Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

父の退院。

2023-01-21 17:41:43 | ニッポン生活編

アメリカに住んでいた頃、年上の友人がいた。

過去形なのは、一度嫌なことがあってからきれいさっぱりと付き合いをやめたからだ。

当時、彼女のブログを読んでいつもこう思っていた。

 

「この人はなんでいつも周りに牙をむいて怒っているのだろう」

「親との確執やら自分の老後のことやら、なんて辛気臭いことばかり書くんだろう」

 

何を書こうと人の勝手だが、読む側はネガティブなブラックホールに引きずり込まれそうになったものだ。

子どもの頃の体験やトラウマは人の性格をかくもねじ曲げてしまうものなのか、とつくづく思った。

でもまぁ、私自身も半世紀以上生きてきて、親の死も経験し、それなりに人生の”仕舞い方”なんぞをふと幼馴染と飲みながら話すことが増えて「なんだかなぁ」と人のことを言っていられない、と笑ってしまう。

私にとって、母の死が大きな転機になった気がする。

死生観や人生観などすべてに影響を及ぼした。というより、より現実的に見つめなおすことになったというべきか。

 

帰国してからしばらくいい感じの距離を保って”見守り”を続けてきた父が年末に体調を崩して入院し、年末年始はジェットコースターのような日々だった。

コロナ禍で病院に面会にも行けない。

口喧嘩したまま、このまま会えなかったらどうしよう、と心の中で後悔した。

喧嘩しているときは「このまま死んでも知るもんか!」と思っていたけど、やはりそうなってしまったら後味が悪い。

どうにかして元気で(生きて)家に戻してあげたい、いや、戻すのだ、と自分と闘い続けた。

あれほど病院嫌いの父も、家に帰りたい一心でよく頑張った。

おかげで、やっと転院をすすめる主治医を説得して退院させてもらえることになった。

(現状で町の病院に転院なんかしたら、絶対生きて帰れないに決まってる。←←これは、この非常時において世の中で今起こっているケースをたくさん見聞きしてきた私なりの結論だ)

かくして約2か月ぶりに父が自宅に戻ってくる。

私も、もう病院には戻さないという覚悟を決めての介護生活になる。

私の自由はこれでなくなり、そして以前にもまして喧嘩の日々が始まりそうだ。

2023年終わりには私は何をつぶやいているだろうか。


今年の抱負、ときたもんだ

2023-01-18 00:07:03 | アメリカ生活雑感

少し遅れの、Happy New Year!

年末は家族の入院や、それにまつわるさまざまな一切合切を取り仕切らねばならず、

新年ムードまるでなし。。。

やっと最近になって年が明けたことを実感として受け入れることができるようになった感じだ。

 

というわけで、今年の抱負らしきものを、無理のない範囲で宣言。

まず、

その1 怒る回数を減らす

昨年は1年中、なにやかやで怒っていた。

世の中に、政治家に、時代錯誤の父に、ゴミの山だけを残して死んだ叔母に・・・

今年はぐっと胸にしまって、明るくいこう。

怒るとお肌に悪いしね。

 

その2 足るを知って始末する。

終活、への準備といえば早いけれど、自分がこれから向かっていくべき大切なものに注力し、それ以外のことはなるべくきれいに始末していく。

そう、シンプルにしていくのだ。

 

その3 もちろん、健康第一

コロナで揺れた4年間。結局私も家人も誰一人罹患せず、今に至る。

免疫力を弱めずにいたからだと思う。

良く寝る、よく食べる、そしてストレス発散。

今年はよく”歩く”を付け加えよう。

 

その4 ブログ更新

おさぼりせずに、熱いうちに書く。

ささいなことでも、その日のうちに書く。

 

ということでがんばれ、2023年の私。