Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

お熱いうちに・・

2007-02-15 15:15:17 | アメリカ生活雑感
話は古くなったけれど、今年のバレンタイン。
去年は東京とアメリカで別居していたので、今年が実は結婚後はじめてのバレンタインということになる。(だからどうよ、というかんじだが)
日本では女性から男性に、が慣わしだけれどアメリカや西洋では男性が女性にお花やプレゼントを送る日として認識されている。
街ではバラを持った男性をちらほら見かけた。

今晩のメニューはこんなかんじで。
久々に頂き物の名前入りのワイングラスを出してきた。

カタプラーナ鍋を利用して、鯛の丸ごとワイン蒸しをやってみた。
野菜もありったけ放り込む。けっこういけた。


実はPちゃんは、このチョコには目がない。普段はチョコ禁止だけれど今日くらいは与えてあげよう。
添えたカードは「Good lovin' is like cookin'.(いい愛は、いい料理のごとし)」そのココロは
「It's better served HOT.(お熱いうちがよろし)」
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アメリカ的生き方。

2007-02-15 15:15:15 | 旅行
2月12日(月)
コロラドでの夢のような滞在を終えて、1週間ぶりにベイエリアに帰還。
バークレーにいるとあっという間に時間がたってしまうのに、ど田舎でしかもインターネットもなく生活しているとまるで1ヶ月以上過ごしたかのような錯覚に陥ってしまう。
実を言うと、4日目くらいからは手持ち無沙汰でちょっとバークレーホームシックにかかっていた。やはり、田舎隠遁生活は私にはまだまだ早すぎるらしい。

デュランゴでの一日は、お日さまとともに明けるのが日課。
まず、Jerryさんと一緒にヨガで体と心をゆっくりとほぐしたあと、各々勝手に朝食をとり語らう。おかげで今まではあまり知ることのなかった他州の歴史や文化などをいろいろと教えてもらうことができた。
普段なら、朝Pちゃんを送り出してからはほとんど一人で会話相手のいない生活だったので、この1週間は「英語をしゃべる」という基本的なことを改めて学んだ気がする。こんなにしゃべったのは久しぶりかもしれない。しかもポールもJerryさんもネイティブなので、知らない単語や言い回しがあると即座に教えてくれる。おかげでボキャブラリーやスラングもたくさん覚えた。(アメリカ人のご主人を持つと英語が上達できてうらやましいなぁ・・。)

また、この年になって人生初めての経験もあった。
Jerryさんに教えてもらってクロスカントリーに初挑戦。


一方でJerryさんの暮らしを通じてアメリカ人のリタイア後(60歳以降)のライフプランというものもつかめてきた。
「トシをとったら、やりたいことをやる」という生き方だ。
彼らは日本人のようにいつからともわからない老後のために“備える”“貯める”というスタイルではなく“元気な今を楽しむ”のだ。
田舎暮らしがしたいと思ったら都会の家を売って田舎に家を買う。もう体がついていかないと思ったらポンと売ってその現金でまた別のところに住処を作る。もともと日本人のように、家や土地に対して執着がないのだろう。何かを残さなければ、という焦りも義務感も日本人に比べれば薄い気がする。実に自由だ。


別れの朝、みんなで記念撮影。

長い“休暇”をいただいて家に戻ると、なんか身も心もリフレッシュしてまたがんばろうという気持ちがわいてきた。
我が家での私の役職は“外交官”。こうやって人脈を広げてPちゃんができないことをやるのが私の役目だと調子よく思っているので、そういう意味でも今回のコロラド旅行はとても実り多いものだった。
Pちゃんも、怒涛のように土産話を聞かせる私に「おしゃべりになった」とビックリしながらも「いろんな体験ができてよかったねぇ」と我がこのように喜んでくれた。
やっぱり、私にはこの家がいちばん。
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Durango散策

2007-02-15 15:15:13 | 旅行
2月10日(土)
まだまだポカポカ陽気が続く週末、今日はDurango市内観光にでかける。
とはいっても5ブロックくらいに何もかもがきゅっと集まったとてもコンパクトサイズな町なのだった。

最初は1881年に創業していまだに走り続けている蒸気機関車の始発駅、Durango Stationから。
DurangoからSilverstonまでの山越えルートを毎日走り続けているこの蒸気機関車は観光の名所になっていて、毎年5月には“Anual Iron Horse Bicycle Classic”という自転車対機関車のレースが開催され全米から自転車野郎が集結する。実はJerryさんも今年参加するらしい。すごすぎ。






冬と夏のイメージ(HPより)


ちょうど夕方、Silvertonから戻ってきた機関車をキャッチ。
手旗信号のみで踏切がない!

駅舎の中にはレトロなものがいっぱい。まるで時が止まったかのよう。
 


今晩は4人で外食&夜遊び(といっても老人タイムだけど)。
レストランまでの時間つぶしに、町で一番古いBar“The Diamond Belle Saloon”で軽く飲む。ここでは毎日ブルーグラスやラグタイムミュージックのライブが行われていて、今日もカウボーイルックのお兄さんがカントリーをいい調子で演っていた。
この店に入ってくるお客さんもなんだか「カウボーイ」調。カルチャーショック!




レストランに場所を移すと、今度はここものすごい人たちを発見。
私たちのすぐ後ろの席に、まるで200年前からやってきたような人たちが当時の衣装そのままで食事を楽しんでいるではないか!
気になってなんだか食事にならん。
たまらず食事が終わったのをみはからって写真撮影をお願いする。聞けば「歴史的文化を残す会」の人たちで、月に一度こうやって町に繰り出しているという。



衣装は全て手作り。ファスナーなどは一切使っていないというから驚きだ。


食事の後は、ポールの友人が経営しているライブBarへ繰り出す。
今晩はなんとカラオケナイト(アメリカでもカラオケはkaraoke)。ここでも出るはカントリー。こっちもジョンデンバーで対抗だ。
午後10時半、いつもなら消灯の時間にほろ酔い気分で帰宅。あ~面白かった。


オーナーのスティーブさん。この人、お客をさばきながも、自らターンテーブルを回し、
J.BからE.W.F、カントリーまで、とにかく信じられないほどのレパートリーで客の歌が途切れないように間を埋めてくれる。
声はジョー・コッカーそのもの。参りました。


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戦場の「おやゆび姫」。

2007-02-15 15:00:23 | 旅行
二日間のスキー&スノボ+久々の温泉を堪能した私たち一行は、Pagosaの町を朝食がてらにぶらぶら。
この町一帯は、昔はネイティブアメリカン(インディアン)の居住地だったところ。いまにもカウボーイが飛び出して出てきそうなレトロな雰囲気が漂う。町の人たちもどこかのんびりしていて時間もゆっくりと流れている気がする。

と、町のなかに一軒の小さなアンティックショップを発見。マサコも私も大のアンティック好き。こういう古びた町からは意外な出物があるやも知れぬと冷やかしに入ってみることにした。
しばらくして、店に座っていた初老のご婦人がいぶかしげに私たちに「どこから来たの?」と聞いてきた。こういうときは二通りの答えがあるのだが、私たちはあえて「日本からです」と答えた。
そうするとそのご婦人、「ちょっと見てもらいたいものがあるの」とやおら立ち上がり何かをごそごそと取り出した。見れば一冊の古ぼけた本と、シルクの布。

「去年のクリスマス前、とあるご婦人がこれを持ってきたの」。
孫たちに何かクリスマスプレゼントを買うのに少しでも現金が欲しい、それと引き換えにこれを持ってきたというのだ。
そっとあけてみてみると、それは「アンデルセン童話」の日本語訳。印刷年は大正 14年とある。どうしてここにこんなものが?
「これは、そのご婦人のおじいさまが第二次大戦中に日本のcave(洞窟)で見つけたものらしいの。それを大切に持ち帰って二代にわたって持っていたのだけどどうしてもお金が必要だったらしくて持っていらしたの。この本に関してもう少し情報をもらえるかしら?」

私は興味津々でその本を丁寧に手に取った。
アンデルセン童話の中から、「おやゆび姫」や「一本足の兵隊」「醜いアヒルの子」など数点が収められている。しかもこの時代にしてはモダンで美しい挿画。こんな本を持っていた人物はきっと、育ちのいいお坊ちゃんだったのだろう。添えられていた美しい絹の布に、大切に包まれていたそうだ。それは多分母の、姉の、もしくはいいなずけの着物の布地だったのかもしれない。大切に戦場に持ち込み力尽きたであろうこの持ち主に思いをはせ、心がきゅんと締めつけられた。

「よければ買ってもらえるかしら?」
そんな私を察知したのか、店のご婦人は控えめにこう聞いてきた。「25ドルで、どうかしら」。
少なくともこの、いつ日本人が来るともしれないパゴサの町にひっそりとほこりをかぶっているよりは、私の手に渡ったほうが何か手がかりを探せるかもしれない、そう思ったのだろう。私もその本と別れがたった。

思いがけないものと出合い、私は少し興奮気味にその店を後にした。


 
おやゆび姫 画とお話本第四冊 
大正十四年11月十八日印刷
大正十四年11月二十一日発行
昭和四年一月二十五日再版発行

著者 楠山正雄
発行兼印刷会社 合資会社富山房 東京市神田区通り神保町九番地
印刷所 凸版印刷株式会社
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スキー&温泉ツアー in Pagosa

2007-02-15 13:00:00 | 旅行
2月6日(火)
コロラド入り二日目。午後からさっそく滑りに出かける。
約2年ぶりのスノボ。はたして体はもつだろうか・・・と期待半分不安半分。
町の小さなスキーショップで、ウェアとスノボ+ブーツを借りる。二日間で37ドル。安い。



まず1日目は近くのDurango Mountain Resort
とにかく調子に乗って怪我だけはしないように気をつけて、初めは足慣らし。
徐々にふたりのシルバーおやじパワーにつられてintermediateコースへ・・。距離が長くて気持ちいい~!


駐車場からリフトまでシャトルバスに乗っていざ出陣!




スキーの腕前は一流のシニアチーム。ジェリーさんとポール。

2月7日(水)
二日目は、車で一時間ほどの隣町、Pagosa(パゴサ)へ一泊旅行に出かけることになった。
この町は、天然の硫黄温泉“Pagosa Springs”と、標高11,000フィートのWolf Creekというスキー場で有名。
ここでマサコは日がな一日温泉三昧、残りの3人は滑り三昧というもくろみだ。


さぁ~今日もいっとくで~。


あれに見えるは、これから目指すWolf Creek!




ここがてっぺん、11,775フィート(約3600m)。ここからの眺めは最高。滑りも最高。
もったいないので、今日は休みなしでリフトが終わるまで滑り通し。
首がこりこり・・




午後4時半。滑り終えて、3人でポーズ。
さあ、これから温泉だ~~~!


天然硫黄温泉Pagosa Springsは、温度の違う18タイプの屋外温泉・ジャグジーからなる大リゾート。
うれしいことに、宿泊者は24時間使うことができる。(混浴・水着着用)
スキー帰りの体にあったかい温泉の気持ちよさといったら・・(泣)
夕食後もマサコとふたりで夜中まで漬かって、体ももうメロメロ。
かたや、おじさんたちは9時には沈没。

 
アメリカにこんな天然温泉があるとは!また絶対に来たいところのひとつ。
あ~こりゃこりゃ


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お宅拝見。

2007-02-15 12:00:00 | 旅行
Jerry邸、一挙公開。
この一週間お世話になった、Jerryさんのログハウスはこんなかんじ。
2001年に前のオーナーが建てたもので、そのまま居抜きで去年Jerryさんが購入。ベッドや家具類も、SONYの大型テレビも、スプーンやフォークの一本に至るまで全てそのまんまJerryさんが引き継いだそうだ。アメリカ人ってやることが大胆だよな~。


正面玄関。晴れた日は空の青さと雪のコントラストがまぶしい

 


これが裏からみたところ。これを中から見てみると・・


窓越しに、いきなりの大パノラマ風景が広がる。
この日差しの強さはさすがに南部。シカゴやカナダではこんな風景はまずみられない。


玄関上には小さなロフト空間があり、そこが今回の私のお部屋(寝床)。
小窓からは夜中にはきれいな月が拝め、朝はまぶしい日差しが降り注ぐ。
おかげで毎朝、早起き生活。

 
この暖炉で部屋はポカポカ。暖炉は両サイドの部屋をまたぐという優れもの。こんなの初めてみた。


私たちを狂喜乱舞させた、夢のジャグジー。これがバスルームではなく、
ジェリーさんの広~い寝室(暖炉写真の2枚目)の隅にどっかりとあるところがいかにもアメリカ的発想。しかも床はカーペット。
夜は電気を消してろうそくの明かり+雪明りでゆっくりと入浴させていただきました。


野性の鹿がこうしてたまに遊びに来る。



キッチンは広くて機能的。
シンク下の小穴からごみを掃きだすシステムは画期的!



近くのスーパーに買出しに出かけてからは、ほぼ毎晩手作りDinner。4人でのんびり食卓を囲む。
3日目の夜は、みんなが楽しみにしていたという天ぷら。(固めるテンプル持参)


4日目の晩は、遊びに来たスティーブさん(手前)を囲んで“マサコカレー”。
実はこの家をジェリーに紹介した不動産屋さん。
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コロラドヘルシー合宿~1Week

2007-02-15 11:59:49 | 旅行
まず、コロラド州ってどこだ?という方(自分も実はよく知らなかった)のために。
↓↓↓↓ こんなところにあります ↓↓↓↓


カリフォルニアは3つ左隣の西海岸の大きな州でサンフランシスコはそのほぼ真ん中。
ということは、そのまま横滑りしたようなもので緯度はあまり変わらないということだ。
それなのに天気予報を見ると“雪”、しかも最低気温は-10℃!おそるべし、ロッキー山脈。


今回の目的地は、コロラド南部のニューメキシコ州に近い小さな田舎町Durango(デュランゴ)。同じベイエリアに住む友人のマサコ&ポール夫妻が実は次に移り住む候補地として考えている町で、今回の旅行はいわばふたりの「偵察旅行」のお供についていったというわけ。
デュランゴには、ポールの学生時代からの友人Jerryさんが去年購入したどでかいログハウスの別荘があるという。その家のゴージャスぶりはふたりから散々聞かされていて「とにかくと~~っても素敵なの!冬には一緒に行こうよ。ポールもスキー仲間がいたほうが楽しいから」と去年から誘ってもらっていたという次第。運よくUAのマイレージもたまり、国内往復チケットもただでゲットでき、いざ一週間の“コンセプトよーわからん旅行”に出発。
(Pちゃん、留守番させてすまぬ!)

ホスト、Jerryさんのこと。



Jerryさんは現在62歳。サンディエゴの海が見下ろせる高級住宅地に超弩級サイズの豪邸を持つ、絵に描いたようなお金持ち。ポールとは学生時代からの40年来の付き合いで、ポールがレイクタホで消防士さんとして働いていた時代の同僚でもある。一度の結婚、離婚を経て、現在は3人の美人の娘たちと奥さんと暮らすHappy パパだ。
夏はサーフィン、ヨット、冬はスキーにクロスカントリーと何でもこなすスポーツマン。今回もサンディエゴから15時間ぶっ通しで車を運転してデュランゴ入りしたというまさに“鉄人”。
しかしそのJerryさん、実はそうそう健康体というわけではなく過去に計7回の手術経験がある。つい数年前には前立腺ガンの大手術をしてそこから根性でリハビリを続け再び鉄人に這い上がったらしい。自らの体を毎朝のヨガで鍛え上げ、健康体を取り戻したJerryさんは、去年の夏「人生を楽しむために」このコロラドの別荘を買ったという。
「玄関を一歩入って目の前に広がる山々を見たとき、すぐに『はい、これ買うから』って。値段も聞かずに買っちゃったんだよ」
そう言ってうれしそうに笑うJerryさんからは“金持ちの道楽”という印象は微塵も感じられない。むしろ生活ぶりは質素そのもの。健康であることの大切さを身にしみて知ったからこそ、自分が健康でいられることを確かめられる場所で、今この瞬間を楽しむ生活を求めたかったのだろう、と思う。

空港で出迎えてくれたJerryさんの第一印象は、心の温かいやさしいパパ。いかにも3人の娘を持つパパという雰囲気が漂っていた。会った瞬間、何ともいえない安心感に包まれ、この先の1週間がとても楽しみになった。

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