Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

この子誰の子?

2009-09-27 23:34:05 | アメリカ生活雑感
先週、衝撃のニュースがアメリカを駆け巡った。
オハイオ州の病院で人工授精を受け妊娠した女性に移植された受精卵が、実は他のカップルものだったというのだ。
妊娠の結果判定を待ちわびていた夫婦に届いた医者からの第一声はこうだった。
「妊娠です。しかし、受精卵を取り違えて移植してしまいました」

夫婦はこの“他人の胎児”をこのまま胎内で育て、出産後は本当の両親のもとに返すことを決意したそうだ。
そして9月26日、妻のキャロリンは無事に男の赤ちゃんを出産した。

キャロリンはこう語っている。
「もしも私たちの受精卵が別の人に移植されてしまったら、子どもを返してほしいと思うでしょう。・・・その子にわかってほしいのは、私たちがあなたをいらなかったのではなく、欲しい人が多すぎたんだということ。こうするのが正しいことだった、だからあなたを手放したのだと」

この話にアメリカ中が涙した(かどうかは定かではないが)。
確かに他人の子どもとわかっていながら出産を決意し出産にいたるまでは、並大抵の覚悟ではなかったろう。
しかし、一連の報道を読むにつれ、私は違和感を感じずにはいられなかった。


まず第一に、これは絶対にあってはならない医療ミスである。
メディアはまずこの医療機関の名前を明らかにし、徹底的に原因を追究・解明するべきではないのか。
にもかかわらず、むしろ子どもを産む決意をした夫婦の礼賛に終始し、世間の注目を集めようとしている。絶対におかしい。

新聞では、この記事とともに過去に起こった「取り違え妊娠事件の例」を紹介していた。
「受精卵を間違って移植されたNYの白人夫婦に、黒人の子どもが生まれた」
「日本で医師のミスで他人の子を身ごもった夫婦が、その後その胎児を中絶した」

昨年日本で起こった受精卵取り違え移植事件も例の一つにあげられていた。
しかし、私の目にはくっきりと「それでも生んだアメリカのカップルの勇気と慈悲深さ」、一方で「中絶してしまう(日本人の)残酷さと罪深さ」を暗に比べているように映った。

アメリカはキリスト教の国。
たとえどんな忌まわしい事件や事故の末に妊娠したとしても、キリスト教では中絶=絶対悪だ。
こんな悲しい出来事なのに産む決意をした、そのうえ両親に返してあげるなんてなんて素晴らしい人なのかしら。これでまちがいなく天国にいける。God Bless You。

これでいいのか?

いったいこのカップルはどんなカップルなのか?
調べてみると、なかなか面白いことがわかった。
夫婦にはすでに15歳、12歳の息子と、18ヶ月の娘の3人の子どもがいる。
生きるか死ぬかの難産だった二人目の息子の出産後、夫婦は3人目にチャレンジするもどうもうまくいかず10年以上が過ぎ、最後のたのみの人工授精で早産の末長女を授かった。
キャロリンは39歳。
普通ならばここで満足なはず(私見)。

しかしここからがいかにもアメリカ、という筋書き。
夫妻は、長女の妊娠のときの残りの(使わずに凍結しておいた)5つの受精卵を“宗教上の理由から”破棄することを拒み、結果として3つの受精卵をまたもや体内に戻すことにしたというのだ。
今回、不幸にもその移植が取り違えられたというわけだ。

やっぱりここでも“キリストの教え”か。
受精卵にはすでに魂が宿っているので、新薬の研究に使う、ましてや破棄するなど神が許さない、といつもこうなる。
神の教えに従って、受精卵をひとつも無駄にせず体内に戻そうとしたあなたは素晴らしい。
しかも、他人の子とわかっていても自らの危険を省みずに産んだあなたは、まさに聖母様のようだ。
な~んていう風評をあおっているのが見え見えだ。
アメリカで生活しているとこのあたりがもういやでも見えてきて、もはや美談を美談として受け取れなくなる自分がいる。

医療機関はどう落とし前をつけたのか、取り違えられた別の夫婦の本当の心中はどうなのか、裏でどれだけのお金が動いたのか・・・本当のことは闇に包まれたまま、「神の国のお手本」として礼賛されて終わり、だ。


日本人の倫理観と大きな隔たりを感じる理由は、なにも宗教からくるものだけではない。
法の整備のちがいがとても大きい。
アメリカではサロゲート、いわゆる代理母が認められている。自力で出産できない母親に代わって、母胎を「貸して」あげることが許されている。
代理母にはそれなりの報酬が支払われ、出産後子どもはあとくされなく実の両親に渡され法的に実子と認められることになる。
方や、「誰の体から生まれたか」によって法的な母親が決められる日本では、話がまったく別だ。

もし別の夫婦の子どもを妊娠し産んだとしたら、法律上は「本当の両親」には返してもらえないということになる。
つまり、初めから夫婦以外の子を産むという選択自体が難しいことになるわけだ。

アメリカの医療技術は進んでいるし、さらに法的なバックアップも進んでいる。
しかし、こと“生命の誕生”となると、本当に倫理上これでいいのかと考えこんでしまう。

シングルだけど子どもが欲しけりゃ、精子バンクで精子をもらい、
自分の卵子に問題があれば、卵子提供をしてもらい、
自分の体で不可能ならば、代理母に産んでもらえる。
挙句の果てには、子どもができなきゃ養子をもらえばいいじゃん。
そんなに簡単にすまされていいことなのか?
まるで、不健康な食事をさんざんしておいて、「太ったら胃を小さくする手術を受ければいいのよ」と言っているのと同じような軽さを感じる。


どうしても子どもが欲しいという熱い気持ちをかなえられる技術があるのは素晴らしいこと。
しかし、法と技術が進むにつれ大事なものがなおざりにされていっているような気がしてならない。

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日本の新ファーストレディーは“エイリアン”。

2009-09-24 03:27:05 | アメリカ生活雑感
民主党政権が発足して、アメリカではどう報じられるのかを楽しみにしていたけれど、もちろんのこと日本ごときにはあまり興味はないようす。
それよりも、ファーストレディーである鳩山首相婦人、幸(みゆき)さんにえらい注目が集まっているかんじだ。

「Next first lady's a bit alien.(次のファーストレディーはちょっとエイリアン)」(シカゴトリビューン紙)

ここでいう“エイリアン”は、異星人と変わり者の意味を両方かけているようだ。
というのも、記事によるとこの幸夫人、過去にかなりおかしな発言をして物議をかもし出しているおひとのようなのだ。

「私は20年前にUFOに2日間誘拐されたことがあるの。」
「寝ている間に魂だけが宇宙船に乗って金星に行った。そこはとても美しくて緑の星だった・・・」

「(燃えるような高温の)金星になんで緑やねん!」と、Pちゃんがすかさず横で突っ込む。
まぁまぁ・・・そうおっしゃっているんだからそっとしときましょう。

私的には、アメリカのメディアが歴史的な鳩山政権誕生よりもこの摩訶不思議な婦人のことをこぞって書き立てていることのほうがとても興味深い。
そこにPちゃんが真剣な顔で、「そんな(非科学的な)発言をする婦人をもつ人が首相になっていいのか?」と聞いてきた。

「奥さんと首相の器量は関係ないと思うけど」

ファーストレディーの責任は社会的に重い、なのにそんな人がその重責を担ってはたして大丈夫なのか、としつこく聞いてくるPちゃん。
そこで気づく。
アメリカ(や欧米?)では、ファーストレディーは大統領と同じく社会的シンボルとして扱われる。
さまざまな社会問題にかかわり各種支援団体の名誉総裁になるなど、日々休む間もないほど公務に追われる。
そこにきてこの「UFOに乗ったの~」のお方は大丈夫なのか、と。
残念ながら、日本ではまだまだファーストレディーはただのお飾りでしかないようで・・・。

スタンフォード大時代に鳩山さんと知り合い結婚(2度目)したという幸夫人。いつかトム・クルーズと映画を撮ってみたいそうだ。

「トム・クルーズは前世は日本人だった。そのとき私たちは知り合いだったの。だから彼が私を見たら、『お久しぶりですね』って言うと思うわ」


・・・・平和ですみません。

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GORO's Diary -Vol.8- Chicago Shiba-Inu Meetup

2009-09-20 10:31:36 | GORO
Meetup.comというのは、興味のあるテーマで人々が集まるオフ会サイト。
私もいろんなグループに入っていて(Jazz・Bluesの会、郊外・スペイン語の会、クロス・カルチャーの会などなど)、「Chicago Area Shiba-Inu(シカゴ地区柴犬の会)」もそのひとつ。
まだGOROがやってくる前にここのメンバーになっていたのだけれど、シカゴエリアにこんなに柴犬愛好者がいるのかと驚いた。
このMeetupグループは月に一度集会をやっていて、今日は念願のデビュー。
参加者は18人。柴犬は総勢(?)20数頭にもなる大集会だった。
近頃やっと他の犬とも親しくできるきざしが見えはじめたGOROに、格好のソーシャルデビューの場がやってきた。


◆◆

Today is my first "social debut" day.
Pedro and Shoko took me to "Chicago Area Shiba Inu Meetup" to meet other Shiba Inu buddies.
Eighteen people and more than 20 Shiba Inu joined together at the special dog park at west south suburb.


Here it is! The park name is "Central Bark"


Today's Shiba Inu meetup members.
I've never seen so many Shibas at one time.
Of course, I am the cutest one


All dogs are bigger than me. Some are good shape, and some are overweight.
At first, I was so scared to be surrounded by the adults that I was just trying to escape from this park...but...


I'm getting used to it because some of them are nice to me and play with me.


Please stop sniffing my


I attracted all the people there


Shoko cannot stop petting other Shibas.


Shoko starts to feed all Shibas to touch them.


After chasing around with other Shibas, I was so tired.
That was so much fun and I learned "adults rule" in this world.

Then...I was sleeping like dead on the way home


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アメリカの医療制度、どうにかしろ!!

2009-09-19 04:49:55 | アメリカ生活雑感
アメリカでは、どこか体の具合が悪くなるとまず主治医(プライマリー・ドクター)のアポをとらなければいけない。
このドクターが、同じ保険グループがカバーしている専門医を決めて紹介状を書くというしくみになっている。
これは、患者が勝手にとんちんかんな判断をして違う医療機関に行き、そのツケを保険会社が払わされるのを防ぐのが目的だ。
つまり、「患者のため」ではなく「保険会社が損をしないため」にすべての仕組みが出来上がっている。

ここが、アメリカの医療制度のポイントだ。

前にもいろいろ文句を書いたが、今回もまたこのややこしいしくみのせいでひどい目にあった。
2月に受けた甲状腺の組織検査(bioposy)から半年たった8月中ごろ、半年後のフォローアップ検査に行くべしと主治医のDr.Mから紹介状が届いた。
その前にまず、以前の状態から変化があるかどうかを見るために、再度超音波検査をすることに。
すぐにこの検査だけのために、隣町のレントゲン専門機関へ。
そして9月に入り、いよいよ2回目のbiopsyのアポイントをとる。
そしてまたもや、「検査の3日前までに最新の超音波検査のデータを持ってきてください」といわれる。
これは前回もそうだったので、仕方なく隣町からまたその隣町まで車を延々運転してデータを届ける。

さて、いよいよアポイントの日。
受付を済ませていったん個室に入り、ベッドに横になったところで、ナースが「以前もやったんですよね?今日はどの部分に?」などととんちんかんなことを言い出すではないか。
「あの~、最新のデータは3日前に届けてありますので、詳しくは先生に聞いてくださいな」

ドクターに確かめるからと、また待合室で待たされること15分。
ドクターに呼ばれて中に入ると、今回担当してくれるこのドクターもどうしていいのかわからない、というではないか!?
つまりこうだ。

通常は主治医→専門医に詳しい内容の紹介状が届く。
たとえば、「右側の(甲状腺の)中ごろの組織を抽出して要観察」といった内容。
しかし、今回は「甲状腺の組織検査」と、これだけ。
これではどうしていいのかわからないというのだ。
しかも私は2月にすでにやっていて、異常なしと診断を受けている。前回と前々回のデータを見比べても、大きな変化は見られない。そこへきてまたしても組織検査までやる必要があるのかどうかはなはだ疑問だと。
まったくごもっともだ。私とてできればやりたくない。

で、専門医Dr.Sは主治医Dr.Mに連絡を入れて詳しく聞いてくれた。
しかしDr.Mは今日は非番で、詳しいことは病院でカルテをみないとわからないというのだ。
つまり、今日は何もできないという結論。
Pちゃんを休ませてまでアポをとったのに、この時間の無駄をどうしてくれるというんだよ!

そしてもうひとつの問題は、この紹介状を誰が書いたか。
この日初めて知ったのだが、Dr.Mが書いていたのではなく、私の超音波検査をしてくれた医療機関の責任者がDr.Mの名前で「組織検査へ進む」という内容の紹介状を書いて送っていたのだった。

「主治医が書いてないとなると、いったい誰が最終決定権を持っているんですか」

主治医の名前で誰かが勝手に紹介状を送ってきても、患者はわからない。それでほいほいでかけて検査ができないとなると、どうすればいいのか。主治医が紹介状を書いていないなら、誰が本当の責任者なのだ!?これはこの先も起こりうる由々しき問題である。と、問い詰めた。

「まったくおっしゃるとおりです。」

もちろんDr.Sに非はなく、彼もこの複雑な(主治医、レントゲン技師、専門医が入り乱れるしくみ)に翻弄されてしまったひとりである。
はじめからひとつの医療機関がすべてを取り仕切っていればこんな混乱は起こらず、私もわざわざデータのためだけに1持間以上かけて運転しなくてもすんだはず。そもそも、患者にデータを運ばせること自体、間違っているし、CDデータを手渡しというの時代錯誤もはなはだしい。
(しかし、もしメールでやりとりされたらデータの取り違えがおこって大混乱になるのは必至。アメリカはインフラは進んでいても、それを使いこなす人的能力が希薄な国なのだ。)


それもこれもすべて、「保険会社が儲かる(損をしない)」ため。
絶対におかしいじゃないか。

オバマ大統領は今、他の先進国と同じような国民皆保険制度を導入し、“国民のための”医療保険制度の見直しを進めようとしている。
なのに、あほアメリカ人の半数近くは「社会主義だ」とか「国が医療保険に口をはさむな」とかわけわからんことをほざいて反対している。
それもこれも、ロビイスト(保険会社のまわしもの)から多額の献金を受けている議員たちや、オバマがやることすべてが憎い人種差別丸出しのの共和党議員の陰謀によるものだ。

そんなとんでもない“とんま”を相手に、オバマ大統領は根気良く(良すぎ)説得交渉を続けている。
小泉政権が郵政民営化を力づくでやったように、オバマ政権もねじ伏せればいいのに、といらいらするときもある。
しかし、力で制すると遺恨を残すことを彼は誰よりも良くわかっているのだろう。
この医療制度改革を成し遂げることができれば、オバマ氏は間違いなくノーベル平和賞ものだろう。


アメリカ人よ、もっと勉強しろ。
世界に目を向けろ。
オバマが誰のために戦っているのか、わかろうとしろ!
Otherwise, you ask for it!(じゃなきゃ、自業自得だ)


(これまでの文句たらたら)
たらいまわしの刑。~その1
たらいまわしの刑。~その2

検査のための検査
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動物の成長ということ。

2009-09-18 03:42:31 | アメリカ生活雑感
一日中GOROという生き物とほぼ生活をともにしていると、彼の成長ぶりに驚かされる。
ここに来たときは、まだ生後8週間。
よちよちの赤ちゃんで、ちょっとした物音にもびっくりしていたけれど、今ではこの家の生活音にもすっかり慣れた。
コーヒーメーカーの爆音や掃除機やタイマーの音にはすでにびくともせず、安心して寝ている。
精神的にも肉体的にも、日々強靭になっているのがわかる。

つい2週間ほど前にこんなことがあった。
まだ他の犬にひどく怯えていたGOROは、お向かいのでかい犬に挨拶代わりに顔をべろりと舐められた。
彼はショックのあまり、一目散に玄関から家の中に駆け込んだのだ。
今までGOROを外に出すときには必ず抱っこして出入りていた(床が汚れるから)ので、このとき初めて彼が自主的に家の中に入るのを目の当たりにしてちょっと感動した。
彼は、どこが我が家でどこにその出入り口があるかをちゃんと認識していたのだ。
だから、こういうまさかのときにそれが行動となってでたのである。

それから2日くらいあとのこと。
裏庭でリーシュをせずに遊ばせていたとき、近所の子どもたちがGOROを見つけてかけよってきた。
子どもが大の苦手(甲高い声で走り寄ってきて体を触るからだろう)のGOROは逃げようとしたが、挟み撃ちにあって絶体絶命のピンチ。
そのとき、思いもかけない速さで二人の間をすり抜け、一目散にウッドデッキから続くガラス戸から家の中に駆け込んでいった。
裏出口は、私が時々彼をトイレに出す第2の出入り口。彼はこの第2の出口もまさかのために知っていたということになる。
動物の本能とはいえ、わずか3週間で身の安全を守る術を知っていることに感動すら覚えた。


ちょっと前、大学で「Early Child hodd Education(幼児教育学)」クラスをとっていたとき、人間の子どもは3歳までに基礎となる人格形成ができあがると学んだ。
GOROは人間で言うとまさに3歳くらい。
そういえば、それなりの人格が出来上がってきているような気がする。
また、親(や信頼する人)とのbond(きずな)が深いほど、冒険心の旺盛な子どもになるという。
いつも安心して帰れる場所を意識しているからこそ、遠くに飛び出す勇気を持てるのだ。
鉄砲玉のように見えて、実は我が家をちゃんと帰る場所として認識しているGOROを見るにつけ、動物はみな同じなのだといまさらながら授業で学んだ興味深いあれこれを思い出している。


母胎内にいる時間もわずか60日。産まれて3ヶ月で立派なサバイバル本能を発揮しているGORO。
ひるがえって、9ヶ月も母胎ですごし3歳でまだ何もできない人間は、自然界ではきわめて甘やかされた存在なのかもしれないと思う。



Boys, be ambitious!


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GORO's Diary ---Vol.7--- Vaccine Shot (ワクチン注射)

2009-09-17 06:02:15 | GORO
Pedro and Shoko brought me to the animal hospital to get vaccine shots.
I did my first shot when I was a 7weeks baby. It was a litte bit painful, but actually I don't remember well...

"Warrenville Grove Animal Hospital" is a neat and pretty hospital which all animals in this city know.
I was nervous, of course. I remember this "smell."
This smell makes me feel sick.
But I pretended to be strong.


veterinarian, Nancy, is so kind to me, and I was too relaxed (or I gave up.)


Another doctor came in and drew my attention, then...


Ouuuuuuuuuuuuuuuuuuch!!!

Actually, this doesn't hurt much.
I didn't cry because I am a boy!


They trimmed my nails too. Wow, feel good!
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ご近所BBQ

2009-09-15 00:50:11 | アメリカ生活雑感
朝夕めっきり肌寒くなってきた。
ああ、短い夏も終わってしまうのね。というか、今年は夏がなかったんじゃないかというくらい冷夏だった。
夏の初めに買ったショートパンツも、ついに着る機会がないまま越年だ。


そんなこんなで行く夏を惜しみつつ一緒にBBQでもやりませんかと、先週お向かいのキャロリン&ケヴィン夫妻からご招待状が届いた。
ふたりは同じ招待状をご近所にも配っていた。
「ホットドッグとチキンBBQは用意します。何かサイドディッシュを持って集まりましょう」

近所同士とはいえ、誰が住んでいるのかいまだに知らない家が結構多い。
ここに住んで間もなく2年になるが、なんとなく調べる手立てもなくそのままにして今に至ったというのが現状だ。
これを機にご近所さんをまとめて知ることができるというもの。


土曜日の午後5時。まだ日差しは強かったものの吹く風はどこか秋の気配を感じさせる絶好のBBQ日和。
ご近所からローンチェアーを持った人たちが続々と集まってくるのが裏庭側の窓から見えた。
みんな私たちと思いは同じなのだろう、口々に"Nice to mee you."と挨拶をかわしている。



左がホストのケビン。かいがいしくBBQを焼き続けてくれた。
胸につけているのはネームタグ。
最近新しく引っ越してきた人たちもいるので、いちいち名前を聞かなくてもいいようにというふたりの配慮だった。感謝。

私は、庭でとれたトマトにモッツァレラチーズとバジルをのっけた前菜とサラダとビールを持参。
手作りのものを器に入れて持ってきたのは私とあとふたりくらいなもんで、
たいがいの人たちは近所のスーパーのデリから出来合いのサラダやパスタを買ってもってきていた。
しかも、価格がついたままの容器でどんとテーブルに置いていている。
こういうおおざっぱなところが、アメリカそのもの。
もう驚かなくなったけど・・・。


子どもたちもみんなにかまってもらえておおはしゃぎ。



軒続きにの住人同士、和やかな会話がはずむ。
最古参の人はこのコミュニティーに17年も住んでいるといって、いろいろ歴史を教えてくれた。
価格は今の12分の1だったとか!

ご近所さんはみんなとてもいい人たちばかりで、なんだか話が尽きず日が暮れてからも飲みながらまったりとおしゃべりを続けた。
こんな機会を設けてくれたふたりに心から感謝!

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GOROがきてからの生活。

2009-09-14 04:12:47 | アメリカ生活雑感
GOROが我が家にやってきてからちょうど3週間。

ずっと前から柴犬を飼いたいと思っていて、その念願がある日いきなりかなった喜びと同時に、これからどうなるんだろうという不安も半分。
生き物を飼うということは大きな責任を負うこと。かわいい、だけではすまされない。
ふたりとも犬を飼った経験はあるものの、子どもの頃の話。実質の責任は親がしょっていた。
しかし、これからはふたりがこの産まれて8ヶ月という小さな生き物の全責任を負わなければいけないわけだからなんというか、大変なプレッシャーである。
何を買い揃えればいいのか、何をどれくらいの頻度で食べさせればいいのか、寝床はどうすればいいのかすべてがゼロからのスタートだった。
とにかく最初のうちは腫れ物をさわるような日々だった。
幸いにもブリーダーさんがとてもいい人で、「柴犬の飼い方」というファイルと共に当面の仔犬用のフードを渡してくれたり、その後も何かとメールで相談にのってくれるので心強い。

犬は人間の3倍のスピードで成長していくから物覚えも恐ろしく早い。
最初のうちは戸惑っていたGOROも、毎日驚くほど生活環境に適応していき、自分の縄張りもしっかりと覚え、生活習慣も身に着けていった。
それと同時に私たちとの信頼関係も日々強まり、2週間を過ぎた頃からずいぶんと世話が楽になった。
仔犬の適応力というのは本当にすごいものだ。


GOROのおかげで、私たちの生活にもいろんな変化が現れた。
一番大きいのは、「起床時間が早まったこと」。
宵っ張りで朝も不規則だった私たちが、GOROの存在のおかげで目覚ましなくしてばっちり起きるようになったのだ。
GOROは朝起きるといちばんにおしっこにいくくせがついていて、私たちが起きて外に連れ出してくれるのをじっと待っている。そんな健気な彼をさしおいておちおち寝坊しているわけにはいかぬ。
何より、朝一番にうれしそうにとびついてくるGOROの顔見たさに、ふたりで競って起きるようになった。
7時前に起きるなんて考えられなかったけれど、一日のスタートが早まったので生活にいいリズムがでてきた。

ふたつめは、ご近所づきあいが一気に広まったこと。
まず、アメリカでは超珍しい柴犬のpuppy(仔犬)がやってきたことで、近所の子どもたちが飛んでくるようになった。
「なんて名前?」
「なんていう犬?」
「触ってもいい?」←アメリカでは必ずこう言って飼い主に許可を得てから触るよう教育されているようで、いつも感心する。
それに伴って、私もずいぶんと子どもたちの顔と名前を覚えた。


お隣のシーズーは最初にできた犬友。


今まで家の前を素通りしていた犬の散歩中の大人も声をかけてくるようになった。
まず犬の年齢、名前から始まって、自己紹介などで立ち話も弾む。
変な話だが、犬がきたことによってやっと住人と認められたようなかんじだ。
つくづくアメリカはペット社会だと実感。

私の一日も相当変わった。
まず、ずっとパソコンの前に座っているというパターンがなくなった。
GOROはたいがい部屋のケージ(部屋の一部を囲ってその中に住まわせている)で寝ているのだけれど、2~3時間に一度はむっくり起きて外に出してくれと泣き始める。
これはトイレにいきたいというサイン。
これを合図にすぐさま外に連れ出してやると、芝生のうえで気持ちよさそうに用を足し、ついでに外をしばらくのびのびと走り回るというのがパターン。
そのため、私がもし外出するような場合は必ずその前にトイレをすまさせて、少し遊んでやってから出かけなければならない。
最初の1週間は何かあっては大変と外出を控えていたが、2週間目からは2時間くらいは大丈夫と知ってこちらもずいぶん楽になった。
GOROのほうも、たとえひとり(?)にされても必ず3時間以内には誰かが帰ってきて外に出してくれると信頼しているのか、ちゃんと我慢してまっているようす。
やっぱり、柴犬は賢いなぁ。
(ちなみに我慢しなくてもいいようにトイレはちゃんと用意してあるのだけれど、めったにここではしない。そう、柴犬はクリーンなのである!)

★ ★

反対に、ちょっと面倒くさいこと。
それは必ず、「GOROってどういう意味?」と聞かれること。

「Goro is one of the typical Japanese male names.(日本の男の子のよくある名前のひとつ)」で、あえて言えば「5th son(5番目の息子)」ってところ。

と毎回のように答えるのがもううざくなってきた。
しかも、アメリカ人には「GORO」という音は相当難しいらしい。
どうしてこんな簡単な発音ができないんだろうと、笑っちゃうくらい。
普段は変な英語をしゃべる外国人を笑っているやつらが、GOROごときであくせくしているのを見るのは結構面白いものだ。


実ははじめは英語の名前もいくつか候補にあがっていた。
かっこいいミュージシャンみたいなのはどうか、とHervey(ハービー)とかBono(ボノ)とか。
Pちゃんが昔勝っていた犬の名前、チコというのも第一候補だった。
でも、いざ犬の顔をみたらそんなちゃらけた名前は一気に吹っ飛び、「五郎」に即決してしまったのだった。


柴犬の誇りにかけて、「五郎」。



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最新記事

2009-09-13 13:48:14 | アメリカ生活雑感
これも少々古いネタになってしまいましたが、先月書いた記事をご紹介。

SHOKOのシカゴ的生活 ~Vol.7~
アメリカで広がる、究極の地産地消運動
“100マイルダイエット”。
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主婦のランチ会

2009-09-13 03:12:35 | アメリカ生活雑感
ずいぶん前の話になってしまったけれど、今月の初めに“West Suburbに住む日本人主婦のランチ会”にちょっくら参加してきた。
といっても堅苦しい集まりでもなんでもなく、このあたりには数少ない日本人同士、お友達がお友達をさそって輪を広げつつ一緒にランチで息抜き(?)しましょうよ、という不定期の会。
アーリントンハイツあたりに住む日本人主婦の場合ほぼ100%が“駐在妻”だけれど、このあたりに住んでいる日本人妻は、ご主人がアメリカ人で子どもたちももちろん現地校に通っている、ほぼ“アメリカ人”という方が多いのが特徴。



今回の場所は、“Meson Sabika”という、隣町のNapervilleにある老舗のスペイン料理レストラン。
巨大な敷地に建つ白亜の建物。
以前から存在は気になっていたものの、どうも私には敷居が高くてなかなか足を踏み入れる機会がなかったのだが、今日はランチだし大勢でタパス(小皿料理)を頼むといろんなものを食べられるしとても楽しみにしていた。



今日の参加者は7人。11時半から子どもたちのお迎えの時間(2時ごろ)まで。
なんといってもここはいろ~んな情報の宝庫だ。


 
特においしかったもの2品。シーフードパエリアとデザート!


こういう外食は今まで知らなかったスポットを知る上でもとても有意義。
次回も楽しみにしています



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