Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

音楽まみれの7月。

2016-07-28 18:17:21 | music/festival
シカゴの夏はイベント花盛り。

6月あたまのゴスペルフェスティバルからはじまって、
ブルースフェスティバル、テイスト・オブ・シカゴ、ラビニアフェスティバル、ミレニアムパーク音楽祭、、、、ともう、追い付いていけない。

一応、忘れないように書いておこうっと。



ニューオリンズから戻った翌日、6月24日。
今年最初のラビニアフェスティバルへ。
今夜の出演者は、52年ぶりにラビニアに戻ってきたボブ・ディラン。
そして、R&B,ゴスペルQueenのメイヴィス・ステイプルズ!
立錐の余地もない、とはまさにこのこと!
今までに見たことのない人、人、人。ヒッピー世代~その子供たちの世代が大集合だ。
関係者の人曰く、記録だったそう。





(Photo by Chicago Tribue : http://www.chicagotribune.com/entertainment/music/ct-bob-dylan-mavis-staples-ravinia-review-20160624-column.html
その昔、ボブがメイヴィスに結婚の申し出をしたことはあまりにも有名。


一方の私たちは、花より団子。ボブ・ディランにも興味あるけど、食べるほうに夢中。(スミマセン・・・)
今日の献立は、
 

前菜にチーズとプロシュート、お好み焼き、おにぎり、赤ワインにビール、と宴会モード。

 




●Bob Dylan set list

Things Have Changed
She Belongs to Me
Beyond Here Lies Nothin'
What'll I Do (Irving Berlin cover)
Pay in Blood
Melancholy Mood (Frank Sinatra cover)
Duquesne Whistle
I'm a Fool to Want You (Frank Sinatra cover)
Tangled Up in Blue
Intermission

High Water (For Charley Patton)
Why Try to Change Me Now (Cy Coleman cover)
Early Roman Kings
I Could Have Told You (Frank Sinatra cover)
Spirit on the Water
Scarlet Town
All or Nothing at All (Frank Sinatra cover)
Long and Wasted Years
Autumn Leaves (Yves Montand cover)

アンコール
Blowin' in the Wind
Love Sick


●Mavis Staples set list:

If You're Ready (Come Go With Me) (Staple Singers)
Take Us Back
We're Gonna Make It (Little Milton cover)
Love and Trust
Freedom Highway (Staple Singers)
Dedicated
I'll Take You There (Staple Singers)





7月10日 Taste of Chicago (@Chicago)

 

シカゴの有名レストランの屋台で食べ歩きができる、めちゃ楽しい「テイスト・オブ・シカゴ」。
ブルースもゴスペルもジャズもいいけれど、私は結構このテイストが好き。
おいしいし、ゲストミュージシャンもいいし(有料なだけに)。

それにしても、この夏最高に暑かった。
















昨今、アメリカで立て続けに起こっている、警察官が無抵抗の黒人を銃殺する事件へのプロテスト(Black Lives Matter)も行われていて、この日はちょっと騒然としていた。




でもって、今年のお目当てはこの人!


Sheila.E
   

渋滞に巻き込まれて遅れ、最後の2曲くらいしか見られなかったけど、そのあとのパフォーマンスにゲスト出演してくれたので救われたー。
あなたは私の永遠のアイドルでございます 


7月12日(火)
またもや、ラビニア。
今日は、シカゴシンフォニー交響楽団(CFO)の創立80周年記念コンサート。
あの、Jazzトランペッターのウィントン・マルサリスが作曲を手掛けた楽曲の、この日はアメリカプレミア公演。

ラビニアでのんびり聴くクラシックは最高。時々蝉の声や電車の音が曲の一部になったりするのも、いとおかし。


American Premiere of Marsalis Concerto
Opening night of CSO's 80th residency


Chicago Symphony Orchestra
Cristian Măcelaru, Conductor
Nicola Benedetti, Violin
<Program>
Wynton Marsalis: Concerto in D (American premiere; co-commissioned by Ravinia)
Respighi: Fontane di Roma, P.106
Respighi: Pini di Roma, P.141



 マルサリスもステージで挨拶。

 新進気鋭のバイオリニスト、ニコラ・ベネデッティ。神業的演奏。




そして、今日もお弁当が楽しみな私たち。
時間がなかったので、簡単に、鶏胸肉のピカタ、庭のバジルソースチーズ焼き。ビール。赤ワイン。
今日はなぜか、芝生席がガラガラ・・・








7月21日(木曜日)

今日は阿波踊りのお囃子(篠笛)の録音のため、シカゴへ。
この夏一番の熱波がやってきて、高温注意報が出ていたからビビッってでかけたのだけれど、
なんのことはない。日本だっていつもこのくらいよ、ってなもん。
まったく、アメリカはいつも大げさなんだよ! 

7時半には録音が終わったので、急いでミレニアムパークへ。
ここれは、毎週月曜日と木曜日に、無料の「ミレニアムパーク音楽祭」というのが行われていて、今日は友人のビル・シムズ率いる「Heritage Blues Orchestra」がわざわざNYから来ているというではないか!

ビルとは、2012年の青森のJapan Blues Festivalに一緒に行った仲。
それ以来、彼がシカゴに来るたびに見に行っているのだ。

なんてったて、私はこのユニット、「Heritage Blues Orchestra」が大好きなのだ。





このあと大嵐がやってきて、「Buddy Guy's Legends」でブルース見ながら雨宿り。
ビルもやってきて、懐かしい人たちとセルフィー大会。

  



この日できあがったばかりのスペシャルジーンズで!


















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ニューオリンズ・行き当たりばったり数珠つなぎ③

2016-07-01 18:31:21 | アメリカ生活雑感
さて、IPWもいよいよ最終日。
よくぞがんばった。ここ数日の睡眠時間は4~5時間もいいところ。
8時間は寝ないとダメな私は、もう頭がくらくらだ。
しかも毎日、知らない人たちといろいろ商売の話しやら取材やらし通しで、声も枯れた。

でも、今日こそはあのピアニストTsujiさんを観に行かなければ。。。
聞いた話では、先週お友達のミュージシャンが突然亡くなって、今日は彼のお葬式があり、その流れでミュージシャン仲間が彼の追悼ライブをやるという。

コンベンションが終了したのが4時半ごろ。急いでシャトルバスでいったん重い荷物をホテルに置きに帰り、シャワーを浴びて5時ごろ、ミレーさんとロビー待ち合わせをしていざ出発。

場所はあの、「Maple Leaf Bar」。
ニューオリンズでは、老舗のライブハウスだ。ちょっと遠いところにあるので今まで行ったことがなかったけれど、今日は連れもいるし、知り合いも出演するので行きやすい。
やっと到着したら・・・なんだか誰もいない。音楽もやってないただの飲み屋状態。

本当にここなのか?店の人に聞いてみたら、
「(ツジサンたちは)さっき終わったよ」とのこと。みんなさっき帰っちゃったというのだ。

ガーン・・・ またしても、逃してしまった。

と、そのとき、となりでまたファンクバンドが演奏を始めた。
覗いてみると、な、な、なんとそこには、あの伝説のギタリスト、ジュン・ヤマギシ(山岸潤史)氏がいるではないか!
日本でのカリスマ的キャリアを捨て、1995年にニューオリンズに渡ったサムライ、ヤマギシは、今やニューオリンズで知らぬ者はいない人物。もちろん、シカゴにまでも名はとどろきわたっている。
いつだったっけか、遠い遠い昔に見に行ったことあったよなぁ。。。(20代初めの頃?)

実は今回ニューオリンズに行くことが決まって、密かにジュン・ヤマギシ氏の動向を探っていたのだが、「この期間は自分のバンドでの出演はなし」というリサーチ結果だったので半ば諦めていたところ、この日のうれしい偶然。
お話したところによると、彼もその亡くなった若者の弔いのために演奏しにきていたという。

そのバンド、ニューオリンズらしいホーンを中心にしたすごくタイトな、いいバンドだった。
もちろんジュン氏のギターも熟練の技。ソロに昭和の匂いがして、ちょっときゅーんとした。






本日感激の一枚。
ミレーさんいはく、「ラーメン屋の夫婦みたいに撮れましたよ」

やーそれにしても、3日前のパーティーでTsujiさんに会わなければ、この日はなかった。何たる偶然の巡り会わせ!

調子に乗って「今晩はもう(演奏予定は)ないんですか?」と聞いてみたところ、
深夜にR&B、ソウルのバンドで演る、という。「でも場所はやばいよ~」と。
やばいよ、ではもう驚かないのがシカゴとLAから来た私たち。
別に銃撃戦があるわけじゃないんですよね?と確認したら、全くそんなところではないというので行くことに決定。


その前に、今回のコンフェレンスのクロージングPartyへと急ぐ。



IPWの最終日Partyは、ミシシッピ川停泊の2隻の蒸気船、そしてマルティグラの山車製造・倉庫として使われているマルティグラ・ワールドで華やかに行われた。
そこらじゅうに屋台は出るわ、あちこちのステージでバンドの演奏はあるわ、大道芸人は歩き回るわ、もう巨大な夜店状態。














そしてここでも、懐かしいおひとにばったり。

ほんの2週間ほど前に、うちの近所の公園のパフォーマンスゲストで来て演奏していた、ザイデコ(Zydeco)バンドのドウェイン・ドプシー(Dwayne Dopsie)。
そのときも「再来週ニューオリンズ行くんだ~」とお話していたばかり。
まさか、この貸切パーティーのゲストミュージシャンとして来てくれていたとは。


 Dwayne Dopsieと

1か月に2回も、シカゴとニューリンズで会えるとは、つくづくご縁があるんだわ。





午後10時半ごろPartyはミシシッピ川打ち上げ花火とともに終了。
すぐに、Mr.ヤマギシの出演するという渋すぎるBarへと向かった。



どこを見渡しても100%黒人しかいない、いかにも近所の飲み屋的なBarだった。
その渋すぎるBarで、Mr.ジュン ヤマギシがギターをつまびき、そしてあのTsujiさんもピアノを弾いていた!
やった、最終日の最後の最後でようやくまた会うことができた。





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