連休続きでここのところうはうはなのが「名古屋万博~愛・地球博」。
今日のニュースによると、各パビリオンでは今週末の閉幕までにすべての商品を売り切ろうとバーゲンセールを開始し、もう大変な人出らしい。
思うに、この万博で盛り上がっているのは地元の人だけじゃないかな。
そうはいっても21世紀最初の万博、しかも名古屋。ここはいっぱつ友人・ブラックも訪ねたいという色気もあって、連休合間の平日を狙って今週水曜日に決死の覚悟で行ってきた。
東京から朝6時代の新幹線でいくと、4100円の入場券がついて往復21400円というお安いパックもあったので、早朝5時半に起床、品川発6:54ののぞみで名古屋に向かう。
名古屋から会場に向かうバスは、8時半にはもう長蛇の列。会場について入り口ゲートでもまた待たされる。でも思っていた混雑よりはまだまし。
ゲートを入ってすぐに例のトヨタ館があり、人が座り込んで並んでいるのでちなみにどれくらい待つのか聞いてみたところ、「午後2時に配られる、午後5時からの催しの整理券を待っています」。
気狂っとんか!?
しかもここに並んでいる人たちは比較的年齢層が高い。どう見ても地元のおばちゃんで、パスポートを購入して何度も来ているという“常連”さんである。よく体調壊さないなぁ。
でもこの根性の光景、どっかで見たような・・・。そうだ。先日のヨンさまのイベントに並んでいた人たちととても似ている。
そういうわけで私のような「一日ぽっきり決死の訪問客」にはとても人気パビリオンなど無理。せめてマンモスだけでも見ようと、1時半から入場できる整理券を早々にゲットし、あとは気の向くまま、たどりつくままぶらぶら。
中央広場でやっていたブルースイベントを見ながら昼寝したり、シンガポールビール飲んでイベント会場でやっていた踊りをみたり。
いろんな国のパビリオンに行ってみたが、人気の国のものほど敷地の割にはただ映像を流しっぱなしにしているだけで、並んだ割にはたいして面白みはなかった。
かえって面白かったのは小さな国のパビリオン。
粗末で小さいながらもアットホームで趣向を凝らしており、キューバ館ではサルサ演奏を楽しみ、ドミニカ館ではメレンゲ(ダンス)レッスンを受けたりした。
また、アジア各国のパビリオンも歴史を感じさせるいい内容だった。
方や、ドイツ・フランス館は最後まで2時間待ち状態が途切れることはなく、結局あきらめざるをえなかった。
でも、つまるところは花より団子。
いくらエコだ、環境共生だなんだといったところで、各国特産物売り場におばちゃんたちは殺到し、総じて言ってしまえば万博は「巨大なワールドマーケット」。
私にとっては、去年までの生活そのものが“万博”だったわけで、特に「わ~万博だ!!」という感慨はなかったかな。
おっ、ただひとつ。
スペイン館のお兄ちゃんがとてもハンサムで見とれたことくらいか・・。
12時間も会場を歩き回り、午後10時の閉館の前に脱出を試みたが、結局リニモに乗るのに1時間、それから電車を乗り継いでブラックの家にたどりついたら午前0時半だった。
こんなに疲労困憊してまで見る価値は・・・ようわからん。
ブラックは連夜の来客疲れをものともせず、さっそく冷えたビールでおもてなしをしてくれた。この家はいつ来ても落ちつくなぁ。
結局、3時までおしゃべりをしてそのまま爆眠。こんなに畳で寝ることが幸せと感じた夜はなかった。
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おやすみ。
Ich bin so schlapp.
Good Nacht!