無事に1月20日(アメリカ時間)が終わり、やっと本当の意味での新年が来た気がする。
馬鹿騒ぎのない、静かで厳かな大統領就任式とそれに続く祝賀パーティーは、これから4年間の「アメリカの立て直し」の決意に見えた。
アメリカに住んでいたときは、共和党と民主党の間での大きすぎる振れ幅に驚きを通り越して大変だったけれど、生まれ育った人たちにとってはそれが当たり前なのだろう。
昨日までOKだったことが急にNGになったり、いいことも悪いこともすべてが劇的に変わっていく。
ただ、トランプの4年間だけは「政策」などと呼べるものではなくわがままな子供の自己顕示欲に振り回されアメリカの歴史に汚点を残すことになった。
バイデン大統領が素晴らしい政治家だとはこれっぽっちも思っていないけれど、少なくとも社会の常識を取り戻してくれるはずだと信じたい。
そして一刻も、あのオレンジ野郎を記憶のなかから葬り去り、弾劾し、牢獄にぶち込んでほしい。
ふと、2009年1月のオバマ大統領就任のときを振り返ってみた。
あのときも「史上最悪」と呼ばれたW.ブッシュのあとで、アメリカは狂喜乱舞していた。
ブッシュの政策をオセロゲームのようにことごとくひっくり返し、最初の1か月は溜飲を下げる思いだった。(そのあとはなんだかのら~りくら~りで口だけだった感はあるけど・・。)
今から思えば、ブッシュもトランプの前ではかわいいもん。いい人に見えるから不思議だ(笑)
さて。就任式にあまりにも「カジュアル」なジャケットと手袋姿で現れた民主党左派の我らがバーニーサンダースがここのところバズりまくっている。
その姿がいろいろジョークにされていて、こういうところに「アメリカらしさ」を感じるのは私だけだろうか?
個人的にはこれが一番好きかな。
シカゴ美術館に飾ってほしい作品。
心の底からこの人にこそ大統領になってほしかった・・・。清廉は政治の世界では嫌われるらしい。
作った人もえらい。