Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

宿題まみれの日々

2013-03-31 16:49:37 | アメリカ生活雑感
去年あたりから自分の書いた記事の英訳を依頼されたり、英語で記事を頼まれたりすることが多くなってきた。
何とかかんとか自分で書いたあと、プロのライターである友人のDedeに校正をお願いしてしのいできたものの、これからは自力で書き上げる力を磨いていかなければいけないと痛感していた。
そこで、前から受講したかったプロフェッショナルライティングのクラスをいろいろ探した結果、近くのカレッジのコースをとることに。

申し込んだのは“News Reporting And Writing”という、3月9日から5月10日までの8週間のオンラインコース。
オンラインなら学校に通う時間が省けて便利だし、面倒な「グループ作業」も強要されないので私にとっては願ったり叶ったり。
しかし、本来なら16週間のコースを半分の期間で終えてしまうのだから、始まってみると当たり前だが大変な毎日。

週に2度の宿題締切(水曜正午、金曜正午)があるうえ、その都度テキストを30ページくらい読みこまないといけない。
毎日新聞を読んでいるせいか、以前に比べると読むのは随分と早くなって苦痛じゃなくなったものの、それを理解して頭にたたきこむにはやはりネイティブじゃないぶん時間がかかる。
また、毎回山のようにエッセイを書かなくてはならないので、その筋書なんかを考えるのにも神経を使う。
つまり、毎日毎日何かを考えていなくてはならない。

おかげで3月は宿題と闘っているうちに終わってしまった。
これがまだ1か月ちょっと続くのかと思うと少し気が重いけれど、こうやって自分を追い込まないと、ついついだらけた日々を送ってしまうので自分に喝を入れるにはいい機会だ。
それにこの締切があるおかげで、週間のスケジュールをきっちり立ててメリハリがつくようになった。
水曜日や金曜日に外出予定があるときは、その前に宿題を提出すべくがんばれるし、提出後のライブ鑑賞(これだけはやめられぬ)も前にもまして楽しい。

5月までがんばっていこう!
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イタリアンレストランでお誕生会

2013-03-30 17:07:37 | アメリカ生活雑感
・・・そういうわけで、最近はあちらこちらからいろいろなお誘いを受けることが増えた。
人から誘われるというのとてもありがたいこと、スケジュールとにらめっこしながら無理のない範囲でなるべく断らないようにするよう心掛けている。
人生、元気で走り回れるうちが花。人から誘われているうちが花、である。


とある日、歌仲間のPatの長年のガールフレンド(だった)リンダから電話がかかってきた。
23日にPatのサプライズ誕生会をやるので、私たちふたりにぜひ来てほしいという。
場所は、郊外のイタリアンレストラン“アクアヴィヴァ”。ワイナリーも併設している巨大なレストラン。
ここはPatのお気に入りでもあり、イタリア人オーナーとも懇意の仲なのだ。

さて当日。8時ごろに店に行くとPatの友人たちがすでに20人以上集まってわいわいがやがや。
彼の社交的で温かい人柄を表すかのような光景だ。
アメリカ人は知らない人同士でも、共通の友人を通じてすぐに仲良くなってしまう。だからこういうParty
が成り立つんだな。



ここは雰囲気もいいし、店内も広いし、窯で焼いてくれるピザもおいしい。値段も良心的。
ちょっと遠いけれど、誕生日やちょっとしたスペシャルな場面ではもってこいの場所だ。

9時ごろ、まさかここでみんなが待ち受けているとはつゆしらずにPatがやってきた。
たちまち店内にこだまするHappy Birthdayの大合唱。きょとんとするPat。
親しい友人たちに囲まれてご満悦のPatは1曲歌い始めた。
彼の歌に合わせて踊り始める人たち・・・。



友人たちも次々に指名されて歌のプレゼント。

 私もPatのオハコ「Fly Me To The Moon」を。

 

最後はオーナーのビトーがイタリアンカンツォーネと、大好きな「My Way」を熱唱して締めくくる。
みんなのあったかい心が詰まったいいPartyだった。
誘ってくれてありがとう!

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心のオアシス。

2013-03-27 13:51:40 | アメリカ生活雑感
毎週とはいかないまでも、土曜の夜に度々歌いに行っていた近所のBar&レストラン、“Morgan's”が突然閉店したというニュースが飛び込んできた。
歌仲間でシンガーの元締め的存在であるPatが電話で知らせてくれた。
つい2週間前まで何事もなく、大勢のお客さんで賑わっていたというのに。

初めてここで歌ったのが、2年前。

その時に常連のシンガーのおじちゃんたちに認めてもらって、以来多くの“歌友達”ができた。
場所柄、若者が集うような店ではなく年齢層もめちゃくちゃ高かったけれど、仲間に加えてもらい(一応これでも一番若いということもあって)かわいがってもらった。
ここで新しい歌もずいぶん覚えることができたし、新曲を気軽に「試す」にはもってこいでいろいろ勉強させてもらったかけがえのない場所。

前のオーナーの時代からここに20年以上通う常連さんも、ここで毎週Jam Sessionをしているブルース・オカーにも、寝耳に水。まったく閉店のことを知らされずにいたというからあまりにも突然のことだった。
なんかアメリカらしいといえばそれまでだけれど。

でもこの「事件」があってからというもの、歌仲間たちの関係が妙に近くなった。
Patからは毎週のようにどこそこでJamがあるから歌いにいかないか、とお誘いの電話がかかってくるようになった。

「せっかくこうやって友達になれた、まるでファミリーのように仲良くしている君たちとこんなことで疎遠になってしまうのだけはいやだからね」
それは私も同じ気持ち。
去年、ひとりでもんもんと全ての問題を抱えていた頃、ここにきて気の合う人たちとおしゃべりをし、歌を歌うひとときだけは心が晴れた。
この素敵な仲間たちと、これからも歌を通してつながっていたい。

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誕生日

2013-03-24 11:47:44 | アメリカ生活雑感
黙って寝ていてもやってくる誕生日が今年もやってきた。
「もう今さらうれしくもなんともないや」、と友人にぼやいたら
「そんなことを言っちゃあいけない。君は多くの素敵な人たちに囲まれている。恵まれていることに感謝しなきゃ。この世に産んでくれた両親にも感謝する日だよ」
そういわれて、なるほどなぁ、アメリカ人はだからいくつになっても誕生日を派手にお祝いするのか、と納得。
自分がうれしがるのではなく、周りの人に感謝する日なのだ。
これからはそういうスタンスでいくことにしよう。


去年の誕生日は、ビザが切れることがわかってそれどころじゃなく毎日重た~い気分で過ごしていたので全く記憶すらない。
全てが解決したわけじゃないけれど、今年は気持ちが少しは落ち着いたせいか静粛に誕生日を迎えることができた気がする。

もうひとつ、アメリカにはいやでも私の誕生日を忘れさせないイベントがある。
“セント・パトリック・デー”
毎年3月17日は、アイルランドにルーツを持つ人たちの祝賀祭。ご近所で一番の仲良しのテリーはルーツがアイリッシュなので、この日はいつも盛大にお祝いをするのだ。
そこに必ず私たちも招待され、いつしか必ずついでに誕生日のお祝いをしてもらうようになった。

そして今年のセント・パトリック・デーは、子供たちを入れて16名のゲストでにぎわった。


メインディッシュはコーンビーフ。今年は16ポンドの塊だったそうだ。
サイドは柔らかく煮たキャベツ、おいも。
先祖たちがこの地にやってきた当時のとても質素なメニューを守っている。


ビール瓶の先にHappy Birthdayのキャンドルをつけてお祝い


いつものように3匹の柴犬たちもおこぼれにあずかり大興奮。
うちでは絶対こういうことはさせないんだけれど、今日だけは特別。

家に帰ったら、テーブルにこんなものがセッティングされていてびっくり。


年の数だけのバラ(数えたら少なめだった。よしよし)



翌18日。
珍しくPちゃんが「お祝いにおいしいもの食べに行こう」とイタリアンレストランに予約を入れてくれた。
イタリアワインを飲みながら、おいしいパスタでささやかに乾杯!





今年も一年、ばりばりがんばらなくっちゃ。







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日本から届いたおいしいもの。

2013-03-17 00:19:09 | アメリカ生活雑感
シカゴはまだまだ春には程遠いけれど、一足早く日本から「いかなごの釘煮」が春を届けてくれた。
神戸のKさんから毎年届く、自家製の釘煮。もうこれで何度目だろう。
毎年、その年の水温などによって微妙に漁獲量や大きさが違うので、ふたを開けてみるまでどうなるかわからないそうだ。
今年は小ぶりで柔らかいいかにもいかなごらしい、いかなご。
これを煮崩れさせずに姿のまま煮るのはプロならではの技。
形もさることながら、今年は「生姜」「レモン」「ゆず」「山椒」の4種類の味付けを送っていただき、涙が出るほど感動。
これを炊きたてのごはんに盛りつけて、目をつぶって食べるときほど、日本人でよかったと思う瞬間はない。



心から感謝していただいています。
ありがとうございます。

そしてこれは、別の友人から送ってもらったプレゼントの中に添えられていたもの。



コーヒー好きにはうれしい、一回ずつ使えるドリップ式のコーヒー。
日本では当たり前にある商品だけれど、実はこれアメリカでは見かけたことがない。
日系スーパーでも探したけれど売っていなくて諦めていたところにこれが届いたので、めちゃうれしかった。

こういう「どうしても手に入らない贈り物」って、本当にうれしいものです。
お二人とも本当にありがとうございました!
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American Beauty Show

2013-03-15 16:12:54 | アメリカ生活雑感
9日から11日までの3日間、シカゴで行われたコンベンションのお手伝いのためシカゴ市内に滞在。
なにせシカゴでホテルに泊まるのは初めて(それもひとりで)なので、ちょっとした出張気分で気持ちもウキウキ。

これは「アメリカン・ビューティー・ショー」という美容業界が一同に会するコンベンション。
今回お手伝いすることになったのは、日本のとある美容ハサミの老舗。
2年ほど前からアメリカに市場を広げ始め、その名をじわじわと浸透させつつあるそうだ。
その道のプロたちがひしめくビバリーヒルズ界隈ではすでに人気に火が付き始めており、カナダでも着実に販売を伸ばしているという。
決して安い商品ではないだけにプロモーションには時間もお金もかかるけれど、こういうショーへの出店は広告戦略としてとても大切なのだ。
私は今回、日本から駆け付けた2代目社長さんの通訳やちょっとした接客&会計のお手伝いなどもろもろの雑用をやることになっていた。

行ってみて驚いたのはこの規模のでかさ!
あまり美容に興味のない私にとってはもちろん、すべてが新鮮で驚くことばかりだ。
美容業界とひとくくりにはしたものの、実に幅広く、出店内容もヘアケア製品、ヘア・ウィッグ、ネイル関連、ボディー関連、近頃はやりのアイ・リーシュ・エクステンション(つけまつげ)、小物&アクセサリー、日焼けグッズ・・・などなど多岐に及ぶ。
それぞれの店舗が工夫を凝らして展示やデモをやっていて、全部ちゃんと見て回るには3日間でも足りないほど。
この美容コンベンションは年に2回行われていて、毎年同じ時期に行われるシカゴ大会は最も規模の大きい大会の一つだそうだ。

9日の朝、セッティングに行くと早くも入り口には長蛇の列。美容業界のディーラーに加えて、学生たちが目立った。
ここで売られているものは市価の半値以下が多いので、若い見習いや学生たちにとってはごっそり商品を仕入れるチャンス、みな小型のスーツケースを持って会場をうろうろしていた。





そこらじゅうでモデルさんを使ったライブパフォーマンスが派手に行われていた。まるで別世界。



とにかく安い!それに見ているだけでも面白い。
ぶらぶら歩いていたら、つけまつ毛のデモに呼びこまれて、まつ毛を2倍くらいにされちゃった。
鏡に映った自分の姿があまりに気持ち悪くて、翌日に即撤廃(爆)



ここがお手伝いをしていた「BMAC」のブース。
日本の理容ハサミの60%のシェアを誇る、新潟の優良会社だ。
この私でも持てばはっきりと違いが判る、まさに刀のような切れ味の素晴らしいはさみだった。
でも、最低でも4万円から。もっとすごいクラスになると20万円を超すものもある。
日本の優れた技術がこうやって世界に羽ばたくお手伝いができることは、私にとっても本当にうれしい。



ビバリーヒルズでサロンを構える売れっ子スタイリスト、ヘクターが、営業を兼ねてブース前でカットのデモ。


ヘクターにこの製品を使って約3か月伸びっ放しになっていた髪を切ってもらった。

私自身、アメリカで好みのヘアスタイルにしてもらうのはとうに諦めていて、最近は“安くて早い”韓国の美容院に行っていたのだけれど、やっぱりどうしても気に入らなくて足が遠のいていた。
スタイリストは腕だけじゃつとまらぬ。
客の髪質、キャラクター、要望をとっさに察する能力、つまり優れたコミュニケーション力が必要。それはどの商売も同じことだ。
彼と最初に会って言葉を交わした瞬間からその能力をすっかり信じていたので、安心して任せられた。
注文はひとこと、「髪の毛に動きを出してロックな感じに」
腕のいい人に切ってもらうと、シャンプー後が全然違うのだ。
本当にありがとう!




4日間のシカゴはりつきを終え、ユニオンステーションで電車を待つ間Barで軽くビールを一杯。
久しぶりににPちゃんとGOROの顔見たらほっとして疲れが一気にでた。

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やっと大雪。

2013-03-05 22:05:12 | アメリカ生活雑感
3月5日

3月になってから2度目の雪。
それも、今までを一気に取り返すかのようなどか雪。

GOROは喜び庭駆け回り、私も一緒に庭駆け回る。











今日は学校も休み。子供たちもおおはしゃぎ

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“お尋ね者”のローマ法王

2013-03-01 19:25:19 | アメリカ生活雑感

ここのところ、ローマ法王ベネディクト16世退位のニュースでもちきりだ。
普段は海外のニュースなど全く興味がないのに、ことバチカンの話題になると大騒ぎ。
アメリカはこういうところがやっぱりおかしな国である。

なんでも存命中の法王が退位するのは700年以上ぶりだとか。
高齢であることの体調が理由だというが、実は自ら犯した「罪」のせいだという説が本当らしい。

それは「部下のchild abuse(幼児虐待)を隠ぺいした」罪。
結婚を許されず一生神に仕えるカソリックの神父の間では、幼い少年たちをレイプする事件が世界で後を絶たない。
今まで明るみになっていないものも含めて、全世界でその件数は数万件、いやそれ以上に及ぶと言われている。
その“大罪”を隠ぺいした長が、世界12億人のカトリック教指導者であるローマ法王ということになる。
(映画『Doubt』はこのあたりを実によく描いていた。)

「結婚してはならぬ」という教えは聖書にもないというのに、これはいつ誰がどのような目的で作り上げた掟なんだろう?
妻帯していない大の男たちがうじゃうじゃと一つ所にいること自体、普通に考えたら不健康だろうに・・・

Pちゃんの両親と一緒に暮らしているマニュエルもこの一人だ。
若い頃はバーテンダーをやっていてポルシェを乗り回すようなプレイボーイだったらしいが、何故かその後聖職に入りもちろんずっと独り身。還暦をとうに超えている。
今でもたまにひどい鬱になる、と聞いている。
ううむ、やっぱり不健康なのよ・・・。


さてそのローマ法王、退位後もバチカン市国内に居住することになっているそうだ。
それもそのはず、近隣の国々では国の法律に従って法王を「幼児虐待隠蔽の罪」で逮捕する用意ができているのだという。
この国を一歩出たら法の裁きを受けなければならない「お尋ね者」なのだ。
法王の新しい正式呼称は「ローマ名誉法王」だというが、なんともトホホな名誉法王誕生だ。

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