今度は14日から前職の同期4人が入れ替わりにやってきた。
このうち3人は3月にも一度徳島に遊びに来てくれたことがあり、
「今度は阿波踊り見に行くよ」と言っていたのだけれど、
そういいながら実際にやってくる人はあまりいなかったので半分聞き流していたら、本当に来てくれたという・・。
さすがの行動力だ。
空路、鉄道、バス、とばらばらに徳島入りしたあとは、
奇跡的に空いていた近所の民泊にチェックイン。
2泊ゆっくりと一軒家でステイしてもらえた。
14日の夜は私が久々に阿波踊りで出陣
みなさんは有料桟敷でゆっくりと総踊りを堪能。
初めて間近で見る阿波踊りに驚きと共に感動した様子。
翌15日は午後から十郎兵衛屋敷で人形浄瑠璃を鑑賞してもらい、終演後は水上タクシーに乗って吉野川を横断して帰るというプラン。
なかなか徳島県人でも経験したことのない秘策だったけれど、ただひとつだけ難点が・・
「暑い!」
凪状態の吉野川を横断するので、灼熱地獄を味わったそうだ。
(まぁ、これも経験ということで)
夕方からは、阿波踊りの起源ともされている津田の奇祭、「津田の盆(ぼに)踊り」へご案内。
海で亡くなった家人の霊を慰め、阿波踊りを踊り狂う。
最後は藁人形を海に投げ捨て「お父ちゃ~~ん、もんてこいよ~(帰ってこいよ)」と叫び、お陽を唱えておしまい。
この日も外国人を含むカメラマンが大勢詰めかけていた。
ただ、これも数年前と違ってすっかり様が変わっていた。
年配の方が多いため、熱中症対策のためこれまでのように長距離をゆっくり練り踊ることを中止して、ルート上の数か所で踊ったあとは直接最終地点へ直行するのだと。
「どこでどう始まり終わるのかわからない、探すのが難しいお祭りは初めて。謎だね」とは、友人の弁(笑)。
どこに行ってもそれらしき人を見かけけない、なんともミステリアスな祭りになっていた。
そもそも観光向けにやっていないものだから仕方がないっちゃぁないけれど。
★
その夜は徳島在住の同期と合流して、焼き鳥屋で夕食&ミニ同期会。
阿波踊り最終夜、街は熱気に包まれていた。
ここ数年、台風やらコロナやらで4日間フルで開催されたことのなかった阿波踊り。今年は晴天に恵まれ最後まで楽しむことができた。
最後の30分だけにわか雨が降ったそうだが(その時は店で飲んでいたので気が付かず)、
そんなもん、昨年の台風下で踊ったことを考えるとへのようなもんです。
いやぁ、楽しかったなぁ。
30年前はこの面子でのこんな絵面を想像だにしていなかった。
持つべきものは気のおける、そしてすべてが頼りになる同期。
今度はどこで会えるかな。