Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

West Side Story

2016-03-27 18:18:12 | music/festival



我が家の近所には、由緒正しい歴史的な劇場がいくつかある。
そのひとつ「Paramount Theatre」で今絶賛上演中のミュージカルの名作、『West Side Story』をふたりで観に行った。
1週間遅れの誕生日プレゼント(自分へ)。

ミュージカルがあまり好きではないPちゃんも、この演目だけは例外。
子供のころ映画を見て、あの世界観とバーンスタインの音楽にどっぷりはまったそうだ。
チケットを購入したのは2日前だったにもかかわらず、ラッキーにも1階席のど真ん中が空いていた。


「パラマウント・シアター」は、世界的な建築家、C.W. and George L. Rappによる設計により、1931年にオリジナルが建築された。
イタリア・ベネチア様式と、1920~30年代のアール・デコ様式の融合によるその荘厳な建物は、『音楽&アートの宮殿』と呼ばれた。
その後、経年劣化による損傷が激しくなったため、1973年にオーロラ市からの特別基金を得て再生プロジェクトが立ち上がり、現在の姿に美しく復元された。













この日はお友達のバイオリニスト、エミちゃんが代役でバイオリンを弾くと聞いていたので、オーケストラボックスに遊びに行った。(休憩中です)


もちろん、こんな幕もあってみんなここで記念撮影をしていた。



やはりミュージカルは何度見ても楽しい。
内容的には、いまひとつダンスの迫力と演技力に欠けていて正直感情移入できなかった感。
どこかの大学の卒業ミュージカル見ている感じ・・・。(スミマセン)
やはりオリジナルが素晴らしすぎると、どうしてもそれに引きずられてしまうよなー。
Pちゃんもオリジナルの大ファンなだけに、多少物足りなかった様子、だけれどさすがに気を遣って文句は言わなかったみたい。


でも、翌日からスイッチが入ってしまったらしく、歌い続け、妙なダンスまでしようとするのでちょっと迷惑かも。 
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(続々)嗚呼、携帯電話物語。

2016-03-18 19:56:08 | アメリカ生活雑感
私に新しいスマートフォンが来て、一番興奮しているのは実はPちゃんかもしれない。
新しいテクノロジーには執念的な興味を示す彼は、いちいち使い勝手を聞きに来るのでうるさいったらありゃしない。
私は当面、電話とメールチェックができればいいだけだからそう焦らずともよいのだが、
この小さな機体に「過去300年の物理の知識が詰まっているんだ!ワオ」と横でうるさい 

先日シカゴ市内で取材があったとき、初めてこのセルフォンは大活躍。
カメラマンさんとの連絡や、彼が早く着いたので早目に撮影を始めてほしいなどの連絡をテキストでささっと完了。
しかも安い駐車場を探すアプリを使うと、今まで大変だったパーキングがめちゃくちゃ便利じゃないか!

この素晴らしさを彼に話しているうち、どうやら欲しくなってしまった様子。

「あのさぁ、ふと思ったんだけど、同じ機体を買って今までの携帯(ガラガラケー)の契約をそのまま移せば、使えるんじゃないかと思うんだけど」

こう思い始めたらもう止められないのが彼。
翌日にはTモバイルに電話をし、今まで通りプリペイドのプランで使えるかどうか、それは確かか(←これ、大事)確認。
ダブルチェックで今度はショップに行って、店員にヒアリングをしてこれが大丈夫という事をチェック。
さっそくインターネットで発注。
なんと、ラッキーなことに翌日に近くのBest Buy(量販店)に搬入されるという。今回はスムーズじゃないか!

そして翌日。
ルンルンと出かけて行ったPちゃん、人生初のスマートフォンをゲット。


それからのことは、説明すべくもない。
新しいおもちゃを与えたこどもと一緒。
あれもできる、これもできる、すごいすごい、なんたるテクノロジー、これが30ドルか、・・・ともう、大変。
自分のコンピュータと同期したり、カーナビと同期したり、Siriみたいな音声秘書ナビを使って
「Happy Birthdayを歌ってみて」「I Love You」
と、遊び始める始末。

もう、どうにかしてください


ひとつだけいいこと。
同じ機種をもってくれたおかげで何かあったらいろいろ機能を教えてもらえること。

それにしても、こんな文明の利器のおかげで人間はメモをしなくなり、記憶をしなくなり、待ち合わせをしなくなる。
人間の機能をだめにするものを、人間はせっせと生産して売っているのか。。。

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(続)嗚呼、携帯電話物語。

2016-03-09 19:47:39 | アメリカ生活雑感
インターネットで携帯を注文したはいいが、すぐにBest Buyからメッセージがきた
「あなたの注文された品はBackorderedです」

「Backordered」というのは、ただいま在庫切れで入荷次第発送します、という意味。
これにはもう笑うしかなかった。
なんで携帯1個買うのにこんなに大変な思いをしなきゃいけないんだよ、アメリカさんよ。

でも、思えば今までの人生、別にスマートフォンなしで平和につつがなく自己努力でやってきていたので、ここで2週間待とうが3週間待たされようがどうったことないわ。
一応、本当に入荷の可能性があるのかどうかだけ確かめようと、Best Buyに電話してみた。

「この機種は品切れだそうですが、入荷するんですか?可能性は何パーセントなの?」
アメリカでは攻めないとだめなのだ。
「今のこところは在庫切れとしか言えませんが、Out of OrderではなくBackorderedといっているからには、多分この先入ると思いますよ」

「いや、“思います”じゃ困るねん。こないなら早く見限って別のもの買うし」
「まぁ、経験上30%くらいですかね。」

(・・誰の経験やねん!)

「まぁ、可能性があるって言うならしばらく待つのはやぶさかじゃないけど、状況知らせてね。このまま放っておかれるのは困るから」
「それはないですよ、ははは」

(笑うな!)

そんなわけで電話を切った翌日。量販店から「在庫確認。発送準備に入る」との自動メールが届く。
昨日の電話がきいたのか?それとも単なる偶然か?


そして待つこと約5日。
無事に人生初のスマートフォンが手元に届いた。


でもなんか、どうすりゃいいのかわからずもたもた、もじもじ。
いじっているうちに、勝手にFacebookから友達の連絡先が電話帳に書き込まれていた。怖え~。
わけもわからず電話帳をいじっていると、向こうから声がする。

「SHOKO、今電話かけた?」

あれ?どちらさんですか?と間抜けに聞いたら、ニューヨークのブルースマン、ビル・シムズ御大だった。
「あ、その、新しいスマートフォンとやらをいじっていたら誤って電話かけちゃったみたい、ごめんなさい。じゃーねーバイバイ」
と、なんともアホな初電話。

ま、おいおい慣れるだろうよ。
それにしても、この小さな物体、便利なのかありがた迷惑なのか。
でも出先でいちいちWiFiのある場所に飛び込まなくてもいいので少しだけ便利かも。

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