Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

テレビという集団殺傷兵器

2014-01-28 14:06:28 | アメリカ生活雑感
日本のテレビ番組についていろいろと書いているそばから、ほらやっぱりね、といわんばかりのタイムリーなニュースが立て続けに聞こえてきた。

日本テレビのドラマ『明日ママがいない』をめぐって、第一話放映直後から「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本の慈恵病院や全国児童養護施設協議会が「養護施設の子供や職員への誤解や偏見を与えかねない」として、放送の中止や内容改善を求めた、というもの。

このニュースを聞いたとき、まず「また日本人の集団いじめが始まったな」と思った。
番組を見ていないので内容に関するコメントはできないが、誰かが「偏見だ、差別だ」と言い始めると、面白いように世の中みんな知ったような顔をしてそっちに味方するのが日本社会の常。
閉鎖的極まりない。
だいたいいちいちそんなクレームを出していたらフィクションのドラマなんて作れないんじゃないのか?
過去にももっとすさまじい内容のドラマがいくらでもあったが、ここまでの大騒ぎにはならずスルーされていた。つまり、直接何かを連想させないものはOKで、リアルなものはNOなのか?
さっぱり理解できない。


そして第2弾は、この番組のスポンサーである8社、(花王、日清食品、スバル、エバラ食品、小林製薬、三菱地所、ENEOS、キューピー)がすべてCMを見合わせたというニュース。
まず、第2話ではスポンサークレジットの表示がなくなったほか、エバラ、ENEOS、キューピーの3社がCMを中止。
CM続行を明言していた三菱地所、花王、小林製薬の3社も、最終的にはこの流れに屈した。
「みんながおりたから、うちも降りなきゃ何言われるかわからない」というこの貧相な決断。
最後の1社になるまでCMを継続して、番組を最後まで見届けてやろうという肝が座った会社は日本にはいないのか?

話は違うが、時同じくして「ANA」の新しいCMに批判が殺到して、ANAはこのコマーシャル放映をやめてしまった。
そのCMを見てみたが、まったく意味が解らなかった。
笑えばいいのか、どうすればいいのか反応さえ返せないのだ。いったい何が言いたいのだ?(笑)
「日本人のイメージを変えようぜ」といって、いきなり金髪につけ鼻?浅い、あまりにも考えが浅すぎるぜ。
この間の番組収録の時にも感じたが、「アメリカ人=金髪&青い目」という凝り固まったイメージを、テレビ局はいまだに視聴者に押し付けようとしているということをタイムリーに証明してくれた。
実に興味深い偶然だった。
人種差別とか偏見とかいう以前に、こんな面白くもなんともない、意味のないコマーシャルをよくもまあ、大の大人たちが大金をはたいて作って堂々と放送したものだということにあきれた。
一人として反対する人はいなかったのだろうか??
集団催眠にでもかけられていたのかもしれない。
CMを作ってもらうほうも、作るほうも、所詮こんな国際感覚のかけらもない頭脳なのだ。がっくし。


とまぁ、ここまでは“極小コホネス”のスポンサー側の話。
しかし、大きな問題は「視聴率をたたき上げる為なら、多少人を傷つけようが確信犯で何でもやる」テレビ局そのものだと私は思う。
こうなることはうすうす承知しながらも、十分な議論もせず見切り発車したその態度に腹が立つ。
テレビの仕事をした直後だけに、余計に手に取るようにわかる。丁寧に裏付けをしたり最小限の配慮をしたりする繊細さなど、彼らにはひとかけらもないからだ。
そんなことを考えていらだっていたら、面白記事を見つけた。

窪田順生の時事日想:
赤ちゃんポストに預けられた子供が「ポスト」と名乗るドラマの何が問題なのか?

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1401/21/news026.html

ここでなるほどと思ったのは、「子ども社会の伝播力を甘くみてはいけない」というくだり。
いくら「夜10時以降の放映で低学年の子供たちが見ない時間だ」と弁解しても、それはあくまで大人の理屈。
同い年の子どもが主役で出ている、なにやらいわくあり気なドラマを、子供が黙って見逃すわけはない。
子供は大人が考えているほどアホではないのだ。
そうして見てしまった子供から尾ひれがついて番組が語られ、施設に対する偏見や施設から通っている子供たちへの差別につながることを体験者は最も恐れている、という内容に深く共感した。


「日本のテレビ局は、どんなあざとい手を使っても視聴率をたたき出す「営利企業」と、「社会の公器」という相容れない2つの仮面を使い分け、どうにかここまでやってきた。
 いい加減、善人ぶるのがバカらしくなってきたということかもしれない。」(前述「窪田順生の時事日想」より)


「視聴率=金」だけしか価値観を見いだせず、もはや人間としての最小限の配慮もできないアホなマシン集団が作る番組を、見る側はこれからどうやって賢く取捨選択しくべきなのか。

善人ぶるのをやめた社会の公器、“社会の集団殺傷兵器”との闘いが、始まった。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のTV番組について考える ~撮影裏話その3・視聴者をなめるな

2014-01-19 01:30:39 | アメリカ生活雑感
この仕事を受けてからの丸1か月あまりを振り返って、実にいろんなことを学ばせてもらった。


ひとつ目は、ウワサ通り日本のテレビ局の下請け制作会社というのは非常に高飛車であるということだ。
S氏が最初に「(仕事を依頼しようとしていた)コーディネーターと連絡が取れない」と言っていた意味がようやくわかった。
多分、前回で懲りてこの仕事をやりたくなかったのだろう。

Feeも仕事内容の割にまったく合わないし、それ以上に受けた精神的苦痛のほうが大きい。
まず、苦労がまるで報われない。
ふつうこれほどの重労働をともに味わった仲間であれば心地よい達成感を共有できるものなのだが、今回は悲しいかなそういう気持ちがまるで湧いてこなかった。
うまくいけば自分たちをほめ、トラブルと人のせいにし、一生懸命駆けずり回って手配した私に最後までねぎらいの言葉をかけられることもなかった。
そんな人間相手に「この人のために多少のことくらいお金とは関係なくやってあげたい」という気持ちになることのほうが難しいというものだ。
人を動かすのは人なのだ。


多少のことは辛抱できるが、一番ひどいと思ったのがお金の精算に関するトラブルと責任転嫁だった。
最終日、すべての撮影が終わったあとS氏が「ドライバーさんに支払う料金を現金で支払いますからこの場で領収書を切ってもらってください」と言いだした。
ドライバーさんは観光局との雇用関係にあり、その日当やガソリン代は観光局が管理していたので「現金精算はここではできない。あとからに請求書処理してほしい」」とお願いしても、いやそれは困る、ここで現金で払う、のいってんばり。
挙句の果てに、「どうしてこんな簡単なことができないんですか?だから最初から言ってるじゃないですか?」とみんなの乗っている車の中で私を罵倒し始めた。
ドライバーさんへの謝礼は、支払う会社が別(ディレクターの会社)だからなおさら、自分は最初からちゃんと伝えている、非がないということをディレクターの手前わざと聞かせたかったのだろう。
これには目が点。言葉を失った。そんなこと、今この場で初めて聞いたからだ。


そもそもこの仕事で最も驚いたのが、ある日S氏がよこしたメールだった。
「このシカゴロケは全費用が観光局様ご負担という条件で成立したもですが、そのお申し出が一旦取り下げとなり、既に予算オーバーです」
要するに、「全部費用を負担するって言ったから撮影してやることになったのに、それを覆しやがって。こちとら大赤字でやってらんねぇよ」という趣旨のメールを、しかも観光局の人たちにもCCでメールしてきた、その失礼極まりない態度にあきれ返った。
もちろん観光局もこれには激怒。

それでもって、最後にはS氏の怒りの矛先は私に向けられ、「これはあなたが立ち入る問題ではありません」ときた。
へいへい、わかりました。それでは私は金輪際お金に関してのやりとりには関与しないことといたします、というやりとりが撮影直前にあった、それにもかかわらず、だ。
この「現金精算しろって言ったじゃないか?」は矛盾している。立ち入るなといっておきながら、やれと言ったじゃないかとは都合がよすぎるやろ。
さらに、私に対する“コーディネーター費”も現金払いだというのだ。これも初耳。
真夜中過ぎのシカゴで現金の札束をコンビニで渡され、ひとりで帰る道すがらはいつ襲われるかもしれないと生きた心地がしなった。

これだけハードなスケジュールが続くと疲労で思考回路もおかしくなるのはわかるが、そもそも彼女の妄想というか「虚言癖」には振り回されっぱなしだった。
書面で送っていることなのに「聞いていません」と声を荒げたり、大切なことをディレクターに伝えてなかったり、勝手にこんなイメージの撮影だ、と思い込んでいたり。
そしてふとわが身を振り返った。あのとき、仕事をやめてよかったと・・・。
仕事に追われ、周りの人を信じない余裕のない彼女の目を見ていたら、自分も今頃こうなっていたかもしれない。・・いや、絶対なってないな(爆)

そして最後の最後にS氏が言った言葉は、お疲れさまでもなくありがとうでもなく、
「最終日がこれだけハードだったのは初めてです。いつもなら最初の3日間でほぼ終わってるんですけどね」という嫌味。
自分たちがシカゴ入りの便を遅くして初日の半日をロスしたことや、撮る予定でもなかったところをだらだら撮って(結局使わなかった)たからじゃん。要領悪いのも人のせいか?


学んだことのふたつめは、金輪際もうテレビ番組、特に「バラエティー」には絶対にかかわらないほうがいい、ということだ。もちろんお互いのために。
この手の番組のノリには自分自身もうついていけなくなっていることに気付かされた。なんってったって、この手のノリについていくにはトウがたちすぎている。
ここしばらくすっかり日本のバラエティ番組を見る機会もなくなって久しいせいか、番組のVTRを見せられてもすでにわくわうしないのだ。

いや、そのまえに今回はこの番組自体のポイントがわからなかった。誰に何を伝えたかったのか?
ターゲットの視聴者は主に20代~40代の女性とのことらしいが、それにしては内容が幼稚すぎないか?
「女の子はこれを知りたいはず」的な思い込みで、もう何十年も同じようなものを作り続けているのが日本のテレビの現場じゃないのか?
そもそも、日本のテレビ番組は視聴者を見くびっていやしないか?
いつまでも女性を「女の子」と呼び、オリンピック選手に対しても“○○ちゃん”とアイドル扱い。10代の選手でも「○○選手」と呼んでアスリートとしてリスペクトするアメリカとは大きく異なっている。


実際、番組を見た日本の友人から
「近頃の女性は好奇心旺盛で常にアンテナを張り巡らせているし、積極的に自ら行動を起こせるアクティブな人たちが多い。そういう(好奇心をかきたてられるような)ネタをあえて封印して(テレビ局は)おとなしく無難な面だけを見せようとしているんじゃないの?」とか
「白人的な健康的なシカゴでしたねえ。(笑)」
といった鋭い意見も寄せられた。まさにおっしゃるとおり。
視聴者は知っているのだ、何かがおかしいということを。テレビが見せようとしているのはきれいなうわべだけの世界であるということを。
そしてこれが私の中にあったもやもやでもあり、あちらさんとの決定的な食い違いになっていたともいえる。

しかしこれは、局や番組のプロデューサーの“インテリジェンス”の問題だと思うのだ。
頭の禿げたおっさんが、「女の子に受けるにはグルメとファッションなんだよ!」などという半世紀ぐらい前の感覚で決めているんだろう。
そのうえ、そういう業界の人たちは業界の中で忙殺されて生きていて、まるで世界を知らない。
想像だけで「アメリカといえばかわいい金髪の女の子がガイドになって、グルメやファッションや豪邸を案内するもの」と決めているのだから、それ以外の世界(むしろそれ以外こそ本当の世界)を見せようとすることに否定的なのだ。
こういう思い込みによるやらせは、業界の人たちよりも今や世界をよく知っている視聴者にもうばればれなのだということに、早く気づいてもらいたい。




まぁ、ひどい仕事だったが自分の名前(や「US新聞」の名前も)もクレジットに出ればまぁいいか、と思っていたら
「現地コーディネーターのクレジットは入りません」と収録が全部終わってから終わってからバッサリ。
おいおい、自分たちの名前はしっかりのっけておいて、現地でかけずり回った人たちの存在は抹殺してしまうのか?そもそも「クレジットは入りません」というような大切な条件ははじめに伝えておくべきだろう。
これって・・・詐欺?(笑)まさに、人の足元を見る仕事だ。
他の国のコーディネーターの人たちはどう思っているのだろう?ここで文句を言ったら、日本のTVから二度と仕事がこなくなるから黙っておこう、と口を閉ざしているのだろうか?
黙ってられずにS氏に聞いてみた。クレジットはいつも入らないのですか?それとも私の場合だけ入らないのですか?どちらににしても由々しき問題なので、今後のために同業者とも情報を共有したい、と。
そしたらこんな返事が来た。

「○○さんは、このお仕事は不向きだと思いますので、今後はお受けにならない方が良いかと思います。したがって同業の方にもあまり間違った情報は話して欲しくないので、共有しないでください。」


全くおっしゃる通り。
自分の意見も意思もなく、言われたことだけにただはいはいと従うだけの“手配屋”には私は不向きですから。別の人にお願いしますうー。


それにしてもこの人物、最後まで屁のような(笑)


(完)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のTV番組について考える ~撮影裏話・その2

2014-01-16 00:56:20 | アメリカ生活雑感
かくして、意思の疎通がまったくとれないまま波乱含みで始まった番組ロケ。


11月30日、番組クルーがシカゴに到着。カメラマンのT氏、ディレクターのN氏、そしてS氏の3人。
その前の4日間リオで撮影をこなしたあとそのままシカゴに入るという殺人的なスケジュールに、もちろんのこと皆さん疲労困憊の様子だった。

さっそく観光局が手配をしてくれたミニバンに乗り込み、空港からほど近いあるレストランの取材へ直行。もともとそんなに時間をかける予定のカットではなかったのに(2時間もかけたのに結局ここは見事にカットされてしまった)時間をとりすぎ、ホテルにゆっくりチェックインする暇もなく、ホリデートレイン(サンタ列車)の撮影、冒頭のロールで使うスカイラインや街のシーンなどを続けざまに撮影。
何しろ冬のシカゴの日は短く午後4時過ぎには陽が傾いてしまうので、その前にすべて昼間のシーンを撮らなければならない。


 


めちゃくちゃ派手で楽しいサンタトレイン(Harlem Station)
毎年11月下旬からクリスマスイブまで、CTAの各ラインで一日に数本運転している。
詳しいスケジュールはCTAのサイトで。



この時期、シカゴ博物館のライオン像もクリスマス仕様におめかし
初日はちょっとガスがかかっていたものの、この時期にしては気温も高く撮影にはまぁまぁのコンディション。


夜はリンカーンパーク動物園のイルミネーションの撮影へ。
想像を絶する混雑と渋滞で、撮影が終了したのは午後9時近く。やっと、夕食にありついたのは10時頃だった・・・。
一日目を終えたところで、寝不足や時差ぼけでクルーはぐったり。私もぐったり。


まばゆいリンカーンパーク動物園のイルミネーション


そして私は今日からの宿である Hostelへ。
当初は自宅から毎日電車で1時間かけて通うつもりだったが、早朝から撮影が始まることや不測の事態に備えて撮影の間シカゴに3泊することにしたのだ。
とはいえホテルは高いので、1泊30ドルほどの10人の共同部屋(女性部屋)のある安ホステルにした。もちろん経費は自腹だ。(ダメモトで制作側にかけあって見たが、「馬鹿じゃないの?」という口調で断られた。)
このホテルがまた最悪で、いびきのひどいヤツや朝方帰ってきてがたがた音をたてるやつのせいで、初日はよく眠れなかった・・。



2日目。

朝から例の「シカゴの家族訪問」撮影。

 
ご主人、ウィリアムさんのご両親はグァテマラ出身、奥さんのジョアンヌさんはポーランド系という、
アメリカ一の多民族都市シカゴを象徴するような一家だ。


クリーさん一家は、この日の撮影のため屋外のクリスマスデコレーションをすっかり完了してくれていた。それがどんなに大変なことなのか、私は毎年自分の家で経験していいるのでよくわかる。
サンクスギビングホリデー明けの朝早くからの撮影にOKをしてくれただけでなく、家の中をどやどやと遠慮なしに歩き回るスタッフに嫌な顔一つ見せず撮影に協力してくれた一家に心から感謝。
「この撮影は子供たちの成長のいい思い出になるわ」と言いながら、ジョアンヌさんも喜んで参加してくれた。

制作側が期待していた「『ホームアローン』に出てくるような豪邸に住む、絵にかいたような(金髪の)アメリカ人家族」という、いわゆる日本人が勝手にイメージしている“アメリカ人像”からは遠かったかもしれない。が、これこそ実物大のシカゴの家庭なのだ。
「金髪青い目」にこだわるのは、欧米人が「ちょんまげ結って着物着ている日本人」を想像しているのと同じレベルだ。
見た目にこだわるのもいいが、今どきの視聴者のほとんどが海外旅行経験者であることを考えると、いい加減テレビも“視聴者受け”の考えを正したらどうかと思うのは私だけだろうか?


昼からはモデルのタリンさんと待ち合わせたミレニアムパークの屋外スケート場で、出会いのシーン。
日本語の大学教授をしている友人に頼んで彼の教え子を紹介してもらったのだが、実は彼女とは家がご近所同士。撮影に入る数日前に番組の趣旨説明を兼ねて顔合わせをしていて、彼女の人となりを知っていたので安心だった。
彼女はこの年ごろの典型的なアメリカ人の女の子とは対照的に、どこか控えめで穏やかで辛抱強い“和風な”性格。
日本語を勉強しており、3か月の研修旅行にも参加したこともある。スポーツ、音楽、ダンスとなんでもこなす多彩な美女。
彼女をモデルに採用したことで、このシカゴロケのクオリティが上がったことは間違いないと思う。
それに、疲労と押し気味のスケジュールでかなりピリピリしていた撮影現場が、彼女のおかげでほっこりとなごんだことは言うまでもない。

しかし・・・この日あたりから、スタッフの疲労とイライラは最高潮に達し始めていた。
誰のせいでもない事に対するS氏による八つ当たりや言葉の暴力がしばしば私に向けられた。とにかく陰湿。
陰でこそこそ悪口言ってる。ま、終わるまでのがまんがまん。相手にしない。

 タリンさん。身長は180センチ!


3日目

目の覚めるような快晴。しかも気温も10℃以上と、ジャケットを着ていても汗ばむほど。
この天候を利用して朝から街角のシーンや、美術館~ミレニアムパークの美しい風景を撮影。
ああ、これがこの天気で撮れてよかった!
午後からは、博物館、そしてショップを1軒、シカゴの夕景を撮ってこの日は早目に終了した。


番組では見事にカットになってしまった「シカゴの風物詩」をご紹介。


科学産業博物館の「世界のクリスマスツリー展」
ウォルト・ディズニーはシカゴ出身。毎年クリスマスツリーとミッキマウスのコラボレーションが話題を呼んでいる。
これぞシカゴのクリスマスシーンなのに、どうしてカットされたのか理解に苦しむ・・。



ブルーミングデール(ショッピングモール)に毎年現れる、有名なサンタさん。
彼はあちこちのパンフレットにも登場する超有名人。おひげは本物。



4日目(最終日)

この日は、朝からスケジュールがびっしりだ。
朝一番に合宿所(ホステル)をチェックアウト。10人共同部屋のすぐ外には地下鉄の高架があり、電車が通るたびにガタガタと音をたてる。まるで「ブルース・ブラザーズ」の映画に出てくるような部屋だった。



しかも2段ベッドで体が痛い・・。でもこのベッドともついにおサラバだ。
荷物をカウンター横のロッカーに入れ、いつものように迎えに来てくれたドライバーのリックさんと一緒にモデルのタリンさんをユニオン駅に迎えに行く。
最終日の撮影の開始だ。

しかし、しょっぱなから大波乱。1軒目のショップ『AKIRA』に到着するとなんとドアが閉まって誰もいない状態。
電話をしても責任者は捕まらず、そうこうしていると撮影隊がビルの警備員に止められて大変なことに。
やっと連絡が取れた責任者から、「店長がプライベートな理由でショップに来れなくなったの。ごめんなさい~」とメールが入る。
おい、ごめんなさいって何だよ!?
こっちは何日も前から許可をとってそのために来てるっていうのに。まったく考えられない。

先方の要望で開店前の9時に来たのにとんだ肩透かしを食らってしまい、仕方なく午後に予定していた次のShop『Nakamol』へとスケジュールを変更。
幸いにもこちらはいつでも準備万端という状態だったので、順調に撮影は進んで事なきを得たが・・・どうなることかと朝から冷や汗。


このあと、レストラン2か所をそれこそ分刻みで駆け回り、午後5時50分のホリデートレイン(サンタ列車)に間に合うようにアシュランド駅にすべりこむ。
この駅は、撮影に入る前にカメラマンの友人たちに「ホリデートレインを撮影するならどの駅が一番美しいか」をヒアリングし、氷点下の中を凍えながら一人でロケハンして決めた場所だけに特に思い入れがある。
ここからは息をのむようなシカゴの夜景を遠景で見ることができるので、まるで銀河鉄道のような絵が撮影できる場所なのだ。


ロケハンの時に撮った写真。結局この景色は何の役にも立たなかったけど(笑)


このホームに、サンタ車輛を含む8両編成の電車が入ってくる予定なのだが、いったいどの部分にサンタが停車するのかはまったくわからなかった。
そのため、責任者の方の立会いのもと入念に入ってくる電車でテストし、ホームでカメラを固定して待ち構えた。
そして、いよいよサンタトレインがホームに滑り込んでくる。
徐々にスピードを落とす電車。そして計算通りに設置したカメラの目の前でサンタ車輛が停車してくれたときは、感動すると同時にほっとした。



全員でキラキラの電車に乗り込み、中を撮影。ルーズベルト駅で下車するまでの20分間、しばし私も夢のような時を過ごすことができた。
このサンタトレイン、地元の人にもあまり知られていないのが残念だ。ビル街を走るシチュエーションが本当のサンタみたいで素晴らしく大人も子供も思わず笑顔になる。
サンタさんはこの寒空の中大変だけれど、夢を見させてくれてありがとう!

メインイベントを撮り終え、ほっとしたあとは最後の仕上げに「Christkindle Market(クリストキンドル・マーケット)」へ。シカゴの冬の名物、ドイツのクリスマス市だ。
ここでオーナメントの屋台やホットワインの売り場、街角でサンタ帽をかぶってサックスを吹いている黒人のおじちゃんなどを撮影して、午後7時ごろ今回のすべての撮影が終了した。


ほっとして、全員疲れがどっとでた瞬間だった。
食事のあとはさっさとお役御免になって早く我が家に帰りたい、ただそれだけを心の中で願っていた。


しかしこの最後の最後にとんでもないいざこざに巻き込まれ、思わずぶち切れそうになった・・・。



(つづく)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のTV番組について考える ~撮影裏話・その1

2014-01-14 20:37:48 | アメリカ生活雑感
昨年末、先月日本で放映された某番組の“冬のシカゴ特集”のDVDが届いた。
私はこのロケで「現地コーディネーター」という仕事をたのまれて4日間の撮影に立ち会ったのだが、
今でも思い出したくないくらい後味の悪い嫌な仕事だった。
媒体こそ違え「制作」にかかわる仕事をかれこれ20年近くやっている私だが、これほど達成感を味わえない、味わわせてもらえない仕事というのも珍しかった。

何でだろう?

私は長い間、人様に仕事を頼む側の仕事(ディレクター)をやってきたのだが、今回人様から頼まれる側に回ってみてつくづく感じたことは、「お金を払ってやってるんだから何でも言うことを聞いて当然」という態度を取られることの精神的暴力だ。
自分たちが考えるからお前は黙って頼まれたことだけをやってろ、的な。これが徹頭徹尾、今回の局(制作会社)側のスタンスだった。
放送業界ではこういう“精神的労働搾取”がまかり通っているのだろうが、それが普通でも正しくもないということを自分たちは気づいていないのだと思う。昔のまんまなのだ。
ある種、一番最先端をいっているようで知性的には最も遅れている業界。
周りのいろんな人からうわさには聞いていたけれど、今回この仕事を受けるにあたって身をもってそれを体感した。

まあ、十把一絡げにしてはちゃんとした会社の方に申し訳ないので正確に言おう。特にひどかったのは今回番組を担当していた“ロケマネージャー”S氏だった。



S氏から最初にコンタクトがあったとき、すでにその予感はしていた。
当然メールでの依頼だったのだが「依頼しようとしていたコーディネーターとコンタクトがとれなくて困っている。時間がないのでお願いしたい」という内容だった。
人に依頼をする最初の一言はとても大事である。(特に顔の見えないメールでは)
そこに「仕方ないから」という含みをもった依頼をされた人の気持ちを考えられないのだろうか?そう思うとそこで一気にやる気をそがれてしまったのは言うまでもない。
それでもまぁ、世の中にはこういう(正直な)人もいるし、信頼する方からの紹介だったこともあり、気を取り直してこの仕事を受けることにした。


受けるときまってまず送られてきたのが、「コーディネート内容」というA42枚分の簡単な文書だった。

・事前情報リサーチ、
・撮影許可手配、アポ
・取材スケジュール設定
・当日コーディネーター兼通訳
・車輛等手配
・ロケ後の確認作業・・・
・現地案内役の女性のセッティング
・情報ネタ収集
・取材家庭のセッティング
・クイズネタ

など、やるべきことが大した具体的な説明もなく列挙されていた。
これ1枚で世界の各地でいわゆるこの重要な仕事をお願いしているのか、と少し驚いた。拡大にも縮小にも、都合で解釈できる内容だ。(これがあとでとんでもない災いの元になることを、この時は知る由もなかった。)
いかにも日本人を相手にした日本の業界からの依頼らしい。


しかし、ここには書かれていないが今回最も気を遣わなければならなかったのは、“シカゴの観光局とのタイアップ”だった。
今回の番組ではさまざまなシカゴのシーンを見せるということもあり、観光局の全面協力が必須だ。だからといって、観光局の言いなりになっては番組の“色”が薄れてしまう。その間に立ってコミュニケーションを図りながら内容の詳細を決めていくのが私の役割だった(というか、そういう認識だった)。
そのため、メールではなく観光局に何度も実際に足を運んでミーティングを重ねつつ、その内容を制作側に送ってその決定を待つ、という地道な作業が続いた。
観光局からしてみれば、この番組はシカゴをアピールできるまたとないチャンスなわけで、あれもこれもとお勧めの名所をリストアップしてくるのだが、たった16分のVTRの中にすべてを収めることは当然不可能だし、制作側の意図にそぐわないものは先方の機嫌を損ねないように気を配りつつもバッサリ却下していかなければならない。
そのせめぎ合いもなかなか難しいところがあった。


しかし、それよりも一番やっかいだったのは、現地のことを何も知らない人たち(制作側)が雑誌やネットで調べたネタをもとに“○○がシカゴ流”という謳い文句で自分たちの撮りたいイメージを作り上げてしまっていたことだ。
その「タタキ台」が送られてきたのは、11月5日。取材まで1か月を切り、観光局も大型連休明けの撮影許可を早く取りつけなければと焦り始めていた頃だった。

案の定、というかそのタタキ台はあまり魅力的な内容とは言い難かった。
しかも「現地からみた意見・アイデアお願いします」と言うわりには、こちらが「それはシカゴのオリジナルじゃないですよ」「そんな流行はないですよ」「ほかにこんないいものがありますよ」と提案しても、聞く耳を持たないのだ。
観光局(担当者)が持つ豊富な情報ルートを参考にしつつ資料を数回出したものの、どうやら「観光局に仕切られる」ことを極度に恐れているようだった。

仕事をうまく進めるコツは、「餅は餅屋」に任せること。そして相手を信じることだ。
なのに、最初からS氏はこちらに疑心暗鬼になっているのが目に見えた。
そればかりか、自分の意図が通らないことにだんだんイラついてきたのか、あるときは「○○さんも(私たちと同じ)制作側の人間なんですから(観光局側寄りになるな)」と言ってよこし、かと思えば次のメールでは「それ(コンテンツ)は制作側の決めることですから(○○さんの口出すことではありません)」と突き放す。
場面によって私を制作側に入れたり排除したりする、ご都合の良さなのだ。
さらに、「観光局には撮影許可をとることでのみ協力してもらいたいがその他は黙っていてほしい」という含みのあるメールも届くほど。


(ん?でも何かおかしいぞ。S氏は本当に私の送った資料やメールを正しくちゃんとディレクターに伝えているんだろうか?)

S氏の役割って何なんだろう?そもそも“ロケマネージャー”って何よ?
番組プロデューサー、ディレクターの下の人。現地の意見を踏まえながらきちんとネタ集めをし、番組会議にかけてうかがいを立てる人?
だとすると、その役割はちっとも正しく果たされていないじゃないの。仕事ができない人によくありがちだが、自分で勝手に情報をせき止めて責任のがれの防護柵をはってだけなんじゃないの?
もしも今回、S氏抜きで初めから直接ディレクターとやり取りし、こちらの意図を直接伝えられていれば、どんなに進行がスムーズにいったことだろうとさえ思う。


そんな無為なやり取りのなかで、やっと最終プラン(といってもまだまだ未確認部分を含む)が出来上がったのは、番組ロケ数日前、彼らがすでにその前のロケ地であるブラジルのリオに旅だったあとだった。




ただでさえキリキリしているときにさらに思いがけないハプニングが襲う。
ご自宅の取材を予定していたシカゴの家族が、10日前になって突然撮影のNGを言ってきたのだ。
昨年のクリスマス前にご主人の母親が亡くなっていることから、今年のクリスマスは派手なことはせずに静かに過ごしたいというご主人の意向だという。

(そんなこと、急に今になって言うなよ~。)

しかし、これがアメリカなのだ。人様の都合よりも自分の都合が優先の国だ。こうなりゃ気持ちを切り替えてほかの家族を探すしかない。
とはいっても、シカゴロケは11月30日からの4日間。アメリカは11月27日のサンクスギビングから大型連休に入り、家を離れる家庭が多いため、この連休明けの時期に自宅で撮影をさせてくれるご家族を見つけるのはまさに至難の業だ。
時間との闘い。とはいえ、「小さなお子さんが2~3人いてクリスマスツリーを飾ってくれる一戸建のご家庭」という最低条件だけははずすことができない。
知り合いに急きょ頼み込み、彼女のつてで協力してくれそうなご家族を紹介してもらい、なんとかそのご家族から快諾をいただくことができた。
3人のお子さんを持つ典型的なシカゴの一般家庭で、お父さんは日本語クラスもあるという小学校の校長先生。この夏ご夫婦で日本にも研修旅行に訪れたという親日家。もってこいのご家族だった。



(つづく)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凍りついたシカゴ。-Chi-Beria-

2014-01-09 18:00:45 | アメリカ生活雑感
凍りついたシカゴの風景をお見せします。


http://www.huffingtonpost.com/2014/01/07/frozen-chicago-photos_n_4556767.html?ref=topbar&utm_hp_ref=fb&src=sp&comm_ref=false#sb=1605743b=facebook

Frozen Chicago: What The Windy City Looks Like Under Ice, Thanks To The Polar Vortex (PHOTOS)

With temperatures in Chicago hobbling above zero for the first time in 37 hours Tuesday afternoon, it appears some relief is finally within sight for the Windy City.
But while "ChiBeria" will soon be a thing of the past, we'll still have some incredibly remarkable photos to show for the bitterly cold, icy, undeniably unpleasant series of days.
Thanks for the memories, polar vortex.




Weather Channel producer Shawn Reynolds tweeted this incredible photo taken by pilot Hank Cain of a tundra-like Chicago, from above.


And here's what all that ice and cold tomfoolery looks like up close. (AP Photo/Andrew A. Nelles)



(AP Photo/Andrew A. Nelles)



(Photo by Scott Olson/Getty Images)


(Photo by Scott Olson/Getty Images)



(Photo by Scott Olson/Getty Images)


(AP Photo/Nam Y. Huh)



(Photo by Scott Olson/Getty Images)



(Photo by Scott Olson/Getty Images)






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大寒波

2014-01-06 18:48:32 | アメリカ生活雑感
数日前から、アメリカ中西部~東部に大寒波がやってきた。
シカゴの最低気温は実に20年ぶりに記録を更新するそうだ。
どれほど寒いかというと・・・これを見れば一目瞭然。




ちなみに左が最高気温で右が最低気温。
そこにいわゆるWindchill(体感気温)というのがあって、それは実際の気温よりも10℃~15℃低くなる。

1月6日(月曜日)午後6時現在、気温は-24℃、体感気温は-37℃。
テレビや新聞の報道によると、「Dangerous wind chills. Limit outdoor exposure(危険な寒さ。なるべく外に出ないように)」とのこと。

出ませんっ。 (笑)



しかしここまで寒い、いや痛いといろいろと大変だ。
学校はのきなみ休みになって、そのせいで明日予定していた郊外日本人主婦連合による新年会も延期。
当然ペットにも危険が迫る。
特に小型犬は凍傷にかかるので要注意とテレビでも何度も呼びかけていた。
お隣の犬は4分でギブアップし、友人の犬は朝外に出したら「倒れた」そうだ。
で、GOROはというと、こちらの心配をよそに夕べは-18℃(体感-27℃)の中をウン○をさせようと散歩に連れ出したけれど雪に興奮しすぎて全然やる気配なし。
そのうちこっちが根負けして、20分で収穫なく家に戻ってきてしまった。

そして再び今日の朝、今度は-30℃まで冷え切った中をPちゃんが外に連れ出すと、ちょっと「おっ?」という顔をしたもののまったくひるむ気配なし。
無事にミッションを完了し、家に戻ってきたあとお湯でガンガンあっためてあげた。
さすが、北国ルーツの犬。寒さに強し。




今日の新聞 (友人の写真を引用)
シベリアをもじって、“Chi-ベリア”・・・座布団1枚!(笑)


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪・雪・雪・・・

2014-01-05 15:05:30 | アメリカ生活雑感
いやまぁ、とにかく今シーズンのシカゴは雪が多いのなんの。
10月に初雪が来たかと思ったら、11月にはもう異常な低温、そして大雪。
11月末から12月に初旬にかけて一時気持ち悪いくらいに暖かかったが(あのTV収録の4日間は奇跡的だった)
その翌週からもう、雪、そして雪・・・。3年ぶりのホワイトクリスマス、ホワイトお正月になった。

そして1月。
雪はまだまだ降り続けている。
そんなある日の、昼過ぎの光景。



いつもの散歩コース。あたり一面足跡のない雪原。



 
何かを見つけて雪の中に顔を突っ込む




雪の中を泳ぐGORO






家に入ることを拒否しているGORO
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014 お節

2014-01-05 13:46:16 | cooking
謹賀新年。


年末に新年気分をすでに味わったせいか、今年のお我が家の節はなんだか地味地味・・・。











二日目。
煮炊きに飽きて、焼き物追加投入。

鯛の塩焼き
タコのにんにく醤油揚げ
牛肉とポテトいため
焼きはまぐり・ガッテン流←まじうま

そして、お蕎麦。鯛のお頭がいい出汁だしてる。







Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年末あれこれ

2014-01-05 13:44:54 | アメリカ生活雑感
12月29日


昨年暮れに電撃再婚したお友達のお宅で少数のお友達と忘年会。
日本人同士の集いはたいてい私ひとりで参加するのだけれど、Pちゃんもおいしそうな日本料理に惹かれて行きたそうにしていたのでこの日は二人でお呼ばれすることに。
しめしめ、これで飲めるぞ。



ジョークで蝶ネクタイ



みんなに褒めってもらって、調子に乗るPちゃん



一足早い豪華おせち料理。なんと旦那様がほとんど作ったそうな・・。


そのほかにも握り寿司や・・・


セロリときゅうりと裂きイカの和え物。めちゃうま。


どんどんと空いていくワイン・・

飲んで、食べて、しゃべって、笑って。結局、宴は1時過ぎまで続いたのでした。
ありがとう&ごちそうさま、Yちゃん。ずっとずっとお幸せにね!




12月31日(大みそか)

2年前にシンシナティーに引っ越していった、仲良しだったお隣さん、アダム一家が帰省ついでに遊びに来てくれた。
引っ越した後も,こうやって毎年時間を見つけては訪ねてくれるのはとってもうれしい。
赤ちゃんだったロージーもまた大きくなった。今度来るときはもう一人増えている予定。


去年の年末の写真。GOROはなぜかロージーが大好き。


ヘンリー坊は6歳。私を見ると相変わらずプロレスごっこやりたがる。
さぁ、来年もやってくれるかな?



ありがとう、また来てね!


普通の顔バージョン


変な顔バージョン
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする