Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

我が家に眠る“ヤマト”。

2010-11-30 22:49:58 | アメリカ生活雑感
実家の離れには、大きな蔵がある。
ここには我が家の歴史とでもいうべき膨大な財産(ガラクタ)が眠っている。
私が小さいころから溜め込んだ“お宝”や私物も、この中に長い間放り込まれていたのだが、
ようやくゆっくりと整理する時間ができたので、ちょこちょこと整理を始めた。

そしたら、出るわ出るわ宝の山!
レコードから録音しまくったテープ。
雑誌、本。
一人暮らしのときに買った古い食器や家財道具。などなど・・・

そして、あるなぞのBOXを開けたらあっと驚くものが出てきた。
そう、「ヤマト関連お宝」だ。

昔、ラジオドラマで深夜放送していたいた「宇宙戦艦ヤマト」全巻の録音テープ。
ヤマトのポスター。
古代くんの等身大ポスター。
ヤマトカレンダー。
ロードショー特別編集の「宇宙戦艦ヤマト~完全版」・・・

いやぁ、きのうの今日でこれを見つけるとなんだか過去にワープした気分だ。
普通の人なら捨ててしまうところだが、よくもここまできれいに保存されていたものよと思う。
さすがにヤマト関連だけは親も手が出せなかったらしい(笑)

ひととおり懐かしさにひたったあと、またきれいにしまっておいた。
次に開けるそのときまで・・・・。
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ヤマト実写版。

2010-11-30 07:44:03 | movie
12月1日は「ヤマト」実写版の公開日。
しかも、映画の日だ。これも何かの運命、行かねばなるまい。

私がはじめて「ヤマト」を見たのは、小学生のときだった。
毎日夕方になるとテレビでやっていたアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を見るために、
民放チャンネルが映らない我が家からお向かいのおばあちゃんのうちまで走って見に行くのが日課になっていた。
好きな人は、もちろん古代進。
以来、ヤマト関連の本はみんな買って隅々まで読み漁り、何もかもみんな覚えた。
交響組曲版レコードも買ってピアノで来る日も来る日も狂ったようにコピーした。
映画は何回行ったかももはや覚えていない。


今回の実写版にあたっては、事前にすさまじいPRがされていたし、
映画の日と重なって今日はきっと大変なことになっているだろうと思っていたけれど、
実際に映画館に電話してみるとまだまだ夕方のチケットは十分大丈夫です、という。
さすが徳島。こういうときは田舎って役に立つ。
ネットでど真ん中の席を予約して、ひとりで映画館へ。
きっと超満員と思いきや、映画館は半分くらいの入り。初日なのに!?
映画館のスタッフが皆、ヤマトのユニフォームを着て気合が入っていたので、そのギャップにちょっとびっくりだ。

さて。
実写版の感想を一言で言わせてもらうと・・・
やっぱりアニメを知っている、アニメを激愛している私からすると、全然だめ、でした。
配役は悪くはないんだけど、各々10歳若いときにやってほしかった。
むさいおっさんだらけで、若さのかけらもないヤマト。。。とても地球を救えるとは思えない(笑)
佐渡先生や相原を女性にする意味(効果)もまったく理解できない。
高島礼子、いつも酒瓶と猫抱えてるだけでなんだか意味不明。いっそのこと「極妻」風のキャラにでもしてくれたほうがよかった?

そして問題のキムタク。もうこの人、何をやっても“垢”がべったりつきすぎていて素直に「古代進」を投影できないんだよなぁ。
しゃべり方や仕草のひとつひとつが他の主演キャラとみな一緒に感じられて、どうも落ち着かないのだ。
初めてヤマトを見た、それがこの映画だ、という人にとってはいいかもしれないが、元を知りすぎている層には相当きつい。

内容も、『宇宙戦艦ヤマトと』と『さらば、宇宙戦艦ヤマト』と『宇宙戦艦ヤマト・完結編』の3映画のおいしいところだけつまんで、無理やり引っ付けた感じだ。
ヤマトを実写するということ自体、そもそも無謀すぎた。

根本的なことをいうと「ヤマト」のテーマは「愛」だ。
ガミラスとの死闘の中で最後に古代が悟ったのは、「皆、愛する人のために戦っているんだ」ということだった。
ガミラス星(デスラー)は双子星であるイスカンダル(スターシア)と共に生きるために戦った。
古代やヤマトの乗組員もまた、愛する地球のため、愛する家族のために戦ったのだ。
しかし、実写版ではガミラスは実態のよくわからない“悪玉”になっていて、あの「彗星帝国」といっしょくたにされた感じで、「悪をくじくこと=正義」というまるでハリウッド映画のような安っぽいメッセージになってしまった。
ヤマトってそんなんじゃない!!

とはいえ、ブルーマンもどきのデスラーや半裸・パツキンのスターシアが出てきたら、それはそれで興ざめだったに違いないし、この辺の処理はこれが限界だったのかもしれない。
(デスラーはせめて声だけでも、オリジナルの伊武雅刀の吹き替えだったからこれだけで十分か。)
所詮、どんなにがんばったって『アバター』にはなれないんだし。
ま、ストーリーは別として日本のSF映画としてはがんばったほうかな?

映画の最後のほうで、隣や後ろのほうから鼻をすする音が聞こえてきて、ハンカチで目をぬぐう人たちが続出したのにはびっくり。
中学のとき、『さらば、宇宙戦艦ヤマト』を見に行ったときの映画館の様子にとても似ている。
でも私はむしろ、オリジナルの古代くん(富山敬さんの声)を思い出して、思わず涙腺がゆるんだ。
やっぱり、アニメは超えられないっす。

帰り道、車を運転しながら口ずさんでいたのは「真っ赤なスカーフ」だった。
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中間選挙の影。

2010-11-04 22:55:57 | アメリカ生活雑感
火曜日に行われた中間選挙で、民主党が歴史的な敗北を喫した。
アメリカの勢力地図が真っ赤に塗り替えられていくさまをテレビで見ていて、背筋が凍った。
オバマ氏のぬけたあとのシカゴ上院議員の空席も、接戦ではあったが共和党候補にもっていかれるという屈辱。
いっこうに上向かない景気がオバマ政権批判を増幅させ、民主党を追いやっていったのだが、
こんな状態を作り上げたのはそもそも誰だったんだ?とは誰も考えないものらしい。
あほブッシュが8年間かけてこの国の経済を根底から腐らせたことを棚に上げて
2年間で景気が上向かないからと政権批判する、その国民あほさにあきれてしまう。

最も腹が立つのは、オバマ政権発足直後から始まった“ティーパーティー”と呼ばれる反オバマ保守派運動だ。
テネシー州を皮切りに全米各地に広まったこの運動の参加者は、いわずもがなの白人層。
この国では教育レベルの低いレイシスト・白人層が一番たちが悪い。
この“ティーパーティー”も、言葉を変えればKKKみたいなもんだ。
理屈もちゃんと理解していないのに、超富裕層の税率を上げて貧困層を援助しようとする政策や国民皆保険を打ち出したオバマ大統領を「ソーシャリスト」呼ばわりし、徹底批判を繰り返している。
敬虔なキリスト教にのくせに、「困った隣人」を助けることには頭から蒸気をあげて反対する。まったく理解不明だ。

さらに腹が立つのは、先の大統領選挙で共和党の副大統領候補にもなった、あの“パッパラパー女”サラ・ペイレンくんだりがしゃしゃり出て
「(イギリスからの独立につぐ)もうひとつの革命」などほざき観衆の喝采をあびていることだ。
こんな馬鹿馬鹿しい運動が、今回の共和党大躍進の原動力になったなどとメディアは報道しているから、それも聞いてあきれる。

我が家では今回の選挙中、暗いムードが漂っていた。
たかが選挙、されど選挙。私たちの生活に影響を少なからず及ぼすからだ。
宗教と政治を分離し、サイエンス政策を推し進めてきた民主党(オバマ)勢力が、サイエンス嫌いの共和党(いまだに進化論を否定するから笑わせる)にとってかわられるとどうなるか?
戦争の費用捻出のために真っ先に教育、科学研究部門の予算を削っていったブッシュ共和党。
科学者たちはこぞってその政策に反対し、ノーベル賞受賞者たちは抗議書を提出したが聞き入れられなかった。
突然のレイオフにあった研究者たちも多い。
そのいや~な波がまたむこうのほうからやってくるようでぞっとする。
物事をもっと正しく理解・判断する力がこの国の人々には必要だ。
そうでないと、アメリカは本当に破滅するぞ。
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雰囲気だけでもハロウィーン

2010-11-01 14:44:34 | アメリカ生活雑感








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