Life in America ~JAPAN編

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アメリカ縦断・ミシシッピの旅~その7 (Oak Park~Ponnyac~Springfield)

2013-11-14 14:49:06 | 旅行
10月8日 

結局シカゴ滞在時間は、たったの20時間足らず。
それでもHomeに帰ってきた安心感からか、ちょっと旅の疲れも癒えた気がする。

夕べ、「Buddy Guy's Legends」から戻って遅くにチェックインしたホテルは、オークパークでも名高い歴史的なホテルだったことに朝になって気づいた。
古いのでなんかまた出そうな雰囲気ではあったけれど、疲れていたのでそんなことを感じている暇もなく爆睡、事なきをえた。




7時に起床。ホテルの1階にある、いかにもアメリカンなダイナーでこれもアメリカンな朝食(フレンチトーストとコーヒー)をとり、建築家フランク・ロイド・ライトの設計した家を見て歩く。
もう何度も見ているけれど、季節が変わるごとに街並みも違った趣を見せて美しい。

 
フランクロイドの住居兼スタジオ

 


ヘミングウェイの生家もこの街にある。


そして、また一路南下の旅が始まる。
Rt.55(旧Rt.66)を走ること約1時間40分、次なる目的地Pontiac(ポンティアック)に到着。
ここは、シカゴとイリノイの首都スプリングフィールドのちょうど真ん中に位置する、ルート66沿いの小さな町だ。
出迎えていただいた市長さん直々に“ルート66博物館”をご案内いただく。



 
“ルート66男”としてその生涯を生き抜いたボブさんの愛車。
2009年に64歳で亡くなったボブさんは、44年間定住せずに愛するルート66を車で往復し続け、生涯を閉じた。
何というか、夢に生きたいい人生だな。願わくば66歳で逝かせてあげたかったけど。



1940年代のアメリカの生活が再現された部屋。


ここにはなぜか「戦争博物館」も。

   
第2次大戦時の日本兵の遺品が多く展示されていた。
生写真を見ていると胸が切なくなる。日本に返してあげたいと思ったのは私だけではなかったはず・・


毎日退役軍人の方がボランティアで戦争体験を語ってくれる。



市長のロバート・ラッセルさんはポンティアックを心から愛していて、こうやって予約をもらったお客さんを直々に迎えて案内しているのだとか。
どうにかしてこの街のことをよく知ってもらいたい、という情熱があふれていた。
市長の鑑のような人だ。



実は、正直なところこの街に来るまではあまり期待していなかったのだが、滞在した2時間の間に私はすっかりこの街にやられてしまった。
古き良きアメリカの歴史がギュッとつまった、そしてちょっと時が止まったようなどこか懐かしい街。
街角のダイナーも、言葉を交わす町の人々も、アンティークショップも、すべてがキュート。
もっともっと、この街のことが知りたい・・・と思いが募ったころにはもう次の目的地に出発しなければならなかった。
ああ、後ろ髪をひかる私たちであった・・・。


アメリカで一番大きいルート66のサイン。


この街をこよなく愛したボブさんが残していったアートが町のあちこちに。



これがボブさんの愛車2号。古い(1966年製)のスクールバスをすべて自分で改造して、中はまるでヨットのキャビンのように機能性に富んだつくりになっていた。
これで来る日も来る日も旅をし続けたのか・・。



 

 
毎年1回、ルート66沿線の街で、「Walldog Day」という4日間のイベントが開かれ、世界中から150人のアーティストが集まって町中をペイントしていくという。
ポンティアックでは2009年にこの「Walldog Day」が開催され、その時にアーティストが残したいろんなアートが町中にあふれていた。



この街の名前の由来ともなった、先住インディアンのポンティアック酋長。


もちろん「ポンティアック」の名は、あの名車にもつけられている。
「ポンティアック博物館」ではすべての年代のポンティアックが展示されていて、車好きにはたまらない。

 
この車の後ろ部分には、ピクニック席のような後部座席(屋外)が設けられていて、
密かに「Mothe-In-Low(お姑席)」と呼ばれていたそうだ。言いえて妙。笑える・・・



美しいフォルムにため息が出る




そんなこんなでポンティアックに相当入れ込んでしまったせいで、今日の最終目的地、スプリングフィールド到着は1時間近く遅れてしまった・・・。
あわてて「リンカーン博物館」「リンカーンの家」「旧イリノイ州議事堂」「リンカーンの墓」を駆け足で見て回る。
州都とはいえ、やっぱり果てしなく地味な町であった 



 
「旧イリノイ州議事堂」。リンカーンの席に帽子が置かれて・・


リンカーンの家


リンカーンのお墓


★本日の移動ルート

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アメリカ縦断・ミシシッピの旅~その6 (シカゴ!)

2013-11-10 23:05:11 | アメリカ生活雑感
10月7日 

さて、今日からはいったんミシシッピ川を離れて、イリノイ州へと「寄り道」。
昨夜泊まったバーリントンを早朝に発ち、一路シカゴへと向かう。

シカゴからミネアポリスへと発ったのが、ちょうど1週間前のこと。なんだか濃い1週間をすごしたせいか、ものすごく遠い昔の出来事のように感じる。
高速からはるかシカゴの高層ビル街が見えたときは、なんだか懐かしさのあまりじ~んとしてしまった。

気になっていたお天気も上々で、しかも20℃を超える暖かさ。このピーカンを利用して、シカゴのビル群が最も美しく見えるスポットへ立ち寄る。




午後1時すぎ
シカゴ川の両岸にそびえる美しい建築物をみながら、ボートで市内をめぐる「シカゴ建築リバークルーズ」に参加。
まだシカゴに引っ越す前、7年前に一度乗ったことがあったこのツアー、当時は何もわからないままただぼんやりながめていたけれど、今回はシカゴの知識もしっかりあったうえガイドさんの説明もきっちりと聞けたので数倍楽しかった。








その後向かったのは、アメリカ3大美術館の一つに数えられる、「シカゴ美術館」。


大好きなモネの作品


Grant Woodの“American Gothic”



今日の予定は一応これにて終了。
そして夕食は、5つ★のイタリアンレストラン「Calo Pazzo」
ここがまた、おいしかったのなんのって しばらくメシを食べていなかった私は、絶対にリゾットを食べると決めていた。
はたしてこのリゾット、「うんめー

とにかく、いただいたものすべてが最高においしかった。



Dinnerには、イリノイ州の観光局の方たちが総出で参加してくださり、和気あいあいと楽しい会話がはずみ実に楽しかった。
彼らはまさに情報の宝庫。これからも末永くおつきあいさせていただくことになりそうだ。






夕食後は、そう、ブルース!
今日だけは少し夜更かしして夜遊びタイムが組まれていた。
向かった先は、“Buddy Guy's Legends”。



なんだか毎週遊びに来ている場所に、半分お仕事モードで仲間と一緒に来るなんて不思議な気分。
月曜日ということでこの日はJam Sessionだったが、一応最初のプロのステージだけでも見て雰囲気を味わうことに。
店内は月曜日だというのに超満員で、なんと立ち見。
きっと大きなコンフェレンスか展示会でもあったのだろう。

10時半過ぎにちょうど店を出ようとしたときに、なじみのミュージシャンたちが次々に演奏に参加するために入ってきた。



リンジー・アレキサンダー:「なんだ、もう帰るんか?ワシの演奏くらい見て行けよ」
わし:「すんません、今日は団体行動なもんで・・・」




そういいながら、後ろ髪をひかれながら今晩のお宿、オーク・パークの老舗のホテル「Carleton Hotel」へ。


(おまけ)
あまりに増えすぎた荷物(資料類)を夜中にPちゃんに取りに来てもらった。
久々にGOROと再会。でもなぜかGOROは私の顔を見てしっぽ下げて逃げ腰・・・ うぇーんなんでだよ!
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ハロウィーン2013

2013-11-02 11:49:31 | アメリカ生活雑感

GOROランタンとGORO


10月31日
今年のハロウィーンは、去年のようにPartyに出かけるでもなく、誰かのうちに遊びに行くでもなく、普段通りの平日。

2012年
2011年
2009年
2008年

例年に比べて暖かかったものの、あいにくの雨・・。こんな雨の中、さていったいどれくらいの子供たち(モンスターたち)がやってくるんだろう・・?




午後4時半を過ぎたころから、外に子供たちの姿が見え始めていよいよハロウィーン開始。


 
お隣さんに襲撃する子供たち


いつも気合が入っているお向かいさん

  
こちらもご近所さん。
扉があくとこんな人が出てきて、子供たちがかなり怖がっていた。



そして私は・・・
 

地味だけどこんな感じで対応することにしました。
子供たちの世代にはわからんが、親には受けていた。



で、これらが我が家にやってきたお化けたちのほんの一部。

 

 
  

    



そして今年のお気に入りはこの子に決定!
 

GOROももうすっかりハロウィーン騒ぎになれた様子。

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