Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

高円寺阿波踊り!

2005-08-29 00:05:13 | アメリカ生活雑感
今年のお盆は不本意にも、本場“阿波踊り”に帰省できなかった。
これだけが心のこり。このままでは夏は終われない。
そこで、東京では最大規模だといわれる高円寺の阿波踊りで2005年の夏を送ることにした。
もちろん、初めての体験だ。

2日間にわたって行われた踊りも今日が最終日。
高円寺はもう大変な人・人・人。
だいたいエリアが狭いくせに見物客はバカ多く、ほとんど制御不可能状態だ。
徳島のように踊り場所が散在していないし、桟敷も整然としていない。そこにみんなが立ち止まって見物するので頭しか見えない。
しかも一緒に踊れない。
踊る阿呆にならなければ、阿波踊りとは呼べないぞ!!

かなり幻滅したまま私たち一行は焼肉屋に入り、店の中から涼しく踊り子さんたちをぼ~っと見物。この焼肉屋がうまかったことだけが、せめてもの救いだった。
終了時間の午後9時半になると、いっせいに交通規制が解かれ、パトが進入、
見物客を追っ払う。
なんだよ~!余韻も何もあったもんじゃないぜ。
踊り手たちだけが楽しいのが、高円寺式の阿波踊りのようだ。

来年は絶対、徳島に戻るぞ!



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高校野球って何だ?

2005-08-28 01:23:11 | アメリカ生活雑感
駒大苫小牧高校問題が、ひとまず決着した(らしい)。
このニュースを聞くたびに、不快な気持ちになる。
直前に出場を辞退した明徳の問題もそうだけど、誰かが足を引っ張ろうと「裏ネタ探し」をかぎまわっているようでどうも気色が悪いのだ。
今回は「部長」が「部員」を殴ったということで、優勝自体を取り消されることはなかったが、がんばった部員たちは今、まるでお通夜のように優勝を喜べなくなってしまった。
高校生活最後の夏に、である。

だいたい、高校野球はそんなに“ケッペキ”で“さわやか”でなければいけないのか?
部員同士は、血気盛んな青春真っ只中に殴り合いのケンカもできないのか?
どこに潜んでいるとも知れないタレコミ屋を恐れて「いい子」を演じなければいけないのか?
そんなことしてたら、インターハイなんて成り立たないぜ。

みんな本当のことを言おうよ。
悪意のある体罰は論外だが、言ってわからないやつには体でわからしめる必要だって時にはある。
親だって心の中では「うちの子はど~しょ~もない」とわかってるくせに、ひと様に手を出されると激怒りする。それならそうされる前に自分がちゃんとしつけとけよ!
大人はそうやって大きくなってきたくせに、何故か妙に縮こまってすぎやしないか?
アメリカでは親が子を殴ると「虐待」で逮捕、だ。
そうやって甘やかされた子どもは、高校で銃をぶっ放す。

世の中、加減を知らなさすぎるやつが多すぎる。


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都市対抗野球(BASEBALL 2)

2005-08-26 00:24:11 | アメリカ生活雑感
台風11号が関東に上陸!とそんなときなのに、
今日は東京ドームに野球を見に行った。近頃野球づいてる。
というのも、今、仕事でちょっとしたお手伝いをしている「mikihouse」の野球チームが都市対抗野球に初出場、今日は奈良県広陵町代表として、
川崎市代表の東芝と対戦することになっていたからだ。
東芝は百戦錬磨の強豪、しかも地元とあって大応援団が繰り出されると聞き、
今日はなんと奈良から「弾丸応援団」なる応援団が、バスで駆けつけたそうだ。




ドームの前ではミキハウス応援団のために、特製うちわとTシャツ、なぜか靴下が配られる。
これだけの数をただで配るのだから、企業も大変だ。
聞いてみると1回戦に勝つと、チケットを4000枚買わされたり、応援団をやとったり(独自の応援団を持っていない弱小企業には、学生の応援団部が営業に来るらしい!)と、さらに何千万という費用がかかるらしい。

さて、試合のほうは失礼ながら意外にもシーソーゲーム。
ミキハウスが2点を先取したのち、エラーがらみのランニングホームランなどで追いつかれたあと、
7回に逆転され、9回裏ツーアウト1・2塁まで粘ったが最後のバッター三振で残念ながら3-2で負け。
しかし、プロ野球よりも数倍面白く楽しませてもらった。
この一戦にかけるという選手たちの熱い思いが伝わってきて、こちらも知らず知らずのうちに本気で応援していた。

あの柔道の野村も応援に来ていて、応援団にご挨拶、そして律儀に最後まで客席で見ていた。いいやつだ。
本来ならば飲みにいくところだが、台風が本格的に上陸するときいて今日のところは撤退。
いやぁ、予想外に面白い日だった。

 
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初、神宮!(BASEBALL)

2005-08-21 12:43:47 | アメリカ生活雑感
東京はうだるような暑さ。
そんな暑さのなか、今日は熱狂的なトラキチ親子とともに神宮球場にヤクルト-阪神戦を見にいった。
午後6時プレイボールなのに、徹夜組を含めて午前11時にはもう長蛇の列だったらしい。
午後3時ごろ、おしぼりとビールとつまみを持って列に参戦。
会場と同時にみんなが走る!そしてあっという間に外野自由席はなくなってしまった。
結局、わずかにライトスタンド側に席を陣取ったけれど、ここは甲子園かとおもうほど、
ヤクルト応援団はわずか全体の2割ほど。
恐るべし、トラの執念。。。(ちなみに私はタイガースファンというほどではありません。なのにこの日のいでたちは黄色のTシャツに井川のタオルを巻いて赤星のリストバンド・・・)
試合終了後、東京のど真ん中で六甲おろしを叫びながら帰っていく虎ファンを見て、
東京のファンほど執念があんねんな~、と妙に感心した。


前にいたお兄ちゃんは試合が始まるとすぐユニホームに着替え。
試合は4回に金本の満塁ホームランがでて
最高潮に盛り上がる!!


名物!4万の風船の嵐。


すでにこの頃から、両親に鍛え上げられる子ども。
隣の母は、途中からかまっていられなくなった。
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VOW!!

2005-08-19 23:40:00 | アメリカ生活雑感
先日、とある場所ですごく気になる広告を発見。


壁面に、“龍 ラー ちゃ~しゅ~ 自まん”そしてなぜかプレスリー。
よく見ると正面には“さばぶしラーメン モグラつけ麺”
とどめは入り口の“塩”ラーメン

ど~なってんだよ!
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タイガース・キャブ

2005-08-19 19:56:26 | アメリカ生活雑感
大阪あたりではこんなタクシーがはやっているらしい。
めったにお目にかかれないレアもので、通称「タイガース・キャブ」。
今年は阪神球団設立70周年でもあり、どうやらそれに関係しているそうだ。
一部のファンの間では、予約がブームとのうわさもあり。
ちなみに、阪神タクシーのサイトでは、この「タイガースキャブ」のチョロQも通販しているというタレコミが。(http://www.hanshin-taxi.co.jp/index.html)
乗ってみて~。
それにしても、こんなど派手なタクシー止めて運転手はどこ行っとんや!!



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収穫

2005-08-19 19:51:17 | アメリカ生活雑感
今日、田舎からどっさりと畑で穫れた野菜が届いた。
もぎたての夏野菜の、なんて美しいこと!!
今夜はてんぷらしようかな。


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謝罪の心。

2005-08-17 00:43:40 | アメリカ生活雑感
昨日、8月15日は、おそらく人生で一番真剣に終戦記念日を考えた日だった。
というのも、今までは「踊りの真っ只中(阿波踊り最終日)」だったからだ。
昼間に放映された「徹子の部屋」では、今はすでに故人となられたゲストの、戦争に関する生々しい体験談を特集していて、
それを聞いているだけでとめどもなく涙があふれるのを止められなかった。
特に、淡谷のり子さんが戦時中、慰問に訪れた某所で平均年齢16歳という若い兵士を前に歌ったときのこと。
「(歌の途中で特攻の)命令が下ったら、彼らはすぐに出なければなりませんから、すみません」と言われ、
そうならないでくれと思いながら歌っていたら案の定命令が下り、彼らは本当にすがすがしい笑顔を淡谷さんに向け、敬礼ひとつ残してその場を立ち去っていった、
その笑顔が忘れられないという話には胸をえぐられるようだった。

夜は、NHKの特別視聴者参加討論番組「じくり話そう。アジアの中の日本」を見た。
昨今の半日運動にみられるアジアの中における日本の現状、それを私たちはどう捉えているのかを、
日本、韓国、中国という国々の視聴者が本音で語り合うものだった。
歴史問題、靖国参拝問題、領土問題、そして侵略の実態・・・。「加害者」「被害者」というコトバが飛び交い、
すべての問題がいかに両国に遺恨を残したままであるかを思い知らされた。
そして、悲しいかな、やはりというべきか、肝心の議論は平行線のまま終わった。

ふと、以前ペドロ(ドイツ)とこの問題について議論したときの彼の話を思い出した。
同じ敗戦国であり、同じ過ちを犯したドイツがなぜ遺恨を残さずにこれたのか。
それは「ドイツが国として破産してまで当該諸国に賠償責任を果たした」ということに加え、
ドイツ人そのものが彼らの過去の歴史の誤りを1年も2年もかけて学校で習うのだそうだ。
その結果、ドイツの子どもたちは「私たちは過去にとても恥ずべきことをした」という認識を常に謙虚に持っているのだという。
そして第2の注目すべきことは、 第二次世界大戦終結以来、ドイツ歴代の大統領と首相はみな異なる時期に
ドイツ国民を代表して反省、謝罪、悔悟を表してきたということ。
特に、1970年に当時の西ドイツ首相ブラント氏がポーランドを訪れ、ワルシャワのゲットー記念碑の前にひざまずき
「こうすべきであったのに、こうしなかったすべての人たちに代わってひざまずく」と表明、
1995年6月にもコール前首相は、イスラエルのホロコースト記念碑の前に両膝をつき、国家としての謝罪を重ねて表明した。
この「事件」は、ヨーロッパ中の国民の心を打つ出来事だったという。
それらのことがいかに「表面的な」謝罪でないかは、明らかで、だからこそ
被害を受けた近隣諸国との間には遺恨を残さず今に至るのだろう。

確かに、私たちは知らなさすぎた。
でも、今からでもできることは絶対にある。
次の世代に語り継ぐべきことは、必ずあるはずだ。
教える側が、自分たちの教わったあいまいなことに振り回されず、そしてさらに大切なのは
決して「卑屈」にならず、謙虚に正しい事実と向き合うこと。

それが、戦後60年、一度も戦争をしていない国が最後にしなければならない課題だと思う。
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御巣鷹山に眠る小さな魂

2005-08-14 23:28:33 | アメリカ生活雑感
日航機の機体がレーダーから消えました」という速報を目にしたのは、ちょうど夏休みで帰省していた大学3年のときだった。
あれから早や20年。
その日航ジャンボ機墜落をドキュメンタリーとドラマで綴ったフジテレビの「墜落」という特別番組を、見た。
落ち込むから見ないでおこう、けれど見なければ風化してしまう。心を決めて最後まで逃げずに見た。
今まで知らなかったさまざまな事実を目の当たりにし、遺族の長い戦いを思い、ただただテレビの前で泣いた。

きのう、いつも通っている近所の道場の夏合宿に参加した。
この暑いのに小学生から高校生までお盆を返上して多くの子供たちが参加していて、私たち「指導部」は彼らの練習台となってともに汗を流した。
一生懸命大声でかかってくる小学生たち。お昼のおにぎりをおいしそうに食べ、午後の練習でも疲れをものともせずに一段と大きな声で体当たりしてくる彼らがいとおしかった。

20年前。この仲間の中に9歳になる男の子がいた。
彼の名前は美谷島健くん。事故機に一人で乗り合わせた、あの健くんだった。
彼の大の仲良しでこの道場に誘われて入ったYくんは、現在29歳になりこの道場を立派に引っ張っていく中心人物になった。そのとなりに、健くんはいるはずだった。

私のこんな近くに、あの事故の傷跡が残っているとは知らなかった。
健くん。君の大親友は君のぶんまで大切に人生を生きているよ。
どうか見守っていてね。
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ひろみちお兄さん

2005-08-14 12:48:16 | アメリカ生活雑感
いつもならば、Jazzのあとは阿波踊り、と突入するところなのだが、今年は仕事を休むわけにいかず東京に逆戻り。
サラリーマンは休めても、フリーは休めないということを実感した。
でも別の見方をすれば、どこへ行くにも法外な費用がかかる“民族大移動”の時期をずらし、好きなときに誰にも迷惑をかけずに休むことができるのだから気がラク。
ところで、今週飛び込んできたそのお仕事のからみで、あのひろみちお兄さんにインタビューするという機会があった。
ひろみちお兄さんとはあの「おかぁさんといっしょ」で12年間、体操のお兄さんをしていた佐藤弘道さんのこと。
小さい子を持つ親ならば100パーセント知っており、とくに若いお母さんたちには絶大な人気を誇るカリスマお兄さんだという。
新宿の焼き鳥屋で生まれ育ったひろみちさんは、小さい頃から根っからの運動大好き少年だったそうだ。テレビでオリンピックの体操選手を見て、自分も絶対体操選手になるんだ、と小学校の頃から早くも「日体大にいく」ことを決めていたとか。
しかし、高校時代に体を壊して競技選手になることを早くも断念させられる。
さぞかしショックだったろうと聞いてみると、
「落ち込んでる場合じゃなかったですね」。そのとき彼を救ったのは「自分にはまだやれることがいっぱいある」という自信だった。
幼稚園の頃から一筋に目指していたものを達成間近で失う、私なら絶望からしばらく立ち直れないだろう。
それでも日体大に進んだ彼は、しばらく「遊んで」過ごしたものの「運動をしない体にストレスがたまっちゃって」友人の勧めで「組み体操」という道に進む。
そして、スポーツクラブのインストラクターなどを経て、24歳のときにオーディsションでNHKの第10代体操のお兄さんに。
あんなに人気者なのに、時間も気にせずにこちらの質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれた人柄にとても好感をもった。
何よりも深く印象に残ったひとことは、
「柔道、体操、水泳と、ボクの両親は自分がやりたいことを何でもやらせてくれましたね。でもうちは商売をやっていたから店が休みになる日曜日にはボクも何もいれなかった。この日だけは両親と一緒に遊ぶ日って決めていたから。一番大切なことは親子のコミュニケーションですよ。学校や地域じゃない、家庭でしか絶対に身につかない教育があります。ボクが一番尊敬しているのは両親なんです」。
自身も8歳と5歳の息子のパパでもあるひろみちお兄さん。
「じゃぁ家には3人の男の子がいるんですね」とつっこんだら、
「ボクも入れてですか?」と大笑い。
なんともなごやかなインタビューだった。
おにいさん、ありがとうございました。



●子どもはぜんぜん、悪くない。 講談社(2005/04)
NHK「おかあさんといっしょ」体操のおにいさんを卒業後、初のエッセイ。
おにいさんとしての12年、生い立ち、家族のこと、そして「子ども」への熱い思いを、自らの言葉で語りました。
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