shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「涙の太陽」特集

2008-10-26 | Cover Songs
「涙の太陽」... この曲を初めて知ったのはスプートニクスの In Japan を聴いた時のことだった。アルバムの中でもダントツに素晴らしい曲だったのでクレジットを見ると Y.Nakajima - R.Hotrivers とある。えっ、この曲は日本人が作ったんか?調べてみると作曲が中島安敏さんで作詞の R.Hotrivers とは何とあの湯川れい子さんだったのだ。湯川で Hot river ですか...(>_<) それから「涙の太陽」集めの日々が始まった。その成果というか、この曲の私的 TOP 3 ヴァージョン(順不同)をご紹介:
①エミージャクソンとスマッシュメン「涙の太陽」
 エミージャクソンはイギリス系日本人(本名は深津エミ!)で、スマッシュメンはブルーコメッツの変名。洋モノに憧れてた当時の日本人の心理を突いて「外国の歌」としてプロモし大ヒットしたという。流行のテケテケ・サウンドを上手く使ったジャパニーズ・プップスの傑作で、「下手くそなアストロノウツ(笑)」みたいなギターがエエ味出しとるなぁ...
②スプートニクス「Spotnicks In Japan」
 スタジオ盤の「イン・トーキョー」でも演ってるけど、やっぱりこのライブ・ヴァージョンの方が好き。疾走するようなスピード感がたまりまへん。大張り切りでドラムを乱打してるジミー・ニコルは64年ビートルズのオーストラリア公演でリンゴの代役を務めたことで有名。
③サンディー&ザ・サンセッツ「ORIENTATION」
  ケイト・ブッシュっぽいミステリアスなサンディーのヴォーカル、こわれた感じを上手く出してるヘタウマ・ギター、超快感横揺れリズムを叩き出すばらけたドラムと、実にカッコ良いアジアン・ニューウェイヴ・ロック!!! それにしても彼女の声は存在感あるなぁ...
 他にも 寺内タケシとブルージーンズ、安西マリア、エド山口と東京ベンチャーズ、渚よう子、愛内里奈、Mi-Ke、田中美奈子、メロン記念日、Happie、と色んなヴァージョンがあるが、とにかくこの曲、時代を超えてこれほどカヴァーされ続けてるってことは日本人の心に訴えかけてくる何かがあるんだろう。カヴァー・ソング・ハンター冥利に尽きる名曲だ。

涙の太陽・・・エミー・ジャクソン

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