Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

日本人は意地悪?

2007-08-05 11:32:07 | アメリカ生活雑感
この間、カフェのフリーコンサートで見たSaxのAnton Schwartzが、今晩バークレーのJazzレストラン“Anna's Jazz Island”で演奏するという。ここしばらくAnnaにも行っていないし、最近プロの演奏を見ていないのでマサコ(&ポール)を誘って勉強がてらでかけることにした。
実は、この間のJamのあと私が「もうポールのドラムとはやれません」とごめんなさいして以来、彼はかなり根に持ってへこんでいる状態らしいので、ここらで“ポール氷解タイム”をとるという作戦でもあった。
個人的にはそんなつまらないことで逆恨みするようならヤツなんて放っておいたれ!という気持ちなのだが、何といってもマサコのダンナなのでそういうわけにもいかず、ここはマサコとふたりで何事もなかったかのようにポールをなだめすかしてあげることにした。ポールもライブには行くと楽しみにしていたらしい。

しかし、結局現れたのはマサコひとりだった。
なんでも昨日、今度買い換えたソファーにクッションを置く置かないでもめ、そこにきて彼の選んだクッションをマサコが気に入らなかったのを根にもって口を聞かない状態になりそのまま「じゃ、ライブも見に行かない。だってJapaneseはミーン(いじわる)なんだもん」と殻に閉じこもってしまったそうだ。おいおい、私たちがミーンなのか?ちやうやろ~!!正直に言っただけじゃん。だいたいこれが63歳のオトコのとる行動か?マサコも「まるで子供よぉ。もうどうにかして~」とほとほと困り果てている。でもここまできたら、このまま死ぬまで変わらないんだろうな、きっと。

自分の演奏に共演者が満足しないことを自分の力不足と思わないのは、先日の記事にもあったように「アメリカ人独特の自信過剰現象」なのだろう。結論は「日本人は批判的で意地悪」になっちゃったからびっくり。(ま、確かに何でも“エクセレント!”を連発するアメリカ人と比べて日本人は自分にも他人にも厳しいかも。)私のブログを読んだ当のマサコも「あの内容、読んでて本当に納得したわよ~。まさにそのとおり!!」と言っていた。

さて、そんなわけでマサコとSeiyaさんと3人「意地悪」日本人チームでゆっくりと鑑賞したライブ。いい勉強になった。なんといってもこの日ホレたのはベースのDanちゃん。深く無駄のない音と落ち着きのある演奏振りに目が釘付けになった。そしてそのお人形のようにかわいい顔!
終わってから「あなたのベース、とても好きです」と思わず駆け寄りお話しちゃった!近くでみると、これがまた本当~に美しいのでうっとりみとれてしまった。
今日は彼を知っただけでも大収穫。これからしばらく目が離せないベーシストの一人。


Judy Wexler (vocal), Murray Low (piano), Anton Schwartz (sax),
Dan Feiszli (bass), Tim Bulkley (drums)
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする