少し早いけれど、今年のしめくくりに四段(剣道)審査を受験した。
三段をとってから早や20年!まさか、再び昇段審査を受けるとは思ってもみなかったけれど、毎週一緒にやっている仲間たちと何かひとつの目標に向かえるということはすばらしいことだし、何よりも自分にもけじめがほしかった。
剣道はいくつになっても続けられるものだし、若いときには得られなかったものが最近になって身についたと感じるから。
再び私を迎え入れてくれた仲間たちにも、結果を出して恩返ししたかった。
今日の四・五段審査会には早朝から大勢の人たちが参加。四段だけで約800人!この中から、いったい何人の人が合格できるのか・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/a1/85b099488c6b74d4e101bde7b3d4f56b.jpg)
第一の難関は、実技試験。
1分ずつ、二人と試合形式の稽古をする。それを6人の審査員が、技・品位・礼儀作法などをつぶさに見て審査し、この中の4人が○をつければ合格だ。
ちょっとほっとしたのは、三段審査では男女ごちゃまぜだったので相手が2人とも男の子で、カンペキに力負けしてしまい何度も落ちたけれど、ここ(東京都)では女性だけ、しかも年代順に並べられるので対戦する相手は私と同年代ということだった。力負けすることはないし、同年代の中では少なからず自信はある。
私の前に、同じ道場仲間でオン歳50歳のイトーさんも合格を決めていたので、それも心強かった。
「今日受からなかったら、もう一生受けることはない」という覚悟もあって、数日前からは酒も断っていたし。(これが一番きつい!)
ど緊張の実技試験。普段どおりの力を精一杯出し切るとができた。
そして、合格発表。実技でほとんどが落とされるのでここで受かればほぼ間違いなく合格だ。
あった~~!!
自分の番号がはり出されたときはもう心からうれしさがこみ上げてきた。この四段を一発で合格なんて信じられない!
私は組がおそかったので、そのまますぐに次の“形”審査に移る。
決められた剣道形10本を二人一組になって審査員の前で演舞する、最後の審査科目。
しかし、ここでやってしまった!
普段、形の稽古をあまりやっていなかったのと緊張からで木刀の床への置き方を間違ってしまい....何しろちょっとの間違いならごまかせるけど、床に置きっぱなしの木刀はもう目立つことこの上なし。
覚悟はしていたが、やはり形は再審査になってしまった。トホホ。
実技で受かってかなり油断していた私がアホだった。
これは神様が「もっとちゃんとしなさい」と私に与えた試練だったと思うことにした。やはり、自信がないものには体が正直だ。
独身四段、の夢はかなわなかったが、2月にはカンペキに形審査にのぞんで、思い残しのないようにしよう。
あ~~。とにかく体がだるい。
今日は休ませてくれ~。