Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

満開。

2011-06-29 12:05:27 | アメリカ生活雑感
ずっと植えてみたかった花を、今年こそと玄関前の花壇に植えてみたら
株が増えて今が見ごろの満開に。

花の名前は「Moss Rose(苔バラ)」(日本名は、まつばぼたん(松葉牡丹)
昔、この花がよく実家の玄関前に咲いていたなぁ、とふと懐かしく思い出す。


 
6月2日 苗を植えたばかりの頃。(真ん中の花は違う種類)

 
6月28日 3週間ちょっとで株がどんどん増えて、土が見えなくなった。


この花のいいところは、暑さや乾燥にめっぽう強いこと。
ほとんど手入れらしい手入れをしなくても勝手にどんどん咲いてくれる。
いろんな色の花が咲くので、これも楽しみ。


Goro's Diary  ~2nd Birthday! ~

2011-06-27 14:26:41 | GORO
6月25日(土曜日)。
マイケルの命日。そして2年前、同じ日にGOROが生まれた。


GOROの一日


朝。スペシャル朝ごはん。


いつもは朝ごはんは手作り。
今日のメニューは、玄米 withトリレバー・ブロッコリー炒め、錦糸卵のせ。
今日は特別にろうそくつき。(注:食べられません)


天気もいいので、午後から3人で近所のDog Parkへ。
いっぱいお友達がいて楽しくて仕方がないGORO。



こう見ると立派な成犬、でもやっぱりここじゃチビの仲間。


や~広々して気持ちええわ~


得意の“待ち構えのポーズ”


家に帰って体をよく洗ってもらって、
ご飯食べたらいつものようにお気に入りの場所へ・・・・


(・・ってそこは人間のベッドやないかい!?)
眺めもいいし涼しいし、ここが最高やで。やめられまへんなぁ。
(ちなみに夜もここで寝る。狭いっちゅう~ねん!)

 

誕生日おめでとう!GORO。

チャリティライブとトルネード

2011-06-23 12:39:25 | music/festival
6月21日、火曜日。
ここのところ人の演奏を聴きに行くばかりだったが、今日は自分が演奏する番。
全世界で乳がん撲滅運動を進めている「Susan G Komen」の3Dayウォークが8月にシカゴで大々的に行われるのに先だち
この運動を認知してもらおうと知り合いがレストランでのチャリティJAZZライブを企画、それに私もシンガーとして参加させてもらうことになったのだ。

午後6時半過ぎ、Pちゃんを仕事場に迎えにいって、そのまま二人で会場のある隣町Bataviaに。
西の空は、ストームが近づいているのか真っ暗で、時折鋭い否妻が走っている。・・・いやな予感。

レストラン・バー『RendezVu(ランデブー) 』は、2006年にオープンした、ステーキ・シーフード・パスタのお店。
Foxリバーという大きな川のすぐほとりにあって、夏はテラスで涼を取りながら食事できる雰囲気のいいお店だ。
中に入ってみると、カウンターをおっさんたちが占拠していてテレビにかじりついてカブス対ホワイトソックスの地元対決を見ている。
(あれ?今日って乳がんチャリティライブやったんちゃうん・・?)
あまりにも乳がんにもJazzにも無関心そうなおっさんたちの姿に少し不安になる私であった。

さて、さっそく今日のミュージシャンにご挨拶。メンバーは、
Lori Klatt(sax)、John Klatt(piano)、Jay Jenkins (drums)、Matt Erion (bass)。
みんなこのあたりに住む、ミュージシャン(本業は別)。
シンガーは、Emilia、私、Linda、Stacy、Lisaの5人(歌う順)。
実は今日、私の出演を知った日本人の主婦仲間が大勢で見に来てくれるというので、ちょっとだけ緊張していた。
知らない人の前では平気だけれど、なまじ仲がいい人の前で歌うのはちょっと照れくさいのよ。


午後7時過ぎ、ライブが始まった。
少し緊張した面持ちで、Emiliaがシンガーの先陣を切る。



この頃はお客さんの入りもまぁまぁ、という感じ。おっさんたちは相変わらずJazzよりも野球観戦に興味がある様子。
彼女のあと、少し休憩をはさんで私の番。



2曲目までを歌った頃。この頃はまだ外が明るい。しか~し!

3曲目を歌っている途中に外でけたたましいサイレンが鳴り始めた。
トルネード(竜巻)警報だ。
これが鳴ったら、地下室やシェルターなど安全な所へ避難しなければならない。
でもまぁ、あと2曲だし急いでやっちゃえ、と思って合図を出そうとすると、BassのMattが「こんな状態じゃできない」と言って、
ベースを担いで部屋の奥のほうに逃げてしまった。おめ~よ~!!

←外は真っ暗。びびるBass


店の男どもは興奮してテラスに飛び出して、西の空からゆっくりと東に流れていく竜巻雲をわーわー言いながら見ている。
やっぱりJazzより竜巻かよ。

しばらくしてサイレンもおさまり、風雨も弱まってきたのでライブを再開することに。
(こういうのって難しいんだよなー。一度途切れた空気を音楽に戻すのって)

4曲目は超スローなバラードの予定だったけれど、この雰囲気じゃだめだ。
急きょスゥイングのノリのいい曲に変更し、早めのテンポを出して楽器のみ→歌がはいって→Sax→Bassとソロをまわし、
→歌とドラムの4バース→そして最後のコーラスを歌という構成にして長めにひっぱった。
これが功を奏したようで、今までそっぽを向いていたおっさんたちも音楽に耳を傾け始めた。

そして最後曲は、『Over The Rainbow』・・・ってどこが虹やねん!!
「外は嵐ですけど」と完全に漫才トークになってしまった。

 虹どころか外は嵐~♪




このあとは3人のシンガーが個性の違う歌声をたっぷり聞かせてくれた。


カントリーシンガー出身のリンダ


JaniceのJazz Campでも事務局をしてくれている、ヴォイストレーナーのステイシー


このイベントに誘ってくれたリサ



命がけで見に来てくれたお友達。
普段は昼間にしか会うことがなかったけれど、今日は初めてのGNO(Girls Night Out)。
夜お酒を飲みながらのトークもまた、非日常的ですごく楽しかった。
子どもたちを親戚や旦那にまかせて、遠くから駆け付けてくれたみんな、本当にありがとう!!




終わってからいろんな酔っ払いのおっさんに声をかけられた。
アメリカ人はお世辞がうまい。これにもすっかり慣れた。

「このBarは俺が20年来通っているBarなんだ。でも今日は思いがけずいい音楽が聴けてごきげんだったよ。ありがとう」

「君のWebサイトを教えてくれるかい?CDは売ってるのかい?」(:そんなんありませんけど。商売でやってないもんで)「ウソだろ~。どこで歌ってるんだい?」(:主に風呂場ですかねぇ。)「今度はどこで聴けるんだい?」(:土曜日にたまに『Morgan's』いうとこで歌ってますけど)「じゃぁ、ぜひ今度行ってみるよ」←こういう人ほど来たためしがない(笑)

「君、今度ブルース歌ってくれよ」(:ブルースは是非歌いたいんで勉強しときますわ)

こういうライブの醍醐味は、一気に多くの知り合いができるところ。
この日もドラムのJayから「今後このあたりでは知っておいたほうがいいよ」とピアニストのボブという人を紹介してもらった。
面白くなりそう。


午後10時半。
こうして私たちの「トルネード・ライブ」は無事終了。


(おまけ)
この竜巻、結構各所で深刻なダメージを与えていたことを後で知り愕然となった。
ある町では小規模なタッチダウン(上陸)があり、大木が折れて家をつぶしたり、電力が丸一日回復しなかったりしたらしい。


Blues漬け ~part3 "Blues For Japan"

2011-06-21 11:41:38 | music/festival
炎天下で一日中ブルースに浸かっていた昨日の余韻で、頭にまだ音が鳴っている。
しかし、今日も行かねばならぬ。




そう、今日はシカゴのとあるブルースバーで「Blues For Japan」なるイベントがあるという。
先週、シカゴ・ブルースフェスでお会いしたAriyoこと有吉さん(ビリー・ブランチバンドのピアニスト)からこのイベントの案内をいただき、連荘だろうがなんだろうが行こうと心に決めていた。

このライブは、ブルース界で活動するシカゴ在留邦人の集合体である“Chicago Japanese Blues Community”が、シカゴ・ブルース界にチャリティ・イベントの開催を要請したところ、
地元のミュージシャンたちやシカゴの老舗ブルース・クラブのひとつである『Rosa’s Lounge』がこれに応じる形で実現したもの。
Ariyoさんがミュージシャンのとりまとめ役となり、地元のミュージシャンたちにも声をかけた夢のライブだ。


午後4時。
シカゴダウンタウンから少し北部にある老舗のブルース・バー「Rosa's Lounge」へと一路車を走らせる。
前から聞いたことはあったが、ここに実際足を踏み入れるのは今回が初めてだ。
エスニックの匂い漂う地域にひっそりとたたずむ小さなBar。
その横ではキューバレストランがガンガンにキューバンミュージックを鳴らし、お客が外でビールを飲んで大声でしゃべっている。

 

今日のライブは4時から10時までの6時間!
ライブというよりも、やってきたミュージシャンが次々と飛び入り参加していくというJam Sessionのような進行だ。


まずは日本人ミュージシャンたちがライブの火ぶたを切る。
シカゴで長く活躍しているブルースミュージシャンがこんなに多くいたことを、今夜改めて知らされた。

 テーブルに敷かれた大きな紙に被災地へのメッセージがぎっしりと貼りこまれていく。

時間がたつにつれ、次々とミュージシャンたちが店内に入ってきた。
どんなビッグネームでも、彼らは自ら車を運転し、ギターをしょってアンプをゴロゴロと引きずって普通のおっさんのようにやってくる。
いわゆる“芸能人面”する人なぞシカゴには存在しないのだ。


店の外ではビリー・ブランチが談笑中。


店の中は、日本人ミュージシャンの家族たちと思しき人たちでいっぱいに。
子どもたちがキャーキャーと駆け回り、ボンゴにいたずらしたりして大騒ぎだ。
こういう光景はまず普段は見られないので、お客も笑って黙認。

さて、ステージもすっかり温まったところで、ビリー・ブランチ登場だ。
この1週間で3回も彼を見て、まるで追っかけ状態の私・・。


どんなステージでも精いっぱいのパフォーマンスを聴かせてくれる、これぞプロ。
というより、この人たちは心底音楽が好きで楽しくてたまらないのだ。


かつてビリーのバンド(Sons of Blues)のメンバーでもあったMinoru Maruyama氏との気の合った競演。


店中にしゃがれた大声を響かせながら登場したLurrie Bell(右)


先週のBlues FestでLurrieを聴いてからすっかりファンになっていたのでここでの再会はマジうれしかった!
ステージ下の私と目が合うと、丁寧に日本人式のお辞儀を何度もしてくれるおちゃめな人。


Ariyoとビリー
Ariyoはこの日ほぼ出ずっぱりでピアノを弾く傍らで、ホストも務めていて大忙しの様子。

 調子に乗って私も1枚・・・えへへ


そしてこの御大、Jimmy Burns登場。
ここでふたりのコラボを聴けるとは。観光客は知る由もない・・・


ビリーと二人のRosa。右は奥様、
左はここのオーナー、Rosa。30年前にイタリアから息子と一緒に移民してきてこの店をオープン。
以来、数々のシカゴブルースメンたちを迎え入れ、彼らからママ・ローザとして親しまれている。

 




オオトリはこの人、大好きなGuy King。
Jazz、Bluesどちらのクラブからも引っ張りだこのシカゴで旬のアーティスト。
以前話をしたことがあるけれど、彼はイスラエル出身だそう。その後メンフィス~シカゴと渡った変わり種。


日本人のハーモニカ奏者総動員で締めくくる。
やっぱええわぁ~。


★ ★

実はこの日、私の横でずーっとライブ録音をしたり写真をとったりしているおっさんがいたので
「どこかの雑誌の方ですか?」と話しかけてみたら、彼はAmerican Live Blues Foundationの人で、
ライブがあると聞くとどこにでもこうやって自前の機材を抱えて駆け付ける、いわば「ブルース オタク」だった。
かれこれ20年以上もこういう生活を続けている筋金入りのオタク。

お互いひとりで退屈していたので、ステージの合間にはいろいろおしゃべりをして勉強させてもらった。
何よりこういうオタクと一緒だと、「あれ誰?」なんていう誰にも聞けない超恥ずかしい質問をすることができるので、本当に助かった。
今晩のライブ、この人をしてもまだ知らない人がたくさん出ていたそうだ。
本当にシカゴのブルースシーンは奥が深い。

別れ際にこの人、Davidから1969年録音のマディー・ウォーターズと“ママ”ビッグ・ソートンのCDコピーをいただいた。
昨日といい今日といい、やっぱり持つべきものはライブの連れだ。



最後にオーナーのトニーにお礼とご挨拶。
「この日を決めるのにミュージシャンたちの都合がつかなくて結構二転三転したんだ。今日は父の日だから、本当は(お客さんの入りを考えると)ベストじゃないんだけど仕方なかったのさ。」
本来ならば日曜は休業日。従業員もみな都合がつかなかったので急きょアルバイトを入れてこの日の夢のライブを実現してくれたトニー、本当にありがとう!



Blues漬け ~part2

2011-06-20 14:08:15 | music/festival
ここ数週間は、殺人的“音楽三昧”スケジュールだ。
「Chicago Blues Festival」に続いて、翌週末は隣町、Auroraでの毎年恒例のBig Bluesイベント、「Blues On The Fox」が開かれた。(6/18・19)
このイベント、うちから近いというのが何よりの利点だが、毎年アッと驚く豪華アーティストを呼んでくるのもたまらない。
去年も、おととしも、本当に楽しませてもらった。
唯一の欠点は、場所が狭いこと。
最後のほうともなると、狭い橋の上に観客がぎゅうぎゅう詰めになって、川に落ちそうな勢い。
その狭さもまたローカルイベントらしさだったりするのだが、今年はさすがにロケーションが変わり、
さらに無料だった入場料も5ドルになった。

というのも、今年のオオトリにやってくるのはBuddy Guy!
シカゴを、いやアメリカを代表する“伝説の”ブルースギタリスト&シンガーだ。
シカゴのブルースフェスティバルにさえ出なかった彼が、この田舎のブルース祭りにやってくるとあって
にわかにこのイベントは有名になってしまった。

私はいろんな“Meet Upグループ”(趣味を同じくする人がインターネット上で集まり行動を共にするもの)に属していて、
そのひとつに「Chicagoland--Crazy 'bout da bluez!」(会員:304人)というのがある。
文字通りブルース好きが集まったこのグループから、さっそく同報メールが届いた。

「18日土曜日、“Blues On The Fox”にBuddy Guyを見に行こう!」

毎年、途中でむずがるPちゃんに気が散っていた私は、さっそくこれに「参加する!」と返信し、
今年はこのグループの人たちと心置きなく一日を共にすることにした。えへへ。


★ ★

さて、初日17日(金曜日)の出演は、グラミー賞を5回受賞した、あの「 Robert Cray's Band」
午後8時半からのライブを、明日の下見も兼ねて仕事帰りのPちゃんと一緒にふらりと見に行く。



河原の駐車場に場所を移した会場はとても広くゆったりとして、遠くからもステージを見ることができる。
8時半ごろに到着すると、このバンド目当てに集まった人たちで会場はすでに埋め尽くされていた。
時折吹く夜風が心地いい。




ブルースファンはおっさん度高し。


Pちゃんが担いでいるピクニックチェアは、無料のゲームでゲット!
でかしたPちゃん!

★ ★

さて、二日目はもう大変なラインナップ。
3:00 p.m. Billy Branch and the Sons of Blues
4:45 p.m. Kenny Neal
6:30 p.m. Charlie Musselwhite
8:30 p.m. Buddy Guy

これはもう、全部見ずになんとする!

2時の入場めがけて、前日から準備万端整える。
なにしろ一日中コンクリートの上に“日干し”にされるのだ。
持ち込みが許されている限りの水(麦茶を前の晩から凍らせておいた)と、おにぎり、つまみの肉団子をクーラーバッグに詰め込み出陣だ。
本当は食べ物の持ち込みは禁じられていたけれど、何のチェックも受けなかったので難なくパス。



2時半ごろ到着すると、Meet Upのメンバーで今回のMeetをオーガナイズしてくれたMaryがすでに席をとろうと孤軍奮迅していた。
初めまして、と自己紹介もそこそこに、持ってきたチェアーふたつとむしろ2枚を敷いて場所取り完了。
この時点では、思ったほどまだ会場は埋まっていなかった。
(ここで、私と荷物を運んでくれたPちゃんはいったん帰宅。最後のBuddy Guyまで家でのんびりお仕事&GOROの世話)

私はMaryとふたりで椅子を並べて一緒にビールを飲みながらぺちゃくちゃおしゃべりをし、午後のラインナップをたっぷりと楽しんだ。
誰に気を遣うこともなく、かといって独りぼっちでもなく、我ながらとてもいい選択!

 
お待ちかね、先週に引き続きBilly Branch & Sons of Blues


アリヨ余裕のVサイン。
実はステージ上は灼熱地獄で鍵盤が汗ですべりそうだったらしい(本人談)



客席に降りたら、いきなりおばちゃんにチューされるビリー


目の前にやってきたビリー。青空にシャツがよく映える。


集まったブルースMeetの人たち。一緒に楽しめる同志がいて本当によかった。
青いシャツがMary。


ポリスもちょっと楽しそう


今年のTシャツはなかなかPOP(実はおっさんの後ろ姿)

ケニー・ニール


ビリー・ブランチも飛び入り参加。ダブルハーモニカ

 

午後6時過ぎにはすっかり会場も埋まり始めた。
午後8時半。Buddy Guyがおなじみの水玉シャツで登場。会場がどよめく。空気がいきなり変わる。
74歳とは思えない声の艶としっかりとした足取り。
ジミヘンやクリームなどの曲も織り交ぜながら、客のかゆいところをついてくるパフォーマンスに、ただ圧倒される。




ステージを降りて“流し”始めるガイ。後ろに写っているのはビリー・ブランチ。


 
観客熱狂。実はこのあと、私のまん前で立ち止まって弾かれたもんだから
圧倒されて撮影できなかった。きっと誰かの写真に写っていることだろう。


必殺、背中弾きの術。
そして最後はストーンズの「Miss You」で幕。

あんたはやっぱりすごいぜ、Buddy!


・・・・まだまだ続く・・・

乳がん撲滅チャリティーライブ

2011-06-15 09:47:09 | アメリカ生活雑感



来週の火曜日、地元のレストラン&バーで行われる、あるチャリティーイベントで歌うことになった。
これは「Susan G. Komen 3 day breast cancer walk」という、乳がん撲滅キャンペーンウォークの関連イベント。
会場では募金活動が行われ、お賑わしに5人のシンガーが順番にステージをつとめる。

2年前のJazz campで一緒だったシンガー仲間のLisaから、このイベント出演を依頼されたのが約1か月前。
場所も近いし、この運動にも是非参加したかったのですぐに出演を承諾した。
シンガーひとりあたり15分から20分くらいのステージになる予定で、5~6曲歌うことになるようだ。

しかし、曲は決めたもののなかなかバンドと合わせる時間がないため少々不安。
そこで、みんなでJazz Campの主催者でもあるジャズシンガーのJaniceの指導を仰ぐことになった。
彼女の家はうちからもそう遠くないので、たまにこうやってみんなで集まることがある。
久々に顔を合わせるシンガー仲間4人と一緒に、入念な音合わせと構成のチェックをもらう。
Janiceは他人事にもかかわらず本当に熱心で、結局5時から9時ごろまでぶっ続けで5人を指導してくれた。
昨夜の疲れもまだ体に残っていて、終わったころにはこっちのほうがクタクタ。

日本人主婦仲間も大挙して見に来てくれるらしいし、
がっかりさせないようにしっかり努めなければ。

ま、楽しけりゃいいか。

Blues漬け~Part1

2011-06-13 10:34:28 | music/festival
こんなに寒い6月はシカゴでも珍しいらしい。
でもこれが始まったらそうも言ってられないのだ。

「Chicago Blues Festival」
が開幕、本格的な夏の到来(一応)だ。

今年は中日の6/11(土)に出陣!
去年は、毎年7月に青森で行われる「Japan Blues Festival」の主催・実行メンバーがシカゴを視察に訪れていて

みなさんと行動を共にさせていただいたのだが、今年は震災の影響などもあって訪問はなし。
去年「来年もお会いしましょうね」と言って別れただけに、ちょっとさびしい・・・。
(Japan Blues Festivalとシカゴの関係を書いた記事)

というわけで、今年はシカゴ在住でJBFの仕掛け人、Sさんと一緒に見に行くことに。

これがその、長い一日の記録。



Windy Cityステージは私の大好きな場所。
ステージ前ではさっそく踊り狂う人々の輪ができていた。

 
Lurrie Bell acousticが渋~いサザンブルースを奏でてくれる。この音、最高!


場所を移してPEPSIステージへ。
ここはいつもPETRILLOステージ前の盛り上がりに欠かせない場所。
今日のお目当てはこの人、Willie "BIG EYE" Smith。
今年97歳で亡くなったPinetop Perkinsのトリビュートステージだった。
ふたりを一緒に見た去年の夏の、近所のブルースフェスが懐かしい・・・





いよいよPETRILLOメインステージへ。
寒さにも負けず今日もグラントパークを埋め尽くした人・人・人・・
(プレス席から)


Billy Branchのハーモニカによる国歌演奏でに続き、
Dave Specter Band w/Jimmy Johnsonがステージの幕を開ける

 
そのBillyはさっそくそのあたりのテントでサイン会をやっていた。
バンドのピアニスト、Ariyo(有吉須美人氏 左)もまだ“普段着モード”



7:15~8:00 Carl Weathersby's Blues Band
この人を見るとなぜか“パチパチパンチ(by 島木譲二)”を期待してしまうのは私だけ?
この人に持たれると、フライングVもウクレレみたいに見える。



そして霧雨が降り始める・・・でもそんなことにひるむ人たちではない。
しっかり防寒具と雨具は持ってきてるもんね。これがシカゴなのだ。


8:30 お待ちかね、本日のトリ、Billy Branch & Sons of Blues登場。
アリヨ怒涛のソロ。



会場内を練り歩くBilly


スペシャルゲスト、ギタリストのMagic Slim登場に一段とテンションが上がるBilly


冷たい雨もすっかりあがり、シカゴの高層ビルの灯りががくっきりと夜空に映える




<おまけ
このあと小腹をすかした私たち(Sさんの友人マシューも途中から参加)は、
一路中華街へ。グルメのマシューお勧めの中華レストランへ遅めの夕食に繰り出す。


マシューとSさん

ここの味は最高!またぜひ来よう。

買っちゃった! ~その2

2011-06-08 13:20:24 | アメリカ生活雑感
これもずいぶん前から買おうと思っていたもの。

「Emergency Survival Kits」:緊急時サバイバル装備(2人分)

ご存知のようにアメリカ中西部は、ここのところストームやトルネード(竜巻)の被害が相次いでいる。
その規模も年々度が増しているようだ。
先月22日にミズーリ州ジョプリンを襲った竜巻では町全体が消滅、200人以上の死者行方不明者が出た。
ここイリノイもトルネード銀座。年に数回は竜巻警報が出る。
そうなると、なるべく家の中心部の小さな部屋(トイレが一番)にこもるしかないのだが、
あの規模の竜巻がきたらもう、多分どうすることもできないだろう。

でも万が一、助かってどうにかこうにか逃げ出せたとしてもそれなりの備えがなければならぬ。
備えあれば憂いなし。こういうときにこそ最低限準備はしておかなければ。

そこで、これもあれこれとサイトを見比べて値段や装備を比較検討し倒した末、このキットを買うことに決定。
コンパクトで持ち出しやすいこと、すべての項目のミニマムの装備が含まれていることがミソ。


内容物はこれ。:( )内は数量
★FOOD & WATER
(2) ER™ Food Bars : 3日分のフードバー。のどの渇きを抑えながら栄養を摂取できる。
(6) ER™ Water Boxes w/ Straws :水
(10) ER™ Water Purification Tablets :水を浄化してくれるタブレット
★SHELTER
(2) ER™ Emergency Blankets :非常用保温毛布
(2) ER™ Ponchos With Hood :ポンチョ
(1) ER™ Emergency Tent : 二人分が入れるテント
★LIGHTING & COMMUNICATION
(1) ER™ Solar / Hand-Crank Powered Light, Radio, & Cell Phone Charger : 非常用手動発電ラジオ付懐中電灯
(2) ER™ Out-of-State Contact Cards 
(2) ER™ Green Lightsticks :非常用ライトスティック(緑)
(1) ER™ Yellow Lightsticks :緑非常用ライトスティック(黄色)
★FIRST AID
(1) ER™ 40-Piece First Aid Kit :救急箱
★SEARCH & RESCUE
(1) Safety Whistle :笛
(1) Dust Masks : 防塵マスク
(1) Pair Vinyl Gloves :ビニール手袋
(1) Pair Work Gloves :作業用手袋
(1) Multi-funcation Swiss Army Style Knife :万能ナイフ
(1) ER™ Survival Guide :サバイバルガイドブック
★SANITATION(衛生)
(2) Tissue packs :ティッシュ
★PACKAGING
(1) ER™ Backpack :バックパック


これらをひとつづつ買いそろえると結構大変だが、ひとつにまとまっているのでとても便利。
しかもしばしばネットでキャンペーン価格になっているので、その時をねらって買うと一層お得だ。
(今回はこれを特別価格の75ドルで購入。二人が3日サバイバルできると思うと安いものだ)

一口に「非常用」といってもいろんなシチュエーションが設定されていて、
「地震」「竜巻」に加えて「テロリスト」というのまで。さすが自己防衛の国アメリカだ。
サイトでいろいろ検討してみるのも結構楽しいかも。


●参考サイト
http://www.quakekare.com/

http://www.americanfamilysafety.com/kits/product-catalog/

http://www.ehow.com/how_2086559_buy-earthquake-survival-kit.html

コスコ
http://www.costco.com/Common/Category.aspx?whse=BC&Ne=4000000&eCat=BC|3605|75277&N=4047924&Nr=P_CatalogName:BC&cat=90742&Ns=P_Price|1||P_SignDesc1&lang=en-US&topnav=

アメリカ赤十字
http://www.redcrossstore.org/shopper/prodlist.aspx?locationid=1



買っちゃった! ~その1

2011-06-08 11:26:55 | アメリカ生活雑感
もう何年迷っていただろう。
というとえらい大げさだが、買おうと思ってはやめ、を繰り返していたらまじで数年たっていた。
でも、「メモリアルホリデー・セール」が再びお尻に火をつけてくれた。

迷っていたブツというのは、いわゆる「ミキサー」。
正確に言うと「ブレンダー」。(実はミキサーというのは日本のみの呼び名でアメリカにはミキサーというものは存在しない)
どうしてブレンダーかというと、この時期になると毎朝フレッシュなジュースが飲みたい衝動に駆られるからだ。
アメリカのジュースは甘い。果汁100%とうたっていても、甘い。
それならば比較的安く手に入る果物をたくさん買って自分でブレンドしたほうがうまいに決まっている。

でも、「ブレンダー」というとまず浮かぶのがあの「墓石」のようにキッチンに鎮座まします代物。
せいぜい二人分の飲み物を作るのにあんなにどでかいマシンを買いたくも置きたくもないなぁと悩んで、いつもそこで頓挫していしまっていた。

でも、今回友人から思わぬおすすめ品を紹介してもらって、この悩みが解決した。
それが、「ハンドブレンダー」。



そう、ハンドル式のブレンダーだ。
これならば場所を取らないし、使ったらすぐに洗っておける。手間もかからない。
しかも器の中で直接ブレンドできるので、洗い物が増えない。

これに決めるまでにいろんなブランドのものを比較検討し、アマゾンのレビューも隅々まで読み、
ショップに何度も足を運び、重さや使い勝手を比べたりした。
そして最終的に一番安くて、それなりに信頼できるCuisinartのものを買った。
49.99ドルのところ、20%の割引クーポンを使って約40ドル。日本円で約3,200円。これならまぁまぁ許せる感じ。
(本当はBraunのものを買いたかったんだが、この商品は数年前にアメリカから撤退していてもはや手に入らなくなっていた。)


で、使い心地は・・・・もう、最高!
これが来てからというもの、毎朝新鮮なヨーグルトシェイクが飲み放題。
バナナとヨーグルトとミルクとはちみつを容器に入れて何秒かボタンを押すだけでいとも簡単にフレッシュジュースが作れてしまうではないか!
ああ、何年も迷っていた私ってバカ。

そのうえ、スープがこれまた簡単にできてしまう。
今まで、大好きなかぼちゃスープを作るのに一生懸命つぶしていた、あの労力がなんだったのかと思うくらい。
小さく切ったかぼちゃをコンソメスープで煮たところに牛乳を加え、ブレンダーで何秒か撹拌するだけで、
あらよっという間に裏ごし要らずのスムーズがスープができてしまうのだ。
しかも鍋に入れたまま!

というわけで、我が家は目下野菜スープブームが吹き荒れ中。
今晩は冷製ポタージュスープだ。


PS)
庭でとれたバジルの葉を使ったPesto(パスタソース)も一瞬でできた。
今まですり鉢で擦っていたのがうそのよう。。。