Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

日本はお盆。こっちはお仕事。

2007-08-14 03:34:52 | アメリカ生活雑感
ここ数日アクセス数ががたっと減ったと思ったら、そういえば日本はお盆休みの真っ只中。今年こそは阿波踊りに帰ろうと思っていたのに諸々の理由で帰れず、ベイエリアでの肌寒い夏を仕方なく楽しんでいるところ。こちらには「お盆」はないので特別夏休みという感覚もない。しかも最近は、仕事のほうがやや忙しくなってきた。

今度書く記事のテーマ(アメリカの教育制度もろもろ)に関連して、最近は関係者への取材活動に奔走している。なにせ経験したことがないテーマなので、関連記事を読んだり詳しい人にこつこつ取材するしかない。

先日、Dedeの姪っ子でサンフランシスコの小学校教師をしているジャナを紹介してもらいアメリカ初取材をしてきた。1対1の、しかも英語での取材なのでどうなるかなとど緊張していたけれど、初対面ではない(DedeのThanksgiving Dinnerでご主人のアダムと一人息子のルカとは何回か会っったことがある)ことや同年代(彼女が少し年上)ということもあって終始話ははずみ、気がつけば3時間の長話になっていた。
Dedeもそうだが、こういう「話のポイントがわかるインテリジェントな人」とお話をしているととても勉強になる。彼女はその後、参考になる資料をどっさりと郵便で送ってくれた。まさに探していたテーマそのもので、大感謝。
しかも「日本に行ったときに買ってご利益があったお守り」といって金閣寺の“安産祈願”お守りまで同封してくれるオマケつき。なんでも彼女、これを買って数週間後にご懐妊したそうで。はあ。

で、先週はRYOKOちゃんの友人で同じくバークレーの小学校の先生をしているI子さんとそのお友達のHさん(日系3世)にお話をうかがった。
日本でもここのところ教育の格差が問題になってきているけれど、アメリカはその比ではない。人種、貧富の差が子どもたちの将来をちっきり二分してしまっているといえる。リベラルで知られるバークレーでも残念ながらこの格差は存在している。お金持ちは教育設備の整った土地に住み、その子どもたちは十分な教育を受ける。貧乏人はそんな地価の高いところに住めるわけもなく、子どもを廃墟のような学校に通わせるしかない。そこには暴力やドラッグや犯罪のわなが待ち受けている。人に話を聞けば聞くほどそれが事実なのだということを実感させられ、やるせない気持ちになる。

しかしこんなケイオスは何もアメリカだけの問題ではない。先日、友人から「長男(小学1年生)のクラスが学級崩壊よ~。ドラマの中だけかと思ったら本当にあるのねぇ」と妙に冷静なメールがきて驚いた。東京都心の、きわめて普通の公立小学校で、しかもまだ年端もいかない1年生のクラスが理由は何であれ「崩壊」するんだという事実。ますます、子育ては大変なプロジェクトだ。

今週は、視点を変えて小学生の子どもを持つママに取材予定。さて、どんなお話が聞けるかな?

Comments (4)
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