Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

今年のハロウィーン

2010-10-30 23:09:05 | アメリカ生活雑感
昨日はハロウィーン。
今年は日曜日、しかも穏やかな天候だったこともあって子供たちにとっては絶好の「Trick or Treat」日和だったはず。
去年のハロウィーンは近所中の子供たちの襲撃を受けたけれど、残念ながら今年は午後いっぱいシカゴに出かけて留守にしていたので小さなモンスターたちに会うことができなかった。
留守にする場合はこうやっておいたらいいよと友人に教えてもらったのが、この方法。
        ↓
        ↓

玄関先にTreat(クッキーやチョコ)の入ったバスケットを置いておいておいた。
一度にたくさんとっていかれたらすぐなくなるので、「ひとつづつとってね」と一応書いておいたけれどどうなったかな?

★ ★

シカゴで会っていたのは、バークレーの古い友人Dede。
彼女はシカゴに来るといつもこうやって連絡をくれる。
前回会ったのは去年の5月。気候もよくて公園内をぶらぶら歩きながら話をはずませたあのころと違い、
さすがに寒風吹きすさぶ10月末。
3人でパークカフェに入って、軽いランチをとりながら“1年半分”のトークを始める。

Pちゃんは普段話したくても話せないトピックを弾丸のようにしゃべりまくる。
というのも、うちのあたりはバークレーとちがって平気で「共和党支持キリスト教右派」がうよいよいるからだ。
「無宗教リベラル派」のPちゃんはとにかく鬱憤がたまっていた様子。
政治、宗教、アメリカの将来・・・と話はどんどんところがったお団子みたいに大きくなっていく。
いやぁ~、でもよくしゃべった。
気がついたらあっという間に3時間が経っていた。

 
いつも颯爽とスタイリッシュなDede。
夏の間はオープンカフェになっていた後ろのスペースは、まもなくスケートリンクにかわる。

★ ★

久々の逢瀬をゆっくりと楽しんだあと、私たちは車でDedeを滞在先のエバンストンまで送っていくことに。
シカゴ北部に位置するエバンストンはシカゴアン憧れの高級住宅街のひとつ。
美しい街路樹に囲まれた瀟洒な家々の続くあたりでは、ちょうど子供たちが“Trick or Treat”真っ只中。
我が家のハロウィーンは今頃どうなっているかな~?


・・・そして約40分後、家についてみるとお菓子は見事全部なくなっていた。
やっぱり

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最新記事

2010-10-29 14:51:12 | アメリカ生活雑感
先日取材をさせていただいた、車椅子ランナーの副島正純選手の講演会&インタビュー記事がサイトにアップされました。
とてもいい講演でした。
ぜひご覧ください。

車椅子アスリート、副島正純選手講演会
「走ることは、自分を支えてくれたすべての人への恩返し」


副島選手は、来週のNYシティーマラソン(11月7日)と大分国際マラソン、
そして年末のホノルルマラソンに出場予定です。
一緒に応援しましょうね!
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ひとり時差ぼけ。

2010-10-27 19:23:40 | アメリカ生活雑感
昨日から米メジャーリーグのワールドシリーズが始まった。
今年はサンフランシスコ・ジャイアンツと、テキサス・レンジャーズという顔合わせ。
カブスもホワイトソックスも、プレーオフにかすりもしなかったので
このあたりでは「どうでもいいっしょ」という雰囲気が流れている。

夕べテレビをつけると、昔何度か行ったことのある(うち1回はローリング・ストーンズのコンサートだったなぁ・・)懐かしいSFジャイアンツ球場が映し出されていた。
外野の外はすぐ海。そこにはいつものように、場外ホームランボールを獲得してやろうと小型ボートがひしめきあっていた。
思わず釘付けになったのは、7回の攻撃前。
恒例の“God Bless America”の独唱に、なんとあのトニー・ベネットが登場。
その声の艶といい、力強さといい、息の長さといい、とても今年で84歳とは思えぬ若さにもう腰が抜けるほどビックリした。
84歳でっせ?84歳!!
脱帽。

★ ★

先週木曜日の深夜から始まった、Pちゃんの夜間シフト(0時からよく朝8時まで)がようやく今日で終了。
朝9時すぎに帰ってきて午後まで爆眠、7時ごろからまたシフトの直前まで寝るという毎日を繰り返していたPちゃん、さすがにかなりお疲れの様子。
彼は今回のシフトの責任者だったらしく、メンバーのために“夜中の軽食”といって初日はいろいろ買出しをしていた。
チーズにパンにサラミ、ジャム、果物、ジュース、おかき、ナッツ・・・真夜中にいったいどんな宴会やってんねん!?
Pちゃんがシフトの間、GOROはあまり不思議に思わなかったのか、当たり前のように私のベッドの上ですやすやと手足を伸ばして眠っていた。
この生活ももう終わりかと思うと、ちょっと残念(?)

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心にしみるスピーチ。

2010-10-27 00:02:45 | アメリカ生活雑感





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豪華絢爛ランチ会。

2010-10-25 18:24:34 | アメリカ生活雑感
日曜日は、このあたりに住む日本人妻のポトラック(持ち寄り)ランチ会。
いやぁ、いつも思うけれどこんなにおいしい、しかもバラエティー豊かなメニューがそろう機会なんてアメリカじゃまず考えられない。
ケータリングサービス会社でも開けそうなくらい。



私が作っていったのは、「わかさぎの南蛮漬け」(一番手前)
韓国スーパーにいつも買うわかさぎがなく、小さめのやつしか手に入らなかったので
揚げたらふにゃふにゃになって1回目はあえなく失敗。
土曜日に再度別の店で手に入れてリベンジ。
家中魚くさくなった


大学芋、ローストビーフ、鮑の炊き込みご飯、豚の角煮、Grainサラダ、おでんに巻き寿司!


外はパリパリ、中はジューシーな春巻き

 
そしてそして、デザートはシュークリームとモンブラン。写真にはないけれどフルーツスポンジケーキも。
みんな手作り。
お土産にチーズケーキ(手作り)まで持たせていただいた。

食べて飲んで、しゃべって聞いて。
いろんな人がいて面白~い。

ホストのF妻さん、みなさん、いつもありがとう
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「ガンボ」ナイト

2010-10-23 20:54:00 | アメリカ生活雑感
ある日、Pちゃんのたまはく、
「さっきアダム(お向かいさん)と立ち話していて、また一緒にディナーでも食べようよって話になったんだけど」
「あ、そう。で、どっちのおうちで食べることになったの?」
「・・・」

典型的な男の立ち話。実行性まるでなし。

結局、ほんならまたうちにご招待しましょうということになり、
ついでに、アダム家族と仲のよい3軒隣のクリスも呼んであげることにした。

★ ★

で、土曜日の夜。


アダム一家(アダム、レベッカ、ヘンリー坊(3歳)、ロージーちゃん(生後2ヶ月)と、
クリスが我が家に集結。
前回のときにはまだレベッカのお腹の中にいたロージーちゃんがいるのが、なんだか不思議。


今夜のメインメニューは、つい最近ニューオリンズに行ったというクリスにインスパイアされて「ガンボ」。
むきえび、オクラ、スモークソーセージ入り。
久々に気合を入れて朝から煮込んでこってり仕上げた。
手前は、トルティヤ(スペインオムレツ)。あとはツナとナッツのサラダ。
レベッカとヘンリーとためにスパイスを抜いたんだけど、やっぱり苦手だったみたい・・・。
食べるものの制限があるお客さんて難しいなぁ。
でも、大人の男たちには大うけだった。


ヘンリーは私を完全に“同類のダチ”だと思っているらしい。
まぁ、私の英語力もスペイン語力も、所詮は彼と同じくらいなのをやつは察知しているからかも。
私が大人の仲間に入って話していたらすぐにやってきて、「ショーコ、遊ぼ」と手をひっぱっていかれる
不思議なことに、ちょっと前までヘンリーから逃げ回っていたGOROはこの日はおとなしく遊び相手になっていた。


我が家に初お目見え、ロージー姫。
やっと首がすわったくらいで、まだ小さ~い。



★ ★
子供たちとレベッカは9時ごろに帰っていき、そのあとは男共がポッキーとおかき(大人気)をつまみに大盛り上がり。
結局11時ごろまで飲んでしゃべって盛り上がる。やぁ、なんだか楽しかった。
そして、哀れPちゃんは3日前から始まった夜勤シフトのため、午前0時に“出勤”していったのであった。トホホ。

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ご近所KARAOKEナイト

2010-10-20 21:23:58 | アメリカ生活雑感
アメリカにはどんな田舎町にも、大小、おしゃれ度合いにかかわらずスポーツバーというのがある。
たいがいは一人客がゆっくり飲めるような長いカウンターが設けられていて、
もちろん店のあちこちにはテレビスクリーンがあって、野球、バスケット、アイスホッケーなどなどいろんなスポーツ中継を流しているのが常。
日本でいうなら、帰宅前にちょこっとひっかけていける駅前の飲み屋さんってとこだろう。

うちから歩いて5分くらいの近所にも、怪しげなスポーツバーがある。
でも実はこのスポーツバー、毎日前を通るもののここにきてから一度も入ったことがなかった。
別に行く理由もなかったから。

しかし、テリー夫妻と知り合いになってからというもの、このスポーツバーは私たちの共通の遊び場になってしまった。
なにせ、彼女たちはほぼ毎週のようにここに通って飲んでいる超なじみ客、何かというとすぐに「○○に行かない?」とお誘いの電話がかかってくるようになったからだ。
初めて一緒に行ったときはなんだかしけた雰囲気だったけれど、つい半年ほど前にオーナーが変わってからというもの、
サービスがよくなり料理もおいしくなった(注:そうはいってももちろんハンバーガーの類だけど)という評判が評判を呼んで、
金曜ともなると店の中はあふれかえるほどの客でにぎわうようになった。


さてこの店、月一で水曜日に“カラオケナイト”というのをやっているらしく、
前からテリーに絶対行こうと誘われていた。
アメリカのスポーツバーでカラオケ?・・・何か想像すらできない絵だ。

夕べ、仕事帰りのPちゃんを迎えにいった帰り道、今日がそのカラオケナイトだったことに気づき
彼女たちが来ているかPちゃんに偵察をしてもらおうとしたその瞬間、テリーたちが偶然店に入るところに遭遇。
それどころか、うちの左3軒隣のクリスも車に走りよってきて
「今日、Shokoが来るっていうから僕はきたんだ!」と脅迫する。(実は、先週ちょっとした流れでそう“口約束”をするはめになったのだった・・・)

そんなわけで、あとから合流することにした。
Pちゃんはたまに“ジャンクフード食いたいモード”にはいるので、普段は絶対許してもらえない「ハンバーガー&フライドポテト」が食べられるとあって、なんとなくうれしそうだ。

★ ★

8時ごろおなかぺこぺこで店に行くと、すでに店の半分ではホスト役の黒人のお兄ちゃんが大音量で音楽をかけてお客をあおっている。
残りの店半分は何事もないかのようにいつもどおりのスポーツバーの雰囲気を保っていて、
TVスクリーンではメジャーのプレーオフや、地元のアイスホッケーチーム、ブラックホークスの試合に釘付けのおっさんたちがフツーに飲んでいる。
そのギャップもまたおかしい。

不思議なのはこのカラオケ、1時間たっても誰も歌おうとしない。
明らかにそれ目当てできているような若いお客さんたちがいるのに、最初の一人になろうとする誰も人がいないのだ。
日本だと我れ先にと争うようにして歌い始めるだろうこのシチュエーションなのに、さっきから悲しくひとりで歌っているのはホストのお兄ちゃんだけ。
前から感じていたけど、アメリカ人ってカラオケには結構シャイなのね。

店に入って約1時間半が経過したころ、やっと一人の若いお兄いちゃんがマイクをとって歌い始めた。
もちろん、アメリカンRockだ。
それからしばらくしてまたもう一人、見るからにRock野郎なお兄ちゃんがあとに続く。
みんなお酒が入るのに時間がかかったのか?

さてうちのテーブルの面々はというと、テリーも、娘のケリーも、彼女のお向かいさんのキャシーも、
「私、歌えな~い」という。
ええっ!!あんた、絶対行こうって人に誘っといて歌わへんはないやろ~!(と、みんなの歌を期待してきた私はがっかり)
歌で盛り上がるコミュニケーションを楽しみにしていたのに。

「ちぇっ、せっかく来て好きでもないハンバーガーまで食ったのになんだよ。つまんねえやつらだな」
酒が入った勢いもあって、ほんじゃと私が盛り上げ役を買って出ることにした。
せっかくだから楽しんじゃえ。

しかしここで面白かったのがPちゃん。
私がカラオケでRockを歌うというシチュエーションを見たことがない彼はなぜか動揺し、
「Shokoは普段は生演奏で歌うから、カラオケは歌わないんだよね?」とわけのわからんことを言って私を止めよう(ガードしよう)とし始める。
私って何様~!?(爆)


そんなPちゃんを放っておいてさっそく歌ったのはもちろん、Journey。
はい、もう曲は決まりですね。


勇気あるおばはんが1曲歌ったことがアイスブレイクとなって、その後はどんどんとカラオケ参加者が現れ、
カラオケナイトは大いに盛り上がったのだった。
よそ席のおっさんが「Hey、You Rock!」とわざわざ言いにきてくれた。
喜んだ店のオーナーのマイクもうちのうちのテーブルにやってきて、
みんなに好きな飲み物をサービスしてくれた。

ね?だからみんなもっと自分をさらけ出そうよ。
誰もうまい歌になんか期待してないんだからさ。

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忙しい1週間。

2010-10-16 21:15:54 | アメリカ生活雑感
先週の暑さがうそのように、今週は肌寒い日が続いている。
シカゴマラソンも今週末だったら理想的だっただろうに、なかなかこればかりは思い通りにはいかないらしい。

今週は何かと外出してばかり続く、忙しい1週間だった。

★病院
もう何年も前から続いている鼻の奥の違和感。
耳鼻科、咽喉科、アレルギー科とたらいまわしにされたあげく、
結局何の異常も見当たらず。
念のために撮ったCTの結果をもって再度耳鼻科へ逆戻り。
でも結局、軽いアレルギーの飲み薬を出されておしまい。
ほんまにこれでいいのか??


★久々に散髪
伸ばし放題にしていた髪の毛についにブチ切れ、ばっさりと散髪。
20センチほど。前髪もばっさり。
ガキっぽくなってしまったけどこれで当分行かなくてもいいや。
ちなみにいつも行く美容院は、韓国スーパーの同じモールにある韓国美容院。
ここはいつもすいていて、それこそものの20分ほどでシャンプー・カットをやってくれる。
まるで駅構内の散髪屋さんのよう。
それに加えてシャンプー・カット25ドルという安さ。
早いしうまいし、日本の雑誌は置いてあるし、お気に入りの場所。


★副島選手の講演会&取材
先週のシカゴマラソンの車椅子マラソンの部で準優勝した、日本の車椅子マラソンの第一人者、副島正純選手の講演会を聞きに行った。(水曜日と土曜日の2回:シカゴ日本人学校にて)
不定期に取材記事を書いている「US新聞.COM」の取材という機会をいただいた形。
23歳で脊髄を損傷し車椅子生活となった副島選手。
彼の17年間の努力、自分の境遇に打ち勝ちなおかつ周りに感謝できる強さに、思わず涙。勇気をもらう。
この話はまた改めて。



★Party2連発
金曜日の晩は、Pちゃんの職場(ラボ)仲間の主催するBBQパーティーに参加。
むくつけき物理研究者に囲まれながら、それでも普段からよく知る人たちと会話も弾み、
楽しい時間をすごした。

土曜日の晩は、お歌仲間(去年のJazz Vocalキャンプ仲間)のリサから招待されていた“ハウスウォーミング・パーティー”に、Pちゃんとふたりでお邪魔する。
ハウスウォーミング・パーティーとは要するに、「引越しお祝いPary」。
アメリカでは引越しのお祝いを本人がホストになって開き、一人でも多くの友達に部屋に入ってもらう(ウォーミングをする)のがならわし。
日本酒を手土産に駆けつけたはいいが、アパートの入り口の前で手がすべって持っていた袋ごと落下・・・
玄関先に酒のにおいを染みこませるという、迷惑なお土産になっちまった。

彼女の新居は、隣町Wheatonのダウンタウン近くの大型アパート。
中はすでにすっきりと片付いていて、もう何年も住んでいるかのようなコージーな空間だった。
彼女の母親をはじめ、仕事仲間やブラスバンド仲間など6人とさっそく楽しくお話を開始。
先のシカゴマラソンを走ったという女性もいて、マラソン談義で盛り上がる。
さっきまで知らぬ同士だった人たちがあっという間に友達になり楽しい会話が始まる。
私のピアノ伴奏でリサが2曲ほど歌ってくれたりした。
やっぱりこういう大人の集まりって楽しい。


左がリサ、右はリサのママ
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10・10・10 シカゴマラソン。

2010-10-09 15:03:40 | アメリカ生活雑感
秋のシカゴ路を彩る、恒例のシカゴマラソンを初めて見に行った。
シカゴマラソンどころか今までマラソンを生で見たことすらなかった私だが、
ちょっとした仕事がらみもあって、今年は思い切って行ってみることにした。

“思い切って”というのは、まず朝が早いこと。
スタートは7時半。いつもはだらだらする日曜日の朝にがんばって早起きしきゃいけないし、
渋滞を見越してシカゴまで長時間運転していくのはちいと根性がいる。
・・・と直前までぐたぐた迷っていたら、思いがけずPちゃんが「一度見てみたいので一緒に行く」と一言。
これにはびっくり。
かくして、奇跡の「日曜日6時起床シカゴマラソン観戦」が始まった。



ちょうど上り始めたお日さまがシカゴの高層ビルに映えて幻想的。
渋滞や交通規制もなく、30分ほどでさっさと到着。
心配していた駐車も、あっけなく完了。



スタートから約30分後、2マイル(3.2キロ)地点。(Jackson St.)
市民ランナーの大集団がやってきて、沿道から熱い声援が飛ぶ。
まだこのへんはみな、余裕の表情だ。


沿道はどこも応援の人たちでぎっしり埋まっていた。
おそろいのTシャツを作っている人、工夫を凝らした手書きボードを掲げる人、そして犬も。



「26.2マイルじゃない。そこには給水ポイントが10カ所あるだけだ」


JacksonからLassaleストリートへ。
これからは一路、ミシガン湖沿いを10キロ以上北上していく。




そこの人、ランナーの邪魔になってますよ。
後ろにそびえ立つ威風堂々とした建物は、シカゴの証券取引所。


一般ランナーがのろのろと4~5マイル地点を走っているころ、
トップグループはなんともうハーフ地点の13マイルを疾走中。トップのラップは1時間2分37秒。
すべて、エチオピア&ケニア組。
あっという間に目の前を通り過ぎていく姿は、まるで黒豹のように美しかった。


応援に気をとられてふと気づけばスタートから間もなく1時間半。
しまった!10分早くスタートしたWheelchair(車椅子)組がそろそろゴールする頃じゃないか!!
あわててゴール地点に向かうが、間に合わず・・。


ときすでに遅く、車椅子組のトップはすでにゴールしたあとだった。
う~。日本の副島正純選手の撮影を逃してしまった・・・。は・速すぎる!!
優勝候補筆頭の副島選手は惜しくもスイスのハインツ選手に敗れて2位。
同じく女子の土田和歌子選手もわずか2秒差で2位。残念。
写真は女子3位のタチアナ選手(アメリカ)。
42.195キロ、こうやって手でひたすらタイヤをこぎ続けるのだ。信じられない筋力と持久力だ。


ゴール地点に現れた北京五輪金メダリストのサムエル・ワンジル(ケニア)。
同じく北京銅メダリストで4月のロンドン・マラソンの覇者ケベデ(エチオピア)と終始デッドヒートを繰り広げたが、
40キロすぎからスパートをかけ、2時間6分24秒で2連覇を飾る!
高校時代から日本で7年間をすごしたワンジル選手、なんだか親近感が沸くなあ。


民族衣装も華やかな、ケニア、エチオピア応援団


女子の優勝者、ロシアのリリア・ショブホワの最後の疾走。
こちらも昨年に続き、2時間20分25秒で連覇。
2009~2010の間で約50万ドル(約6000万円)を稼いだ彼女。
今回の優勝賞金は7万5千ドル(約900万円)。
それに加えて、目標タイム(2時間21分)を切ったボーナス4万ドル(約500万円)もかっさらっていった。


10月とは思えないインディアンサマーとなったこの日のシカゴ。
応援する側も汗だく。

★ ★

シカゴマラソン33年間の歴史の中で、男女ともに連覇というのは初めての快挙。
また、今年の参加者は38,132人、うち6時間半以内で完走した人36,159人という数は、いずれも新記録だそうだ。
私たちはゴール近くに設けられた桟敷席で観戦していたのだが、
ランナーが近づいてくるたびに詳しいアナウンスが入るのも興味深かった。
特に2位のケベデ選手の紹介アナウンスでは、
「エチオピアに13人の子供がいるケベデ選手は、1日を1ドル未満で生活しています。その彼が今、ハーフミリオンドル(約6000万円)を手に入れようとしています」
アフリカの選手にとって、走ることは生きること。
ちょっとやそっとじゃかなうわけがないよな、とつくづく感じた。

気になったのは日本のスポーツニュース。
レース終了後、いろんなサイトで結果報告を検索してみたが、いずれも車椅子マラソンの扱いはほぼなしに等しかった。
副島、土田両選手は、いずれもメジャー大会で優勝常連者に名を連ねる名選手だ。
今回は惜しくも2位に敗れたが、両者の銀メダルをたたえる報道はまったくなし。
アメリカでは健常者ランナーも障害者ランナーも等しく扱い栄誉をたたえるのに、
こういうところは日本はまだまだ遅れているな、と実感。
彼らがこれからも世界の場でに活躍していけるように、少しでも多くのスポンサーの支援が得られることを期待したい。


今週、その副島選手の講演会を聞きにいく予定。
面白い話が聞けそうで楽しみだ。
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GORO's Diary (Vol.16) Playing in the water

2010-10-09 14:43:12 | GORO
10/9
It was absolutely fantastic autumn weather today!
Pedro and Shoko took me to the huge dog park where there were several ponds.
I was first afraid of water, but looking at other dogs are playing, I gradually get ready for it.
It was so much fun!!!



This park is in the forest preserve.(森林保護区域)


I met a lot of different kinds of dogs!


He is my new buddy. He introduced me "dirty playing" in the pond.
As I saw he played in the water, I said myself, "I can do it too!"


See?

★ ★

今まで水遊びなんかする機会のなかったGOROだけど、ほかの犬たちが臆せずに池に飛び込んでいくのを目の当たりにしてなんと自分から入って行った。
いったん入ってしまえばもう怖いものなし。他の犬たちを追いかけてずぶぬれ状態。
この日は暑かったから相当気持ちよかったのかな。
もちろん、帰ってから久々に全身シャンプー。
疲れ果ててぐっすり眠ったGOROでした。




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