Life in America ~JAPAN編

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6月1日は「第九の日」

2024-05-28 10:25:42 | ニッポン生活編
5月19日

ベートーヴェン「第九」を聞きに鳴門へ。


今年は初演から200周年の年。




”鳴門「第九」を歌う会”が毎年演奏会を開催しているもので、ご夫婦で出演予定の相棒のお友達(ドイツ人のご主人と日本人の奥様)のご招待。



実は鳴門は「第九」がアジアで初めて演奏された地。
第1次世界大戦中、鳴門市板東の捕虜収容所には約千人のドイツ兵が収容されており、彼らは音楽や演劇をなど様々な文化活動を行った。
大正7年6月、ドイツ兵たちによって「第九」が初演されたのを記念して、鳴門市では6月1日を「第九の日」と定め、毎年6月第一日曜日に全国から仲間を募り歌い続けている。



実は第九を生で聞くのはこれが初めての私。
例年コンサートを行っている鳴門文化会館は現在改装中のため、演奏は大学の体育館で行われた。音響は最悪だったけれど、「今日の演奏は、世界平和のために捧げます」とおっしゃったコンダクターの言葉を演奏中何度も思い出し、皆さんのパワーに思わず涙ぐむ。
相棒は「来年は一緒に歌う」とはりきっている。こりゃぁ楽しみだ(笑)


家に帰って相棒が持っていたベートーベンの本を開くと、1824年の初演(ウィーン)のプログラムが載っていて興味深かった。
総監督はもちろん、ベートーベン。しかしこの時すでに、彼は聴力を失っていたという。

初演から200周年のこの年に聴くことができて、感無量。

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