Life in America ~JAPAN編

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黒人は虫けらなのか?(2)

2015-04-09 16:30:47 | アメリカ生活雑感
去年からまるでシリーズのように起こっている黒人差別がらみの事件がまた勃発。
余りに悪質で、はらわたが煮えくり返りそうだ。
まずはこのビデオをみてもらいたい。

http://www.motherjones.com/politics/2015/04/michael-slager-walter-scott-murder-charge

事件が起こったのは、サウスカロライナ州の人口10万人の小さな町、ノース・チャールストン。
35歳の警官、マイケル・T・スレイガーが信号でひとりの黒人男性、ウォルター・L.スコットを職務質問したところ、彼は走って逃げようとした。
それを追いかけもせず、マイケルはただ黙って後ろから拳銃を8発発砲、死亡させた。

ビデオは偶然通行人によって撮影されたのだが、この映像を見る限りウォルターは丸腰で、警官を襲ったわけでもなくただ彼から逃げようと走り出しただけだった。
それをあざ笑うからのように、マイケルは彼が倒れるまで背後から撃ち続けたのだ。
まるで動物狩り。

さらに、さすがにこれではやばいと思ったのか、「証拠づくり」のために自分のスタンガンを倒れたウォルターのそばに投げ捨てている。
あとから事情を聴かれた彼は、「この黒人が私のスタンガンを奪って反抗し、逃げた」と証言した。

この映像が動かぬ証拠となり、今回は警官が殺人罪で有罪になった。

ファーガソン事件も、NYの“締め殺し”事件も、いずれも黒人を虫のように殺した白人の警官が無罪になりアメリカ中大きなプロテスト運動が起こったが、今回だけはそうはいかなかったらしい。

怖いのは、こんな事件がもう驚くべきことではなくなったことだ。
アメリカでは白人警官が無抵抗の黒人を殺して無罪になる事件が日常茶飯事に起こっている。
まるで、「黒人リンチ時代」に逆戻りしたか、いや、法の下でこれらが放置されていることを考えるとかえって後退している気がしてならない。
Comments (2)
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第1回 シカゴ阿波踊りレッスン

2015-04-01 17:18:19 | アメリカ生活雑感
3月27日、第1回目(オフィシャル)の「阿波踊りレッスン」開催。
旅で疲れた体を引きずって、インストラクターとして参加してきた。

集まったのは、アメリカ人を含む25人で、全く初めての人もいれば、前回(公にする前のミニ練習会)参加した人も。
最初は足の運びとリズム感覚をつかむ事からはじめ、慣れてきたところで手の動きを加える。
私自身誰に教わったわけでもないので全くの自己流だが、阿波踊りで一番大切なのが「踊る阿呆」になること。
あまり難しい“技巧”にこだわって楽しむことを忘れてしまっちゃ話にならない。

最初しばらくみんなの表情は硬かったので、
「いいですか~、楽しむことが一番ですよ。笑顔を忘れずに」と話しかけると(アメリカ人がいたので全て英語)、みんなの表情が突然緩まって、それまでの堅かった動きも一気に和らいだ。

私は今回「女踊り」を専門に教えることになったので、手の高さ、腕のしなやかさ、下半身のリズム感、そして笑顔、の4点を重点的に指導。
30分後には素晴らしい踊りになっていてびっくり。
そう、やっぱり楽しまなくちゃ。

一緒に参加したPちゃんも、「30分で汗だくになっていい運動だった」と結構楽しんでいた。


“マタドールの”ようなPちゃん


女踊りもサマになってきた


映像はこちらから↓




他の州からわざわざやってきた熱心な人もいて、改めて阿波踊りの人気を再認識。
7月の本番までにはもっと人も増えて、楽しくなりそう。
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