日本ではバレンタインデーは女性から男性へチョコを贈る(コクる)日となっているが、アメリカは逆。
この日は男性陣が女性をお誘いする日と決まっている。
ちなみにPちゃんはバレンタインデーを知らなかった。ドイツにはこういうバカげた風習がないのか?極めてマトモだ。
そもそもバレンタインデーというのは金儲けのために誰かが作り上げた日。
バレンタインという人は、ローマ時代「男は戦場に行くために独身でいなければならない」という法律を作ったローマ皇帝に異を唱えて首をハネられた人物らしい。
なんでそんなBloodyな話がこんなロマンティックな日になってしまうのかが不可解。
こんなつまらない商業主義にまんまと乗せられて、日本にいるときはいったい何年間でどれだけの無駄遣い(義理チョコ)をしてきたことか・・・。
なので、アメリカに来てからはバレンタインなどという日は絶対何もしない、普通の日と決めている。
普通の土曜日をあんまりのんびりとすごしすぎ、晩御飯を作るのもいやになって久しぶりにふたりでDinnerにでも出かけることにした。
今夜たまたま近所のレストラン&バーに、友人でサクソフォニストのスティーブが出演するというのでひやかしにでかけてみたのだが、まぁこれが大変。今夜はバレンタインデーということで、予約なしでは食事もできない大混雑ぶり。
仕方なくBarセクションでどこかが空くのをうろうろ待ってさまよっていたら、あるカップルが声をかけてくれた。
「もしよかったら私たちのテーブルに座りませんか?」
見たところ私たちよりは幾分年上らしきカップル。
Happy Valentineと書かれた巨大な風船と真っ赤なバラの花束がテーブルに。
こんなラブラブのカップルの席に私たちなんかが同席していいのか?と迷ったけれど、おなかが空いていたので喜んで座らせていただくことにした。
4人の席だったので真ん中でテーブルをわけて二人ずつの席にするのかと思いきや、まったくの「相席」。これにはビックリ。
(私たちはまったくOKなのだけど、デートのお邪魔じゃないですか??)
聞けばこの日のためにわざわざこのレストランを予約し(もちろん彼が)、5時半から食事を始めて食後のひと時を楽しんでいるという。
こんなシチュエーションで見ず知らずの人を乱入させてしまうところが、いかにもアメリカらしい。やさしいなー。
このおふたり、とても話しが楽しく妙に盛り上がって古い友人同士のようになってしまった。
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男性はアメリカ人のウェインさん、女性はモンゴル人のSOKO(ソーコ)さん。(ニックネーム)
名前が似ているので異常に親近感が湧いた。
彼女はプロのミュージシャンで、二胡奏者だそう。サーカスの劇団に属していたこともあり、ヨーロッパ各地を旅した経験もあるそうだ。
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ラブラブです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2d/238b766e3868c068bcd406c47dc75bba.jpg)
スティーブのご指名で、2曲飛び入り。
出かけてみると楽しい出会いがあるもの。大正解だった。