Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

Eddie C. Campbell救済ライブ ~これはすごかった!

2013-02-24 11:57:06 | music/festival
2月17日(日曜日)

ツアー先のドイツで倒れて療養中のシカゴのブルースマン、Eddie Cambellをなんとかシカゴに連れ戻してあげようと、ミュージシャンたちによる救済ライブが催された。
場所は“シカゴで一番家族的な”ブルースハウス、「Rosa's Lounge」。
ここは3年前、東日本大震災が起こったときにもいち早くチャリティーライブを開催してくれた場所だ。
本来はお休みの日曜日に、バイトの人たちをわざわざ手配してまでこうやって店を開いてくれるオーナーのトニーの心意気に改めて惚れ直す。

午後6時半ごろ店に着くと、中はもうあふれんばかりの人、人、人。
トニー自らが入り口に立って、チケットの「もぎり」をしていた。今夜は総動員だ。
ちょうどSharon Lewisがライブの火ぶたを切って落としたところで、彼女の歌声が会場に力強く響き渡っていた。

 



  

その彼女をがっちりサポートするのは、ハーモニカのSugar Blue、彼の新妻でベーシストのIlaria Lantieri、ギターは Rico Mcfarlandnd
いきなりの超豪華セッションだ。今夜はすごいことになりそうな予感。


そして・・・この御大方の登場。

 
Jimmy Johnson


Billy Boy Arnold、 ドラムはPooky Styx

 
ベースはBob Stroger。赤いベースにオレンジの衣装が映える



 
サックスのEddie Shawと、大好きなLurrie Bellの共演
このあたりからもう気分は恍惚・・・

 
ハーモニカのMatthew Skoller
なかなか普段は見られないこの3人の組み合わせ。
こういう即席のバンドが見られるのも今日の醍醐味。




ステージの合間には、貴重なポスターがオークションにかけられていく。
この売り上げは全てEddie救済基金にあてられるのだ



今日のライブを企画してミュージシャンたちに呼びかけたのが、“ビッグママ”Deitra Farr。
Eddieが倒れたことを知っていち早く行動を起こしたのが彼女だった。
体もハートも超ビッグな人だ。




Sugar Blue Band登場。ファンキーなサウンドにハウス内のボルテージが一気に沸騰状態に。



身重の妻も思わず椅子から立ちあがりステップを踏みながらベースをブリブリ。
見ているほうがハラハラしてしまうのだった。

 Eddy Clearwater登場

 

これも珍しいツーショット。

 Zora Young

 
Willie Buck(左) Eddyバンドのベーシスト、Shoji Naito(右)  

 
オオトリをつとめたのはBilly Branch。ドラムをたたくのはオーナーのトニー。

 
Demetoria Taylorが急きょ参戦。


★番外編

ミュージシャンも長丁場でおなかが空くだろうと思って、簡単なお重を持っていった。
ライブハウスの後方席に「Sushi Bar」を開店。いろんな人たちが立ち寄って食べてくれた。




太巻き寿司、鶏のから揚げ、厚焼き玉子、きんぴらごぼう、セロリのナムル、じゃがいもコロッケ

 Eddy Clearwaterと奥さんのRenee、Shojiさん




どさくさに紛れてEddyとBillyと3ショット


Billy Branchは本当にいい人。3年前の大震災救援ライブのときも、日本のために無料で出演してくれた。


大好きなシュガーブルーと念願のツーショット。今はすっかりメル友。


Shojiさんと
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Eddie C. Campbell救済ライブ

2013-02-16 12:22:02 | アメリカ生活雑感

シカゴの重鎮ブルースマン、エディ・キャンベルが、公演先のドイツで発作で倒れ今も闘病中です。
そのエディが無事シカゴに戻ってこられるようにと、シカゴ のブルースミュージシャンたちが立ちあがって
2月17日(日曜日)にチャリティーライブを行います。
この様子はインターネットTVで生放映されます。
放映は無料ですがPaypalで募金を行っていますので、どうかみなさまの温かいご協力をお願いいたします。


●日時:(日本時間)2月18日午前9時より午後1時ごろまで。

●出演:
Eddie “The Chief” Clearwater, Sugar Blue,
Eddie Shaw, Lurrie Bell, Billy Boy Arnold, Jimmy Johnson,
Sharon Lewis, Matthew Skoller, Deitra Farr, Bob Stroger,
Zora Young, Rico McFarland, and Scott Dirks ほか飛び入り予定あり。

●インターネットTVリンク先: http://gigity.tv/event/905/




私ももちろん見に行きます!
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

55th Annual GRAMMY Telecast Viewing Party

2013-02-12 22:40:03 | music/festival
2月10日、土曜日。

今日はいよいよ「グラミー賞」発表の日。
例年ならさらっと過ぎてしまうこの日も、今年は思い入れが違う。
なんといっても、去年青森で4日間をめっこり共にしたミュージシャンで大切な友人のひとり、ビル・シムズ・ジュニア(Bill Sims Jr.)が「ベスト・ブルースアルバム賞」にノミネートされているのだ。
彼がリーダーをつとめるブルースグループ、「Heritage Blues Orchestra」が2012年に発表したアルバム『And I Still Rise』がそのノミネートアルバム。
アメリカの音楽業界において、グラミーにノミネートされるというのはそれだけでもう大変なことだ。

ちなみに、他のノミネート作品は以下の4つ。

Locked Down (Dr. John)
33 1/3(Shemekia Copeland )
Let It Burn(Ruthie Foster)
Bring It On Home(Joan Osborne)



ロスで行われた受賞式のレッドカーペット写真がさっそく送られてきた。真ん中がBill。お隣がバンドメンバーでお嬢さんのChaney


★ ★

そのBillご本人から、シカゴで行われる“グラミー賞ライブ鑑賞パーティ”参加の招待状をいただいた。どうやら音楽業界者及びその招待客のみが参加できるパーティらしい。
こんな機会も滅多にないし、Pちゃんの分も申し込んでふたりでお出かけしてきた。



今日の会場。「City Winery」
シカゴダウンタウンのちょっと西部にある、高級ライブレストラン&Bar。
いろんなジャンルの有名どころのライブを毎晩のようにやっている。



午後6時半。中に入ると前方スクリーンにライブ中継が映し出されていて、それを見ながらみんなわいわいがやがや飲んでいた。



Pちゃんも普段とは全く違う世界に大興奮。


ドレスコード(服装規定)はなかったものの、主催者側からのメールではちょっとおしゃれで“expected to dress to impress(目立つ服装)”とある。
どうしようと考えた挙句、シャレで着物を着て行くことに決定。
せっかくアメリカまで持ってきた着物があるのに一度も着る機会がなかったし、今日は比較的あったかいし、これはいいチャンスかも。


20代のころよく着ていた着物。こんな機会で再び着ることになろうとは!
カジュアルだけどま、いいか。誰もわかんないし。
いろんなん人から「きれいなKIMONO!」と声をかけてもらった。受けたみたい。うしし。


ブルース関係者がつるんで飲んでいたのであいさつに行った。
ブルース・ハーモニカのビリー・ブランチと、音楽関係のプロモーション会社を経営しているお友達のリン(右)



ブルース・ハーモニカの3大巨匠が勢ぞろい。
(左から)ビリー・ブランチ、マシュー・スコラー、シュガー・ブルー。
ビリーとマシューは2009年に発表した「Chicago Blues A Living History」で2010年のグラミー賞ベスト・ブルースアルバム・ノミネート。

シュガー・ブルーは1985年、アルバム「 Blues Explosion」でグラミー賞受賞。
自らの作品のほかにも、ストーンズの「Some Girls」や「Tattoo You」、ボブ・ディランなど数えきれないほどのミュージシャンとアルバムレコーディングをしてきた“伝説の”ハーモニカ奏者。
ストーンズの「Miss You」のハーモニカはあまりにも有名。
私は3年前彼を間近で見て以来の大ファン。ここでこうして間近にお話できるとは、感激のいたり。
一時は酒とドラッグでボロボロだったらしいが、(今は若い嫁を貰ったおかげか)血色もよく健康そのものといった感じ。63歳。まだまだ現役。
と~っても気さくでいい人で、あとからわざわざ私のところに「これ君にあげる」といって新作のCDとリーフレットを持ってきてくれた。
あ~もう宝物にします、シュガーさま~

 『Row Sugar』 発売中!



グラミー賞専属カメラマンが、会場入り口で来場者に撮影サービスをしてた。一緒に入れと言われて一枚。
これはと~っても貴重な写真。
左から)ローザ(ビリーのパートナー)、ビリー・ブランチ、マシュー・スコラー、リン、シュガー・ブルー、イラリア・ランティエリ(シュガー・ブルー・バンドのベーシスト、シュガーの嫁。なんと妊娠中!)


テレビ中継は10時で終了。肝心のカテゴリーは生で見ることができなかった
残念ながらBillは受賞を逃し、ベストブルースアルバムはドクター・ジョンの手に。
でも、みんな大好きなアーティストなのでうれしい。
所詮賞は賞。私の中では『And Still I Rise』は2012年のベストアルバムであることに変わりはないのだ!

Show Must Go On!
素敵な夜をありがとう、Bill。





Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sex and The Suburb 2013

2013-02-12 16:55:01 | アメリカ生活雑感
2月は寒くて家にこもりがち。
だから、なるべく外に出てお友達と会ってお話する機会を増やす「自己キャンペーン」実施中。

そこで、今回は私が“夜遊びナイト”を企画。
土曜日の夜にちょくちょく参加しているJazzのJam Sessionに日本人主婦友を誘ってみたところ、私を入れて8人が集まってくれた。


近所のレストランBar「Morgan's」。
ここでは毎週土曜の夜にブルース・オスカー・トリオによるJam Sessionが行われていて、なじみのお客さんや団体さんたちが集まってくる。
古い常連さんになると、もう30年来通っているそう。
私は一昨年の今頃に初めてここに参加して、以来常連さんの仲間に入れてもらってかわいがってもらっている。
なんたって、この私が軽く最年少になるくらいの年齢層の高さなのだから

 
人呼んで、「Sex And The Suburb」(←Pちゃんが命名)の始まり始まり


 
前菜をみんなでつまんでわいわいと。みんなで飲むお酒はうまい!


この夜は、お葬式帰りと結婚式帰りの団体さん予約が同時に入っていたこともあって店は大盛況。
いつもは空席のあるBarですら、満席状態だった。
私たちの席はステージ前のダンスフロアーに“特設”されていた。まさに特等席。
そこに続々とおしゃれをして集まってくる日本人女性たちの姿に、常連さんたちももう興味津々。

「Shoko、今日は何があるの?誰かのお誕生日?」
「今晩は楽しんで行ってね」
「あとからお友達をダンスにさそってもいいかな?」
などと次々と声をかけにやってくる。そう、ここではみんなお友達なのだ。



いつものオールスター・ダンサーたち


この日は出血大サービスで3曲歌わせてもらいました。
せっかくみんなが来てくれたというのに、昨夜飲みすぎて喉がガラガラ。高音全く出ず(泣)
そのうえ、ブルースったら途中で伴奏のキーを間違えて、歌えなかった。
何とかごまかしたけど・・・
あとで「間違ってごめんね」と謝られたけど、見ている人は私が間違ったみたいじゃん


若い(あくまでも平均年齢を下げたという意味では)日本人女性たちを見て興奮したおっさんたち、
次々にお友達をナンパして、私が歌っている間にダンスをし始めた。
終了後、ミュージシャンやら常連さんやらみんなが私たちの席にやってきては
「今日は来てくれて本当にありがとう。また来てね」と声をかけてくれた。

私、今夜よっぽどいいことをしたんだなぁ。(爆)
人生で一番感謝されたかもしれない。

(写真はF妻さんより借用しました。ありがとね!)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年ぶりの雪遊び。

2013-02-03 16:54:53 | アメリカ生活雑感
1月25日に、やっと積雪と認められる(1インチ以上)雪が降って、355日という雪なし記録にひとまず一区切りついた。
そのあとまた気持ち悪いくらい暖かくなったり、かと思えば翌日には-17℃(体感-25℃)になったりと
まったくもってむちゃくちゃな、これぞシカゴ待ってましたというような変動を経て、
2月2日にはついに一面銀世界。
去年の今日もどか雪で大はしゃぎしたなぁ、と思いだしながら、満を持してGOROとドッグパークへ。
そうはいっても体感気温は-10℃を下回っているので、犬はよくても人間のほうは命がけだ。
でも、GOROのうれしそうな姿を見ていると多少の寒さはがまんできる。
それにこっちのほうこそともすると家でだらけて運動不足になりがちなので、まぁいい運動にもなる。
散歩に連れて行ってもらっているのはむしろこっちのほうかもしれない。


どうです、この毛並み!




前方に犬発見、のポーズ


雪にうっとり、の犬

  
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする