Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

アカデミー

2005-02-27 23:12:33 | movie
明日はいよいよ、アカデミー賞の授賞式。
去年までは結構盛り上がっていたのに、やっぱり日本にいるとどうしても作品を事前にチェックしていないせいもあっていまひとつ一体化できない。残念。
それでもやっぱりどうしてもノミネート作品くらいは見ておきたかったので、先週の映画レディース・デーにやっと見に行った。
DVDじゃなく映画館で見たかった、この作品。
「Ray」。
もう、泣けた。すごかった。

「あなたはもうすぐ失明するの」
そう言って、7歳のレイにに2度は手を貸しても3度目からは心を鬼にして独力でさせようとする母。
「盲目でも心までは盲目とは呼ばせない」
・・・この母の言葉が、彼の人生を支え続ける。

レイ・チャールズが、完全にジェイミー・フォックスに降りていた。
あの、南部なまり、しゃくりあげるような話しかた、そしておそらくそうだったのだろうと思わせるスターならではの孤独感。
「僕はいつも暗闇の中にいるんだ。せめて家庭で僕を孤独にしないでくれ」と妻に叫ぶシーンでは、たまらなくなった。

               


アカデミーといえば、あのレオ様、デカプリオは初めてのオスカーを狙うがはたしてどうだろう。
「タイタニック」が彼を“だめにして”苦節7年。
私はレオが子供のときにジョニー・デップと共演し障害者を演じた「ギルバート・グレイプ」でその演技力に衝撃を受けた。(絶対オススメ!!)

いやぁ、でも「Ray」があまりにも似ていたので、ジェイミー・フォックスに一票!


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もったいない、っていう気持ち

2005-02-27 14:41:51 | アメリカ生活雑感

ずっと案件になっていたオフィスチェアをついにゲットした。
これからは家での作業時間も多くなるのでちゃんとした椅子がほしかったのだけれど、これがどうして本当にお高い!のである。
たかが椅子、されど椅子。座り心地が悪いと集中力も続かない。
ここは何とか安くていい椅子はないものかと、例のガイジン御用達サイトをのぞいてみた。そこでついに発見「Free!」という広告。写真を送ってもらったけれど悪くなさそうだ。しかもタダ!気に入らなければそのときは買えばいい。
というわけで、さっそく譲り主さんに連絡を取って、遠路はるばる(都内の端から端まで)椅子を取りにいく旅に出たというわけ。
売主さんは日本で英語の先生をやっているという、アジア系のアメリカ人の女の子。新しいデスクセットを買ったのでこの椅子がいらなくなったらしい。
「捨てるのはもったいないでしょ?」
いいなぁ、この“もったいない”ってコトバ。先日来日したケニアのマータイさんも“もったいない”を国際語にしよう、といっていたけれどこの感覚はもう日本人のものではなくなったのかもしれない。
日本人はこんな面倒くさいことをやらなくなった気がする。粗大ごみの日にポイ、で終わりだ。
せっかく作られたものなんだから、最後まで寿命を全うしてやるのが人間の使命だと思う。
なんだかこうやって使いまわしてあげると、気持ちがいいなぁ。
*ちなみにこの写真はサイトからの引用。うちではありません。アシカラズ
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なつかしの道場へ

2005-02-27 00:44:47 | アメリカ生活雑感
きのう今日と、東京はまさに極寒。
こんなときに外出などして風邪でも引いたら大変だ、とず~っと家でごろごろ。
新聞を端から端までゆっくりと読み、おなかにいいものを作って食べ、調べモノや読み物をしてゆったりと過ごした。もちろん、この2日はノー・アルコール。
だから取り立てて何も書くこともないのだけれど。
ずっと気になっていたことをやっと今日、やることができた。
それは、以前通っていた道場にご挨拶に行くこと。なんとこの住まいはその剣友会の会長さん(地元でもう40年以上不動産業を営まれている)の紹介だったので、私が道場の目と鼻の先に住んでいることはもうみんなにばればれなのだ。それなのにまだちゃんとご挨拶にいけていなかったのでずっと気になっていた。
久々に近所の小学校の体育館に稽古を見に行くと、懐かしい面々が
「お帰りなさい!」と声をかけてくれた。
来週から来ます、と言おうと思ったら、なんと来週で春休み期間に入ってしばらく稽古はお休みになってしまうらしい。なぁんだ。
「またよろしくお願いします」とご挨拶をすませ、ちょっとほっとした。
4月からまたまたここで、ビシバシがんばろう。

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仕事仲間との、懐かしい再会

2005-02-25 17:15:31 | アメリカ生活雑感
リクルートで最後の2年間を一緒に過ごした部門の懐かしい面々が、「おかえりなさい会」を開いてくれた。
最近の飲み会は、もっぱら「お帰りなさい会」だ。照れくさい。
久々に夜の銀座に集合したのは計10人。
すでに会社をやめて独立した人、転職した人、転勤や転部した人、部門の別会社化に伴い転籍した人・・など、3年も経つとみんなにはいろんなことが起っている。それでも部屋に入った瞬間、なんだか「部会」の続きみたいなのだから不思議だ。
もともと男性の多い部署だったので、出席者10人のうち7人はオトコ。というわけで、彼らが聞きたいこと、一番の興味はというと、バークレーでの“勉学”よりも“異性関係”のようだった。やはり、というか日本社会はそこもかしこも、今も昔もセクハラの塊みたいなもんだ。
こうやって集まることもここ数年なかったらしく、私以上に集まったもの同士が再会を懐かしがり話に華を咲かせていた。
“人に響くコミュニケーションスタイルを創造する”をモットーにがんばっている彼らとは、また近いうちに何か面白い仕事をできそうな予感がする。

夜半に降り始めた雨が、帰るころにはすっかりみぞれに変わった。

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ドロシー・ロー・ノルト

2005-02-24 12:44:35 | アメリカ生活雑感

「子ども」  ドロシー・ロー・ノルト

批判ばかりされた子どもは非難することを覚える
殴られて大きくなった子どもは力に頼ることを覚える
笑いものにされた子どもはものを言わずにいることを覚える
皮肉にさらされた子どもは鈍い心の持ち主となる
しかし、激励を受けた子どもは自信を覚える
寛容に出会った子どもは忍耐を覚える
賞賛を受けた子どもは評価することを覚える
フェアプレーを経験した子どもは公正を覚える
友情を知る子どもは親切を覚える
安心を経験した子どもは信頼を覚える
かわいがられ抱きしめられた子どもは世の中の愛情を感じ取ることを覚える
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ホリエモンのパパ

2005-02-23 23:52:52 | アメリカ生活雑感
今、世間をにぎわしているホリエモン。
今日ホリエモンの父親が、今息子に言いたいことを聞かれてこう答えていた。
「目標を決めたらとことんあきらめずにやれ。これは私の教育方針だったのだから間違ってはいない。とにかくがんばってもらいたい。そしてもし、失敗して無一文になったら、いつでもここに帰って来ればいい」

あっぱれだ。
いい悪い、好き嫌いは別にして、ホリエモンがあそこまでがんばれるのはこのコトバ(愛)あってこそなんだなと納得して、じ~んとした。
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剣道仲間たちとの再会

2005-02-22 10:50:31 | アメリカ生活雑感
今日の新聞によると、2005~2006年は「日本におけるドイツ年」らしい。
全国各地でドイツの歴史や文化を紹介するさまざまなイベントが行われるらしく、東京でも「世界遺産展」や子供のためのオペラなど、イベントが盛りだくさん。
ドイツ語の講習会などもひらかれるらしい。
なんだか面白そう。ボランティアでもやってみようかな。

夕方、大学の剣道部の同期東京組がお帰りなさい会を開いてくれた。
新橋の居酒屋に行くと、すっかりアタマがうすくなったF君、昔からおっさんくさかったのでちっともかわっていないN君、丸紅では相変わらず正体がなくなるまで飲んでいるという永遠の宴会オトコI君、小学生の息子が不登校でフリースクールに行っていて自分も体を壊して来月から長期休暇に入るというY君、と、懐かしい面々が集まっていた。
私がアメリカに行くときに送別会をしてくれて以来だから、約3年ぶりの再会だ。
話を聞いていると、昨日の話じゃないけれどオトナたちの生活には別段大きな変化はないかわりに、子供たちにまつわる環境は大きく変わっているんだなぁと感じた。
みんな、悩みながらも立派に親をやっているのだ。
とはいえこうやって集まると家庭の話なんかよりやっぱり大学時代のことや先輩や後輩たちの動向で盛り上がってしまう。
これっていったいなんなんだろう。
20年も経って、いまだに何でも話せてしまうこの近さと信頼関係。同じ飯を食い、同じくさい道場で死ぬほど練習したからこそ、なんだろうな。

来年は私たちの代が卒業20年(!)を迎えるので、記念イベントをすることになる。“関西組”を交えて懐かしい神戸で一同が再会できるその日が今から楽しみだ。

アホアホ写真です。


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愛するって?

2005-02-20 15:23:06 | アメリカ生活雑感
昨日の研修疲れか、今日はけだるくHOME BODY(出不精)。
1日たって、昨日のワークショップの印象的なところをボツボツと思い出したので書いておこう。

*HelpとSupport(ヘルプとサポート)
この子は「ひとりじゃできない」と感じて、親が何から何までしてやる行為が“HELP”であり、これは0歳児には絶対に必要なこと。
しかし、親と違って子供は日々めまぐるしく成長していくもの。昨日と今日では大きく違う。子供が成長するにしたがって、この子はもう「ひとりでできる」と認識し、親は子供の単なるスポンサーであり、マネジャーであり、そして生きるチカラを与えてあげるコーチという役割に移らなければならない。これが“SUPPORT”というプロセス。
このプロセスへの移管をいつまでもできないまま親がいつまでも子を“HELP”しようと口出しすると摩擦が生じる。
ここで問題。日本の親にヘルプとサポートの境目の子供の年齢は?と聞くとたいがいの親が15~6歳と答えるという。しかし、理想的な移行年齢は7歳といわれているそうだ。
私だっていまだに親といると「朝起きなさい」「早く寝なさい」といわれ続けているし、日本人の親は子離れしていない⇒子供を信じていない、ということがよくわかる。
これは会社で部下にものを頼めずになんでも口を突っ込んでくる親父に似ている。

*愛するって何?
「小さいときに間違いなく愛されたと思える子供は、自立が早い」。
これは、愛情という信頼関係で深く結ばれていることを体と心がわかっているので、どんなに離れていても戻るところがあるという安心感が生まれるからだ。
これは言いえて妙だなと思う
まさに、鉄砲玉の私の人生と同じ。
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友との再会と、子育てワークショップ

2005-02-19 20:14:21 | アメリカ生活雑感
30年来の親友が徳島から2日間、とある研修を受けるために東京にやってきた。
研修というのは、「親と子の正しいコミュニケーション」に関する、月1回、全6回にわたるワークショップ。
彼女は現在、県の生涯教育を担当している役職上、主に親たちに向けた教育プログラムを今後どう運営していくかというミッションを抱えていて、そのネタ探しと自分自身の子供へのコーチングの資格取得を視野に入れての参加だった。
先月彼女からこの話を聞き、私としてもこれから取り組むことになる“子育て誌”の編集という仕事の手前、なにぶん何の経験もないので勉強のために一緒に参加することにした。

        

というわけで、昨日は夕方から一緒に東京ランデブー
思えば、ふたりで東京を歩くなんて高校の修学旅行以来、27年ぶりだ。
おかげで私も、一人ではめったに行く機会のない渋谷の東急デパートを1階から7階までぶらぶら見て歩くことができて、久々に楽しかった。
化粧品サンプルを塗って遊んだり(まるで高校生!)、すっかり春物に変わったディスプレーを楽しんだり、彼女の子供たちにかわいいお土産を選んだり、とおおはしゃぎ。
結局彼女は、当初の目的だった化粧品以外にもしこたま買い物を楽しみ、もうすっかりウキウキ。
「40のおばはんでもこんなにコーフンするんやから、子供たちが物欲に狂うのもなんとなくわかるわな」と、つくづく都会で生まれ育たなかった自分たちの運命に感謝するのだった。
最後は悪名高き「渋谷センター街」に“勉強のため”行ってみることに。
昔ママポリス(婦人補導員)をしていた彼女はひとこと、「胸がせこうなる(苦しくなる)わ」。
近くの台湾料理店でビールで乾杯。いろいろと話を弾ませて至福の時間を共に過ごした。

そして今日は、主目的であるくだんの研修。
今日の研修を主催する「ハートフル・コミュニケーション」の代表の菅原裕子氏は、まず最初に、「10年前に今の子供たちが大きくなったらこれからとんでもない社会になると恐怖を感じて」この会社を設立したといういきさつを語っていた。この想いは、私が今まさに感じていることと同じだった。
今回はまず、親が子に何をどう伝えていくべきか、正しく伝えるためにどうやってコミュニケーションをとっていくのか、を認識するという内容だった。
参加者は20人程度。南は福岡、北は秋田、新潟からという驚くほど全国いろいろなところから彼女のワークショップのウワサを聞きつけて受講しにきており、これには正直驚いた。しかも、ほとんど全員が、当たり前だけれども子育てや子供との関係において多かれ少なかれ悩みを抱いており、それを聞いているだけでも経験ゼロの私にはいい勉強になった。
相手といいコミュニケーションをとるには、まず「いい聞き手になる」こと。それには「相手の目を見てしゃべる」「トーンや早さを合わせてあげる」・・・など、レクチャー自体は当たり前でしょ、という内容ではあったけれど、こんな当たり前のことをわざわざ聞きに来る、救いを求めに来る人がこんなにいる、という事実にむしろ今の社会の縮図を見たような気がした。
私はというと、リクルートに16年もいるとすっかり「研修ズレ」してしまっていてその手のものには冷めた人間になってしまっているせいもあってか、ほかの人ほど感動したり目からウロコ、というわけにはいかなかった。
ただ、たとえ親子間のコミュニケーションについて語ってはいてもそのまま大人同士のそれにもきっちり当てはまる理論であり、その意味でおおいに合点がいった。というより、普段考えていることと同じであるということがわかった。

これから毎月、6ヶ月間あるらしいけれど、まぁ勉強のために受けてみるか。今はなんでも必要経費と思うことにしよう。ほかの人たちの事例を聞けるだけでも何かの役に立つかもしれないし。

それにしても、子育てって大変な作業だな。興味沸くわ~!

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宴会その2

2005-02-17 18:20:10 | アメリカ生活雑感
昔の懐かしい仕事仲間と、何年かぶりに飲んだ。
一人は、私が制作担当をしていたHOUSING誌の当時の営業マンN君。
彼とは本当にいろんな仕事でがっちりと組ませてもらったが、当時からポジティブが歩いているような人だった。
その後ほかの部署(学び関連)に異動になったが、そのポジティブさと一生懸命さでお客さんにかわいがられ、トップ営業マンだったと聞く。
そのN君が去年暮れに会社をやめ、今は独立して「経営戦略パートナー」という名で新たに事業を始めたというのだ。そのほかにも、自分が大好きな腕時計の販売戦略事業も手伝い始めたというから、そのバイタリティーは今も健在だ。
そして、同じ制作部門で共に働いていたK君。彼も昨年会社を辞め、今はフリーの主に住宅系ライターとしてがんばっている。
もうひとりは、通称一平ちゃん。HOUSING部にいたころ、まだ早稲だの学生だった彼がアルバイトでいろんな雑務一式をやってくれていたのが8年以上前。それから「自分で身を興す」と宣言してカナダに1年間留学、その後“Global Dining”という有名レストランチェーンに就職したかと思うと、あれよあれよという間に“カリスマ店長”として名を上げ、いまやその会社のナンバー2になってしまった。
当時はトライアスロン選手としてストイックに鍛え上げられていた肉体も、今はすっかり関取級。これも職業病なのかな?

こうやって4人で一緒に飲んでいると、8年前に一緒に仕事をしていたことが昨日のことのようだった。と同時に、この8年を誰もが懸命に、時間を無駄にすることなく一生懸命に「自分には何ができるか、何がしたいのか」を問い続けて生きてきたんだなぁ、と感動した。

周りにはこんなにがんばっている仲間がいる。そう思うとこの上ない励みになるのだった。

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