shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

太陽の彼方 / ゴールデン・ハーフ

2011-10-08 | 昭和歌謡・シングル盤
 今日はまず最初に音楽とは関係のない F1 の話から。キョーミが無い or 話がヘチマな人は読み飛ばして下さいな。この週末はちょうど鈴鹿で F1日本GP をやっているのだが、今日の予選で小林カムイが物凄い走りを見せてくれた。彼が乗っているザウバーのポテンシャルの低さを腕でカバーしようと、超高速コーナーとして世界的に有名な鈴鹿の130R を DRS 開きっ放しのレス・ダウンフォース状態で駆け抜けたのだ。あそこを全開で行けるのはレッドブルくらいのもので、あのマクラーレンやフェラーリですら DRS を閉じて走っていたというのにである。カムイ自身、正直に “むっちゃ怖かったですよ” と言っていたらしいが、あそこでアレが出来る勇気が凄い!!! 不本意な休日出勤から怒涛の勢いで帰って来た甲斐あって、ホンマにエエもん見れました(^o^)丿
 それにしてもシケインに3台並んで突っ込んでいったハミ、シュー、ウェバー(←よりにもよってこのメンツ...笑)といい、完全に空気と化したフェラーリ勢といい、中々面白い予選だった。明日はウェバーがお約束のスタートミスをしでかし、ハミルトンが因縁のマッサと絡み、更に上位の誰かがパンクでもして(←何という他力本願...)カムイが感動の表彰台ゲット!とかなったらエエのにな。それにしてもいくら母国グランプリとはいえ、天下の BBC が特集組むなんてカムイ凄いな~(ラストのBGM少年ナイフにはワロタ)↓


 それではココから京都レコード・ハンティング報告パート2だ。 100000t のビルを出て南に数メートル歩くとホットラインがある。昔京阪神のレコ屋を廻っていた頃、ココの近所にあるジャズ専門店ハードバップは店のオヤジさんのマスク越し上目遣いの視線が痛くて(←アンタは監視カメラか!)息が詰まった時は、いつもこのホットラインでまったりと過ごしてリフレッシュしたものだった。
 京都のレコ屋は大阪とは違ってジャズだけ、クラシックだけ、レゲエだけ、という専門店が多いように思うのだが、このホットラインはジャズ・ロック・ポップス・フォーク・歌謡曲とオールラウンドな品揃えで、ビートルズもフランス・ギャルもゼッペリンもペギー・リーもスティーヴィー・レイ・ヴォーンもロネッツもレスター・ヤングも西田佐知子も全部大好きという私のようなレコード・ジャンキーにとってはパラダイスみたいなお店である。しかも店員さんがフレンドリーで値段設定も良心的、在庫数もハンパないのでとっても居心地が良く、ついつい長居してしまう。
 前に来てからかなりの年月が経っているのでどーなってるかなぁと思いながらお店に入るとあの懐かしい雰囲気は全然変わっていない。21世紀に入って廃業したり宗旨替えしたりするレコ屋が多い中、ここだけは時間が止まったような感じである。いや、むしろアナログ・レコードの数は昔よりも増えているんじゃなかろうか... 一般ピープルから見ればただの塩化ビニールだが、私にとっては宝の山である。入口を入ってすぐ左奥の方がシングル盤のコーナーだ。以前ここに通っていた頃は全く縁が無かったこの一角が今回のターゲット、早速猟盤開始である。
 シングル盤にも序列のようなものがあって、ビートルズやストーンズ、バーズといった60’s ロックが最も見やすい特等席を占めており、私が狙っている昭和歌謡は細長い段ボール箱に入れられて一番奥の隅の方に押し込められている。これでは不自然な姿勢で身体をよじらないと見れそうにないので、エサ箱の中身をゴッソリ抜いて手元でチェックしていくことにする。青江三奈や伊東ゆかり、由紀さおりにピンキラと、昭和歌謡の定番シングルが200~400円ぐらいで並んでおり、この辺は既に持っている盤が多いが、値段を見ながら安い高いをアレコレ考えるだけで愉しい。
 そうこうしているうちに引いた1枚のレコードで私の手がピタリと止まった。こういう場合、大抵は ①ず~っと探していたレコード、②特に探していたというワケではないが実際に手に取ってみたら急に欲しくなるレコード、③色っぽい女性がフィーチャーされたチーズケーキ・ジャケット(←下世話な言い方をすればエロジャケですね)、のどれかなのだが、今回は②+③という組み合わせである。私が手にしたそのレコードこそ、ゴールデン・ハーフの「太陽の彼方」だった。
 彼女らのシングル盤はどこのお店へ行っても「アダムとイヴ」と「24,000回のキッス」ばかりで、大体150~200円ぐらいで簡単に手に入るが、デビュー曲の「黄色いさくらんぼ」とこの「太陽の彼方」はどこにも置いてなかったし、オークションにも中々出てこない。そんな入手困難な “ジャケ名盤” が何と500円である。これで買わねば男がすたるというモノだ。
 私見だが、ゴールデン・ハーフは何と言ってもジャケットが命! 彼女らの場合、持ち歌がそれほど多くないので CD なんかどれもこれも大体似たような選曲になってしまう。結局、違いを生むのはジャケットなのだ。因みに私のお気に入りジャケは、 LP なら「ゴールデン・ハーフでーす」(←しかし何ともまぁ凄いタイトルやね...)、CD なら「NEW BEST 1500」、そしてシングルでは何と言ってもこの「太陽の彼方」が一番好き(^o^)丿 透けるような青い空と白い帆をバックに佇むカラフルな水着姿の4人が醸し出す健康的なお色気がたまらない。
 この曲は色んなアーティストにカヴァーされているが、私が最初に聴いたのはこのゴールデン・ハーフのヴァージョンで、タカオ・カンベ(神戸孝夫)氏が書いた “乗ってけ 乗ってけ 乗ってけ サーフィン♪” という歌詞がメロディーと一体化した形で脳内に刷り込まれてしまったため、後になってオリジナルであるアストロノウツの「Movin'」を聴いた時は最初のうち何か物足りなく感じたものだ。
 今回シングル盤をゲットして久々に聴いたが、何もかもがめっちゃ懐かしい。やっぱり「太陽の彼方」はゴールデン・ハーフやね(笑) 歌はそれほど上手くはないが、彼女らの持ち味である “程良いB級感覚” が曲想とバッチリ合っていて、良い意味でのガールグループらしさが味わえる1曲に仕上がっている。それにしてもエバ可愛いなぁ...(^.^)


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2 コメント

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アイドルでした♪ (shoppgirl)
2011-10-10 22:28:23
 shiotch兄さま、こんばんは。

小学生の頃、休み時間にはごっこ遊びに夢中。
中でも「ゴールデン・ハーフごっこ」の歌まねと
「キーハンターごっこ(役になりきってお芝居する)」これが流行ってました。

「太陽の彼方」は振り付きで。
「黄色いサクランボ」は無邪気に歌ってました(笑)

日比谷公会堂に「八時だよ全員集合」の生放送を観に行きましたが
生で見たゴールデン・ハーフに感激したことは今でも覚えています。
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羨ましいです (shiotch7)
2011-10-10 23:48:49
姐さん、こんばんは♪
ゴールデン・ハーフごっこですか...
何かめっちゃ楽しそうですね。
彼女らを生で見れたなんてめっちゃ羨ましいです!
私が子供の時に見た芸能人は笑福亭仁鶴とレッツゴー三匹だけですわ。

キイハンターは私も大ファンで、
土曜の夜9時には必ずテレビの前に座ってました。
千葉真一カッコ良かったなぁ...
姐さんは大川栄子よりも野際陽子役が似合いそうな気がします。
あくまでもイメージですが...
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