Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

2015年大晦日~2016年元旦。

2016-01-02 23:58:30 | アメリカ生活雑感
やっと12月らしい冷え込みになった大みそか。
ここ数年は家でだらだら新年を迎えていた私たちだが、今年は珍しくPちゃんのお友達から年越しDinnerのご招待を受け、よそ様のお宅で年越し。
Pちゃんは今年、いろんなミートアップグループに参加するようになってそこで知り合ったサムさんご夫妻からのご招待だった。

ミートアップというのは、趣味や話題などを共有する人たちが定期的に集まるクラブ活動のようなもので、Pちゃんは今年いろんなディスカッショングループに参加して活発に外に出始めるようになっていた。
サムさんは60歳代の紳士で、いくつかのグループ(リベラルトーク、サイエンストークなど)で、Pちゃんとご一緒しているお仲間らしい。
Pちゃんからすごく素敵な方だという話は聞いており、この日ついにお会いすることができた。

午後8時。
我が家から車で20分くらいの隣街にある、サムさんのお宅に伺った。


1930年代に建てられた、年季の入ったかわいらしいおうち。


何か一品持ち寄りだったので、せっかくの機会だし話題作りにお重にちょっとした「お節もどき」を詰めて持って行った。
やはりこのプレゼンテーションは外人には大層受けた。


お節といっても、お煮しめは多分口に合わないだろうと思ってパスし、
エビの焼き物や、伊達巻、ミートローフなどちょっと洋風の詰め合わせに。
驚いたことに、大好評のうちに完食された。絶対残されると思っていた「煮ダコ」もすっかりなくなり、こっちがびっくり。


 

お招きにあずかったのは、私たちのほか二組のご夫婦。
もちろんサムさんが意識的にそうされたのだろうが、リベラルで知的で、とても楽しい方たちばかりだった。
相手の宗教や政治的思考や国籍や年齢や職業など何も気にせずざっくばらんに会話が楽しめる機会というのは、ここシカゴでは滅多になかったなぁ。バークレーではこういうPartyは日常茶飯事だったのだが・・・と、こんなときバークレー時代が無性に懐かしくなる。

さて、話し込んでいるうちにすっかり時間を忘れ、気が付けば2016年まであと10分。
あわててシャンパンをグラスに注ぎ、一足先に乾杯を交わす。
2016年、少しでも世界が平和になりますように。

 
年越しと同時に、サムの奥さま、ウテさんの手作りによるドイツの伝統的なクリスマスケーキを頂く。
彼女はなんと奇遇にも、Pちゃんの育った超田舎町からほど近い街で生まれ育ったそうだ。
ふたりとも、自分たちの育ったコンサバで排他的な田舎町が大嫌いだという点も共通していたようですっかり意気投合していた。
彼女は最近、大学に戻ってMBAを取得したという。いくつになっても何かに挑戦し続ける人は美しい。
体も心も大きな、魅力的な方だった。
一年の最後に素敵な友人が増えてとてもうれしい。

そのあともなんのかんのと飲み続け、結局1時を過ぎて帰宅。
楽しい2016年も幕開けだった。素敵なDinnerと会話をありがとうございました!




そんでもって、元旦の朝は思い切り寝坊。 
やる気ゼロだったものの、一応形だけはお正月らしくしておこうという悪あがきをしてみた。

なんちゃってお節。


珍しく、冷凍のマグロが手に入ったので面白半分に握りをしてみた。見た目はきれいだが、パッサパサで超マズ・・・
バター焼きにでもすればよかった。
後はいつも通り、エビの焼き物、レンコン、伊達巻、お煮しめ、など。





 
救いはこの日本酒。6月に日本から友人が持ってきてくれたお土産を後生大事に保管していたのだった。
もちろん冷やで。


今年は正念場。体を壊さずに突っ走るのみ。
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