Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

アメリカ人のクリスマスの過ごし方。

2008-12-28 04:42:26 | アメリカ生活雑感
思い返せば、結婚するまでクリスマスを誰かと二人きりで過ごすことなんてあまりなかった気がする。
どちらかというと“飲み屋で大勢の仲間でぱぁ~っと”パターンが多かった。
日本ではとかく「クリスマスに一人はさびしい」と決め付けて炊きつけるけれど、そもそもクリスチャンでもなんでもないくせに、クリスマスだからどうこうというのもおかしな話。
そもそも本当のクリスチャンのイブの過ごし方は、ミサに行き、家族と家でゆっくり食事をするものなのだ。

私たちのクリスマスは、ツリーを飾って家に電飾をつけて気分を楽しんだところでおしまい。
とにかくここしばらく寒かったので、家にこもってだらだらと好きなことをして過ごした。
とはいっても、世の中はどうなっているのかちょっとだけ気になって、夕方から食事の買出しがてら近所をドライブしてみた。

いつもよりひっそりとしている。
ほとんどの家族は夕方から自分たちの通う教会のクリスマス・ミサに出かけているのだろう、家の中の明かりもついていない。

Warrenvilleは、人口わずか1万3000人くらいの小さな市。そこに、なんと12もの教会がある。
近所で一番大きな教会の前を通りがかるとなんだかお祭りのように人が集まっていたので中をのぞいてみた。


残念ながらちょうどミサが終わったところで、歓談中。


神父さんもサンタ帽


2年前のクリスマスはスペインのマドリッドにいた私たち。
いろんな教会のミサをのぞいてみたが、なんだか神聖すぎて気後れしてしまったことを思い出す。しかし、アメリカはまったく雰囲気が違っていた。
神聖な雰囲気はそれほどなく、まるで住民のパーティーのようなお祭りムード。
Pちゃんも「ドイツではミサが終わってもみんな静かに帰っていくのに、アメリカはにぎやかだなぁ」と驚いていた。
小さな町の教会は、住民のふれあいの場であり、学校であり、生活の全てなのかもしれない。
宗教どうこうというより、こうやって住民が集える憩いの場があることは、厳しい自然の中で暮らすもの同士とても大切なことだったにちがいない。


 
**  **  **  **  **  **  **  **  **  **  **  **




さて。おなかぺこぺこで帰宅してさっさと作ってしまった今日のディナー。



 

最近はまっている、ラム(子羊)のソテー&バジルソース。
こいものクリームチーズ煮。クリスマス風タマゴサラダ。
そしてバケットの“キャビア”のせ。
これは、先日うちにお招きしたPちゃんの同僚、ロシアのサーシャが手土産に持ってきてくれたもの。
キャビアといってもチョウザメではなく鮭。“いくら”ってことですね。




やっとクリスマスプレゼントが開けられる~!(中身バレバレ)
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雪が止まらない。

2008-12-24 03:41:41 | アメリカ生活雑感
Happy Holiday!



土曜の夜から降りはじめた雪は、いまだやむことなく降り続いていて、



今朝ガレージを開けたら、雪で15センチほどの“崖”ができていた。



さっそくお仕事にとりかかるPちゃんであった。

曇天で雪が降る日は、実はちょっとだけ寒さが柔らぐ。今日は-5℃くらい。
一番寒い、というか痛いのは、雪が降ったあとの晴天の日。

あすのクリスマスイブとクリスマスは、0℃前後というからここ数日で一番暖かくなる(はず)。
そして天気予報は、雪。
こんなに雪が降る12月は、10年ぶりらしい。
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せこいサンタ。

2008-12-22 10:12:33 | アメリカ生活雑感


今日は今年一番の冷え込み。
外はなんと、-20℃。体感温度は-30℃にもなるという。
夕べからイリノイ一帯にはブリザード注意報も出ている。
新聞を取りにいっただけで、顔が切れそうになった。ひえええ~。
というわけで、今日は家から一歩も出ず生活。



お隣のホリデー・デコレーション


**  **  **  **  **  **  **  **

ところで、昨日はクリスマスのプレゼントを買いにふたりで近所のモールに出かけた。
うちはプレゼントを「自己申告制」にしていて、今年私がリクエストしたのはあったかいパジャマ
ちなみに、去年はパジャマの上に着る冬用のふっかふかのロブだった。これは本当にあったかくていまどきは手放せない。

Pちゃんにはいつものように本屋さんで好きな本を買ってあげる、ということにしていた。
けれど、何気にはいった店(バナリパ)でPちゃんはジーンズを2本買いたいと言い出した。実は去年、ここで買ったやつがたいそうお気に召して愛用しているPちゃん。
そこで、急遽これを私からのプレゼントに変更することにした。
ああでもないこうでもないと、試着に1時間以上(!)かけてようやく2本が決定した。(この人、いつもこうなんだよなぁ・・・もう慣れたけど)
そのあと私のパジャマを買いにいき、即効で超あったかそうなパジャマをみつけて決定。
でもこれはあくまでもクリスマスプレゼントなので、クリスマスまで着ちゃだめなんだと。え~っ!

いやしかし。何がすごいってこの日の人出。
クリスマス前最後の土曜日ということもあってえらいことになっていた。これでも空前の不景気か?と疑いたくなる。
また、こう寒いと子供を外で遊ばせられないので「冬は子供をショッピングモールで遊ばせる」と聞いたことがあるがそのとおり、子供たちがまるで遊園地気分で遊びまわっていた。


ショッピングモールにメリーゴーランドは当たり前


お決まりの「サンタさんと記念撮影」コーナーにも子供たちが長蛇の列を作っていた。


いかし、なぜかサンタさんのご機嫌が超悪い。
どうやら、私が後ろから写真を撮っていることにかなりいらついていたらしく・・


「あいつが写真撮ってやがるぜ!」と指差されてスタッフに注意されてしまった。
写真くらいええやんか。どうせただなのに。
性格悪いサンタやなぁ。(笑)
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解放感!

2008-12-19 16:45:42 | アメリカ生活雑感
先週のソシオロジーに続いて昨日、「Early Childhood Development(幼児発達学)」のファイナル試験が終了し、これで今期の授業&試験すべてから解放された。
試験の解答用紙を持っていくと先生が声をかけてくれた。
「あなたのレポートからいろんなことを学ぶことができたわ。どうもありがとう」
あら、どういたしまして。
そりゃそうだ。こっちは生きた題材を観察して毎週死ぬ思いで仕上げたんだし。
それに「日本人」というこのあたりではきわめてレアな立場にあったのが幸いして、日本人の子供のレポート(とくにプレバイリンガル)は大層面白かったらしい。
いいよな、先生は。毎週何十という貴重な生きたレポートが宿題という名のもとに何の苦労もなくただで収集できるんだから。
こっちは正直、レクチャーからは別に何も学べなかった。得た知識のほとんどすべてがテキストからのものだった。

それでも、先生と一応の信頼関係を築くことができた。
「この分野をもっと深めて学位をとるには次にどのクラスをとればいいでしょうか?」
そんな質問にも「この件に関してはいろんな方法があるから改めてメールするわね」と丁寧に対応してくれた。

1月から始まる次の学期は、めぼしいクラスがないことと大雪のシーズンで通うのがしんどいのと、2月に帰国する予定などもあってちょっとお休み。

この間にバリバリやりたいことやって、しっかり働くぞ~!
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アメリカノクリスマス2 ~Nativity Live

2008-12-17 03:28:35 | アメリカ生活雑感
最近仲良くしているご近所さん、ケビンさん一家に誘われて、近所の教会で行われる「Nativity Play」を見に行った。
Nativity Playとは、一言で言うとキリスト生誕の一部始終を見せる寸劇のこと。

教会の中庭におなじみの馬小屋のセットが組まれていて、その横には本物の羊やらロバやらヤギやらがめぇ~めぇ~とやかましい。
羊飼いや天使に扮した近所の子供たちが、物語のナレーションに合わせて誕生したキリストを取り囲み、祝福する。
その後、おなじみの「3人の王」も祝福にやってくる。
(Pちゃんはこのとき、王がイエスへの礼を怠ったと指摘していた。結構うるさい

この日は風は強かったがいつものような冷え込みはなく(といっても0℃前後)、わずかな明かりの中で繰り広げられる生誕劇はそれはそれでとても厳かだった。
ヨーロッパではこの時期、どの教会でも必ずこの寸劇が行われるそうだが、アメリカではもちろん初めて。


 

 

 

 

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アメリカノクリスマス

2008-12-14 03:33:41 | アメリカ生活雑感
クリスマスのネタ探しをかねて、隣町の図書館で行われるという「ミセス・サンタが絵本を読んでくれる」イベントに行ってみた。
後半にはサンタさんも登場して子供たちは大騒ぎ。
一緒に写真をとったりお話したり。

アメリカの子供たちは、いくつまでサンタさんを信じるのかな。






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ブラゴーヤビ~ッチ!

2008-12-11 13:29:31 | アメリカ生活雑感
オバマ新大統領選出に沸くイリノイが、一転して大変な騒ぎになっている。

ブラゴーヤビッチ州知事(民主党)が、オバマ氏の後任の上院議員指名に絡んでこともあろうに金を要求しようとした疑いでFBIに逮捕されたのだ。
イリノイ州選出の上院議員だったオバマ氏が大統領選で当選して議員を辞任したたため、知事はその後継を指名する権限を持っている。
通常は選挙で選ばれる上院議員だが、任期中に空席が生じた場合は知事に指名権が一任されるという州法も、ヘンちゃヘン。

なんでわかったか、というとこれまたアメリカらしくFBIなどによる盗聴捜査。
ウォーターゲートの再現である。
この知事、どうやら今回の選挙だけでなくかなり長年にわたってFBIからマークされていたという。
このおっさん、前からど~もうさんくさかったんだよな。特に髪型が。

ここ数日の新聞は、もうどのページもブラゴーヤビッチだらけだ。
中でも一番驚いた記事は、「イリノイの州知事にはこんなこと珍しくもなんともない」というもの。
実はブラゴーヤビッチの前の知事、ジョージ・ライアン(共和党)もゆすり、税金および郵便詐欺、FBIへの偽証などで現在まだ服役中。
そのほかにも過去をさかのぼれば、ウィリアム・ストラトン(1653~61:共)、オットー・カーナー(1961~68:民)、ダニエル・ウォーカー(1973~77:民)、レニングトン・スモール(1921~29:共)・・と罪に問われた知事だらけ。
しかもみんな金がらみだ。
イリノイはどうなってるんだ。

オバマ氏の大統領当選で明るいムードが漂っていたのに、2008年も年末になって丸潰しだ。
よりによって権力を傘にきて人から金を巻き上げようとは人として最低だ。

後任を狙う黒人候補ジャシー・ジャクソン・ジュニアも、これで追い込まれている。




FBIに逮捕されたとき、「冗談だろ?」と言ったという。
冗談は髪型だけにしてくれ!
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パソコンに遊ばれている

2008-12-09 11:31:00 | アメリカ生活雑感
パソコンの不安定ぶりについに切れ、大容量のハードディスクを買ったこともあり思い切ってCドライブの初期化を決行した。
こういうことは、ちょっと時間の取れるときにしておくのが一番。
先週プレゼンが終わって、来週、再来週と続くファイナル試験まで家にこもる生活が続きそうなのでちょうどいい。

まず、パソコンのCドライブを一気にハードディスクに移す。
そして、パソコン購入初期の状態にCドライブをきれいにしてあげるとあらビックリ、処理速度が格段に速くなった。
やっぱり1年に一度くらいは初期化をしてためこんだデータを外に移すべきだな。

あああ・・・でもやっぱり面倒くさいことが待っていた。
一番失敗したと思ったのは、インターネットのブックマークが消えてしまったこと。
私はFirefoxというブラウザを愛用しているのだが、この1年でいっぱいブックマークしておいたお気に入りのサイトが消えた。
「お気に入りもデータとしてバックアップされる」と高をくくっていたのだが、そうは甘くなかった。

人のブログ、各種情報関係、シカゴのあれやこれや情報・・・ああ、またはじめから検索し直しかよ。
とほうもない労力だ。
どっかにバックアップデータとして残ってないかなぁ。

いつの間にかたまってしまうブックマーク、なんとかいい整理の仕方はないものでしょうか?
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人生初。本当のクリスマスツリー

2008-12-08 12:32:50 | アメリカ生活雑感
去年の冬は引越しでいっぱいいっぱいで、クリスマスを楽しむ余裕もなかった。
けれど、「来年の冬は、本当のクリスマスツリーを部屋に飾ろう」と心に決め、せっせと準備だけはしていたのだった。

そしていきなりシーズン到来。
まずはツリーを買いに行こうではないか!

何気なく週末の新聞を見ていたら、あちこちでツリー市場がたっているという情報をキャッチ。そこで、うちから一番近いファームに下見に出かけてみた。




そこには見渡す限り、幾種類ものツリーが迷路のように並んでいた。
小さいものから2メートル級のものまで。気が遠くなるくらいある。
聞いてみると、ここのファームは非営利団体が管理をしていて、せっせと苗木を植えては毎年この時期に一般家庭向けに販売しているという。
のこぎりやロープなども提供してくれるというからとても良心的。
でも、これって黙って切り取って帰っても誰もわからないよなぁ・・。アメリカってこういうところはなぜか性善説。


十分な下見をして、いざ翌週に出かけてみると・・・




なんと今週はストームがやってきてこんな雪景色に。しかも極寒。マイナス10℃はゆうに下回っている。
こんなことなら先週買っておけばよかった・・




散々迷った挙句、気に入った木を見つけたのでさっそく借りたノコギリで切り倒す。
Pちゃん奮闘中。



完了!



小ぶりのものだからプりウスちゃんにおしこむことに。



捕獲終了。



各自勝手に好きな木を切り取って車にくくりつけたら、あとは事務所(というか小屋)でお金($25)を払うだけ。
今日は土曜日とあって大勢の家族連れでものすごく込んでいた。
みんなこうやって、車のルーフにくくりつけて帰るのだ。



ひとまず部屋に設置完了。
ファームで見たときは小さかったのに、部屋に入れるとものすごい存在感。
ツリーの土台は、この時期どのスーパーにも売っているプラスチック製の、下に水を張れるタイプのもの。
さあ、これからいよいよ去年買ったオーナメントを飾り付けよう!



やったぜ!これが我が家初のナマクリスマスツリー体験だ

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ソシオロジークラス~最終グループプレゼン

2008-12-05 06:38:41 | アメリカ生活雑感
今期のソシオロジークラスの締めくくりは、グループプレゼンテーション。
先生が分けた6つのグループが、各々の選んだテーマで研究発表するというもの。
うちらのグループ3は、女4人(アメリカ2、インド、日本)と男2人(アメリカ)の計6人。
テーマはすったもんだしたあげく「各国における教育システムの違い」に決定した。

なにしろ、他のクラスでもそうだが彼らとはクラス以外で会う機会が全くない。
かといって授業中は主に人の話を聞いているので話し合うこともできない。
「サイバークラス」の利点を生かしてインターネット上のディスカッションボードに意見を投稿してみるが、誰も食いついてこない。
「早よ決めんと発表に間に合わんやんか!」とひとりで焦り始める私だった。

テーマが決まった後も、担当する国を決めたところでまた音信不通状態に。

「お~い!生きてるかぁ~?」

なんというか、アメリカの学生ってのんびりしすぎだ。いや、先を読んで動けないっつうか。
発表まであと2週間というところになって初めて、急遽土曜日のミーティング出動とあいなったが、誰も時間通りに来ない。誰が来るのかどうかの連絡すらない。
結局何も決まらないまま1回目は終了。
翌週、「これが最後の打ち合わせだかんね。来なかったら知らんかんね!」
と強めのメールを一斉に送信。

(私はあんたらのお母ちゃんやないで!)

やっとあつまった4人で、やっと“骨子”を決める。
ここで気づいたのは、みんなこのグループプレゼンを「個々人の責任」と位置づけていることだった。
日本人の性か今までの職業柄か、私は「みんなでひとつのものを完成しよう」と意気込んでいたのだが、他の人たちは「自分のパートをばらばらに報告しておしまい」程度に考えていたという決定的違いにようやく気づく。

必死こいてパワーポイントのスライドを作り、各国の仕組みが一目でわかる表を作成して持っていったのに、みんなどこかでポカンとしている。

「あんたらの分のスライドは空けておくから、自分でスライドを挿入するかい?」
「・・・・・」
「なんなら、必要な情報を私に送ってくれたら適当に作っといたるけどどうする?」
「・・・じゃ、送る」

なんだか熱気のない打ち合わせだ。


そして昨晩。
午後10時ごろになってやっと3人からファイルがとどく。
もちろん何のフォローもなし。
お母ちゃんの仏の顔もここまでだ。
送ってきたやつの分はそのままコピー&ペーストしてスライドにはりつけ体裁を整えておしまい。
午前0時には締め切った。


**  **  **  **  **  **  **  **  **  **  

今日は朝も早よから雪の中、いざ出陣。
先生に無理をいって30分早くクラスを開けてもらい、コンピュータの作動具合をひとりでチェック。

そこに、今日はじめて会うようなグループの女の子が走ってやってきた。
「ねーねー、わたしのメール見てくれた?」
「・・見てないけど。いつ送った?」
「夕べ家に帰ったのがミッドナイトだったから、かなり遅かったと思う」
「あ、そう。夕べは0時には寝たから(←事実。心の声:今までうんともすんとも返事してこなかったくせに何言うとんねん!)」

それから彼女は怒涛のように自分のパートのスライドを打ち始めた。
このとき、発表まであと15分・・・。

そしてプレゼンは始まり、各自が担当の国別に無難に発表を進めていく。
これをみてつくづく思った。

「こいつら、ものすごい付け焼刃やな~。なのになんだこの自信満々の発表は!」

こっちはプレゼンの緊張に加えて英語というプレシャーものしかかり、夕べはPちゃん相手に練習までしたくらいだというのに。
今までに一度もミーティングに参加していないヤツがいきなりひょこっとやってきてパパッと済ませてしまうこの要領のよさは、普段の要領の悪さからは考えられない。
これがアメリカの学生なのかと改めて納得。
(他の勉強に追われていてひとつひとつの科目にかまっていられない、ともいえるが)

もうひとつ面白かったのは、彼らのリサーチの“いいかげんさ”だった。
これは多分、アメリカに限らずインターネットの弊害だろう。
明らかに何かのWebページをそのまま貼り付けたな、というような内容なのだ。
それが証拠に、自分のレポートの単語を読めなかったり「ここのこれはどういうこと?」とつっこんで聞いてみたら、その答えは「Don' know」。
内容を理解せぬままコピー&ペーストして、知ったかのように堂々とプレをし、その場をしのぐ・・・今どきの学生はこんなことになっているのか、とちょっとカルチャーショックを受けた。


リサーチ自体はとても興味深かったしいろいろ勉強になったのはよかったけれど、残念ながら学生のレベルが低すぎる。
やっぱりこれが誰でも入れる「コミュニティ・カレッジ」の限界なのだろう。
アメリカでは大学院に行って初めてまともな仲間とまともな研究ができるというが、その意味がわかった気がした。

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