LAへの出張帰り、今度こそベイエリアに寄ろうと決めていた。
昨年LAに来たときは団体行動だったので行けなかった、近くて遠い第2の故郷。
あのとき行っておけばよかった、
あのとき会っておけばよかった、
そう思うことがないように、思いついたら即行動、これからはこれで行こうと決めている。
LAから1時間半、ひとっ飛びでサンフランシスコへ。
この空港はLAXよりはるかにきれいで明るく洗練されている。すぐにBARTに乗り継げるし、タクシーやUberの列に並ばなくてもいい。
懐かしいロックリッジ駅までは、1.75ドル。
駅を出るとDedeが待っていてくれた。
彼女に会うのは、シカゴに訪ねてきてくれた時以来だからもうかれこれ6年?
私が初めてバークレーで生活を始めたときからずっと、私の人生を見守ってくれていた生き証人の彼女。
英語が喋れなくて四苦八苦していたときも、大学のプレゼンクラスで悩んでいた時も、助言しつつそっとそばで手を差し伸べてくれた。
彼女なしでは今の私はあり得なかっただろう。
彼女を紹介してくれたのが、当時クラスメートだった親友でエジプシャンのHODA。今はドイツに戻って、メディアに引っ張りだこの政治学者だ。
この地に降り立ち空気を吸うと、この20年間が走馬灯のようによみがえる。
青春の匂いだ。
アメリカ生活最初に住んだ家。一軒家の中で数人の留学生が部屋ごとに住んでいた。
何も変わっていないDedeの家で部屋に荷物を下ろし、さっそく昔暮らしたNeighborhoodを散歩。
二人でよくおしゃべりをしたカフェで、まるで昨日の続きのようにコーヒーを飲みながらおしゃべりに花が咲く。
寒かったロスとは違い、ここは陽差しが温かい。
アフガン料理の店でゆっくりと夕食を。
部屋からのベイエリアの眺めは何一つ変わらない。
ふかふかのベッドで、やっとビジネスモードからオフへと気持ちが切り替わった夜だった。
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