前回の森丘祥子に続いて今日も「夢逢え」特集だ。この曲は元々大瀧詠一がアン・ルイスのために書いたものだが、当時の彼女はロック路線だったのでボツとなり、それが吉田美奈子のところに廻ってきてアルバム「FLAPPER」(1976年)に入れたのがオリジナル。そして翌77年に大瀧氏自らがプロデュースしてナイアガラ・レーベルからリリースしたのが大本命のシリア・ポール盤というワケだ。この曲は特に大ヒットしたわけでもないのにそのメロディーの親しみやすさからか根強い人気を誇っており、数えきれないぐらい多くの歌手にカヴァーされているが、歌詞の内容から考えるといくらヒットしたとはいえラッツ&スター鈴木雅之みたいなむさ苦しいオッサンの声は私的には絶対にNGだし、たとえ女性シンガーでも歌やアレンジがイマイチだったりと名曲に頼った安易なカヴァーが多く、あまり触手が動かない。ということで今日は数少ない手持ちの「夢逢え」盤の中から女性シンガーによる王道カヴァー3組をご紹介:
①石川ひとみ
シリア・ポール、森丘祥子と並ぶこの曲のキュート・ヴォーカル系3大フェイヴァリットが石川ひとみたん。2006年にリリースされた「みんなの一五一会 ~Radio Days」収録のスタジオ録音ヴァージョンも良いのだが、私が愛聴しているのは1982年に彼女が早稲田の学園祭で行ったコンサートを収録した「キャンパス・ライブ」に入っているライヴ・ヴァージョンの方で、オーディエンスの手拍子と一体となった彼女の天使のような透き通った歌声がたまらんたまらん(≧▽≦) 一緒に貼り付けたTV出演時の映像は2006年のものだが、もうめちゃくちゃ可愛いっ!!! 47才にしてこの萌えっぷりはひとみたんならではだ(^o^)丿
石川ひとみ 夢で逢えたら(1982)
♪夢で逢えたら♪(2006)
②アン・ルイス
1982年にリリースされたアン姐さんのオールディーズ・カヴァー・アルバム「チークⅡ」に収録された「夢逢え」は何と英語で歌われている。元々彼女のために書かれた曲だけあって、しっとりした質感のヴォーカルとのマッチングが絶妙。60'sポップスの名曲たちの中にあっても全く遜色ないオーラを放っており、日本が世界に誇れるポップスのスタンダード・ナンバーと言っても過言ではないと思う。
アン・ルイス 夢で逢えたら(Dreams)
③岩崎宏美
岩崎宏美って高校生の時にリアルタイムで聴いていたはずなのにあんまり記憶にない。面白いことに、それから30年以上経って昭和歌謡にどっぷりハマり、筒美京平先生経由で彼女に辿り着いてその魅力を再発見したのだが(←遅い!)、めっちゃ歌上手いやん! 1980年リリースの邦楽カヴァー集「すみれ色の涙から」に収録されたこの曲でもその圧倒的な歌唱力でスケールの大きな歌唱を聴かせてくれる。それにしても70年代昭和歌謡の歌手ってホンマにレベルが高いなぁ...(^.^) 尚、彼女は2008年リリースの「Dear Friends Ⅳ」でも妹・良美とのデュオでこの曲を取り上げており、28年の時を経ても微塵の衰えも感じさせない伸びやかな歌声を披露している。
夢で逢えたら 岩崎宏美(1980)
夢で逢えたら 岩崎宏美・良美(2008)
【おまけ】近鉄にもこんな駅メロあったらエエのにな...
京急 駅メロディ 京急蒲田駅 1・2番線「夢で逢えたら」
①石川ひとみ
シリア・ポール、森丘祥子と並ぶこの曲のキュート・ヴォーカル系3大フェイヴァリットが石川ひとみたん。2006年にリリースされた「みんなの一五一会 ~Radio Days」収録のスタジオ録音ヴァージョンも良いのだが、私が愛聴しているのは1982年に彼女が早稲田の学園祭で行ったコンサートを収録した「キャンパス・ライブ」に入っているライヴ・ヴァージョンの方で、オーディエンスの手拍子と一体となった彼女の天使のような透き通った歌声がたまらんたまらん(≧▽≦) 一緒に貼り付けたTV出演時の映像は2006年のものだが、もうめちゃくちゃ可愛いっ!!! 47才にしてこの萌えっぷりはひとみたんならではだ(^o^)丿
石川ひとみ 夢で逢えたら(1982)
♪夢で逢えたら♪(2006)
②アン・ルイス
1982年にリリースされたアン姐さんのオールディーズ・カヴァー・アルバム「チークⅡ」に収録された「夢逢え」は何と英語で歌われている。元々彼女のために書かれた曲だけあって、しっとりした質感のヴォーカルとのマッチングが絶妙。60'sポップスの名曲たちの中にあっても全く遜色ないオーラを放っており、日本が世界に誇れるポップスのスタンダード・ナンバーと言っても過言ではないと思う。
アン・ルイス 夢で逢えたら(Dreams)
③岩崎宏美
岩崎宏美って高校生の時にリアルタイムで聴いていたはずなのにあんまり記憶にない。面白いことに、それから30年以上経って昭和歌謡にどっぷりハマり、筒美京平先生経由で彼女に辿り着いてその魅力を再発見したのだが(←遅い!)、めっちゃ歌上手いやん! 1980年リリースの邦楽カヴァー集「すみれ色の涙から」に収録されたこの曲でもその圧倒的な歌唱力でスケールの大きな歌唱を聴かせてくれる。それにしても70年代昭和歌謡の歌手ってホンマにレベルが高いなぁ...(^.^) 尚、彼女は2008年リリースの「Dear Friends Ⅳ」でも妹・良美とのデュオでこの曲を取り上げており、28年の時を経ても微塵の衰えも感じさせない伸びやかな歌声を披露している。
夢で逢えたら 岩崎宏美(1980)
夢で逢えたら 岩崎宏美・良美(2008)
【おまけ】近鉄にもこんな駅メロあったらエエのにな...
京急 駅メロディ 京急蒲田駅 1・2番線「夢で逢えたら」
「夢逢え」石川ひとみ、岩崎宏美が歌っていたとは。
こんな名曲でカバーも多いのになぜかヒットにつながらないのはなぜ?
石川ひとみの「プリンプリン物語」が懐かしいです。
連日暑い日が続いていますが、
当ブログはひたすら「夢逢え」祭りで盛り上がっております。
ひとみたん、ホンマに萌えますね~(^.^)
私はやっぱり「くるみ割り人形」が一番好きかな。
>こんな名曲でカバーも多いのになぜかヒットにつながらないのはなぜ?
仰る通り、不思議ですよね。
まぁ確かにアルバムで取り上げられることは多いですが、
シングル・カットとなると数えるほどしかありませんし
取り上げるアーティストの知名度とか音楽シーンの変化とか、
色んな要因がありそうです。
でも “シングル・ヒットしてないのに何度もカヴァーされ、みんなが知っている” という事実が
逆説的にこの曲の凄さを証明しているように思えます。