Life in America ~JAPAN編

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皇后さま

2019-04-27 07:54:16 | ニッポン生活編

平成の時代もいよいよカウントダウンが始まり、テレビでは天皇・皇后ご夫妻の30年間をつづった特番や、「平成最後の」ご公務を追いかけるニュースが続く。

皇后陛下を追いかけるご婦人たちは、なぜあなたはこれほど皇后さまが好きなのですかと聞かれ、
「私が10代の頃にプリンセスになられ、20代から70代までいつも私たちの人生とともに歩んでいらっしゃった。人生のうれしいこともつらいことも、同時代に経験なさった。皇后さまは私たち世代の女性の象徴であり憧れなのです」


我が母も美智子皇后さまと同じ時代を生きた一人だ。
誕生年も同じ(昭和9年)、誕生月も同じ10月。皇后さまのたった6日前に母は産まれた。
それもあってか、母ももろ「ミッチー」の生き方に多大な影響を受けた一人だったのだと思う。
ちょっと意識しすぎのところもあったけれど、いつも気高く美しく、をモットーにしていた。
そして見事すぎるほど美しく散っていった。


奇遇にも新皇后となられる雅子妃は、私と同年生まれ。
同じ時代を生きてきたのだが、私には彼女が痛々しくてならない。
先日同期の友人と食事をしていたときも、2児の母親である彼女も同じことを言っていた。


「雅子妃がやっとの思いで愛子さまをご出産された翌日の新聞、宮内庁の第一声の見出しは“次は男子を”だった。あれ見たときはほんと、悲しくて泣けたわ・・」

同じ女性として生まれ、女性が活躍できる時代に社会人になり、さぁこれから世界に羽ばたくぞ~と力みなぎっていた時、皇室外交にわが身を投じた雅子さま。
しかし、彼女に期待されたのは「外交官としてのキャリア」ではなく男子を産むこと、ただそれだった。
そりゃぁ、精神を病んでしまうのもうなずけようというものだろう。
私だったら「もうやってらんねぇ-、はいさよーなら」ってなとこだが、さすがに戸籍まで抹消されてしまった「未来の皇后さま」はそうすることすらできない。
闇の中に暮らしていたのだろうと思うと不憫で仕方ない。


5月1日からは、泣いても笑っても唯一無二の日本の皇后さまだ。
この日からはもう前時代的な宮内庁や心無い奴らに何をも言わさぬほど、まっすぐにご自分の人生を突き進んでほしい。
今までのつらく長いトンネルを抜けて、信じる道を貫いてほしい。人生は一度きりなのだから。そうじゃないと同じ時代を生きてきた私たちもやりきれない。
そして私たち80歳になったとき、「あの、平成のプリンセス雅子さんは私たち同世代の象徴なのよ」と言わしめてほしい。


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