shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Hooked On Classics

2009-01-21 | Rock & Pops (80's)
 ポップスの世界というのは面白い所で、一つ当たるとみんなが一斉に右へならえをし、我も我もと二匹目のドジョウを狙ってくる。スターズ・オンの「ショッキング・ビートルズ45」が81年6月に全米№1を記録した後、案の定というべきか、メドレー・ブームがやってきた。本家ビートルズのムービー・メドレーや以前紹介した初期ビーチ・ボーイズ・メドレー、スターズ・オン系のそっくりさんシリーズではアバ、スプリームズ、ステーヴィー・ワンダー、アンドリュース・シスターズとまるで雨後のタケノコのように様々なメドレー曲が発売された。この「スターズ・オン現象」は約1年間ほど続いたが、そんな中でも斬新な発想でスターズ・オン人気に上手く乗ったのがルイス・クラーク指揮のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の「フックト・オン・クラシックス」だった。フックとは英語で「かぎ形に曲がったもの」、つまり引っ掛けるための留め金(ホック)を意味する。だから「フックト・オン・クラシックス」とは要するに「クラシックの名曲数珠つなぎ」のことなのだ。指揮のルイス・クラークはあのELOでストリングス・アレンジを担当していたほどの人で、時代も作曲者も異なるクラシックの楽曲群を実にスムーズに1曲のメドレーものにまとめ上げている。選ばれているのはクラシック音痴の私でさえもどっかで聞いたことのあるような超有名曲ばかり(題名とかはサッパリ分からへんけど...)で、それらをフォー・ビートのリズム・ボックス・サウンドで巧妙につなげている。まぁ自分にとって普通のクラシックは冗長すぎてちょっとツライのだが、こんな風にオイシイ部分だけを抜き出して次から次へと聴かされると目からウロコ、美メロのアメアラレ状態で結構楽しい。尚、このCDには全部で9メドレー、トータル106曲がごった煮風に収められているので、曲名当てクイズなんかにはいいかもしれない。
 話は変わって80'sのアメリカのテレビドラマ界のアクション部門で「ナイトライダー」と人気を二分していたのが「エアーウルフ」というハイテク武装攻撃用ヘリコプターが主役のスカイアクション・ドラマだった。シナリオがしっかりしてたのはナイトライダーの方だったが、アクション的にはやはりエアーウルフの方が見応えがあり、特にバイザーが下りてターゲット・ロックオンしてから敵機を撃墜するまでの数秒間がたまらなくスリリングでいつもコーフンして見ていたものだった(笑) 今回YouTubeで「フックト・オン・クラシックス」の映像を検索していたらたまたま「フックト・オン・エアーウルフ」というのを見つけた。クラシックスの音楽はそのままで映像だけを「エアーウルフ」のハイライト・シーンで編集したというスグレモノだ。初めて見るという方も、懐かしいなぁという方も、エアーウルフの活躍を思う存分お楽しみ下さい(^o^)丿

Hooked On Airwolf (Part 1)

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