Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

WELCOME 2 CHIAGO, PRINCE!

2012-09-29 13:08:59 | music/festival
ついに待ち望んでいたこの日がやってきた。
一日千秋の思いで待つこと、8年・・・。
Princeがシカゴにやってくるのだ。

2003年、プリンス自身も「最高のギグだった」と称賛したあのサンノゼ公演からこのかた、ずっとずっと
彼をもう一度この目で見ることだけを夢見てきたが、ついにそれがかなう日がやってきたのだ!

9月24日、Chicago United Center


開演(8時予定)1時間前に到着。
マティーニをいっぱいひっかけながら、開演前のひと時を楽しむ。






symbolをかたどった360度方位型のドームステージの会場は、まるで巨大なクラブ。
大きなスクリーンには、80年代の音楽ビデオクリップが繰り返し流され、気分はバブル時代へ・・。
お客の年齢層はやや高め。
なんてったって、王子様ももう54歳!

いかにもアメリカらしく、1時間ほど開演が遅れていよいよ殿下のお出まし。





おお、示し合わせたかのような白と黒のハーフスーツ。やっぱり以心伝心ね



プリンスはステージを縦横無尽に動き回りながら華麗なステップをふむ。
11人構成のホーンセクションが、厚い音を作り上げる。
いかにもプリンスらしい、前半はJazzyでファンキーな演出。
いささかプリンス自身のギタープレイが少なく、そこがちょっと残念だった。
3人の女性シンガーたちも歌唱力抜群でど迫力なのだが、気合が入る過ぎてoversingな感じ。

1回目のアンコール、“Purple Rain”まではやや抑え気味の、大人なステージ展開。
思わせぶりに2回目のアンコールがはじまり、やっとドライブがかかってきた感じ。
アンコールが終わり、2度目の沈黙。
そこからが長かった。

激しいアンコールの嵐の中、ステージは照明を落としたまま。
ともするうちに、紙ふぶきで埋まったステージの掃除が始まり、観客は彼らを見ながらひたすらアンコールをシャウトし続ける。

10分・・20分・・・30分・・・掃除が終わっても照明は落とされたままで何も始まる気配がない。
時刻はすでに12時をまわっていた。
そのとき、いきなり場内の照明が点灯。3度目のアンコールを諦めた観客は大ブーイングのうちにさっさと席を立ち、退場し始めた。

私は動かなかった。絶対そんなわけないやん。
完璧主義のプリンスに限って、こんな中途半端な終わり方をするはずがないじゃない。
ここで帰ってしまうのは、所詮は彼のことを知らないにわかファンな奴らだ。

信じ続けて15分。ほとんどの人が会場を後にした、そんなときだった。
ホーンセクションが定位置に帰ってきた。
ギター、ドラム、キーボード、すべてがスタンバイ。
そして、いきなり彼らの演奏が始まったのだ!
3万人いた観客はすでに2000人ほどになっていて、場内はまるでアフターギグ・コンサート状態。

そして、ステージにプリンスがせりあがる。
“1999”“Little Red Corvette”と続き、会場の興奮は最高潮に。
図ったな、プリンス! でも信じてたよ。


プリンスのツアーは今までほとんど全て見てきたけれど、今回つくづく思った。
「今が一番好き。」
ジャンルを問わず本物の音楽に触れる機会が増え、彼の目指してきたもの、目指しているものがよりはっきりと見えてきたせいかもしれない。
ファンもアーチストと一緒に成長するのだ。



家に戻ったら、もうAM1時。
興奮冷めやらず踊っていたらPちゃんに激写された。

(9/35 セットリスト)
1. D.M.S.R.
2. Pop Life
3. Musicology
4. We're a Winner
5. I Never Loved A Man
6. Satisfied
7. I Don't Want Nobody To Give Me Nothing
8. Housequake
9. The Jam
10. The Bird
(The Time cover)
11. Jungle Love
(The Time cover)
12. The Glamorous Life
(Sheila E. cover)
13. Get on the Boat
(snippet)
14. Old Friends 4 Sale
15. Nothing Compares 2 U
16. Angel
(Sarah McLachlan cover)
17. Take Me With U
18. Raspberry Beret
19. Cream
20. Don't Stop 'Till You Get Enough/Cool
(The Time cover)

Encore:
21. Purple Rain

Encore 2:
22. Kiss
23. DJ Sample Medley
(When Doves Cry / Nasty Girl / … more)
24. If I Was Your Girlfriend

Encore 3:
25. 1999
26. Little Red Corvette


<おまけ>
翌日のスペシャルゲストはシカゴが地元のジャニファー・ハドソン。
彼女は「Nothing Compare 2 U」をデュエットしたという。

そして3日目、最終日のゲストはなんと、ソウルシンガーのLedisi!
Ledisiとは、まだ彼女が売れる前に知り合った。バークレーのJazzスクールで私のボーカルの先生をしてくれていた。
あれから10年。
今や押しも押されぬシンガーとなり、グラミーにノミネートされるほどの大成功を収めている彼女。
ああ、知っていたら3日目のチケットをとったのに!!
悔やまれて仕方ないけれど、大好きなプリンスとLedisiがこうやって同じステージで一緒に歌うなんてなんて素敵な縁だろう。この運命が身震いするほどうれしい。
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ランチポトラック

2012-09-28 13:47:44 | アメリカ生活雑感
郊外日本人妻仲間たちによる、久々のポトラック(持ち寄り)ランチ会。
私はワンパターンだけど結構ファンの多い「わかさぎ南蛮漬け」を作って持参。
こういう魚くさ~い料理は、アメリカ人の奥さん方にははなかなか作るチャンスのないメニューのひとつ。

なんと本日の出席者は18人。ということは、18品ブッフェ!
お料理はもちろんのこと、デザートも最高。
いつも言うけど、そんじょそこらのどんなレストランよりも素晴らしい。
昼間からちょっとほろ酔い気分で、おしゃべりもいっぱいして楽しかった。
こういう時間はやっぱり何よりの気晴らしになるわー。

いつもいつも素敵なセッティングをありがとね










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ブルース・サミット

2012-09-27 15:27:30 | music/festival
最近特にブルース中毒に陥っている私。
1週間ライブを見に行かないと、手足に震えがくる(笑)

そうはいってもしばらく大人しくしていようかな、と思っていた矢先、こんな素敵なイベントを発見。



シカゴブルースには欠かせないブルースマンたちの競演、しかもフリーイベント。しかもダブルヘッダー!
これは行かねばなるまい。
と、またもやふみさんを誘っていざシカゴへ。

4時からのイベントは、楽器屋さんのプロモーションを兼ねたインストアライブ。
もちろん、ここのギターを使ってのアコースティックライブだった。


 
ギター野郎にはたまらない店内。





左から、ジミー・バーンズ、ジョン・プライマー、ルリー・ベル。
いずれもシカゴを代表するブルースマンたち。


別に何をやるとも事前に何も決めていない、そんないつもの感じのライブ。
でもそれが自宅っぽくていいんだなぁ。



この、どうでもいいようなリラックスした客席セッティング。
お客さんもこれが目当てでやってきた、というよりはたまたま店に立ち寄った感じの人がほとんど。アンビリーバブル!


かぶりつき席に陣取っていた私を発見したルリーが、「ヘ~イ!」と言って満面の笑顔で駆け寄ってきた。
青森のときのスペシャルアルバム(お父さんのケアリー・ベルの写真もたくさん盛り込んだもの)と
DVDをプレゼントしたらめちゃくちゃ喜んでくれた。

★ ★

8時からは「House Of Blues」に場所を移してのエレクトリック・バージョン・セット。
Bar席に腰をかけ、ビールを飲みながら聞くブルースはやっぱり最高だ。
Bassに、御大Bob Stroger(元ハウリン・ウルフ・バンド)を、Drumsに若手の実力派、Kenny Smithを迎えてのスぺシャルバンド

Kennyとは今年のブースフェスでちらっと言葉を交わしたことがあったので通りすがりに声をかけると
大きなお目目をぱちぱちさせて、「あ~アオモリの温泉は最高だったなぁ」とまたまた青森談議。
彼は第1回のゲストだったのだ。
で、そのときにベースを弾いていたのが、Bob Stroger(ボブ・ストロジャー)。

通りがかったBobに「初めまして。いつもあちこちで演奏は拝見しています」と声をかけると、
「え?キミは今まで何度も僕のことを見ておきながら一度も声をかけなかったのかい?」といきなり叱られた(ジョークをかまされた)。
明るいじいちゃん(失礼)だ。

ケニーが「ね、僕たち一緒に温泉に入ったよね?」と話しかけるとBobもそのことを思い出して大興奮。
「え?ひょっとしてすっぽんぽんで入ったの?」と聞くと
「もちろ~ん」
「温泉に入ったからそんなにお元気なんですね。体にいいから、健康のために毎年日本に来てね」とBobに言ったら、めちゃくちゃはしいでいた。
本当にブルースマンは明るいのだ。







Kenny Smith(Ds)

Bob Stroger(Bass)


 
(左)シカゴを代表するベーシスト、Bob Stroger (右)お人形のようにキュートなKenny Smith

ボブが私たちの席に来ては何度も「いいかい、明日必ずメールしてくるんだよ」と念を押すので
翌日写真と一緒にメールを送ったら、「会えてうれしかったよ。今度仕事がないとき一緒にブルースクラブに繰り出しておしゃべりしよう」と携帯番号を添えて丁寧でお茶目は返信メールがきた。
1930年代生まれ(定かではない)トシの頃なら80歳あたり。
ったく、だからブルースマンは長生きなんだなぁ(笑)
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公園でオーケストラを

2012-09-25 10:56:50 | music/festival
シカゴが世界に誇るシカゴ・シンフォニー・オーケストラ。
この名オーケストラ年に何度か無料で聴ける機会がある。しかもミレニアム・パークの中で。
コンダクターは、イタリア人のRiccardo Muti。
彼が正式にシカゴシンフォニーの常任指揮者に就任した2010年、ここで同じようにお披露目を行ったのだが、
その時、約2万5千人の人たちが集まったという。
朝から続々と公園に集まった人たちは、朝から一日ピクニックを楽しみながら夜を待つのだそうだ。


9月21日(金曜日)
そのシカゴ・シンフォニーの、ミレニアム・パークでの今年最後の無料コンサート。
実は、今書いている記事の中で使うために今日はこれを撮影をする予定だったのだけれど、あいにくの大雨。
全く絵にならないということで、カメラマンと相談の上直前に撮影は中止に。
それでもせっかくだから、と会場に向かった。
大渋滞に巻き込まれ、結局最後の30分くらいしか見られなかったけれど、それは素晴らしかった!

この日の演目は「Carmina Burana」










来年は朝からピクニック体制で見に行こうかな。
シカゴはこういう音楽環境に恵まれているから本当に幸せ!
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週末不良妻宴会。

2012-09-18 09:11:42 | アメリカ生活雑感
前回のつづき~宴会編。

ブルースを堪能した後は、みんなでFumiさんちへ。
ご主人が一足早く帰国したので、来月いっぱいまで超豪邸の1軒屋で一人暮らし。
いやぁ、なんだか新築モデルハウスみたいだ。

みんなが持ち寄ったお料理もおいしかったし、おしゃべりも楽しかったし、お酒もおいしかったし、
やっぱり夜の宴会は最高。
結局AM1時ごろまでもりあがってしまった。






奥様 in the kitchen

盛り上がり中
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Blues, Brews and BBQ featuring Billy Branch

2012-09-17 17:07:52 | アメリカ生活雑感
すっかり日没後は冷え込むようになってきた今日この頃。
野外のイベントもめっきりと回数が減り、今月いっぱいでたぶんおしまいだ。
10月になるともう冬支度が始まる・・・ああ、シカゴの夏のなんと短いことよ。
そのせいもあって、外に出かけられるときには無理をしてでも出かけて行く、これがシカゴアン魂というもの。

そんなとき、耳寄りな情報をキャッチ。
うちの近所にある某大学の駐車場を利用した野外イベントに、大好きなあのビリー・ブランチがやってくるという。
地元のビール会社、Two Brothersも協賛したBBQ&Bluesイベント。これは行っとかねばなるまい。
せっかくだから郊外妻友達を誘ってみたところ、土曜日とあって案内したほとんどの人が参加の返事をくれた。
やっぱりこういうイベントは大勢のほうが面白い。



午後6時、一つ目のバンドが演奏開始。
集まったのは近所のご家族連れがほとんど。もちろんこのあたりに住んでいるのは裕福な白人層ばかりで
シカゴとはまた全然違う雰囲気。
アルコールを買うのに年齢チェックもなくゆるゆるだった。


不良妻たち。
こっそり持ち込んだワインを飲んで気分はお花見。
ブルースよりもおしゃべり。花より団子



おまちかね、ビリー・ブランチ。
お約束の「会場練り歩き」で大いに盛り上がる。


ステージ横では踊りくるう人たちが。私ももちろんこのなかに・・・



ビリー・ブランチのバンドメンバー、Ariyoこと有吉須美人氏が終演後に遊びに来てくれたので
みんなで有無を言わせず取り囲んで記念撮影。
「こんなに日本人の女子に囲まれたのはここんとこ初めて」らしい。年齢層くてすみません
Ariyo氏、ステージが始まる直前に私とPちゃんに奥さん特製“京都風味付けいなり寿司”をおすそ分けしてくれた。
めちゃうまかった~、ありがとうアリヨさん!




2009年6月10日、シカゴ・ホワイトソックス、プレゲーム・ショウでのビリーとAriyo

そしてこの後私たちは、Fumiさん豪邸での怒涛の豪華絢爛2次会(飲み会)へとなだれ込んでいくのであった・・・

(・・・つづく)
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モダニズム建築の真骨頂、ファンズワース邸。

2012-09-11 08:52:52 | アメリカ生活雑感
某不動産のお仕事がらみで、Plano(プラノ)にある“ファンズワース邸”の見学に行ってきた。
プラノはうちから車で約45分西にいったところにある田舎町。
トウモロコシ畑が延々と広がる以外何もない、そんななかにぽつんと建つ異色の白亜のガラス張りの家だ。
ドイツの建築家・ミースの設計によるもので、1950年にシカゴの女医であったファンズワース女史の週末の家として建てられたもの。

★ 
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe、1886年3月27日、アーヘン - 1969年8月17日、シカゴ)は、20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。
ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に、近代建築の三大巨匠と呼ばれる(ヴァルター・グロピウスを加えて、四大巨匠とみなされることも)。
“Less is more.” (より少ないことは、より豊かなこと)という標語で知られ、近代主義建築のコンセプトの成立に貢献した建築家である。柱と梁によるラーメン構造の均質な構造体が、その内部にあらゆる機能を許容するという意味のユニヴァーサル・スペースという概念を提示した。
四方をガラスの壁で囲んだファンズワース邸(1950年・アメリカイリノイ州)も代表作の一つ。週末別荘として建てられたもので、建設費が当初予算を大幅に超えたため、施主のエディス・ファンズワースと訴訟沙汰になったがミースが勝訴した。2003年にオークションに出され、地元のナショナルトラストが取得した。(wikipediaより)★



(ファンズワース邸は)《バルセロナ・パヴィリオン》とともに、ミースの代表作であり、かつインターナショナル・スタイルを象徴する建築である。四周をガラスで囲われた内部空間には、キッチン、浴室、トイレを収めたコア以外には何もない。クライアントは独身者であったが、ゲストのためのスペースのあいだにも壁は存在せず、完全なワンルームのみで成り立っている。
屋根と地面から持ちあげられた床スラブは、8本あるI型鋼の柱で支えられるが、柱はそれらの外側に配置されるため、内部空間には柱は現われず、柱に挟まって浮いているように見える2枚の水平スラブが強調される。8本のI型鋼は組立後、研磨されてさらに白く塗装されるなど、《ファンズワース邸》は工業製品を使用しながらも一品生産品以上に建設コストがかかっており、予算超過による訴訟事件が起こされたことでも有名である。
(現代美術用語辞典ver.2.0 β版より)★



事前に何も知らせず運転手としてつきあってもらったPちゃん、実はこれがミースの建築物だと知って大興奮。
それもそのはず、ミースはPちゃんの故郷、ドイツのアーヘン出身の建築家であり、モダニズムの巨匠と呼ばれた人なのだ。
ナチスドイツ下のドイツからアメリカ亡命し、以来シカゴに住んで後世に残る傑作を残している。
このファンズワーズ邸の依頼主は、当時シカゴで活躍しており世界的にも有名だった女医・エディス・ファンズワース。
生涯独身だった彼女がただひとりで週末を過ごすためだけ建てられたという、贅沢極まりない家なのだ。

当然気になるのが、ミースと彼女との関係。
ガイドさんによると、建築家と依頼主という相互信頼関係を超えた、個人的愛情関係があったということは否めないそうだ。
しかし、彼女よりも作品としての「家」に執着しのめりこんでいくミースに、彼女は次第に苛立ちを覚えるようになり、
最後には当初の計画から約2倍にも跳ね上がった建築費を巡って双方は泥沼の訴訟になっていく・・という悲しい結末を迎える。

ミースとの愛に身を燃やしながら、週末を何もないこの「森の家」で一人過ごす彼女は胸中は・・・などと、考えてしまう。



★正面側





  
入り口を入ると、リビング。そしてゲストのためのベッドが置かれている。
空間にしきりは一切ない。センターコアにふたつのバスルームがあるだけ。


★裏側




 
裏側には世界一長いといわれる、継ぎ目なしのステンレス製カウンタートップのキッチン。

約160センチの床あげにもかかわらず、数年前のFox川の氾濫で床上まで浸水し、
家具をはじめ壁の木材が大きなダメージを受けたという。

★横

ここはプライベートの空間。書斎やベッドが置かれている。





ガイドさんが懇切丁寧に説明してくれる


家の正面はFox川。四方は深い緑に囲まれていて、誰から見られることもない。




約1時間のガイドツアーは、非常に内容も充実しており大満足だった。
写真も(内観以外は)自由に撮ることができるし、なんといっても緑に囲まれたこの家にいると、心が浄化されるようだった。
それにしても、当時シカゴからここまでくるのにどれほど時間がかかっただろう・・・。
しかもこの全面ガラス張り。夏は暑いぞー。それに冬の寒さはさぞや・・・と思うと、「私には住めないな」なんてついつい夢のない感想をつい漏らしてしまう私。


★2012年12月より、このページの閲覧数が著しく増えています。何がきっかけになったのか知りたいのでよろしければコメントをお残しください。
★写真の無断転用は固くお断りいたします。



★トラッキング中
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Chicago Jazz Festival~その2 今日はご近所さんと。

2012-09-07 10:45:17 | music/festival
ご近所に住むテリーとビル夫妻が、一度Jazz Festに行ってみたいという。
彼らは20年以上ここに住んでいるのに、Jazz Festはおろか、グラント・パークへもろくに行ったことがないそうだ。
実は、地元にはこういう人たちが結構いる。
いつか行こう行こうとおもいながら、ついついいつでも行けるからと足を運ばないもったいない人たち。
で、ついに「一緒に連れて行ってほしい」ということになった。


私たちは昨夜のほぼ朝帰りでぐったりしていたけれど、どっちにしても今日のラストは見に行くつもりでいたので
3時半という遅めの出発にしてふたりを誘っていざ出陣!
GOROも久々に一日AJと一緒に過ごせるとわかっていたのか、朝からご機嫌だ。



今日は珍しく2カップルで
それにしてもこのふたり、始終ベタベタし通し。再婚同士だけどまだ結婚3年目の新婚。
それに比べて私たちは無理やりひっついいた感(苦笑)





そして今年の大トリは、私の大好きなピアニスト&シンガー、Allen Toussaint



Marc Ribot(Guitar)
Don Byron(Sax)

ニューオリンズサウンドと伝統ジャズが程よく混ざり合った、それは素敵なステージだった。
ああ、幸せ

シカゴよ、私にこんな幸せをありがとう!!


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Chicago Jazz Festival~その1 なおさんとの再会。

2012-09-06 00:47:42 | アメリカ生活雑感
先月のこと。
古い友人のなおさんから「来月シカゴに遊びに行きます」とメールをいただいた。
なおさんはバークレーに住んでいるときからの友人で、「スシカル(スシ・カリフォルニア)」で金曜日ともなると閉店後に一緒に酒盛り&ギター弾き語り宴会をしていた仲間同士。
アーティスト、グラフィックデザイナー、陶芸家、ギタリスト、そして何故か“ベイエリア阿波踊り同好会”の小太鼓奏者という多彩な顔を持つ。
穏やかで、楽しくて、控えめで、私もPちゃんもなおさんのことが昔から大好き。

この時期と言えば、ちょうどシカゴではJazz Festivalが始まる。
夏の暑さも峠を越し、ミシガンの風がひんやりとしてとても過ごしやすい絶好の季節だ。
もちろん、Jazz& Blues好きのなおさんをフェスティバルに誘って一緒に見に行くことにした。

かくして、9月1日(土)
Jazz Festの会場、グラント・パークへ。
なおさんと、girlfriendのスザンヌさん、Pちゃん、そしてこの間Jazzクラブツアーに一緒に行ったお友達のふみさんも誘って、計5人で穏やかで楽しい時間を過ごした。


なおさん、スザンヌ、Pちゃん
Pちゃんはなおさんと久々の再会でうれしそう。

 この日は風が冷たくて寒いくらい





今年は今までで一番人出が少なかったみたい。ハリケーンの余波でストーム予報がでていたせいかも。
でも結局雨は降らず。
この景色は何度見ても心が安らぐ。このために生きている気さえする。


メインステージでは「Jerry Gonzalez Y El Comando De La Clave」の演奏が始まる。

トランペッターにしてパーカッショニストのJerryが繰り出すラテンJazzのリズムに酔いしれる。

そして夜もとっぷりと暮れ・・・


いよいよ今日のトリを飾る歌姫、ダイアン・リーブスの登場。

 

圧倒的な歌唱力。声量。グルーブ感。表現力。オリジナリティー。
数年前にNYで見たときより一回りも二回りも(体も)大きくなって貫録十分だった。
ただ、演奏時間的には物足りなかったかな。


そしてこのあと、去年も足を運んだ“Jazz Showcase”でのアフター・ジャズフェス・ジャムセッションへ。
フェスティバルに出演したミュージシャンたちが、次々と集まってきてはここで熱いジャムを繰り広げるのだ。
曲もその場で決め、客席から演奏者が次々と舞台に上がっていく。
ある意味、フェス本番よりも数倍面白い。

 
Ira Sullivan(trumpet) Marlene Rosenberg(bass) Mike Allemana(Gt)

 

 
Jerry Gonzalez(trumpet)

気が付いたらもう0時をとっくに過ぎ、次のセットは1時になだれこもうとしていた。
あかん、これは朝まで続くぞ・・・
ひとりなら朝までお付き合いするところだけど、今日はこの辺にしておこう。



みなさん、一緒に楽しい時間をありがとう!!


帰宅は2時半・・・でもまだ明日に続く!
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シカゴ・ジャズクラブ・ツアー

2012-09-03 09:45:36 | アメリカ生活雑感
去年に引き続き、今年もJazz Club Tourに参加してきた。
25ドル(当日35ドル)のチケット一枚で、午後6時から午前0時まで市内15か所のジャズクラブを自由に回ることができるというツアー。
北部、中心部、南部と3つに分かれたエリアに点在するクラブを、自分の聴きたいプログラムを自由に選びながら、かつ効率よく回る。こういうゲーム感覚が楽しい。
移動は全て、各クラブを無料で回ってくれるリムジンバス。

去年初めて参加してみたところめちゃくちゃ楽しかったので、今年はもうすぐ日本に帰ってしまうお友達のフミさんを誘って、女二人の夜遊びナイト。

今回の戦略は、1か所にあまり長居せずに、サウスを中心に回ってみる方法。

午後6時、まず中心部にある老舗の「Jazz Showcase」からツアーを始めてみた。
JAZZ SHOWCASE 806 S. Plymouth Ct.

 

Ira Sullivan and Stu Katz



午後7時、第1弾のリムジンにのって、サウスへ繰り出す。
「MARMON GRAND BALLROOM」 2230 S. Michigan Ave.


Ray Silkman Band


お次は今宵の一番のお目当て、去年見てのけぞった天才パーカッショニスト、Taylor Mooreの演奏を聴きに、
「SOUTH SIDE COMMUNITY ARTS CENTER」 3831 S. Michigan Ave.
こんな場所、普段ならとてもやばくて行けないがこの日はみんな一緒。

見た目から怖そうなたたずまい・・・


Donovan Mixon's Hybrid Project & Taylor Moore

去年よりちょっと大人な、Jazzyなバチ捌きになっていた彼女。やはりシカゴ界隈ではその名がとどろいているらしい。、
次々とメジャーなイベントにも登場している。

 これが移動に使われるリムジンバス。



 
そのままサウスをまわり、お次は
「ROOM 43」 1039 E. 43rd St.
Justefan/Ernest Dawkinsがしっとりとスタンダードを演奏していた。ここで軽食。


 

「CHANT」 1509 E. 53rd St.Curtis Black Group

サウスといってもここはハイドパークの高級住宅街にあるおしゃれなレストラン・バー。
白人のトリオで、演奏もこじゃれたJazzに。客層も白人


 
そして今日の最後となった「REGGIE’S MUSIC JOINT」2109 S. State St.
The Drexel Project/Crawl/Le Perulateurがフュージョン・ジャズを聴かせていた。

午前0時まであと20分となったところで、最後のリムジンバスに乗ってもとの「Jazz Showcace」へ。
午後0時、シンデレラの夢の時間はおしまい。



賑やかで陽気なバスは、皆を載せて夜中のシカゴをひた走る。
ああ、この夜景を見ていたらもう何もいらないというくらい幸せな気分に浸れるんだなぁ。

また来年!!

<今年のルートと協力店・演奏者リスト>


ANDY'S 11 E. Hubbard St. Mike Smith/Andy Brown

CHANT 1509 E. 53rd St.Curtis Black Group

CITY LIFE 712 E. 83rd St.June Yvonne & The Mixed Ingredients

CLOSE UP 2 416 S. Clark St. Tim Brand/Chris Zamora

DRAKE HOTEL’S PALM COURT 140 E. Walton St. Marquis Hill/Katie Ernst

GREEN MILL4802 N. Broadway Ave.Alphonso Ponticelli/Frank Catalano

JAZZ SHOWCASE 806 S. Plymouth Ct. Ira Sullivan and Stu Katz

KATERINA'S 1920 W. Irving Park Rd.

The Jon Menges Quintet/Fumee Gypsy-Jazz Group style

M LOUNGE 1520 S. Wabash Ave.Gray Matter

MARMON GRAND BALLROOM 2230 S. Michigan Ave.Ray Silkman Band

MAYNE STAGE1328 W. Morse Chris Greene Quartet

RED PEPPERS 428 E. 87th St. Nightwind

REGGIE’S MUSIC JOINT2109 S. State St. The Drexel Project/Crawl/Le Perulateur

ROOM 43 1039 E. 43rd St. Justefan/Ernest Dawkins

SOUTH SIDE COMMUNITY ARTS CENTER 3831 S. Michigan Ave.
Donovan Mixon's Hybrid Project & Taylor Moore

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