Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

年末の風景

2007-12-31 05:16:02 | アメリカ生活雑感
12/29(土)


買い物で立ち寄ったお隣の町、Naperville


そういえば今日は結婚記念日。
お買い物帰りに近所でお気に入りのイタリアンレストランで夕食。
なんと中は満員状態だった。

12/30(日)


ちょっと遠出して日本スーパーマーケットでお正月向けの買出し。
○もちと、あずきと、ぶりかまにお酒・・・いろいろ買った。


Pちゃんはずっと気になっていた“長髪”をさっぱりしに、日本町の近くでたまたま見つけた韓国のヘアーサロンでイリノイ初散髪。
アメリカ人はセンスも腕も悪いので、ずっとアジアンサロンを愛用していたPちゃんはちょっとどきどき。
できあがりはなんだか“韓流ポップスターもどき”になっていておかしかった。
今度私も行ってみようかな。イ・ヨンエみたいにしてくれるかな。
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コンシューマー・モンスター

2007-12-29 14:54:42 | アメリカ生活雑感
先日の「ベッド事件」ですっかりへこんでいたPちゃん。でもこの人のすごいところは次の事項に気が移るとすっかり忘れてしまうこと。あんなにこだわっていたのに、「今月中には届く予定だった代わりのベッド台の納入は年明けになるんだって」とあっけらかんとしている。(え~、新年は快適なベッドで迎えたかったのに!)
ここにくるまでもうさんざん戦って疲れ果てたのか、それともあきらめの境地か。
ところが、あきらめた矢先今度はいきなり店から「26日に納入します」という留守電が入った。

朝、寝おきでぼーっとしているところへまたまたメキシカンがふたりが疾風のように現れ、あっという間にセパレートタイプのベッド土台をベッドにセット。そして入らなかった前のやつをガレージから持ち帰っていった。その時間、約10分。

かくして、大もめにもめたダイニングテーブルセット、ベッド、テレビ、と次々に我が家には新しいものたちがやってきて部屋にやっと生活感がただよい始めた。
そして最後はカーペット。なんとも要領の悪いことだがリビングの大きさに合わせて切ってbinding(ふちかがり)をしてもらうのに2週間はかかるので、カーペットがオーラスになったのだった。

届いた巨大なカーペットロールを二人してまず部屋の端におき、テレビやソファをいちいち持ち上げながらロールを少しずつ転がしていく。そして、無事に片方の隅にたどり着き完成!
このカーペット選びももう何件店を回ったか数え切れないくらい大変な作業だった。暖炉の前に座ってごろごろしたいという私のたっての要望で、少しだけ毛足の長い、ソフトで丈夫なものを選んで正解だった。タイルの冷たい表情から一転して部屋全体があったかな雰囲気に包まれた。
まだまだ足りないものはあるものの、これで一応大きなものは完了だ。
とにかく新しいベッドでぬくぬくと眠れるだけでもありがたいことです


* * * * * * * * * * * * *

さて、25日が過ぎると街は「年末大セール」一色。
普段はセールには無関心な我が家もこれはしめたと、今度は自分たち自身の冬支度に乗り出すことにした。何しろカリフォルニアからやってきた身、マイナス20度にもなるというイリノイの冬を越せる防寒着を何ひとつ持っていないのだ。
年末のざわざわした人混みに日本の年末のそれを懐かしく感じて私はちょっとうきうき。でも、こんなとき厄介なのがPちゃん。Pちゃんは買い物が大嫌い。正確に言うと「買い物に要する精神的、肉体的、物理的パワーがキライ」な人。いったん買い物に行くと、あのカンペキ主義の性格から自分が納得のいくものを見つけ出すのに並大抵の時間ではおさまらないのでぐったりするのがオチなのだ。
昔「Take it easy!」と言ったら「I can't take it easy!」と返されたことがある。

しかし、ついこの間のこと。
ふたりでお互いのクリスマスプレゼントを買いに近くの大ショッピングモールに行ったとき、ふと何の目的も宅立ち寄ったアウトウェアの某店でPちゃんはビビッとくるジャケットにめぐり合ってしまった。これはめったに起こらない奇跡に近いことだった。サイズといい(手足の長いPちゃんはいつも合うサイズがなくて困る)、質感と言い、ファーがついたフードといい、プラクティカルなポケットの多さといい、彼の探していたものにドンピシャリだったようだ。
しかし、一度気に入ったら今度は冷静に待てないのがPちゃん。「二日後には絶~対アフタークリスマスセールで安くなるからまた来ようよ!」と言う私に「二日の間にボクのサイズだけがなくなっちゃう。ほら、もうひとつなくなってる
後ろ髪を引かれるPちゃんを、ガキ連れの母親のように店から家に連れ戻した私。

結局このジャケット、3日後アフタークリスマスに少しだけ安くなったところを無事ゲットした。
今回新発見だったのは、このブランドにはLサイズの中に「横幅は同じで手足が長い人向け」にTall-Lサイズというのがあること。このコンセプトは見事にPちゃんの悩みにハマリ、Pちゃんは一気にここの大ファンになってしまった。

Pちゃんはこの日一気に“お買い物モード”にギアが入り、ジャケット、コーデュロイのパンツ、パンツの下にはく防寒着(タイツみたいなもの)、耳あてをご購入。何事にも夢中になるとどれほど一気に走りきるか、底力を改めて見せつけられた私は、あっけにとられて耳宛を購入しただけて終わってしまったのだった

(・・つづく)
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クリスマス(つづき)

2007-12-26 13:56:32 | アメリカ生活雑感


朝の自然光がきれいなので撮影しなおしてみた。


テーブルのデコレーションはCreate & Barrelのセールで買ったもの。


近所の怪しげなアンティックショップで買ったクリスマスリース。
おちゃめでかわいかった。2ドル!


* * * * * * *

今日は晴天のポカポカ陽気。
近所のハイキングトレールを散歩することに。


25日にハイキングしているのは私たちくらいなもんで。


やっとスノトレ(雪ブーツ)を買って、以来外出が楽しくなった。


(注意!)この湖は凍っています!


* * * * * * *

今晩は、うってかわって野菜たっぷりお鍋!




結婚祝いにお友達からいただいた塗りの大ぶりおわんが大活躍してます。


生まれて初めて“ブッシュ・ド・ノエル”を焼いてみた。
へちゃんこになったけれど、ギラデリチョコレートをふんだんに使った贅沢さで
味はまぁまぁおいしかった。
サンタさんの飾りがかわいい!

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うちのクリスマス(速報版)

2007-12-26 03:23:38 | アメリカ生活雑感

クリスマスセールで電飾を買ったPちゃんはうれしくてさっそく飾りつけ。
イブの夜にはじめる人ってこの人くらいかも・・



完成!!今年はこのへんにしといたろ。


たまたま3色ピーマンが冷蔵庫にあったので、ロシアンエッグをクリスマス風にもりつけてみた。


本日のメインディシュ“ダックのチャーハン詰め”をやってみた・・・が、やっぱりというか中は半生。
今度から丸ごと買うのはやめよう・・


レーベンスウッド、開けま~す!


半生のダックと格闘するPちゃん。
たしか去年はスペインでロブスターと格闘してたわね、この人。


クリスマスツリーの下には今日一緒に買いに行ったプレゼント!
中身はわかってるのにPちゃんは「どうしてもラッピングする~」といってわざわざ包みなおしていた。
意外とイベント好きなPちゃん。


今日の大イベントは、暖炉に初の火入れ。
そしてなぜか正装のPちゃん。わざわざ新品の靴までおろしてはいていた。
あんたも好きねぇ・・


やっぱり自然の火はいいなぁ・・・このあと眠くて暖炉の前で爆眠してしまった。



Merry Christmas!!
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我が家のテレビ、その後。

2007-12-24 03:50:36 | アメリカ生活雑感
時代の波に逆らって昔ながらの巨大テレビを購入したのも、もとはといえば流行に飛びついてcomcastの戦略に踊らされないがためと、近い将来の総デジタル化にむけてちょっとバッファー期間をもって様子をさぐろうという選択だった。
あとは、リーゾナブルでふたりの希望に合ったチャネルを放映してくれるところを選ぶだけ。日本語放送が見られることと映画チャネルが充実していること、このふたつを同時に満たし、かつ月に50ドルをきるのは衛星放送という結論にたどり着き、Dish Netという衛星放送会社にさっそく発注。

午後、メキシカンなお兄ちゃんがおおきな“皿”をかかえてやってきた。あいにくこの日は小雨模様。外もキンキンに冷えている。こんな日に人のうちの屋根に上がってってアンテナを取り付けるなんて大変な仕事だねぇ~と同情すると「今日はこれで5軒目さ」という。えらいぞ。がんばれ、イミグラント。アメリカはあなたたちのような人が支えているのだ!



ただこの取り付け作業、思った以上に難作業だったようですべてのテストが終了するまで5時間近くもかかってしまった。というのも、途中で今日のこの作業が気になって仕方がなかったPちゃんが職場から帰ってきて技術的な質問を次々浴びせるのでそれも影響したのかもしれない。
アメリカでは職人がやっつけ仕事でやり逃げすることが多いのを知っているPちゃんは、横からあれやこれやとうるさいったらありゃしない。うちに来るたいがいの職人さんはPちゃん攻撃にうんざりして機嫌が悪くなる。ごめんね~、悪気はないねんよ。


さっそくHBO(映画チャンネル)を見てごっきげんのPちゃん。
TV台はまだないのでとりあえず床置き。



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ここんとこの外食。

2007-12-22 08:39:18 | アメリカ生活雑感
週末のお買い物ツアーの合間に、軽~く小腹を満たそうとこんなところへ立ち寄ってみた。

 “HOOTERS”
ご存知(?)、バーニーちゃんならぬチアガールちゃんたちが迎えてくれるハンバーガーショップ。小腹どころか満腹すぎてその日は何もお腹に入らなかった。


ウェイトレスはみんなティーンズ。オレンジのぴちぴちブルマ姿!
足なげ~~


店の中はやっぱり、オッサン度100%。Pちゃんもにっこにこ。

 “Gino's Pizza”

「テレビ売ります」の広告につられてシカゴ市内に行ったついでにシカゴ・ピザを。
商談はまとまらなかったので、せめてシカゴに来た足跡を残そうと選んだのがこの店。1954年創業の老舗。


店内は不思議な洞窟の雰囲気。壁のみならずシートにもびっしりと落書き(のようなアート)が。


このケーキ並みの厚さがシカゴピザの特徴。


ほれ、このとおりの厚さ。チーズがくどくて2枚食べたら、その日はもう何もいらん・・。
個人的には薄いcrispyなピザのほうが好き。



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助っ人、ビル。

2007-12-21 14:53:49 | アメリカ生活雑感
Pちゃんがこだわったもののひとつが「ワーキング・テーブル」。
これからは自分の仕事部屋で邪魔されずに心ゆくまで仕事したい、かどうかは知らないが、その一心でいろいろ下見を重ねた結果大きなワーキングテーブル&チェアを購入、先日雪の中をやっとこさ運んできた。

しかし!この重いことといったら、まじしゃれんならん。
ソリッド・ウッド(無垢)製なので、まるで石のようでびくとも動かない。

このまま永遠にガレージで眠ってくれてくれればいいのに・・と思っていたがそうもいかずついにこの日がやってきた。やっと訪れた週末、Pちゃんがごそごそし始めた。このクソ重いセットを無謀にも2階に運び込もうというのだ。もちろん、どう考えても私には無理。前回のキャビネット事件からというもの、Pちゃんも少し慎重になっている。
「ご近所に助っ人を頼もう」
(こんなあほみたいに大変な仕事、私ならいややしよう頼まんわ・・

でも、Pちゃんはこういうときには一目散。迷わず行動に出た。
「助っ人が見つかったよ~。首まで刺青入ったお兄ちゃん!」
「・・(すばらしすぎて無言)・・」

かくして登場したがビルというお向かいさん。年のころなら30代前半くらい。家の前で雪かきをしていたところをPちゃんにスカウトされたのだ。
ふたりでガレージにある3ピース(L字型机とハッチ)をひーふーと持ち上げ、まずは玄関に。これから難関の“階段のぼり”だ。
ビルはたくみにPちゃんに指示を出しながら、下の重いパートを持ってゆっくりと階段を上がっていく。上がりきったらあとは毛布に乗せて床を滑らせるのみ。やった~!!

しかし。
部屋の前まで行って思わぬ事件が起こる。机の幅がドアと寸分たがわず同じなのでドアがつっかえて入らない。もう絶対に無理。
(また悪夢か・・・)とPちゃんと私が青くなった瞬間、「ドアをはずそう」とビル。Pちゃんと一緒にさっさとドライバーでドアをとりはずしてくれた。そしてようやく、机は仕事部屋へ収まった。
「ハレルヤ~~ 」とPちゃん。
「ありがとう!!(将来)ここから引っ越すことなんか今は考えたあない気分やわ」と私。
「ノープロブレム!」といいながらビルは帰っていった。おまけに、傷ついた壁を修理するための補修財も家から持ってきてくれた。何と彼はプロの塗装屋だったのだ!ああ、こういうとき頼りになるのはこういう屈強なガ・テンなひとなのだわ


かくして何ごともないようにおさまった机。



* * * * *  そして数日後・・・。 * * * * * * *


机が終わったら、今度はテレビのことで頭がいっぱいのPちゃん。
いろいろ研究&検討した結果、旧式のフラット画面テレビ(いわゆるぶ厚いタイプ)を安く買うことに決定。今あわてて1000ドルは下らない壁掛けタイプを買うより2009年に総デジタルになるまで旧式で様子を見ようという判断だ。
さっそくインターネットで売りたし買いたしサイトのCraigslistをチェックしてみると、なんとご近所でMoving Saleをしているご家族がJVCの32インチフラットTVを売りに出していた。しかもなんと150ドル(約1.7万円)。
すかさずメールして、Pちゃんと一緒に今晩見に行き気に入ったらその場で買います、という約束を取り付けた。

夕方、ふたりでお宅に伺う。売主は来月インドに帰る予定というインド人の4人家族で家の中の物をすべて処分しているという。リビングの隅にどで~んと鎮座まします32型テレビ。コンディションもよさそうだ。アナログ対応なのでアンテナで普通にチャンネルを見ることができるうえ、デジタルチューナーも内蔵しているので将来のデジタル化にも対応できる。即決め。

しかしモンダイはその大きさ。普通のセダン車には絶対入らない。
「明日の朝、トラックを借りて取りに来るしかないなぁ」。デポジットを払って今日のところは退散することに。
しかしどうしてもあきらめきれないのがPちゃん。その日、完結しないと気がすまないのはご存知のとおり。「誰かトラック持ってないかなぁ。どうせレンタカー代払うんだったらその人にお金払ってすぐに持ち帰ったほうがいいよな・・」とぶつぶつ。
そして、帰宅したPちゃんはひらめいた!
「そうだ、ビルに頼もう!子供もいるしきっと彼ならでかい車を持ってるにちがいない」
ふたりでスパイ。にらんだとおり車はJeepだった。

正直、この時間(夜7時半過ぎ)に「車貸して」は非常識だよなぁ、と私はどん引き。でもPちゃんは真剣だ。まぁ、この間のこともあるしお礼がてらにワインを持ってふたりでご挨拶にいく→その流れでお願いしてみる、というのはどうだろうと私が提案。こうなったら恥もなにもかなぐり捨てよう。かくしてビルの家を襲撃。

美人の快活な奥さんジェニーが明るく出迎えてくれる。でかい犬も飛びついてきた。(ついでにPちゃんの靴にちびってしまった
「この間は本当にありがとう。おかげで助かったよ。これはお礼のしるし」といってまずPちゃんがワインを差し出す。ビルも奥さんもうれしそうで、ほっとする。
「・・・実は今日はもうひとつお願いがあってきたんだけど・・」とPちゃんがテレビ獲得までの長~い話を聞かせる。この人、結論にたどりつくまでが長い。まるでおばはんみたい。
「・・・で、30分ほどお宅の車を拝借させてもらえないだろうか?」
驚いたことに、ビルは何のためらいもなく「いいぜ」とOK。しかも彼が運転してくれるという。なんといういいやつなんだ、ビル!

あわてて家に戻り、さっきのオタクに電話を入れ、ビルの運転で再度出撃。
ビルは黙々と巨大テレビをPちゃんと一緒にかかえてJeepに積みこみ、うちのリビングにまで運んびこんでくれた。差し出したガス代も水臭いぜ、と受け取ってくれなかったビル。なんていいやつなんだ、ビルよ!

そして、待望のテレビが我が家にやってきた。

明日は衛星放送がやってくる!

(つづく・・)
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裏庭。

2007-12-21 03:28:09 | アメリカ生活雑感

のどかだ・・

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風物詩。

2007-12-19 08:05:15 | アメリカ生活雑感

















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アメリカ、テレビ裏事情。

2007-12-18 13:11:59 | アメリカ生活雑感
Pちゃんは大の映画好き。映画館はキライなので、もっぱらDVD鑑賞と映画チャンネルが彼の家での唯一の娯楽と言っていいほど。
けれど、うちにはまだテレビというものがない。あっても私はほとんど見ないので生活に支障はないけれど、Pちゃんがそわそわし始めた。“週末の夜、映画が見たい病”がうずきだした。いったん“~したい病”に火がつくと、もうそのことが頭から離れなくなるPちゃん。私もどうせ買うなら場所をとらないフラットスクリーンが欲しいと思っていたので、今週末は車探しを後回しにしてテレビ獲得作戦に乗り出した。

作戦その1は、まず近所のBest Buyに行ってテレビ市場を探ること。
今まではただ同然で買った安い旧式テレビを使っていたので、最近のフラットスクリーン市場からすっかり遅れをとっていた私たち、まずはどれほどの値段がするのかを見て回る。同時にアメリカのデジタル事情も聞きだそうと、一番ベテランそうな店員に目をつけ彼に質問を浴びせる。そこで驚くべき実態が明らかになった。

まず、アメリカは日本とちがってでデジタル放送をしているチャンネルはまだほんの一部に過ぎず、ほとんどがまだアナログ放送であること。
一方で、“大型画面フラットテレビ”。あれはあくまでデジタル放送用の解像度になっているため、これを買ってしまうとアナログ放送は見るに耐えない画面になる。これを支障なく見るためにはアナログからデジタルへの「変換レシーバー」なるものをケーブル会社からレンタルしないといけない仕組みになっていて、そのレンタル料は月になんと25ドルといではないか!

アメリカではcomcastという悪徳ケーブルテレビ会社が市場を独占している。この会社、“デジタルスターター”などといっていかにも簡単にケーブルテレビを導入できるチャンネルプランを3ヶ月間無料と誘っておいて、あとからとんでもない料金を請求してくる。“かゆいところに手が届かないように”巧みに仕組まれているさまざまなチャンネルプランでたっぷり金を稼ぎ、しかもアナログチャンネルを見るための変換機レンタル料も吸い取っていることになる。
テレビなしでは生きていけないアメリカ人が、何も知らずに流行の見てくれだけでフラットテレビを買ってしまうと、このわなに自動的に入らざるを得ない仕組みだ。
店の人に言わせると「アメリカ人はなんやかんやでテレビ番組を見るために月に100ドルは使っている」らしい。
100ドルってことは一万円以上も!?げっ。シンジラレナ~イ!

Pちゃんが吠える。
「アメリカの番組は全部クソみたいなもんだ。コマーシャルばっかり見せられたあげくに100ドルだって?馬鹿馬鹿しい
まったく同感。アメリカのテレビ番組はコマーシャルだらけで内容のないものばかり。ニュースにしてもどうでもいいような国内ニュースばっかり。私もそれがいやでほとんどテレビをつけなくなった。なのに、スポーツチャネルを見たいがために、バカ高いパッケージに入らされてほいほい金を払っているやつらはアホじゃ。

「新居はフラットテレビじゃなきゃいやだ」と言っていた私も、これを聞いて一気に気が萎えた。フラットテレビを買うということはデジタル放送を余儀なくされるわけで、無知な消費者のごとくcomcastのわなにほいほいと入っていくようなものだ。

でも、日本のニュースや番組も格安で見たい!シカゴにはTVJapanという日本語チャネルがあって、NHKのニュースやドキュメンタリーなど大好きな番組を毎日放送している。インターネットでニュースは読めるけれど、やっぱり大きな画面で映像も見たい。
このTVJapanを見るには、comcastに加入して見ないチャンネルの分も金を吸い取られるか、Dishネットワークという衛星放送に加入するしか方法がない。

ものをひとつ買うにも、それなりの綿密なリサーチと研究に時間を要するのでなかなか進まない。反面、知らなかった世界がいろいろ見えてきて楽しいのだが・・。

さて。我が家のテレビ計画やいかに??

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