Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

夜のプラネタリウムは遊び心いっぱい。

2018-01-25 18:17:25 | アメリカ生活雑感
1月は、極寒→ぽかぽか陽気→極寒→春の陽気、とわけのわからん気温の変化で、巷ではインフルエンザが猛威を振るい我が家は戦々恐々。
雪も降ってはつもり、積もっては溶け、の繰り返し。
おかげであまり雪かきは必要なかった、そんな1月。

寒いので、なるべく出歩かないようにしていたらやっぱり太った。
せっかく日本で痩せたのに、運動不足がもろにたたった模様。これからは気を付けてこまめに運動せねば。あと、アルコールも控えめに・・・。

先週、面白いイベントに行ってみた。
シカゴのアドラープラネタリウムで月に一度行われている「Adeler After Dark」。
博物館が閉まった後、午後6時から10時まで館内貸切状態で行われるパーティー兼レクチャーの面白イベントで、毎回「テーマ」が決められている。
過去のイベントは発売日に即売り切れるという超人気プログラムなのだそうだ。

昨年、アドラーの広報担当の人からこのイベントのことを聞いて初めて知った。
博物館側も、毎回すぐに売り切れるのに目立った広報はしていないんだそうだ。そう聞くとますます行きたくなる。
一度行ってみようと思いつつ、売り切れ状態が続いていてまったく手が出せず、極寒の1月にやっと行けることになった。



外は極寒。マイナス7℃、体感気温は軽くマイナス10℃を下回る。
なのに、早く着いた来場者は外で待てとはご無体千万。
ロビーに入れてくれてもいいのに、何度お願いしても「6時きっかりになるまでドアは開けられません」のいっぺんばり。こういうところがアメリカのホスピタリティーのなさ。中では警備員が暖かそうに談笑しているのもむかつく。


さて、今月のテーマは「宇宙とエイリアン」


お菓子のエイリアン。気持ちわるっ。


エイリアンは存在するのか、地球上に現れたのかどうなのか。
大学教授による面白レクチャーもあり、もちろん常設展示も自由に見て回れ、おまけに館内で飲み物(アルコール含む)も買えて持って歩ける。
4時間のみ放題で20ドルだから、これはお得に違いない。

もともと、もっと若い人たちにプラネタリウムに気軽に来てほしいという目的から企画されたイベントシリーズだそうで、その目論見が見事にあたり来場者はほとんどが20~30代の若者たち。
博物館の中をビールもって歩き回るなど日本じゃ考えられないけれど、こういう企画を思い切って打ち出してしまうのがアメリカ。
だから、美術館や博物館がとても身近な存在なのだ。








このイベントのために多くのボランティアが働いている。
なかでもリタイアしたサイエンティストたちはうれしそうに来場者からの質問に答えていた。


DJがガンガンに音楽をかけるなか若者がビールを飲んでいる。これが博物館内部とは。


Gary K. Wolfe教授によるレクチャーは「エイリアンやUFOを題材としたB級映画の歴史」


月に着陸、ブルームーン(ビール)を飲む男


エイリアンと記念撮影


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人生のガイドブック:W LIFE 創刊に寄せて。

2018-01-15 16:42:30 | アメリカ生活雑感
リクルートの大先輩、小野道子さんがWebマガジン、人生のガイドブック:W LIFE。
をスタートさせました。


人生は一度きり。
「今までと違う生き方があるかも…」そんな思いが頭をよぎることがあるはず。
いろんな生き方を試すなら、それは今!
生き方のヒントを集めた「人生のガイドブックW LIFE」をローンチします。
今までの生き方をリセットしなくても、Wで生き方をプラスすれば毎日が変わっていくはず。
今日からスタートできる暮らし方、心の持ちよう、生き方の刺激になる旅についてなど、たくさんの人のWise 知恵を世界中から日本中から集めていきます。

W LIFEの WはWonderful, Wonder, Wise …… そしてWe!
Tomorrow is another day! 明日からの新しいWな生き方のために、ぜひW LIFEにtouchしてください。

https://wlifejapan.com

https://www.facebook.com/wlifejapan/

(Webサイトより)




こちらに私も記事を書かせていただきました。

↓↓ クリックしてね。

シカゴ発:奇跡の90歳の生き方に学ぶ“スウィングしなけりゃ意味がない”


私のアメリカ生活に多大な影響を与えてくれ、彩りを添えてくれた素敵な人生の先輩方を思いながら書きました。
これからも機会があれば書かせていただく予定です。どうぞよろしゅーに。



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2018年のブルースはバディ・ガイから

2018-01-13 19:16:55 | アメリカ生活雑感
新年が明けてからシカゴはシベリア並みの寒さ。
いや、きっとシベリアよりも寒い。アメリカ国内でも、今は(北極に近い)アラスカのほうがあったかいという状態。
体感気温マイナス30℃はどんな感じかと言われると、家を一歩出ると「痛い」。
こうなると、食料を買い込んで籠城しかないわけで。

そんななか、先週は3日間だけ気温が急上昇した。マイナスから一気に12度くらいまで上がりまさに春の陽気。
積もっていた雪が一気に溶けた。
本当にありえないこの温度差。人間もどんどんイリノイから逃げていくのがわかる。
でも私は逃げない。なんてったってここにはブルースがあるから!

で、1月13日、意を決して今年初のブルースを観に行った。
珍しく、王道をいってバディ・ガイ。
というのも、毎年1月は、御大自身が自分の店で16日間ライブをする「バディ・ガイ月間」なのだ。
御年81歳、2時間を超えるライブを毎日やるのだから、さぞ大変だろう。
正直、私は彼の大ファンというわけではなく、この「観光客御用達金ふんだくりライブ」のファンでもない、からどうしようかとも思ったけれど、そうはいってもバディが全力でライブをしていられる元気な今のうちに見ておこう、というそれだけ。

そして、今日のオープニングアクトは久しぶりにリン爺(リンジー・アレキサンダー)。
このふたりをセットで見られるチャンスもそうなかなかないからね。


満員のお客さんを前に張り切るリン爺。
一時は病気で痩せて心配したけれど、今はいい具合に体力も戻ったのか声の張りも良くて安心した。


この日は、息子のニコラス(16歳)も晴れの舞台に立つ。
前にニコラスを見たのは2年前くらいで、まだ本当に子供だった。それが今はすっかりブルースマンらしくなってびっくり。
やっぱり親子鷹。こうやってブルースは親から子へと継がれていくんだなぁ。



第2部、バディ・ガイが登場。
場の空気がガラッとかわる。
毎回同じ曲、同じ構成なのに、やはり出てくるときはオーラが放たれる。




スターの目力。



ギター振り回しの、舐めえの、腰振り~の、といつものパフォーマンス。
(個人的にはギター舐める人は好きじゃないんだけど)こういうのがいわゆる大衆にはウケるのだ。




11時ごろに始まったステージは12時になっても終わる気配はなく、最後はアコースティックギターに持ち替えてレイ・チャールズやりーの、サム・クックやりーの、といつものパターンへ。
最後の30分はこっちがだれた。
なんてったって、座ることすらできずずっと立ちっぱなしなのだから。
今日のシカゴはマイナス12度。それでも朝一番乗りのひとは9時から席を取るために並んでいたそうな。
毎年1月になると、熱烈なファンが国内外からバディみたさにやってくるという。

本当にこの人にはいつまでも元気で頑張ってほしい。シカゴの経済のためにも。









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2018年元旦。

2018-01-02 19:26:27 | アメリカ生活雑感

謹賀新年!




いつのころからか、新年だからどうのこうの、抱負がどうの、と言わなくなったし思わなくなった。
1月1日はただの、12月31日の次の日なのであるからして。
抱負は毎日心にあるもの、でありたい。

これも幼少の頃の反動?
母はとにかく潔癖すぎるほどの「新年病」だった。年末にはこれでもかというくらい新年を迎えるためにひとりであくせくしていた。
そのストレスが家族中に広がって、もう年末は険悪ムード(苦笑)
子供心に、年末はいやでいやで仕方なかったのを思い出す。

だからいつしか私は、「新年だから」というくくりを取り払った。
掃除も普段からこまめにすればいいし、早起きできなくても、お雑煮を無理して食べなくてもいい。
食べたいものを食し、心を穏やかに新しい年を迎えればよいこと。
それでも夜は明けるのである。


でも、せいぜい飾り付けとお節くらいはやっておくことにした。

で、今年の「なんちゃって」はこんなかんじ。






唯一お節っぽいのは、二日かけてゆっくり焚いた黒豆、タコの焚いたん、紅白なます。


ホタテと小芋のとほうれん草のバター炒め。マグロのにんにく焼き。










外に出たら、体感気温マイナス30℃、ってありえんでしょう?
さすがのGOROも震えだしたので、決死の遊びも5分で終了。

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GOROのHoliday。

2018-01-01 01:15:20 | アメリカ生活雑感
12月23日は母の一周忌法要だった。
この一年間は、もう何年分も生きたくらいいろんなことがわが身に降りかかってきた受難の年だった。
それでも、なんとか歯を食いしばって耐え忍び、周りの人たちから助けられてやってこれた。
今はただ、貧乏ながらも健康でやって来れたことに感謝するのみ、だ。
健康でさえいればこのさき、巻き返すことが出来るってもんだ。


Pちゃんと3ヶ月ぶりに日本に帰省している間、GOROも楽しい時間をすごしたみたいだった。
ご近所にGOROがまだ子犬の時分から良く遊んでもらっている柴犬仲間がいて、そのご家族が私たちの留守中いつもGOROを預かってくれる。
このクリスマスの一番忙しいときに家族同然に迎えてくれることは、本当にありがたい。


今年はついにGOROの名前の入った靴下まで用意してもらい、すっかり家族の仲間入り。


GOROの兄貴分のAJは、今年で11歳という初老犬。
小さいころからの食生活がたたって(人間の食べ物を欲しがるまま与えまくっていた)、糖尿病になったり肝臓をいわしたり、死にかけたこともある。
今は肥満状態を脱して体重も減り、食生活も改善して元気になった。とはいえまだまだ運動不足。
そんなときGOROが一緒に居ると、おのずと一緒に庭を駆け回ったりして運動不足も解消されるというメリットもあるらしい。
なにより、精神的に1匹より2匹ですごすほうが楽しいにきまっているから、この「ホームステイ」はお互いの家族にとっていい事尽くめなんである。

犬も子供と同じ。普段は家で叱られることもよその家ではスルーされるのがちょっとうれしいかったようだ。
また、面白いことに、預かってもらうたびに新しいことを覚えて帰ってくる、
初めて預かってもらったとき(6ヶ月の子犬だった)は、まだ階段もあがれなかったのにAJについて回っているうちに階段の上り下りを習得して帰ってきて感動した。
2回目にはお菓子の「待て」を習って帰ってきた。
そして今回は、AJのまねをしてつるつるすべる床をさけてラグの上を伝って歩くことを覚えた。

ご主人のBillに「GOROはいい子にしてた?」と聞くと、「毎朝4時半には起きて、ベッドにあがって僕の顔を覗き込んでくるんだよ」と、驚くような返事が返ってきた。
うちにいると誰よりも遅く起きてぐだぐだしてる怠け者のくせに~!
犬は犬なりに、よそのうちにお世話になっているという自覚をもって気を遣っていたんだろう。そう思うとなんかとってもいとおしい。

シカゴに戻ってお迎えに行くと、AJと離れるのがいやなのかちょっと切なそうな顔をしていた。すぐ近所だというのに。
でも家に戻ると、自分の匂いの立ち込める場所にほっとしたのか久々に自分のベッドで爆眠。


楽しい思い出に浸ってるのか、ずっと笑いながら寝ていた。



よかったね。
来年はまた激動の年になりそうだけど、一緒にがんばろね。

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