Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

大長今(テ ジャングム)

2007-04-13 06:01:48 | アメリカ生活雑感
最近、いつになく料理にはまっている理由のひとつは、あの「大長今(テ ジャングム)」の影響。
日本では『チャングムの誓い』というタイトルでNHK・BSで繰り返し放映されている、あの人気番組だ。私も2年前日本でこの番組にすっかりはまり、完全版が始まってからは毎日8時には家に必ず帰るようになり夜遊びもしなくなった(ビデオがなかったもんで)。

この物語の舞台は16世紀初頭の朝鮮王朝時代。無念の死を遂げた母の遺志を継ぎ、宮廷料理人の頂点を目指すヒロイン、長今(チャングム)が宮廷内の権力争いに巻き込まれながらも、やがて医学を学び、最後には王の主治医という地位に登りつめる“巨大ロマン時代劇”だ。
同じ韓流ドラマでも『冬ソナ』は1回見たら「はい、もう結構です」だったけど、このチャングムは違う!!筋書きをわかっていながら何度も何度も繰り返し見たくなる面白さなのだ。まさに、addict。特に前半の宮廷女官(料理人)時代の料理シーンが圧巻で、“医食同源”を体現してくれると同時に食の深さを改めて教えてくれる。

さて、その「チャングム」がなんとアメリカのアジアチャンネルで放映されているのを数ヶ月前に偶然発見して狂喜乱舞(韓国語版、英語サブタイトル付)。それからというもの、午後7時には必ずテレビの前に座り、番組が終わると主題歌(というか、あの子どもたちが歌っている“オナラ オナラ アジュオナ~”という不思議な歌)を口ずさみながらキッチンに立つというのが習慣になってしまった。
この歌を歌うとなぜかモラルがアップしむくむくと創作意欲が沸いてくるから不思議。勢い暴走して作りすぎてしまうこともしばしば。そんでもって、Pちゃんが帰ってきて「今日はお昼食べすぎてあんまりおなかすいてない」などと言おうもんなら、暴力妻の怒りの鉄拳が飛ぶ、という流れ。

その『チャングムの誓い』、なんとタイミングよく今週末(日本時間4/13(金)の午後7時45分からBSで完全版が始まります。さぁ、今すぐビデオ予約を!初回から見ないと話についていけなくなりますよ。

オナラ オナラ アジュオナ~

続々・お酢大好き。

2007-04-12 07:48:23 | cooking
(先日の続き・・)
豚ばら肉を黒酢で煮てみた。
まず、ばら肉を1時間ほどことことと茹であげ、余分な油を落として水できれいに洗う。そのあと、黒酢、お酒、出汁、しょうゆ、はちみつで味付けしたスープで、ひたすらコトコト煮る。
午後、仕事をしている間ず~っと火にかけっぱなしにしておいたら・・。


3時間後くらい。もうすっかり柔らかくなってお箸でつかむと崩れそう。


たっぷりの白菜と炒めた玉ねぎを加えて、おねぎをかけてできあがり。


その他は胚芽米、大根とわかめの味噌汁、いかなご
お肉は脂っぽくなくて柔らかくて、味がしみていていい感じだった。

Freddy Cole

2007-04-11 07:37:06 | music/festival

http://www.freddycole.com/


http://www.allaboutjazz.com/

今シーズンのSFJAZZでもっとも楽しみにしていたFreddy Cole w/ Houston Personのライブに行ってきた。
フレディー・コールは、あのナット・キング・コールの12歳年下の実弟。兄の存命中はそのビッグネームの影にすっかりかくれていたが、最近になってやっと注目を集め表舞台に立つようになったという。
以前、マサコのご主人ポールからフレディーのCD“Because of You”を借りて聴かせてもらったことがあり、甘~い兄の声を少し荒くしたようなそのブルージーな声はかなり私好みだった。男性のヴォーカリストでは、久々のヒットだった。

 “Because of You”

そしてタイミングよく、SFJAZZにフレディーが来るというので喜びいさんでボランティアに申し込んだのだった。運悪くボランティアには漏れてしまったけれど、実はその日昼間のライブ(Madeline Eastman:vocals /Randy Porter:piano /John Wiitala:bass /Vince Lateano:drums)の仕事が入っていたので、だめもとでそのまま次のライブも居座らせてもらったという次第。
おかげで、2階バルコニー最前列かぶりつきで堪能させてもらった。多謝。

一言でライブの感想を言うと、「さすがの貫禄勝ち」。
巨体を揺らしながら舞台に現れた瞬間から、もう世界が違う。ピアノに座るか座らないか、その瞬間にバーンと弾き始める。その音の心地よさと声のハリときたら!見る側をいやおうなしにグルーブさせてしまう。かっこよすぎ。
そしてそれに絡むのが、サックスの大御所、ヒューストン・パーソン。
あくまでフレディーをたてながらも、要所要所でこれぞという音色をきかせてくれる。これぞプロ中のプロという演奏だった。

曲の構成もさまざまで、ブルースからスタンダードJAZZ、そして最後はボサノバ(黒いオルフェ)まで。何を歌ってもそこにはフレディーの詩の世界が広がっていた。

フレディー、75歳。ヒューストン、74歳。
アメリカではきっとこのあたりを“熟年”と呼ぶのだろう。

<Freddy Cole Quartet>
* Freddy Cole (vocals, piano)
* Jerry Byrd (guitar)
* Elias Bailey (bass)
* Curtis Boyd (drums)

Grammy-nominated pianist and singer Freddy Cole has been performing internationally for over 40 years, yet it is only recently that his star has risen here in his home country. A graduate of Juilliard and the New England Conservatory of Music, Cole boasts a refined, bluesy piano technique and a smoke-tinged voice. Though his older brother, Nat "King" Cole, casts a long shadow over his (and every jazz singer's) career, the youngest Cole, using the same band format as his brother (a piano trio featuring guitar and bass), has emerged with his own distinctive sound. People Magazine praised Cole's "gorgeous autumnal baritone, expressive phrasing and pitch-perfect feel for jazz standards, pop tunes and love ballads." And he's got a sense of humor to boot, as displayed on his song "I'm Not My Brother, I'm Me" from the album of the same name:

"I'm here to entertain you in my own special way/Hey, if Nat sounds like me, well, what can I say?"

His latest recording, Because of You (featuring tonight’s guest, legendary saxophonist Houston Person), is another winning set of standards that reinforces Cole's standing as one of the preeminent stylists working today.
(http://www.sfjazz.org)

続・お酢とお豆

2007-04-11 06:35:43 | cooking
アメリカで黒酢?どこの何製?と不思議に思われた人も多いと思うので、ちょうど今日新しいのを仕入れたところで撮影してみた。


マルカン製。もちろん輸入。
360mlで5.99ドルもする。ワイン1本が6~7ドル位だから、ワインより高いということになる。
でも、いちど使い出したら止められない、クセになる味。
今日はまたまたこれを使って、豚バラを煮てみよう。(つづく)



*おまけ「今日の納豆」

水戸納豆。ミニ4パック。


お酢大好き!

2007-04-10 08:32:15 | cooking
去年からはまっているのが“お酢”料理。それも黒酢に首ったけ。
お酢は疲労回復の効能があるので、ちょっと疲れがたまってきたときなどにはきまってお酢料理になる。
で、これは最近のヒット作。


わかさぎ(?)の南蛮漬け
99マーケットで新鮮な魚を見つけたので勢いあまって買いすぎ、
半分は南蛮漬けに、残りの半分はトマトソース煮にした。
野菜もたっぷりとれるので健康的。


チキンの黒酢ワインソース
これ、いけます。ソテーしたチキンとお野菜に黒酢+赤ワイン+八角(スターアニス)を煮詰めたソースをかけるだけ。
ワインに合います


豆類大好き。

2007-04-05 11:40:05 | cooking
久々に食事ネタ。
何気なく見ていた日本語テレビチャンネルの「3分クッキング」を見て真似してみた、「ゴマつくね風ハンバーグ」。豚ひき肉と豆腐をつぶしたものをまぜまぜして味噌とみりんで味付けをし、黒ゴマ&白ゴマをまぶして少な目の油で炒め揚げしたもの。酢醤油+和からしで食べた。
予想外においしくて、Pちゃんにもオオウケ。

 

えのきとわかめの味噌汁、小エビ入り冷奴、中国野菜ちょい辛炒め、そして、いかなご!(私だけ納豆も忘れずに。)

Spanish Class

2007-04-05 11:32:55 | アメリカ生活雑感
Hola! Como estas?
オラ!コモエスタス?

というわけで、いよいよ今年の目標でもあったスペイン語クラスに通い始めた。体験者の証言から、アルバニーのアダルトスクールのビギナークラスが初心者にはわかりやすいということだったのでさっそく申し込み、3月28日がまずその初日。(週に1回10週プログラム)
先生はクリスチーナというドミニカンの黒人女性。生徒は軽く30人は越すであろうかという大所帯のクラスだ。
日本でいわゆる“外国語クラス”というと、日本語半分外国語半分、主に説明中心といったところだろう。けれどこちらではまず“話す”ことが第一。意味がわかるわからないにかかわらず、先生はのっけから怒涛のようにスペイン語でまくしたてる。しかもこのクラスに来ているのは、ビギナーとはいえ基本的なところはすでに知っている人たちばかり。先生の言うことをすべて理解している様子。おっと、こりゃいかんと焦る私・・。

ただ慰めは、年末年始のスペイン2週間滞在経験が功を奏してか“音”に対する拒否感はなく意外とすんなり気持ちがはいっていけた(気がするだけか・・)こと。ここのところPちゃんママと意味不明なメールやり取りをやっているが、少なくとも電話で少しでも会話が続くくらいになるのが今年の目標。
うちの先生(Pちゃん)は、血は100%スペイン人でもスペイン語は完璧ではなく自信がないらしい。「学校で習ったこと、僕にも教えてね~」となんとも頼りにならん。
Poco a poco (まぁ、ぼちぼち、がんばりますわ)


Happy 60歳。

2007-04-03 14:05:07 | アメリカ生活雑感
ここのところ、お呼ばれ週末が続いている。しかもおめでたい誕生会がらみ。
自分も3月生まれなので一緒にお祝いしてもらっているみたいでうれしい。
今日は4年来の友人Margreet(マルグリー)の60歳のお誕生会にお招きいただき、Dedeと3人ではるか対岸のパロアルトあたりまで出かけた。

Margreetとの出会いは約4年前、バークレーで学生生活を送っていた頃だった。ある日、Dedeから「私の友人でとってもタフな人がいて今度一緒にエンジェルアイランドにハイキングに行くんだけど、一緒にどう?」と誘われたのが最初だった。太陽のような笑顔が印象的な、“典型的な”タフで健康的なオランダ人そのものだった。
20年ほど前にオランダから渡米、以来ホスピスのナースとして働いていて今もバリバリの現役。ふたりの息子たちは成人し、今は一人で暮らしている。仕事柄、休日らしい休日はほとんどなく、患者の様態次第では徹夜仕事もざらにあるとう。
そんな緊張を癒す唯一の手段が、彼女の趣味であるハイキング。休日ともなるとバイク(自転車)をかつぎ、あちこちの山へと出かけていく。60歳になった今も、その生活は変わらない。精神的にも肉体的にもそのタフさにはただただ頭が下がるばかり。
彼女とは年に数回会うか会わないかの関係だけれど、私の大切な日には必ず一緒にいてくれた大切な人。旅先からはカードを送ってくれ、私たちのWedding Shower Partyを仕切ってくれたのも彼女だった。

今の住まいに引っ越したばかりのときは親しい友人がいずに悩んでいたという彼女も、今は大勢の友人たちに囲まれて本当にうれしそう。職場の仲間はもとより、バイク仲間、そしてベイエリアのオランダ人グループの人たちも大勢かけつけていた。聞くところによると、ある日マルグリーがカフェでコーヒーを飲んでいると横からオランダ語が聞こえてきたので懐かしさのあまり声をかけたのがこのグループに入るきっかけだったという。マルグリーの人柄そのものの、温かくておだやかなパーティーだった。





Pちゃんもマルグリーが大好き。


マルグリーが去年“衝動買い”したというBMVコンバーチブル。
アメリカの60歳はやることがカッコえ~。