Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

アメリカ的生き方。

2007-02-15 15:15:15 | 旅行
2月12日(月)
コロラドでの夢のような滞在を終えて、1週間ぶりにベイエリアに帰還。
バークレーにいるとあっという間に時間がたってしまうのに、ど田舎でしかもインターネットもなく生活しているとまるで1ヶ月以上過ごしたかのような錯覚に陥ってしまう。
実を言うと、4日目くらいからは手持ち無沙汰でちょっとバークレーホームシックにかかっていた。やはり、田舎隠遁生活は私にはまだまだ早すぎるらしい。

デュランゴでの一日は、お日さまとともに明けるのが日課。
まず、Jerryさんと一緒にヨガで体と心をゆっくりとほぐしたあと、各々勝手に朝食をとり語らう。おかげで今まではあまり知ることのなかった他州の歴史や文化などをいろいろと教えてもらうことができた。
普段なら、朝Pちゃんを送り出してからはほとんど一人で会話相手のいない生活だったので、この1週間は「英語をしゃべる」という基本的なことを改めて学んだ気がする。こんなにしゃべったのは久しぶりかもしれない。しかもポールもJerryさんもネイティブなので、知らない単語や言い回しがあると即座に教えてくれる。おかげでボキャブラリーやスラングもたくさん覚えた。(アメリカ人のご主人を持つと英語が上達できてうらやましいなぁ・・。)

また、この年になって人生初めての経験もあった。
Jerryさんに教えてもらってクロスカントリーに初挑戦。


一方でJerryさんの暮らしを通じてアメリカ人のリタイア後(60歳以降)のライフプランというものもつかめてきた。
「トシをとったら、やりたいことをやる」という生き方だ。
彼らは日本人のようにいつからともわからない老後のために“備える”“貯める”というスタイルではなく“元気な今を楽しむ”のだ。
田舎暮らしがしたいと思ったら都会の家を売って田舎に家を買う。もう体がついていかないと思ったらポンと売ってその現金でまた別のところに住処を作る。もともと日本人のように、家や土地に対して執着がないのだろう。何かを残さなければ、という焦りも義務感も日本人に比べれば薄い気がする。実に自由だ。


別れの朝、みんなで記念撮影。

長い“休暇”をいただいて家に戻ると、なんか身も心もリフレッシュしてまたがんばろうという気持ちがわいてきた。
我が家での私の役職は“外交官”。こうやって人脈を広げてPちゃんができないことをやるのが私の役目だと調子よく思っているので、そういう意味でも今回のコロラド旅行はとても実り多いものだった。
Pちゃんも、怒涛のように土産話を聞かせる私に「おしゃべりになった」とビックリしながらも「いろんな体験ができてよかったねぇ」と我がこのように喜んでくれた。
やっぱり、私にはこの家がいちばん。
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