shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

B-SELSでウルグアイ盤を一気買いした②

2020-10-15 | Paul McCartney
 前回に引き続きウルグアイ盤特集である。私の興味を引いた「日記」コラムについては既に書いた通りだが、店頭に置かれていたウルグアイ盤の商品説明ポップにもSさんの熱い想いが込められていたので、忘れないようにここに書き留めておきたい。
 まず「McCartney II」は他の文字の3倍くらいの大きさでデカデカと“必聴!! ウルグアイ” と書かれており、その下に“インパクトのあるジャケよりも... ただ音を聴いて下さい” とある。これを見て “聴いてみたいな...” と思わなければ真のポール・マニアとは言えない。
 次に「Wild Life」だが、これも大きな文字で“超レア! ウルグアイ orig” とあり、“レアUKメタルマザー・マト9、UKのA面マトは通常11ですが、それよりも早い 9 が使われています、UKでは激レアマト!!” と“レア”というパワー・ワード3連発に続いて “盤質良く、音は大迫力!!” と書いてある。「Wild Life」マト9がいかに入手困難かはポールのコレクターなら誰でも身に沁みて分かっているが、そんなマト9の音がウルグアイ盤で聴けるというのだからこれはえらいこっちゃである。
 最後に「Wings At The Speed Of Sound」だが、デカい文字で “奇跡のシールド!! 極レア! ウルグアイ盤未開封” とあり、その下に“過去にもこのレコードを扱いましたがおそろしく良い音でした。真空管カットと思われます。今回は奇跡の未開封です” と、これまた凄い熱量だ。これは絶対に聴きたい、いや、聴かねばならぬ... と思った私は “3枚まとめて1000倍返し...じゃなかった、一気買いだ!!!” と怒涛の半沢モードに突入。頭の中でお金の算段を考えながら全神経を耳に集中した。それではここから前回の続きをどーぞ;

 私:おぉ、この「Wild Life」もイケますやん!
 Sさん:そうなんですよ。記憶にあるUKマト9の音と比べようとしてるんですけど...
 私:あれ売っていただいたの1年半も前ですもんね。今度持って来ますからじっくりとマト9比較しましょう。
 Sさん:いいですね!!! 何と贅沢な聴き比べ...(笑)
 私:ついでにスウェーデン盤マト9も持って来ますわ。やるなら徹底的に... ね。
 Sさん:楽しみです(^.^)
 私:それにしてもこのリンダのバック・コーラス、最高ですね! 彼女のヴォーカルについて色々言う人いますけど、一体どこに耳付けとんのじゃ?って思いますわ。「Ram」も「Wild Life」もリンダのヘタウマ・コーラスがあってこその名盤でしょ。
 Sさん:私もそう思います。他の女性歌手やったらこうはいかないですよね。
 私:そうそう、ポールのソロ作品におけるリンダの声はとっても重要ですよ。夫唱婦随とでもいいますか、とにかくポールとリンダの声って抜群に合うんですよ。
 Sさん:「Wild Life」談義、盛り上がりますねぇ...(笑)
 私:2人ともこのアルバムめっちゃ好きですからね。まさか「Wild Life」で語り合える人に出会えるなんて夢にも思いませんでしたもん...(笑)
 Sさん:私もです。
 私:(そうこうするうちにB面が終了)あぁ、コーヒー飲むのも忘れて聴いてしまいました。じゃあ、この3枚全部下さい。
 Sさん:えっ、ホンマに???
 私:ホンマのホンマです。(←いつもこのパターンやな...)
 Sさん:でも「Wild Life」はUKのマト9盤持ってはりますやん。
 私:微妙に音が違うんですよ。もちろんUKが王道の音なんですけど、このウルグアイ盤の音も捨て難い魅力があるんです。こちらでいただいた「Rubber Soul」や「Revolver」のインド盤、「A Hard Day's Night」の南ローデシア盤、「Rubber Soul」の南アフリカ盤なんかと同じですわ。大好きなレコードは色んな味付けで楽しみたいでしょ?(笑)
 Sさん:なるほど。
 私:今度「Wild Life」マト9持ってきますんで、その時にじっくり聴き比べしましょう。
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