、Emeryvilleというとベイサイドの町の巨大なコンドミニアム。(Bチャが最初に住んでいたとこね)
そこに、ポールの知り合いの不動産屋さんがニューオフィスを構えることになり、今日はお客さんを大勢呼んでオフィスのオープンパーティーをするというので、私たちがパーティーの間BGMでJAZZ演奏をすることになった。
何でそうなったのか詳しいことはよくわからないが、なんでもポールが知り合いのよしみで話をつけてきたらしい。しかもミュージシャン一人100ドルというれっきとしたプロ並みの価格でネゴしてきたというから驚き。(私はもらっていません、念のため)
そこで本日急遽、“ポールバンド”結成、午後4時すぎから7時すぎまでぶっとおしで“お仕事”してきた。
メンバーは、ポール(ドラム)、マサコ(ピアノ)ドゥエイン(トランペット)、ジャーミー(ベース)そして私の5人。この人たちと演奏するのは先週の日曜日のリハ以来2回目だ。

ステージはスーパーの駐車場前、まるで“お車様”のために演奏をしている状態。売れない演歌歌手のどさまわり状態だ。
演奏を始めたころは太陽もまだまぶしくあったかだったのに、終わるころにはベイからの寒風が身にしみて体がコチコチ。演奏のほうは、始めの15分くらいはつまんなかったけどビールが入って体(脳)が温まってきてからは、ええいどうせ誰も聞いちゃいねぇやと開き直り結構好き勝手やって楽しんだ。
観客のほうはというと、目の前で踊りだす人、歌で乱入してくる人、トランペット演奏中に話しかけてくるおばちゃん、ゲイのお兄ちゃんからこの前までオトコだったおばはん、と盛りだくさんでなかなか面白かった。
「あなたたち、ときどきクリッパークラブ(コンドミニアムにあるリクリエーションセンター)で練習している人たちでしょ。いつも聞こえてきて楽しませてもらってるわ」と親切に言いにきてくれるご婦人や「グループ名は何?」と聞いてくるほろ酔いのおっちゃんもいた。
Pちゃんも仕事を抜け出して見に来てくれた。(ただ酒とただBBQと、優しい妻の送り迎えが決め手)


うしろはスーパー。




(撮影:Pちゃん)


<Set List>
Night Train
I Should Care
Corcovado
In the Wee Small Hours of the Morning
Only Trust Your Heart
How Insensitive
Goegia On My Mind
In A Sentimental Mood
Just In Time
NIght and Day
All of Me
The Nearness of You
All the Things You Are
Alone Together
Tokyo Blues
If
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“カタプラーナ”、新レシピ!

2006-09-14 13:25:22 | cooking
7月にポルトガルから我が家に飛来してきた、“カタプラーナ鍋”
以来、このお鍋はちょくちょく我が家の食卓に登場し、重宝している。これのいいところはなんといっても“失敗がない”ところ。お野菜やお肉やシーフードなど、ありったけのものを詰め込んで、オリーブ油をたら~りとかけ、ちょこっと味付けして蓋をして待つこと約20分でおいしい蒸しもの&スープが出来上がる。

今日、何気にいったスーパーで珍しくおいしそうな鯛があったので一尾買ってきた。これを使って発明した激ウマメニューを公開しましょう。
題して、「今夜はめで鯛、鍋。」

1.まず、お鍋の底に薄く輪切りにしたジャガイモを並べます。
2.そのうえに、赤・青ピーマン、玉ねぎ、にんじんを適当な大きさに切って散らします。(なんでもある野菜で代用)
3.そこに、じゃ~ん!!と鯛を一尾丸ごと大胆におきます。(うろこは内臓は洗っておく)
4.その上に、お野菜の残りをぶっかけます。
5.最後に、イタリアンパセリ、コリアンダーをたっぷりかけて、上から全体にオリーブ油と白ワインをふりかけ、チキンスープのもとと塩コショウで味付けします。
・・・・あとは蓋をして、約30分。ただじっくり待つのみ。


出来上がり

鯛のみをほじくりながらスープと一緒に召し上がれ。(下のほうに鯛の頭が見えます。)
鯛をまるごと白ワインで蒸かすので、これが抜群のスープとなります。


バジルの葉をかりっと揚げたものを仕上げに添えると、色がとてもきれい。
バゲット(パン)で残りのスープをすくい取って、最後まできれいに平らげます。
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我が家に車がやってきた

2006-09-13 11:41:28 | アメリカ生活雑感
・・・とはいっても、「借り物」のお話。
アメリカでは車なしではどこへもいけない、けれど買うとなれば車代金のほかに保険やら駐車場代などで維持費は月々500ドルを下らない。普段の生活ではめったに使わないのに、これはまったくの無駄遣い。というわけで、我が家は「車を持たない。移動は公共交通機関主義」を貫いてきた。
ところが、買い物の量が二人分になって以来、自転車で荷物を持ち帰るのも限界になり、かといっていちいちバスを待つ時間もなんだかもったいないなぁ、という思いも募っていた。
・・・で、そんな人たちにぴったりのシステムが今回利用することにした「City CarShrare」。
レンタカーでも公共交通機関でもない。登録者同士が空いている時間に車を使い合いっこしましょう、という賢いシステム。
日祭日休みのレンタカーと違って、365日24時間いつでも利用できるという便利さに加えて、みんなで車をシェアすることで環境にもやさしい。

まず年間300ドルのデポジットを支払って会員登録する(メンバーキャンセル時に全額返還される)。固定会員費は月々10ドル。あとは、使いたいときに使いたいタイプの車を選んで市内数カ所のパーキングでピックアップし、使用後は元のところに戻すだけ。保険もガソリンもすべて運営会社が払ってくれるから、余計な手続きは一切なし。
ランニングコストは1時間当たり4ドル(深夜早朝は半額)の使用料と、走行距離1マイル(1.6キロ)あたり44セントのガス代だけ。

1時間程度の買い物に出かけるときなどはうってつけだ。そのうえ何がいいって、このパーキングが我が屋の真横!なのでまるで自分のうちのパーキングのような感覚で使えるというわけ。
2001年にこのサービスが始まった当時は、車といっても黄緑色のビーグルしかなく、いかにも「シェアーしてます」感が漂いださださだったのだが、今ではトヨタプリウス、サイアンからホンダのエレメントまで多種多様。(日本車ばっかり)
デザインもシックでかわいい。

で、今日はこれを初めて使って近所にお買い物にでかけてみた。で、せっかくなので重いものやかさばるものもいっぱい買ってきた。
いやぁ、ラクチンラクチン。自転車でひっくり返る心配もなし。

ただひとつこわいのは、これで自転車を使う機会が減ってしまう→ますます運動不足になり肥える→調子こいて食べ物を買いすぎ→思い余って作りすぎ→食いすぎでまた肥える・・という悪循環。
おおおお


これが今日使った車。小さくて足回りがよくて荷物もけっこう詰める「サイアン」はいまアメリカで大人気で、生産がおっつかないらしい。トヨタ強し。


買い物先でたまたま見かけた“兄弟”「プリウス」
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イタリアタウンでバースデーDinner

2006-09-13 03:50:32 | ダーリンはドイツ人
9月はPちゃんのバースデー月ということで、久々にサンフランシスコでデート外食。
よく考えてみれば、二人で外食したのはNYに行った6月以来約3ヶ月ぶり。
服を着替え、電車に乗ってわざわざ出かけていくという行為そのものも、なんだか久しぶりでちょっとだけ心躍るかんじ。

イタリアタウンの小さなイタリアレストランで、前菜とパスタとフルボトル(赤ワイン)をたいらげたら、もう死ぬほど満腹に。そのあとBarにのみに行く計画も自然消滅しちまった。
いやいや、満足でございました。

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ある本屋さんの話。

2006-09-08 10:56:38 | アメリカ生活雑感
この6月、バークレー名物だった一軒の書店が閉店した。
UCバークレーのお膝元、Telegraph通りで43年間もの間営業を続けてきた“Cody's”
50年前にCody夫妻が開業し、以来いかなる大手チェーンにも属さずにまったくの独立経営でやってきたこの書店は、「eclectic selection」(多方面にわたる偏りのないセレクション)が評判の、地元で最も親しまれていた本屋さんだった。
ノーベル賞受賞作家から元大統領にいたるまで、数え切れないほどの作家たちがここの扉をくぐった。そういえば、2004年にはクリントン元大統領もここで本の発売記念サイン会をしてたっけ。

しかし、昨今のインターネットによる書籍購入者の増加や若者の本離れの影響を受けて、ここ十数年は赤字続きだったといい、2代目オーナーのAndyさんはついに看板であるこの店を閉める決断を下したのだった。
Cody'sの店舗の中でも、このTeregraph店は「the heart and soul of the 60s counterculture and radical political currents(60年代の反体制文化と急進的な政治潮流そのもの)」(Andyさん)というように、格別な意味を持っていた。
その最終日には、閉店を惜しむ大勢の“ファン”たちが夜遅くまでフロアを埋め尽くし、なかにはAndyさんのサインを求める人たちもいた。私もニュースの中継を見てあわてて、記念にと本を買いに走った。

ところが今日、地元のフリー新聞「The Daily Carifornian」の一面にこんな記事が出ていてビックリ。
「Cody's Acquired by Japanes Company」(日本の本屋がCody'sを獲得)
記事によると、買収したのは日本で最大の洋書取り扱い書店「洋版」。Cody'sの所有するサンフランシスコとバークレーの2店舗を買収したという。
「It's an interesting and great cultural marriage」と洋版の社長(カガワヒロシ氏)が言うように、洋版がCody'sを資金面でバックアップするかわりに、Cody'sが50年間にわたって蓄積した洋書取り扱いに関する豊富な知識やアイデアを洋版に伝授する、ということらしい。
これは双方にとってこのうえない話だと思う。
特に、このCody'sに目をつけ、しかも“Cody's流”をそのまま(経営者と全従業員ごと)継続させる洋版はエライ。そしてオイシイ。

買収記念に、バークレーと日本つながりで私の本買ってくれないかなぁ。(なわけないか)

●Cody’s Acquired by Japanese Company /BY Michael Kay Contributing Writer

Ending 50 years as a locally owned business, Berkeley-based Cody's Books will announce today that it has been purchased by a Japanese publishing and distribution company.

Yohan Inc., a Tokyo-based distributor of foreign publications and owner of 18 Japanese bookstores, has acquired the local two-store book chain, said Melissa Mytinger, Cody's marketing director.
The terms of the deal, including the amount Yohan will pay for the company, were not disclosed.

Cody's, renowned for its eclectic selection and known as a leading independent bookstore, will not change under Yohan, Mytinger said.
"There are certainly no arms across the ocean controlling what we do," she said. "We are still able to do things like give tons of money to local schools. We will still choose our own books."

Cody's locations on Fourth Street in Berkeley and on Stockton Street in San Francisco will remain open under the new ownership, and all current employees will be retained, she said.

Andy Ross, owner of Cody's since 1977, will remain president of the chain, while his wife, Leslie Berkler, will move from corporate sales manager to vice president, Mytinger said.
"It opens up so many possibilities for (Cody's)," she said. "Just in the stability and ability to grow here, it's great."

In July, the book chain closed its landmark Telegraph Avenue store, concluding a 43-year run that saw countless famous authors, including Nobel Prize winners and presidents, pass through its doors.

Ross, who could not be reached for comment, said in previous interviews that 15 years of declining profits forced him to close the store.
"Andy tried valiantly for years, hoping there would be a turnaround, but there wasn't," said Pat Cody, who owned Cody's for 21 years with her husband Fred Cody. "This is what he's done in order to keep Cody's alive, as it were."

Yohan, which is worth approximately $4.5 million, owns 18 bookstores in Japan, including Aoyama Book Center, Japan's largest independent book chain.
The company plans to stabilize Cody's finances before considering expansion, said Hiroshi Kagawa, Yohan's CEO, who first visited Cody's in 1983 while touring major independent bookstores in the U.S.
The purchase will allow Cody's to exchange knowledge and ideas with Yohan's Japanese stores, he said.
"It is an interesting and great cultural marriage," he said. Kagawa is currently in the Bay Area and will be at the press conference announcing the sale today at the store on Fourth Street.

In August 2005, Yohan also bought award-winning Berkeley-based Stone Bridge Press. The connection helped when Kagawa first expressed interest in Cody's five months ago, Mytinger said.

Under the new ownership, Mytinger anticipates the wide-ranging collections of Cody's two stores will grow further.
"Over a relatively short period of time you'll see some additional books that we haven't been able to carry before," she said. "Everything will just be more substantial."

Pat Cody, who owned the business when it consisted of a single storefront on Euclid Avenue, was equally optimistic about what lies ahead for the once beleaguered book chain.
"I think the future looks good," she said.
("The Daily Carifornian" Thursday, September 7th, 2006)


Pat Cody & Andy Ross 
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さようなら、シカゴ。

2006-09-08 04:11:07 | アメリカ生活雑感
アメリカは、州がひとつの国のようなもの。
州が違えばシステムも、人々の考え方やしゃべる英語も違う。
シカゴのあるイリノイ州は、カリフォルニアと比べてちょっと“頭のいい”洗練されたイメージを受けた。街は緑が多くてよく整備されている。
買い物に行っても、交通機関を利用しても、心の中で「あほ!」とつぶやくこともあまりない。対応がいい。教育がいいのかな?もちろんこれはあくまで個人的な感想。

スーパーに買い物に行っても長蛇の列にうんざり待たされるということがない。まぁ、こんなにバカでかければ列もできないか・・。


うしろが見えな~い。Pちゃんとも口笛で場所を確かめ合っていた。


こんなのはじめてみた!
「人動・ハイテク買い物袋入れ機」
レジ打ち係りの横で、もう一人がこの丸いターンテーブルに品物をのせて回しながら次々に袋に放り込んでいく。
この資源節約の世の中に、オニのようにプラスチックバックが使われていく。ああ、アメリカ・・




最後の朝、風船を空に飛ばしてFermilabをあとにする


大のブルース・ブラザーズ好きなもんで。(空港で)



おっ、空からきれいにFermilabが見えた!
この大型の円形のものが、超高速アクセルレーター(加速装置)。

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