Life in America ~JAPAN編

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郊外妻たちのためのシカゴ・クリスマスツアー2017

2017-12-11 16:12:31 | アメリカ生活雑感
2年ぶりのシカゴでのホリデーシーズン。
そして、2年ぶりに「郊外妻たちのためのシカゴ・クリスマスツアー」を企画してみた。

郊外に住んでいると、しかも子供を持つ母親ともなると皆シカゴに出かけて行く機会も減って行く一方で、しばらくダウンタウンに行っていないという友達がほとんど。
私のように気楽に出かけて行ってついでに夜遊びして帰ってくる、なんてことはできないのだ。
そんな彼女たちのために、私が目と耳と足で稼いだシカゴの見所、食べ処、観光名所を半日ちょっとで回るという濃密なツアー。
皆、夫や子供とは普段英語トークなので、久々に日本語で思う存分しゃべれるのも脳の癒しになる。

12月9日水曜日

ウィークデーを選んだのは混雑を避けるため。これは大正解だった。
しかし、こともあろうにあんなにあたたかかったシカゴがこの二日前から急に極寒に変わり、この日の気温はマイナス5度。
ほとんど歩きのツアー、果たして大丈夫なのか??

12時、シカゴ美術館に集合した郊外妻団体は私を入れて7人。
快晴。思ったよりも寒さは感じられず歩くには絶好のお天気だ。


シカゴ美術館前のライオンはクリスマス用におめかし。
空の青さがまばゆい


そのまま歩いてミレニアムパークの豆(ビーン)へ。
そこで「Chicago Connected」という平和運動をしている二人の青年にひっかかり誘われるまま、平和のための手つなぎ。
このシーンが見事夕方のニュースで流れるというおまけつき。


今年の巨大クリスマスツリーはこれ


道を挟んでお向かいのカルチュラルセンターへ。
たまたまクラシックのコンサートをしていたので中で写真を撮らせてくれるまでに時間がかかった。
3万個のガラス片からなる世界最大級のティファニードーム天井は何度見ても素晴らしい。


今月に完成した「ラッシュモア」(大壁画)はカルチャーセンターの裏側にひっそりとある。
シカゴ出身の歴史に名を刻む女性たち15人の顔が描かれている。
オプラ・ウィンフリーやミシェル・オバマも。


Macy'sデパートの7階にある「ウォルナットルーム」は、古き良きデパート食堂の趣をそのまま残す。
創業は1907年。デパートの中にオープンした初めてのレストランで、当時から買い物客だけでなく多くのシカゴアンの癒しの場所になっている。20世紀初頭から続くホリデーシーズン限定メニュー「Mrs. Hering's Chicken Pot Pie」は、シカゴの冬の伝統食。


クリスマスツリーデコレーションつなぎで、「Palmer House Hilton Hotel」へ。
1871年9月26日に開業。しかしその13日後に起きたシカゴ大火災で全て消失してしまった。
オーナーのパーマー氏は世紀の大借金をして直ぐに新たなホテルの建設に取り掛かり「世界初の防災ホテル」というスローガンで、1875年に新パーマー・ハウスが開業。1923年から25階建てに改装し、当時世界最大のホテルとなった。
その後ヒルトングループに買収されたが、当時の名前をいまだに冠している。老舗の趣が漂う名ホテル。
ここに入るとなぜかほっとする。


アダムストリート&ワバッシュストリートの交差点にある、「ルート66」スタート地点の標識。

ここから、CTA(地下鉄)に乗って、たった一駅だけどハロルド・ワシントン図書館へ。


シカゴで初めて黒人の市長になったハロルド・ワシントンの名を冠したこの建物は、1991年に設立された10階建て。2,000の座席数と1,200万冊の蔵書を有する大規模図書館で、書棚の総延長は110キロメートルにも及ぶび世界最大の図書館としてギネスブックに登録されている。
屋根の上に佇むフクロウ(知恵の象徴)がトレードマーク。設計は1988年にコンペで選出されたHammond Beeby&Babka Inc.で、ローマ建築やギリシャ様式の特徴を取り入れた古典的なテイストと近代的な要素が融合する建築物としても名高い。
9階にはこんな屋上庭園(Winter Garden)があり、他にも385席のコンサートホールや200名が収容できる展示場がある。
知られざる名所。

再びCTAに乗って、ピンクラインで「Morgan」駅へ。
そう、お次の目的地は近頃トレンドになっているWest Loopのカフェ「The Allis(SOHO HOUSE)」。ここで滅多に(きっともう一生ない)アフタヌーン・ティーとしゃれこむのだ。



朝から頑張って歩いたあと、やっと座った女7人。
甘いもん食べて、しゃべって、笑って。ほっこりと体力回復した後は・・・

また数ブロック歩いて、フレンチマーケットへ。
ここはオグリビー駅の構内にある、しゃれたマーケット。おフランスの香り漂う食材がたくさんあってちょっとハイソな匂い。

再びCTAに乗って、「Clinton」駅から「Ashland」駅へ。ここで私たちが待ち受けていたのは・・・





そう、サンタトレイン!
この時期だけ走る、電飾キラキラのシカゴ名物ホリデー・トレイン。
この日はたまたまCTAのピンクラインだったので写真撮影的には最もラッキー。


サンタさんが外にむき出しの車輛に乗っている。こんな寒空にかわいそうだががまんしてもらおう。


中もキラキラ

そして本日最後は、ドイツのクリスマス市、「クリストキンドルマーケット」。
ここでお決まりのホットワインをオリジナルマグカップで乾杯!



本日最後のCTAに乗って、リバーノースへ。
打ち上げに「イータリー(Eataly)」のシーフードレストランで夕食。


禁断の生ガキ!


午後9時。健全な主婦ツアーは終了、一路郊外へと帰っていくのであった。
たった9時間ほどの一日ツアーだったけどいやぁ、歩きに歩いたり、約2万歩。
あたたかくなったら今度は違う切り口でツアー組むかな。

ちょっと早いけど、今年もお世話になりました。
滅多に日本人に会わないこの西部郊外に住んで、たまに日本語トークできる(駐妻じゃない)日本人妻仲間の存在は本当にうれしい。

来年もよろしくね~!
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